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「縁結び」で有名な出雲大社の参拝の仕方や効果を解説!実際どうなの?

出雲大社は縁結びのご利益で有名ですが、恋愛だけでなく全ての人間関係にご加護がある神社というのはご存知でしょうか。今回は出雲大社の参拝方法と縁結び効果を解説。訪れておきたいパワースポットや、人気のお守り「縁結びの糸」の扱い方まで一挙紹介します。
2020年8月27日
minku
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出雲大社とは?

「縁結び」で有名な神社

島根県出雲市に鎮座する「出雲大社(いずもおおやしろ)」は、縁結びで有名な神社です。口コミやテレビ番組・雑誌などの紹介でそのご利益が多くの人に広まり、主に恋愛の縁を結びたいと願う人たちが全国から訪れるようになりました。最近では海外からの訪問者も増え、ますます多くの人でにぎわいを見せています。

御祭神は「大国主大神」

出雲大社の御祭神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」。「大国主命(おおくにぬしのみこと)」や、「大己貴命(おおなむちのみこと)」「大物主神(おおものぬしのかみ)」などの別名も持っている神様です。なぜ大国主大神が縁結びの神様と言われているかと言うと、理由は2つあります。

1)「神有月」に基づく

日本では旧暦の10月を「神無月(かんなづき)」と呼びますが、実は出雲地方だけ「神在月(かみありつき)」と呼んでいます。その名前のとおり旧10月は「出雲に全国の神様が集まる」として昔から語り継がれてきたのです。そして大国主命は「目に見えない世界」を司る神様で、全国の「ご縁」についても話し合われているという伝承から、縁結びのご利益が語られるようになりました。

2)神話で「人気者」

もうひとつの理由は、大国主命は神話の中で人気者である描写が多いことです。実は大国主命は、神話の中で何人もの女神と恋愛したり、敵の男神が味方に寝返ったりなど、他の神々から好かれている様子が多く書かれています。有名な神話「因幡の白兎」でも、困っているウサギを助けたことで美しい女神との恋愛が叶いました。このように大国主命の人気ぶりから「縁結び」が連想されたとも言われています。

出雲大社の参拝方法:基本

「2礼4拍手1礼」でお参り

出雲大社の参拝方法は「2礼4拍手1礼」です。通常の神社は2礼2拍手1礼ですが、出雲大社では全て4拍手が正式な参拝方法なので覚えておきましょう。本殿はもちろん、周りにある摂社・末社も同じです。境内の社への参拝は、全て「2礼4拍手1礼」で行ってください。

出雲大社の参拝方法:1

「勢溜の鳥居」を一礼してくぐる

出雲大社境内に入る最初の鳥居は「勢溜(せいだまり)の鳥居」と呼ばれています。鳥居に来たら端に寄り、神様の敷地におじゃまするという気持ちを込めて一礼をしてからくぐりましょう。参道の中央は「神様の道」として神聖に扱われているため、道の端に寄って歩みを進めるとよいでしょう。ちなみに出雲大社の鳥居は合計4つあり、こちらは2番目の鳥居となります。

1番目はここから600mほど南の場所にある「大鳥居」で、バスや車で南側から来た人はその鳥居を見ることができます。1番目の大鳥居からくぐらなければ罰があたったり、縁結びのご利益が薄れたりするわけではないので、大鳥居をくぐるかどうかは個人の自由でOKです。

出雲大社の参拝方法:2

「祓社」でお祓い

鳥居を抜けて下りの参道を100mほど歩いていくと、右側に「祓社(はらえのやしろ)」という小さな社があります。この社は名前のとおり「不浄なものをおとす」役割を担っているので、本殿に向かう前にこちらを参拝してお祓いするとよいでしょう。

祓社は境内に2か所あり、もうひとつの祓社は神楽殿入口の右側に鎮座しています。参道から参拝するのが一般的ですが、時間の都合などで参道を経由せず直接本殿に行きたい場合は、神楽殿入口にある祓社で参拝してお祓いを済ませても大丈夫です。

