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「龍河洞」の楽しみ方!自然の神秘が生み出した洞窟内を冒険しよう!

日本三大鍾乳洞の1つに挙げられ、国の天然記念物に指定されている龍河洞は高知県香美市土佐山田町にある鍾乳洞で、冒険心くすぐるスポットです。今回はその龍河洞のコース、所要時間、アクセス、料金、周辺観光について紹介していきます。
2020年8月27日
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日本三大鍾乳洞の一つ【龍河洞】

高知県にある龍河洞は、山口県の秋芳洞、岩手県の龍泉洞と並び、日本三大鍾乳洞の1つに数えられ国の天然記念物に指定されています。龍河洞の全長は約4㎞に及ぶと言われており、そのうちの1㎞が観光鍾乳洞として公開。

気が遠くなるような長い年月をかけて自然が造り出した光景は、神秘的で幻想的な世界となっており、冒険ロマンあふれるスポットです。

鍾乳洞とは

鍾乳洞とは、海底などで堆積した石灰岩が地殻変動で地上に上がり、雨水や地下水などの水で浸食されてできた洞窟を指します。言葉に表すのは簡単ですが、鍾乳洞ができるまでに長い年月がかかり、今回ご紹介していく龍河洞はなんと1億7500万年前に誕生したと言われているのです。

人工物とは違う自然の芸術的な造形は、太古のロマンを感じるとともに芸術鑑賞をしている気分さえ感じられます。また、鍾乳洞を体験したことがない方にとっては、未知の領域へ足を踏み入れる冒険の始まりとも言えそうです。

【龍河洞】気温について

龍河洞に限らず鍾乳洞全般に言えることですが、洞窟内は多少の前後はあるものの年間を通してほぼ一定の温度になっています。近年夏になると30℃を超える暑い日が続きますが、龍河洞内は15℃から18℃ほどと夏は涼しく、冬は暖かく感じられる温度になっているのが特徴です。

外気温との温度差が激しい時期は服装を考えて訪れるようにしましょう。

【龍河洞】着ていく服装について

先ほどご紹介したように龍河洞内は年間を通して気温が20℃を下回っています。夏に訪れる場合、外気温との温度差が激しく涼しさよりも寒さを感じることがあるかもしれません。

ですので、1枚上に羽織れるカーディガンのような上着を持っていくのがおすすめです。逆に外気温との差があまりない春・秋や洞窟内の方が温かく感じる冬はいつも通りの服装で問題ないでしょう。

龍河洞内は歩道が整備されていますが、地面が濡れていたり、階段を上ったりする場所もあるので、訪れる際は歩きやすいスニーカータイプの靴を選ぶのがおすすめです。かかとの高い靴やサンダルなどの履物では滑って転倒して怪我をする恐れがあるので避けましょう。

日本三大鍾乳洞の一つ【龍河洞】の魅力

ここからは国の天然記念物に指定されている龍河洞の魅力について紹介していきます。自然が造り出した造形美や鍾乳石、太古のロマンや冒険心を煽る空間などさまざまな魅力がありますが、どんな出会いが待っているのでしょうか?

不安と期待を抱きながらアクセスしてみてくださいね。

照明がバッチリ!

洞内は至る所に照明が設置されているので、暗すぎて前が見えないということはありません。また、鍾乳洞内の見どころであるスポットにはしっかりと照明が当たっているので、見逃してしまうということも少ないでしょう。

長い年月をかけて作られた神秘的な鍾乳石の数々


鍾乳洞がお好きな方はもちろん、今まで鍾乳洞という所に行ったことがない方でも鍾乳石の造形美に驚かされることでしょう。それだけ普段目にしている石や岩などとは異なる形状をしており、そのあまり目にしない光景が約1㎞に渡って続いているのが特徴です。

特徴的な鍾乳石やスポットには名前がついていたり、説明書きがあったりするので、それらも忘れずに見ておきましょう。

この写真を見ていただければ、龍河洞内の異質な空間に気付くはず。普段目にするようなゴツゴツした石もあれば、不自然に曲線を帯びた石や奇妙な形をした石などさまざまな石が混在しています。

