KURE ラバープロテクタント300ML NO1036
☆分割ドライブシャフトブーツ☆タントL375SNA車
ドライブシャフトブーツは車検で気になる部品
自動車に乗るのなら車検は必須
自動車は今や、一家に1台どころか1人に1台が保有しているほどの普及率を誇っています。自動車を使用していくなかで、避けて通ることができないのが車検ですね。自動車の車検を皆さんは行ったことがあるでしょうか。
ドライブシャフトブーツは車検で必ずチェックされる部品!
自動車の車検ではさまざまな項目をチェックしていきます。「ドライブシャフトブーツ」も、そんな車検時にチェックされる項目の一つです。今回、暮らしーのではドライブシャフトブーツの詳細を解説します。
ドライブシャフトブーツについて知ってから車検に行こう
「この部品が破れたらどうなるのか?」「この部品の仕組みや交換に関する情報」などを見ていきましょう。これから愛車の車検にのぞむ方にとって必見の内容ですので、ぜひ最後までお読みください!
ドライブシャフトブーツって?
ドライブシャフトブーツはタイヤに各2個ずつ装着されている
自動車には数え切れないほどの部品が使用されています。ドライブシャフトブーツはそんな自動車の部品の一つです。ドライブシャフトブーツは動力部側のタイヤに、タイヤ側と車体側の各2個ずつ装着されています。
フロント駆動(FF)の自動車ならばフロントタイヤ付近に
現在、日本ではフロント駆動(FF)の自動車が市場のほとんどを占めています。皆さんの愛車がフロント駆動である場合なら、ドライブシャフトブーツはフロントタイヤに付いているはずです。ためしに、愛車のハンドルをきってから、フロントのタイヤ内側をのぞいてみてください。ゴム製の部品を確認できるはずです。
ドライブシャフトブーツの仕組み
ドライブシャフトとは?
自動車はエンジンから生まれる動力をタイヤに伝えることで走行しています。その動力をタイヤに伝えるために存在するのが「ドライブシャフト」です。金属製の棒ですね。
タイヤを柔軟に動かすための仕組み
愛車から異音がするので見てもらったらドライブシャフトが…:sweat_smile:
— ひぃすけ (@hi_suke_goods) November 5, 2018
ドライブシャフトブーツなのか?
ドライブシャフト交換ってことでかなりの出費:scream:
事故るより安いけどこの出費は厳しいなぁ。 pic.twitter.com/UqqQ3jGuG4
ミニ四駆を作ったことがある方はイメージしやすいかと思います。ただし、現実の自動車はミニ四駆と違って右折したり左折したりしますよね。その際には、タイヤの向きを運転中に適宜、変えていく必要があります。シャフトに直接ぶすりとタイヤを突き刺した状態では、右にも左にも曲がれませんよね。そこで使われているのがベアリングです。
ベアリング単体では不十分?
車体から出るシャフトとタイヤの間に、まるで緩衝材のようにベアリングが挟まっています。この部品があるから、自動車は縦横無尽にドライバーの操縦に従った移動ができるわけです。ただ、このベアリングはそれだけでは十分な効果を発揮できません。
ベアリングを動かすにはグリスが必要
企業には歯車となる人材のほかにも、油となる人材も必要だとよくいわれます。ベアリングが万全に動作できるようにするためにも潤滑油(グリス)が必要なのです。
むき出しのベアリングとグリスは汚れて傷む
しかし、ベアリングがむき出しのままグリスを塗ってしまうと、走行中に道路がグリスでひどい有様になってしまいます。それに加えて、グリスは路面や空気中のほこりやゴミを吸着する性質がありますので、むき出しのままではベアリングが汚れて傷んでしまいます。
ドライブシャフトブーツは「ベアリングとグリスを保護するための部品」
そこで登場するのが「ブーツ」です。ブーツと聞くと、靴のほうを思い浮かべてしまいますね。「かぶせる物」という意味でイメージしてください。ゴムや樹脂などの柔軟性のある素材で作られたブーツをベアリングにかぶせてあげるわけです。これによって、グリスが周囲にびちゃびちゃと飛散するのを防止します。加えて、ベアリングが路面や空気中の不純物で傷んでしまうのを防ぐわけです。
ドライブシャフトブーツが破れたらどうなるの?