出雲大社の参拝方法:3

「松の参道」を通る

下り参道が終わると3番目の鳥居と、松の木がきれいに並んでる「松の参道」が見えてきます。松の参道の横側に道が続いているので、こちらを歩いて本殿に向かいましょう。参道中央は松の木の保存のため、現在は歩くことができなくなっています。

左右どちら側を歩くのか決まりはありませんので、好きな方を選んでOKです。出雲大社の見どころのひとつ「ムスビの御神像」に行きたい人は参道の右側、すぐに手水舎に向かいたい人は左側を歩くとスムーズに行けるので覚えておきましょう。

出雲大社の参拝方法:4

手水で清める

松の参道が終わると、参道の左側に手水舎が見えてきます。他の神社と同じように、手水で身を清めてから参拝しましょう。もし手水の作法が分からない場合は、下記に一般的な手水の作法を記載しておきますので参考にしてください。

1、右手で柄杓を持ち、水を1杯くむ
2、左手を水で洗う(※2~6を1杯の水で全て行う)
3、柄杓を左手に持ち替え、右手を水で洗う
4、再び右手に持ち替え、左手に水を溜めて口をすすぐ
5、左手をもう1度水で洗う
6、柄杓を縦に持ち、柄を洗うように水を流す

出雲大社の参拝方法:5

拝殿を参拝

歩みを進めていくと、大きなしめ縄が飾られている立派な社が見えてきます。こちらが「拝殿」で、出雲大社の見どころのひとつです。ここに飾られているしめ縄をテレビでよく見る「大しめ縄」と勘違いする人もいますが、大しめ縄はこの先の「神楽殿」にあるのでお間違いないように。神社は最初に本殿へお参りすることが作法なので、大しめ縄の見学は参拝後の楽しみにとっておきましょう。

拝殿の前にある「銅鳥居」は、出雲大社4つめの鳥居にあたり、触れると金運がアップするというウワサがあります。出雲大社の正式な見解では「古くからある言い伝えではない」と否定されていますが、楽しみ方のひとつとして覚えておくのも一興です。参拝前に鳥居に触れていくのもよいですし、本殿参拝後に触れてもOK。鳥居をくぐるときは、本殿に向かって一礼を忘れずに行いましょう。

「金まわりが良くなる」とガイドの方の案内を聞く事があります。これまた同様におもしろおかしく案内しようとする創作です。出雲大社に古からある信仰ではありません。

出雲大社の参拝方法:6

本殿を参拝


拝殿の参拝が終わったあとは裏手に注目。すぐ後ろには「本殿」が鎮座しています。実は先ほどの拝殿が立派なので本殿と勘違いしてしまい、実際の本殿をスルーしてしまう人がいるので注意しておきましょう。こちらの参拝所は「八足門(はっそくもん)」と呼ばれていて、門の木細工や重厚感も見どころです。

八足門の奥は神聖な場所なので通常は閉じられていますが、実は毎年5月に「おにわふみ」という特別参拝が1日だけ設けられ、八足門の扉が開くことがあります。この時は本殿を間近に見れる貴重な機会となりますが、撮影や飲食禁止などの行動制限や、厳重なドレスコードの基準が設けられているので、もし合わせて参拝したい人は事前準備を怠らないようにしましょう。

出雲大社の参拝方法:7

本殿の西側に向かう

もうひとつ見落としがちなのが、本殿西側にある参拝所です。実は出雲大社では神様は「西側を向いている」という、ちょっと変わった配置になっています。そのため先ほどの八足門で参拝すると「神様の横側」からお参りしていることになるので、正面を向いている西側の参拝所で面と向かってお参りすることで、神様に祈りが届きやすくなると考えられています。

この場所には屋根が付いた賽銭箱と立札が置かれていますが、小さくまとまっているので何も知らないと通りすぎてしまう可能性が高いです。人が集まっているとさらに見えにくくなりますのでご注意。神様に正面からもう一度お参りして、思いを伝えておきましょう。