不思議な形をした石が延々と続く光景は、龍河洞内が現実世界ではないような非日常感が感じられますよ。

竜宮殿

奇妙な形をした石柱が多く集まっている"竜宮殿"。近くにあるのに異なる形状をしているのが不思議ですね。
この複雑な形状を見られるのが竜宮殿の特徴です。

奥の千本

上からつららのように垂れている鍾乳石が多くみられる"奥の千本"。この他に"前の千本"という場所もありますが、奥の千本はそちらよりも奥行きが感じられるスポットとなっています。

空間の奥の方にちらりと光る青い光が神秘的ですね。

神の壺

龍河洞のコース終盤には、かつて弥生人が生活していた跡が残っている所があり、そのポイントに龍河洞の代名詞"神の壺”と呼ばれる鍾乳石があります。この壺は約2千年という長い年月をかけて龍河洞と一体化したと言われており、見た目もさることながら学術的にも大変貴重な資料とされているのです。

規模の大きな鍾乳石や変わった形状の鍾乳石などは他の鍾乳洞でも見られますが、この神の壺を見られるのは龍河洞だけなので、忘れずに見ておきましょう。

【龍河洞】コースは?

ここからは龍河洞のコースについて紹介していきます。龍河洞のコースは営業時間内ならばいつでも入ることができる”観光コース”と事前予約が必要な”冒険コース”の2種類です。

日本各地に観光鍾乳洞はいくつかありますが、より冒険色の強いコースを設けている鍾乳洞はあまり多くありません。観光コースに比べて格段に厳しい道のりになりますが、冒険気分を楽しんでみたい方はぜひ参加してみてください。

【龍河洞】観光コース・所要時間

まずは観光コースからご紹介!観光コースは基本的に足場や手すりなどが設置されており、気軽に冒険気分が味わえるコースとなっています。

ただし、整備されていると言っても道中は地面が滑りやすかったり、勾配の急な階段を上ったりと難所があるので気を付けてくださいね。

観光コースは約1㎞で所要時間は早い人で約40分ほど。この1㎞区間の中には思わず写真を撮りたくなるような素敵なスポットも点在しており、それらをくまなく見ていくと所要時間は少しずつ伸びてきます。

観光コース内には休憩ポイントや外部のスタッフと連絡の取れる”SOSボックス”が設置されているので、コースを回っているうちに気分が悪くなったり、滑って怪我をしてしまったりした時は、それらを活用しましょう。異世界に迷い込んだような不思議な体験を楽しんでくださいね。


【龍河洞】冒険コース・所要時間

龍河洞のもう1つのコースとなる冒険コース。観光コースの途中から冒険コースへと道が変わり、少し進むだけで辺りは真っ暗、専用装備がないと前すら見えません。

装備は全部自分で用意する必要はなく、ヘルメットとヘッドランプは無料、つなぎと長靴は別料金(セットで1人1000円)となっています。道なき道を進んでいくことになるので、本当に洞窟探検をしている気分が味わえるコースです。

冒険コースは距離自体は約200mほどですが、所要時間は約1時間30分。冒険コースは観光コースに比べて少し割増料金になっています。

しかし、その分ガイドさんが付き、進み方のアドバイスやさまざまな見どころを解説してもらえるので、それに見合う価値があります。野生のコウモリ(時期によっては冬眠中のコウモリ)と遭遇したり、険しい道を探検したりと、本当に冒険をしているかのような体験ができるので、興味がある方はぜひ体験してみてください。

最初にも紹介しましたが、事前に予約が必要で当日予約はできない点に注意しましょう。

【龍河洞】イベント

龍河洞の魅力は国指定の天然記念物であることやたくさんの鍾乳石が見られるだけではありません。龍河洞ではさまざまなイベントを行っており、その1つ1つが龍河洞の異なる魅力を引き出しています。

写真を見てもらうと分かるように、洞内に煌びやかなイルミネーションが施され、造形美と相まって幻想的な空間が目の前に!見る人すべてを圧倒するような光の競演はSNS映えすること間違いなし!