破れた場合にまず発生するのが「グリス漏れ」
それでは、そんなドライブシャフトブーツが破れたらどういう事態になるのでしょうか。結論から述べると、ドライブシャフトブーツが破れた場合には最悪の場合、自動車は走行不能に陥ります。この部品が破れた場合、まず発生するのが「グリス漏れ」です。
グリスが漏れればベアリングは焼きつきを起こす
ブーツは密封されていて、内部はグリスが充填されているわけですがこのグリスが外部に漏れ出します。グリスが漏れるということは、ブーツのなかのグリスが減るということです。そうなると、発生するのがベアリングの焼きつき。
ベアリングが破損して自動車は走行不能に
ベアリングは自動車が走る際に、摩擦から熱を発生させます。そして、焼きつきが発生した結果、ベアリングが思うように回転できずガコンッと破損、脱落して動力を伝達できなくなった自動車は走行不能に陥ります。
路面がグリスで汚れれば周囲の人たちにも迷惑が
他にも路面がグリスで汚れた場合には、通行人の方たちや自転車を運転している方たちがつるりと滑って大怪我をすることもあり大変危険です。
ドライブシャフトブーツの寿命
ドライブシャフトブーツの寿命はドライバーによって違う
寿命については、その素材の種類がゴムか樹脂かによっても変わります。また、自動車をどのように運転しているのかによっても、寿命は左右されます。
寿命を短くする要因
ブーツは曲がるたびに伸縮を繰り返すので、ストレートな直線道路ばかりを走っている方の場合は磨耗が少ないのが一般的です。それに対して、曲がりくねった道ばかりを日常的に走っている方の場合は逆に磨耗しやすいといわれています。
平均的な寿命は5万km走行or10年の時間経過
ただ、平均して新品の状態から5万kmほど走行したならば交換時期だとされています。また、ゴムの種類の場合は、10年もすればどのような走り方をしていてもぼろぼろに劣化しているのが一般的です。普通に自動車を運転している方は、こちらの数値を目安にしてはいかがでしょうか。
ドライブシャフトブーツの磨耗状況をチェックしよう
加えて、海の近くにお住まいの方は塩害によってブーツの劣化速度も上昇するといわれています。新品の状態であればそこまですぐに寿命が尽きるというものではありません。しかし、寿命が尽きてから交換するのでは、車体自体を傷めて交換修理に余計な出費がかかる場合もあります。ご自身の自動車環境を一度ふりかえってみて、ドライブシャフトブーツの磨耗状況を確認してみましょう。
ドライブシャフトブーツが破れる原因
車高を低くしている場合には破れる原因に
破れる原因はいろいろあります。寿命による経年劣化はもちろんですが、たとえば自動車の車高を低く改造している方などは要注意です。一般的に車高を低くすると、シャフトブーツに圧がかかるといわれています。簡単にいえば、ブーツが「ゆがむ」わけですね。
ゆがんだ状態のドライブシャフトブーツは磨耗しやすい
改造によってゆがんだ状態になったブーツは、ただ走行するだけでも過剰な負荷がかかります。そのため、シャコタンの自動車はブーツが破れやすいというのが通説です。また、フロント駆動の自動車の場合は特にブーツへの負荷が大きいです。
曲がり道をよく走る方も要注意!
動力を伝導し、高速で回転しているタイヤを右折左折時にぐいっと曲げているわけですから、それだけ負担がかかります。フロント駆動の自動車で、曲がり道をよく通るという方はブーツの破れをたまにでもよいので気にかけてみましょう。
ドライブシャフトブーツを長持ちさせるには?
ドライブシャフトブーツを長持ちさせる2つの方法
この部品を長持ちさせるには、2つの方法があります。走り方に関する方法と、グッズを使うことによる方法です。
走り方についての方法とは?
まず、走り方に関する方法について解説します。皆さんはお買い物に行く際に自動車を使うでしょうか。自動車を使うという方は、お店の決められた場所に駐車しますよね。駐車したときに自動車のタイヤの向きはどうなっていますか?右に曲がっていたり、左に曲がっていたりしていませんか。
駐車するときにはタイヤの向きを真っ直ぐに
とりあえず、破けてたドライブシャフトブーツはしっかり交換してもらいました pic.twitter.com/jJotTKSx1v
— えぬしぃ (@B4RSK_5_BE5) November 4, 2018
タイヤが右や左に曲がった状態で駐車すると、ブーツも当然その向きに曲がっています。それだけブーツには負荷がかかっているわけですね。日常的にブーツにかかる負荷をいかに減らせるかが、寿命を延ばすための重要な要素です。そこで、駐車するときには必ずタイヤの向きを真っ直ぐになるようにします。たったこれだけのことでもドライブシャフトブーツを長持ちさせることに繋がるでしょう。
グッズを使う方法とは?
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もう一つの方法として、「ブーツプロテクター」を使用するというものがあります。メーカーによっていろいろな種類・仕組みのものが販売されています。一般的には、ブーツに塗ることで素材の柔軟性を高めつつ外部からのストレスを軽減する仕組みになっています。
ブーツプロテクターをこまめに使用すること
定期的にこのグッズを使用することでブーツを長持ちさせることができるでしょう。使用の頻度としては1~2月に1度程度がよいとされています。ただ、完全に破れが発生したあとでは、いかにプロテクターを使用したとしても意味がありません。破れる前に行う対策だといえますね。
ドライブシャフトブーツはDIYで交換できるの?