出雲大社の参拝方法:8

隠れパワースポット「素鵞社」

西の参拝所から本殿の裏手に向かうと「素鵞社(そがのやしろ)」と呼ばれる社があります。こちらの社にはヤマタノオロチで有名な「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」が祀られていますが、実は大国主命の親神と言える存在でもあります。さらに社のすぐ後ろの絶壁は「八雲山」の一部で、裏手は隠れパワースポットとしても有名です。入るのを迷うほど少し狭い隙間ですが、ぜひ一周してパワーをいだたいてください。

素鵞社の裏手に回ると砂箱が置いてありますが、こちらは「御砂」と呼ばれる神聖な砂となります。お守りにしたり、家の敷地や畑にまいたりすることでご利益を得ることができますが、いただくには出雲大社から800mほど離れた「稲佐の浜」から砂を取り、その砂と引き換えることが条件です。稲佐の浜は神事も行われるほどのパワースポットなので、時間があれば訪れてみてはいかがでしょうか。

出雲大社の参拝方法:9

反時計回りで本殿正面に戻る

出雲大社の境内を歩くのは「反時計回り」がよいとされています。そのため西側の参拝所、素鵞社と回ってきたら、そのまま東側に進んで反時計回りで本殿正面に戻りましょう。反時計回りでないと罰があたるということはありませんが、出雲大社で正式に認められている参拝方法なのでおすすめです。

御本殿前の八足門(やつあしもん)にて御本殿をお参りいただき、御本殿周辺の垣(瑞垣―みずがき)を左回り(時計と反対回り)に進んでいただき、各御社殿をお参り下さい。

素鵞社近くには国の重要文化財に指定されている「彰古館(しょうこかん)」や、水戸黄門の助さんこと佐々介三郎が訪れたと言われている「文庫」などの歴史的建造物も点在しています。出雲大社が歴史を刻みながら今日まで保存されてきた様子を、肌で感じながら参拝するのも楽しみ方のひとつです。

出雲大社の参拝方法:10

御朱印をいただく

いただくかどうかは個人の自由ですが、出雲大社でも御朱印をいただくことができます。御朱印は「参拝した証」なので参拝後にいただくのがマナー。ただし混雑して時間がかかりそうな場合は、先に御朱印帳を預けて、参拝が終わったら取りに伺うとよいでしょう。御朱印はお守りと同じように「神様とのつながり」を形にしたものなので、感謝の心をもってお守り以上に大切に扱いましょう。

ちなみに神社周辺では、さまざまな柄の御朱印帳を取り扱っているお店が点在しています。また、出雲大社のオリジナル御朱印帳も境内でいただくことが可能です。御朱印帳を新調する人は、出雲大社で自分好みの御朱印帳を探してみるのも、楽しみ方のひとつとしておすすめです。

出雲大社のご利益

恋愛など人間関係の縁結び

冒頭でもお話したとおり、出雲大社のご利益は「縁結び」。こう聞くと恋愛や結婚のイメージを持つ人も多いと思いますが、出雲大社は「総合的な縁結び」にご利益があるので、恋愛だけでなく友人・家族など全ての人間関係に効果をもたらしてくれます。参拝者の多くは恋愛・結婚の縁結びに期待していますが、本来は人間関係で悩んでいる全ての人におすすめの神社です。

仕事やビジネスでの縁結び

出雲大社の「総合的な縁結び」は、プライベートだけでなく仕事やビジネス面でも効果をもたらしてくれます。実は出雲大社は金運アップもお願いできると言われているのですが、これは良縁に出会うと仕事がスムーズに進みやすくなるので、結果的に仕事運・金運アップにつながるという意味合いです。仕事関係で行き詰りを感じている人にも、ご利益がある神社です。

出雲大社の縁結び効果:例1

恋愛や結婚の縁結び

出雲大社を参拝した人の中で、一番多い体験談がやはり男女に関するご縁。参拝後に恋愛や結婚の良縁ができたという人が見受けられました。中には家族内で何人もご縁に恵まれたという人もいるようです。