奇妙な形をしている鍾乳石を見ているだけでも非日常感が感じられますが、そこに人工的なライトが加わるとより幻想的で異質な空間へと変わります。一見恐怖すら感じる光景ですが、こんな光景はそうそう見られません。

このイベントは冬季期間限定なので、いつもとは趣向を変えて冬のイルミネーション鑑賞を龍河洞で過ごしてみてはいかがでしょう?

【龍河洞周辺観光】龍河洞珍鳥センター

龍河洞周辺には龍河洞と併せて訪れてみたくなる観光スポットがあります。高知県は特殊な鶏の産地として有名なエリアで、こちらの”龍河洞珍鳥センター”には天然記念物のオナガドリや大軍鶏、烏骨鶏などさまざまなタイプの鶏がいっぱい!

龍河洞探索と併せて天然記念物に指定されている鶏など普段ではなかなか見られない鶏たちを見ていってはいかがですか?年中無休で入場料金も無料なので、覗いていって損はありませんよ。

【龍河洞周辺観光】Cafe Ayam(カフェ アヤム)

続いてご紹介するのは日本初のにわとりカフェ「Cafe Ayam(カフェアヤム)」。近年さまざまな動物たちを見たり触れたりできだりするカフェが増えてきましたが、にわとりカフェなんて珍しいですよね。

メニューは高知県の地鶏”土佐ジロー”が産んだ濃厚な卵をふんだんに用いたフードやスイーツが並び、オムツをはいたにわとりと触れ合うことができます。先ほどの珍鳥センターが併設しているのでアクセスしやすいのも魅力です。

【龍河洞周辺観光】龍河洞博物館

鍾乳洞についてより詳しく学びたい方におすすめなのが”龍河洞博物館”。ここでは龍河洞の生成についてや弥生人の遺産や遺物などの展示がされており、興味深い施設となっています。

龍河洞博物館は年中無休で入館料金無料、龍河洞に併設された施設なのでアクセスも抜群です。龍河洞を訪れる前や訪れた後に行くとより詳しく知ることができます。

【龍河洞周辺観光】龍河洞商店街


龍河洞へアクセスするには龍河洞商店街を通っていきます。一時期は閑散としていましたが、近年カフェや屋台、一風変わったお店などが出店され、じわじわと活気づいてきている商店街です。

お土産屋などもありますが、龍河洞を目的に訪れる場合は荷物になるので、帰りに見ていくのがおすすめです。

【龍河洞周辺観光】表札屋

龍河洞商店街の中には、こちらの写真にあるような表札屋や刃物屋、お土産屋などさまざまなお店があります。ちょっと変わったお店などもあるので、ゆっくり見て回りましょう。

【龍河洞】基本情報・料金・アクセス

龍河洞へのアクセスを2通りご紹介します。
【公共交通機関をご利用の場合】
土佐山田駅からとさでん交通バスに乗り、約20分。
【車をご利用の場合】
南国ICから約25分。

龍河洞 基本情報

・住所  〒782-0005 高知県香美市土佐山田町逆川1424 
・電話番号 0887-53-2144 
・営業時間 3月1日~11月末日:8時30分~17時(最終入洞時間)
12月1日~2月末日:8時30分~16時30分(最終入洞時間)
・定休日 無休 
・料金 観光コース:大人(高校生以上)1100円/中学生 700円/小学生 500円 
冒険コース:一人(追加)1000円/レンタル(つなぎ・長靴)一人1000円
・所要時間 観光コース約40分/冒険コース約90分
   

龍河洞鳥類センター・龍河洞博物館 基本情報

・営業時間 3月1日~11月末日:8:30~16:50
12月1日~2月末日:8:30~16:20
・定休日 無休 
・料金 無料
 

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【龍河洞】で別世界を体感しよう

出典: http://ryugadou.or.jp/attraction/sightseeing-course/

国の天然記念物に指定されている「龍河洞」をご紹介しました。日本三大鍾乳洞の1つに挙げられているということもあり、規模や鍾乳石の数がとても多く、鍾乳洞や天然記念物を見るのが好きな方はもちろん鍾乳洞に行ったことがない方でもその魅力に惹かれることでしょう。

龍河洞の持つ魅力やアクセス情報、所要時間や周辺観光なども紹介していますので、高知県を訪れる機会がありましたら、ぜひ龍河洞を訪れてみてください。