寒い冬の辛いバイク通勤におすすめ！はじめに
非人道的ともいえる満員電車…混雑する幹線道路に埋もれるマイカー通勤…そんな毎日に辟易していませんか？バイク通勤に切り替えると満員電車で体力を消耗しなくていいですし、狭い路地を抜け道できますので幹線道路の渋滞にイライラしなくて済みます。
しかし、バイク通勤の天敵は天候です。鼻水も凍るほどの寒い冬の辛いバイク通勤を克服すれば、心の豊かさを少しだけ得られます。
バイク通勤にピッタリな原付二種スクーター
原付二種スクーターは服装や履物の選択肢が広いので、バイク通勤にピッタリです。パンツや履物の傷みをMT車ほど気にする必要はありません。汎用品を用いた防風対策がしやすいですし、足元が濡れにくいのもメリットです。
スクーターだけでなく、ホンダのスーパーカブ110などのビジネスバイクも優秀です。
冬のバイク通勤で気をつけること：身支度
冬のバイク通勤で真っ先に思いつくのは服装の防寒対策ですよね。間違った防寒対策をすると着込む程に寒い思いをする場合がありますので注意が必要です。また、職場の環境に合わせてバイク通勤の防寒対策をする必要もあります。
服装の防風対策
冬のバイク通勤における防寒対策で大切なのは走行風の防風対策で、冷たい風に晒されても平気なアウターが必要です。職場で過ごしやすい服装に追加する方向でアウターを選びましょう。バイクに乗ることに特化した商品で防寒対策すると、仕事前の着替えが面倒です。
服装の水濡れ対策
冬のバイク通勤における水濡れは体温を一気に奪ってしまいますので、透湿防水素材を用いたアウターを選びましょう。冬は外気温とアウター内の温度差が大きくなりますので結露する可能性が高くなります。アウター内に結露した水分が冷たい走行風で冷やされ、保温性を保てなくなって冷えるのです。
インナーやシャツがしっとりするほどアウター内が結露すると、アウターを脱いだ後も寒い思いをすることになります。
冬のバイク通勤で気をつけること：バイクに追加したいもの
寒い冬の辛いバイク通勤では服装以外にも防寒対策をしましょう。メーカーの純正オプションや社外品、汎用パーツを用いるといいですね。早朝や深夜の凍結や突然の雪への対策を加えれば安心です。
服装以外の防風対策
服装以外の防風対策として手軽なのは走行風を遮れるヘルメットに変えることです。顔を覆うシールドが備わったヘルメットは冷たい走行風を遮ってくれます。足元は防水性が高いスノーブーツや透湿防水仕様の登山靴も快適ですね。
また、バイクにウインドスクリーンを追加すると期待以上のあたたかさを得られます。少々の雨や雪なら防いでくれますし、衣類の汚れも軽減してくれます。スクーターならビニールやナイロンのひざ掛けも有効です。
バイクのスリップ対策
雪が少ない地域でも早朝や深夜に路面が凍結することは多々あります。凍結した路面はスリップしやすいので必ず対策しましょう。
雪が多い地域なら雪用のスタッドレスタイヤの装着も検討しましょう。125cc以下のバイクなら冬季限定でスパイクタイヤの装着も可能です。バイク用のタイヤチェーンもありますよ。
会社に向かうときは天気が良くても、帰宅するときに凍結や積雪しているケースも多々あります。必ず凍結や積雪に対する対策をし、走行不可能な路面状況であればバイクを職場に置いて帰る決断も必要です。
冬のバイク通勤を走行距離別に考える
冬のバイク通勤では通勤距離に合わせた防寒対策が必要です。軽装備なのはもってのほかですが、過剰装備は出勤準備に手間取ります。歩いて帰宅できる距離の通勤を近距離、歩いて帰宅できない距離を中距離と捉えて防寒対策を考えます。
近距離
近距離の冬のバイク通勤なら手早く脱ぎ着できる防寒対策がおすすめです。近距離なら体が完全に冷えてしまうまでに職場に到着できますが、寒いことに変わりはありません。ポンチョタイプのレインウェアなら着替えが楽ですね。つなぎタイプの防寒着は見た目以上に脱ぎ着が楽ですし、防寒性も高いです。
中距離以上
中距離以上の冬のバイク通勤では万全な防寒対策が必要です。しかし、職場での過ごしやすさを優先しなければなりませんので、ツーリングなどでの防寒対策とは異なります。
デスクワークが中心の人なら仕事着の上から防風性と保温性を兼ね備えたアウターを着用するのが望ましいですね。外回りや現場仕事が多い人なら仕事着の上から防風性を重視したアウターを羽織ります。
日によって寒い日とあたたかい日がありますので、透湿防水素材のレインウェアで調節するのもおすすめです。
寒い冬の辛いバイク通勤におすすめ：アウター