出雲大社の縁結び効果:例2

あらゆるご縁の縁結び

出雲大社のご利益は恋愛以外にも、友人関係に効果を実感したり、転職のご縁をいただいたりする参拝者も見受けられました。まさに縁結びのご利益どおり「総合的なご縁」を結んでいただけることが分かる一例です。

出雲大社の縁結び効果:例3

縁結びのための「縁切り」


「出雲大社にお参りしたら、逆に縁が切れてしまった」という、一見ネガティブな体験談もあります。実はこの現象は「良縁を結ぶために、不要な縁を切る」という好転反応の表れとして有名です。この縁切りをどう捉えるかは、その人次第となるでしょう。

出雲大社のお守り

「縁結びの糸」が人気

出雲大社のお守りで一番人気があるのが、こちらの「縁結びの糸」です。布の袋に包まれた一般的なお守りとはちょっと違った志向で、糸が取り出せるよう紙に包まれた状態でお渡しされます。この縁結びの糸はそのまま持ち歩いてもよいのですが、糸を使って下記のようなオリジナルのお守りを作ることもできます。

1)5円玉に付ける

昔から5円玉は「ご縁(5円)があるように」という語呂合わせで、神社のお賽銭にふさわしいお金として扱われてきました。その5円玉と縁結びの糸を組み合わせることで、効果アップをねらったお守りです。結び方に決まりはなく、糸は自由に結んでOK。こちらは財布などの小さなポケットに忍ばせて持ち歩く人が多いです。

2)ミサンガにする

縁結びの糸は「肌身離さず身に着ける」ことが一番おすすめとされています。そのため、縁結びの糸をそのまま輪にしたり、ミサンガを作ってお守りにしたりする方法も人気です。ミサンガの編み方はそこまで難しくなく、ネットで「ミサンガ 編み方」で検索すると方法がたくさん出てきます。好みの編み方を見つけ、思いを込めてミサンガを作ってみましょう。

3)キーホルダーにする

「ミサンガには惹かれるけど、編むのが面倒」と思う人は、糸をタッセル状にしてキーホルダーにする方法もあります。上記のように複数の糸を縛ってまとめるだけで、縁結びのお守りの出来上がり。ミサンガよりも簡単に作ることができるので、細かい作業が苦手な人にもおすすめです。ちなみに縁結びの糸はハサミで切っても罰があたることはありません。好みの長さに切って持ち歩きましょう。

縁結びの糸はシェアしてもOK

縁結びの糸は一般的なお守りと違って、家族や友人にシェアしてもOKという特徴があります。実は思った以上に糸の量が多く、ひとりで使うには十分すぎると思う量を渡されるのです。ミサンガを編む場合は量が必要なので渡せる糸が少なくなりがちですが、それ以外で糸が余る場合は、大切な人に縁結び効果をおすそ分けするのもよいでしょう。

縁結びの糸の効果は「1年」

縁結びの糸は、一般的なお守りと同じように効果は「1年間」とされています。いただいてから1年過ぎたものは、感謝の気持ちを込めて出雲大社へ返納しましょう。また、ミサンガなどを作って1年経たずに糸が切れてしまった場合も、効果が切れたとみなして返納するとよいでしょう。

返納は、お礼を兼ねて出雲大社に再度参拝するのがベストですが、難しい場合は郵送または全国にある分嗣で返納してもOKです。中には「縁結びの糸」をいただける分嗣もありますので、ミサンガが切れたなどの理由で新しい糸がほしい人にもおすすめです。それも難しい場合は、近くの神社でお焚き上げをお願いしましょう。

遠方の方でご参拝されてのご返納が叶わない場合には郵送でも結構ですので、下記宛にお送り下さい。 (郵送先) 島根県出雲市大社町杵築東195 出雲大社社務所宛

出雲大社の見どころ

神楽殿

テレビや雑誌でよく紹介されている、出雲大社の見どころのひとつ「大しめ縄」は、本殿より西側にある「神楽殿」にあります。神楽殿では御祈祷や、他にも結婚式などの祭事や、出雲大社で行われる行事に使用されています。こちらにも神様がいらっしゃるので、大しめ縄の見学と併せてお参りするとよいでしょう。