ドライブシャフトブーツはわりと破れやすい部品
ドライブシャフトブーツはわりと破れやすい部品です。車検を数回とおした経験があるという方は、この部品を車検時にあわせて交換したことがあるのではないでしょうか。
完全に破れる前であればDIYで交換できる
やはり専門業者に費用を払って交換してもらうのが一般的ですね。特に完全にブーツが破れて、タイヤ付近から異音が発生している場合ですと必ず専門業者に依頼することが推奨されます。ただし、完全に破れが確認できる前の段階、たとえば「ひび」が確認できた状態であるのならば、DIYで交換できます。
形状によって2種類に分かれる
今回はDIYでの交換方法を簡単にご紹介します。ドライブシャフトブーツには素材によってゴム製か樹脂製かの2種類がありますね。それに加えて、形による種類分けもあります。通常の一体型になっている種類と、分割されている種類です。
おすすめなのは分割型のドライブシャフトブーツ
☆分割ドライブシャフトブーツ☆タントL375SNA車
DIYで交換するのであれば、「セパレートタイプ」がおすすめです。分割型には、施工が簡単にできるというメリットがあるためですね。交換作業に入る前に、愛車にぴったりと適合する「ブーツセット」を専門店などで購入しておきましょう。
ドライブシャフトブーツの交換方法
交換方法を見ていこう
それでは、今回は分割された種類のドライブシャフトブーツの交換手順について見ていきましょう。
交換手順.1
まず、施工する側のタイヤをジャッキアップしてください。リフトがあればリフトアップをした方が作業はやりやすいです。ジャッキアップしたなら、予備タイヤでも何でもよいので車体と地面の間に何かを挟んでおくと作業中の事故を予防できます。
交換手順.2
ジャッキアップができたなら、古いブーツを外していきます。ブーツの付近に、固定用のバンドなどがありますのでそれを外してから、古いブーツを除去します。古いブーツは工具で切断しながら除去してもよいでしょう。
交換手順.3
古いブーツを除去したなら、シャフトに付着している古いグリスを布やペーパーで綺麗にふき取ります。この工程はおろそかにしがちですが、重要ですので丁寧に時間をかけて行ってください。
交換手順.4
次にタイヤ側に保護シートを挟んでから、新品のブーツを仮止めしていきます。ブーツの取り付け位置がシャフト中央になるように慎重に作業していきましょう。
交換手順.5
位置あわせができたなら、ブーツの内側に新品のグリスを入れていきます。グリスを入れられたなら、ブーツを本止めしていきましょう。ゴムか樹脂かの種類にもよりますが、バンドでつなぐものや接着剤で施工するもの、さらに溶接して施工するものなどがあります。施工前に新品のブーツの仕様書をよく確認してください。
交換のあとには必ず点検をすること!
施工完了後に、必ずブーツをまわし見てきちんと施工ができているのかを確認してください。接着剤などで付ける種類のものは、乾燥時間が必要となるためすぐには動かせません。仕様書の時間よりもプラス1時間以上は乾燥させるのがおすすめです。
ドライブシャフトブーツの交換費用
交換費用は1万~3万円
交換にかかる費用について見ていきましょう。もちろん、自動車の種類によって部品交換にかかる費用は変わってきます。ただ、平均的には交換にかかる費用は1万~3万円程度です。これは業者に依頼した場合にかかる費用ですね。ディーラーに依頼した場合には約3万円の費用がかかり、その他の業者に依頼した場合には約1万円の費用がかかるのが一般的です。
車検や12ヶ月点検にあわせてドライブシャフトブーツを交換する
作業情報
— 株式会社 神戸カーライフ 湊川インター店 (@minatogawaten) October 27, 2018
ドライブシャフトブーツ
最近はゴムが強くなったのか破れが減りました! pic.twitter.com/v7Rgo4HXPH
もちろん、業者により費用に幅はありますがおおむねの目安として認識しておきましょう。自身で交換すれば費用は部品代だけでおさえられます。ただし、施工に慣れていない方が交換した場合には一度専門業者に点検してもらうとよいですね。点検にかかる費用は交換よりもずっと安くすみます。そのため、DIYをするのなら12ヶ月点検などの前に行うのがよいでしょう。
ドライブシャフトブーツの破れは異音で分かる?
フロント駆動の自動車は異音が聞こえやすい
「ドライブシャフトブーツの破れは異音で分かるよ!」とよくいわれます。ブーツが破れた場合には、グリスが漏れてベアリングや焼きつきを起こしますので異音が発生します。特にフロント駆動の自動車では運転席の近くが異音の発生源となるため、異音を認識しやすいでしょう。具体的には「カタ・・・コト・・・」と金属が軽く干渉しているような音が発生します。
異音が聞こえたら即交換しよう
この異音は、発生した時点でもはや破れは致命的なレベルであると考えておきましょう。即、交換すべき段階だということですね。異音の内容によって破れの程度がおおよそ判定できます。「カタ・・・コト・・・」から始まり、「ガタガタッ!ゴトゴトッ!」と濁音が付いてきたなら末期の合図です。異音が発生し始めてから末期にいたるまでの期間は驚くほど短いので、はやめに交換しましょう。
ドライブシャフトブーツのまとめ
仕組みなどの情報を正確に把握しておく
いかがでしたでしょうか。今回、暮らしーのではドライブシャフトブーツについて解説してきました。この部品の仕組みから、寿命や交換に関する情報、異音の程度について正確に把握しておくことが重要です。それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
車検に関する情報を知りたい方はこちらもチェック!
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