冬のバイク通勤には手軽に羽織れるアウターがおすすめです。貴重な朝の時間を無駄にしないよう、簡単かつ効果的な防寒対策を心がけます。ハイスペックなツーリング用のアウターでは着用に手間取りますし、仕事着の上から着用するのが困難です。
あたたかい服装①：カジメイク レインコート7260
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | 良好 | あたたかい |
| 中距離以上 | 寒い | 凌げる |
カジメイクのレインコート7260は雨天用のアウターですが、冬のバイク通勤でも活躍します。レインコートですので防風性が高く、スクーターでの近距離通勤にちょうどいいですね。東レの透湿防水素材を用いていますので快適ですし、年中使えますので汎用性が高いといえます。冷たい雨や雪が降る日はレインパンツを併用すると完璧です。
あたたかい服装②：ワークマン イージス防水防寒ツナギ服
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | あたたかい | 過剰装備気味 |
| 中距離以上 | 良好 | あたたかい |
ワークマンのイージス防水防寒つなぎ服は中距離以上の通勤でも快適なアウターです。冷たい雨や突然の雪でも快適な透湿防水素材が用いられています。つなぎタイプですので着用に手間取りませんし、スーツの上からでも着用しやすいですね。パンツ裾が短い場合はゴム長靴で対処するのがおすすめです。
寒い冬の辛いバイク通勤におすすめ：足元
冬のバイク通勤では足元の防寒を疎かにしてはいけません。足元が冷えると体全体があたたまりにくくなり、丸一日冷えと闘う羽目になります。足首から下を濡らさないような防寒グッズを揃えるといいですね。仕事で履く靴はシート下トランクやトップケースに収納して出勤しましょう。
あたたかグッズ③：バフィン ハンター
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | あたたかい | あたたかい |
| 中距離以上 | あたたかい | あたたかい |
バフィンのハンターは保温性を最大限まで高めたゴム長靴です。バフィンの製品は南極隊やエベレスト調査隊でも採用された実績がありますので、日本の冬のバイク通勤にはオーバースペックだともいえます。
バフィンのハンターはゴム長靴としては高価ですので、ホームセンターや作業用品店などで購入できる防寒ゴム長靴で代用しても問題ありません。バイクに乗るとパンツがずり上がり、裾から冷たい風が進入しますので、ショート丈のゴム長靴は不向きです。
あたたかグッズ④：ラフアンドロード ストレッチオーバーソックス
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | 過剰装備ぎみ | 過剰装備ぎみ |
| 中距離以上 | あたたかい | あたたかい |
ラフアンドロードのストレッチオーバーソックスはすこぶる快適です。生地には透湿防水素材の最高峰であるゴアテックスが用いられています。靴下の上から着用し、バイクの操作がしやすいブーツを履けば完璧ですね。脱ぎ着に若干手間取りますが、中距離以上の冬のバイク通勤で大活躍します。価格的に高価だと感じたらリトルプレゼンツAC-91 P3 ソックス【AC-91】もおすすめです。
寒い冬の辛いバイク通勤におすすめ：ネックウォーマー
ネックウォーマーは冬のバイク通勤で欠かせないグッズです。アウターの襟から冷気が侵入するのをシャットアウトでき、口から鼻まで覆えるものがおすすめで、薄手で防風効果が高いものがいですね。フワフワで厚みがあるネックウォーマーもあたたかいですが、ヘルメットと干渉するので安全確認がしにくくなります。
あたたかグッズ⑤：アールエスタイチ 防風ネックウォーマー
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | あたたかい | あたたかい |
| 中距離以上 | あたたかい | あたたかい |
アールエスタイチの防風ネックウォーマーはバイク用に開発されたネックウォーマーですので快適です。冷たい空気を完全にシャットアウトしてくれますので、鼻が真っ赤になりません。巻きつけタイプですので着用しやすいですね。中央に呼吸用ホールがありますので息苦しくありませんし、シールドやメガネを曇らせません。
あたたかグッズ⑥：エクシオ 防寒 防風 ネックウォーマー
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | あたたかい | あたかかい |