ちなみに「大しめ縄にお金を差すと縁起がいい」というウワサは真っ赤なウソで、逆に大しめ縄へお金を投げたり差したりする行為は「神様を怒らせ、縁起が悪い」とされています。最近は金網を張って防止対策されていますが、知らずに行っている人が少数いるので、絶対マネしないよう気をつけてください。

注連縄は神様がお鎮まりになる御神域を示し結界する神聖なものです。その神聖な注連縄にお賽銭を投げ入れるという行為は、神様に対して失礼にあたることです。

下り参道

神社では本殿につながる道を「参道」と呼び、一般的には上り道か平らな道が多いのですが、出雲大社は下にさがる珍しい参道です。なぜ参道が下っているのか理由は明確に分かっておらず諸説ありますが、あまり見る機会のない下り参道は見どころのひとつです。

巨大御柱跡

出雲大社はその昔、40~50mもの高い場所に建てられていました。実は最近までその説は否定されることも多かったのですが、物的証拠と言える「巨大御柱」が見つかったため、伝説が本当であったことを証明できました。実はこの巨大御柱の跡地が、本殿前にあるピンクの円で示されています。何も知らないとただの模様に見えてしまいますが、見どころポイントのひとつなので注目しておきましょう。

ウサギの石像

「因幡の白兎」の神話にもとづいて、出雲大社の境内にはウサギの石像が所々に飾られています。このウサギの見どころポイントは、場所に合わせて表情や動作がひとつひとつ違うことです。境内には合計46羽のウサギがいますが、見ているだけでも楽しい気分になります。ぜひ参拝しながら探してみてください。

参拝した後の楽しみ方

パワースポットを巡る

神牛像・神馬像

素鵞社以外にも境内にはパワースポットがあります。その中でも有名なのが、銅鳥居をくぐって左側にある牛と馬の銅像が鎮座している場所。昔から牛も馬も「神様の使い」と言われていて、出雲大社でも丁重に扱われています。こちらの牛の頭をなでると学力アップ、馬の鼻なでると子宝・安産に恵まれると言われているので、ご加護がほしい人は、ぜひ銅像をなでてみてください。

亀の尾の滝

銅の鳥居から東に100mほど進むと、左手に「北島国造館」と書かれている門が見えます。この中は自由に見学できるのですが、奥にある「亀の尾の滝」と呼ばれている滝がパワースポットとして有名です。訪れるだけでマイナスイオンで癒されることができるので、参拝が終わったあとの楽しみ方のひとつとして、人気を集めているパワースポットです。

命主社

北島国造館からさらに東に200mほど進むと「命主社(いのちのぬしのやしろ)」という神社があります。こちらに祀られているのは「神皇産霊神(かみむすびのかみ)」という、世界をつくった三人の神様(造化三神)のひとり。しかも大国主命が一度死んでしまったとき、甦らせた神様として神話に残っています。神様を救った神様ということと、隣に鎮座している巨大なムクの木から、生命力や包容力を感じさせてくれるパワースポットです。


真名井の清水

命主社からさらに150mほど東に進むと、水が湧き出ている場所があります。これが「真名井の清水」と呼ばれているパワースポットです。実はここの水は現在も出雲大社の神事に使用されているほど神聖な清水で、神職者だけでなく一般人も汲むことができるので、全国から「神水」としていただきに来る人もいるほどです。島根の名水百選にも選ばれています。

伊佐の浜

素鵞社でもご紹介した「伊佐の浜」は、出雲に神々が集まるとき玄関口になっていると伝えられているパワースポットです。毎年旧10月に全国の神様(八百万の神々)をお迎えする神事も行われています。出雲大社から西に800mと少し距離がありますが、時間がある人はパワーをいただきに訪れてみるとよいでしょう。

歴史を学ぶ

古代出雲歴史博物館

出雲大社の東側には「古代出雲歴史博物館」があります。ここは発掘された本物の「巨大御柱(宇豆柱)」を見ることができる貴重な資料館で、出雲大社の歴史について学ぶことができます。また、博物館内にはカフェも併設されており、出雲大社にちなんだデザインカプチーノをいただくことができるので、楽しみ方の幅が広がる場所としてもおすすめです。

ここの一番の見どころは実は2つあります。ひとつめは先ほど紹介した本物の巨大御柱、もうひとつが出雲大社の1/10レプリカです。平安時代に建てられていた出雲大社を再現しているミニチュアですが、縮尺が大きいのでまるで本物を見ているような迫力があります。歴史が好きな人はもちろん、苦手な人でも目で見て楽しめる展示物が多いので飽きることなく見学できます。

出雲観光を楽しむ

「神門通り」を散策する

勢溜の鳥居から南に伸びる大通りを「神門通り」と言います。この通りは出雲大社のメインストリートとも言える場所で、両脇には食事処からお土産屋まで、さまざまなお店が建ち並んでいます。そのため参拝後の楽しみ方として最もポピュラーなのが、この神門通りでの観光です。

神社の通りということで、和風小物を取り揃えている雑貨屋さんが多く点在しています。中には天然石で作られた勾玉などお守りを取り扱っているお店もあるので、縁結びの糸をミサンガやキーホルダーにする予定の人は、併せて付けるアクセサリーを見繕うのもよいでしょう。見どころたっぷりのお店ばかりなので、好みに合わせて楽しみ方を見つけてみてください。

「出雲蕎麦」を食べる

「出雲蕎麦」は一般的な蕎麦と違って、写真のように小分けに器に盛って食べる風習があります。食べ方も少し変わっていて、器に直接そばつゆをかけ、1枚食べ終わったら残った汁を次の器に入れつつ、そばつゆが足りなくなったら足していきます。

出雲蕎麦を提供しているお店は神社周辺や神門通りに多く点在していますので、参拝前や参拝後に一風変わった蕎麦を体験してみてはいかがでしょうか。お店によってトッピングも多種多様なので、お気に入りのお店を探すのも楽しみ方のひとつです。

カフェ・甘味処でスイーツを食べる

神社周辺や神門通りには、オシャレなカフェや甘味処も多く点在しています。和風の外観の洋菓子店もあれば、昔ながらの和菓子屋もあって多種多様ですが、出雲大社のすぐ近くの場所にある和風づくりの「スターバックス」は、見どころのひとつとしても人気を集めています。

食べ歩きやテイクアウトが可能なお店も多いので、いろんな場所のお店をハシゴするのもよし。もちろん歩き疲れたときの休憩がてらに甘味を食べるのもいいでしょう。いろんなお店を巡ってみて、お気に入りのお店を発見してみるのも楽しみ方のひとつです。

「島根ワイナリー」で食を楽しむ

さまざまな食を楽しむスポットとして人気を集めているのが「島根ワイナリー」です。出雲大社から2kmと少し離れた場所にあるのがネックですが、島根和牛を使った鉄板焼きが食べれる「シャトー弥山」や、種類豊富なオリジナルソフトクリームの販売店などが敷地内にあり、家族連れでも楽しめる広々とした商業施設です。

中でも特に人気が高いのは、オリジナルソフトクリームの「デラウェアソフト」「出雲蕎麦ソフト」、そしてワインやぶどうジュースの試飲です。試飲はボウルからワインをすくってコップに移すという変わった試飲方法ですが、店員さんに気兼ねなく何杯でも試飲できることで大人気です。ただし神社内で酒気帯びは無粋とされているので、あくまで参拝後の楽しみ方として計画してみてください。

出雲大社で縁結びを叶えよう!

出雲大社は恋愛はもちろん、さまざまなご縁を結んでくれる神社であることをご紹介しました。参拝が終わった後の楽しみ方も人それぞれですが、境内の見どころやパワースポットを巡って、ご縁効果をしっかり補っていくことがおすすめです。神社を出る前に「縁結びの糸」をいただくことも忘れずに。ミサンガなど自分好みの方法で持ち歩き、縁結び効果アップを狙ってみてください。

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