| 中距離以上 | 良好 | 良好 |
エクシオの防寒 防風 ネックウォーマーは汎用性の高さがおすすめポイントです。バイク用ではありませんので、先に紹介したアールエスタイチの商品よりも防寒性は劣りますが、寒い環境で現場作業をする人なら仕事中に使っても違和感がありません。ウインタースポーツやスポーツ観戦などでも使えますので、持っていて損しないネックウォーマーだといえます。
寒い冬の辛いバイク通勤におすすめ：グローブ
手先の冷えは冬のバイク通勤の大敵です。指先が冷えるとレバー操作がしにくくなりますので危険です。ツーリング用のウインターグローブは高価ですし、グローブは傷みやすいバイク用品ですので、お手頃価格な商品を探しましょう。
あたたかグッズ⑦：kemimoto バイクグローブ 冬用
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | 良好 | 良好 |
| 中距離以上 | 良好 | 良好 |
kemimotoの冬用バイクグローブはプロテクターがついている本格派です。バイク用のウインターグローブですので操作感が高いですね。価格的に完全防水を期待するのは難しいですが、手首までしっかり防寒できます。
あたたかグッズ⑧：おたふく手袋 ホットエースプロ
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | 良好 | 良好 |
| 中距離以上 | 良好 | 良好 |
おたふく手袋のホットエースプロ マジックタイプも冬のバイク通勤で活躍します。操作感はバイク用品に一歩ゆずってしまいますが、丈夫で長持ちすると評判です。
ホームセンターなどで販売されているさらに安価なウインターグローブも意外と防寒性が高いですね。安価なウインターグローブを購入する場合は、手首までしっかり防寒できるものを選びましょう。
寒い冬の辛いバイク通勤におすすめ：バイクに取り付け
寒い冬の辛いバイク通勤では身に着けるものだけでは凌げない日もあります。そんな日に備えて冷たい風から身を守る装備を追加しましょう。防寒着を減らす目的で追加するのもいいですね。
あたたかグッズ⑨：リード工業 ハンドルカバー
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | あたたかい | あたたかい |
| 中距離以上 | あたたかい | あたたかい |
リード工業のハンドルカバーは防水性の高さがおすすめポイントです。防水生地にシームテープ処理（縫い目を防水するテープ処理）が施されていますので水の侵入を防げます。
バイク用ハンドルカバーは驚くほど手が冷えません。高価なウインターグローブよりも防寒性が高いですし、価格も安価です。
あたたかグッズ⑩：デイトナ ホットグリップ 巻きタイプEASY
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | 過剰装備気味 | 過剰装備気味 |
| 中距離以上 | あたたかい | あたたかい |
デイトナのホットグリップ巻きタイプEASYはハンドルグリップを交換せずに追加できるグリップヒーターです。グリップヒーターは一度使うと手放せなくなるほどの防寒効果が得られます。使わない季節には配線のみを残して外せるので合理的です。
近距離のバイク通勤ではあたたまるまでに職場に到着してしまう可能性があります。リレーを挟まず追加する場合はスイッチの切り忘れに注意しましょう。
あたたかグッズ⑪：ノーブランド ウインドスクリーン
| デスクワーク | 外回り/現場作業 | |
| 近距離 | 優 | 優 |
| 中距離以上 | 優 | 優 |
ウインドスクリーンには車種別専用品と汎用品があります。まずは専用品を探し、気に入るものがなければ汎用品を探すといいですね。専用品は高価ですがバイクのシルエットを崩しにくいですね。汎用品は適合性、デザイン、大きさを吟味しなければなりませんが、比較的に安価です。
寒い冬の辛いバイク通勤におすすめ！まとめ
通勤とツーリングでは防寒対策の方向性が少し違います。ですのでバイク通勤に適した防寒具グッズは意外と少なく、通勤距離や職場の環境に応じてあなたオリジナルの防寒対策を見つけなければなりません。冬場は体が強張りがちになりますので、安全運転を心がけましょう。
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