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新型スーパーカブのインプレ・レビュー!旧型との比較でみる性能の進化!

ホンダの新型スーパーカブ110/JA44は旧型JA10をベースに開発されました。大きな変更点はエンジンの環境性能とかわいいデザイン!新型スーパーカブ110はツーリングの道連れにふさわしいか?どんなカスタムが必要なのか?旧型と比較しながら性能の全容を検証します。
2020年8月27日
hosokawa_taka

ホンダ新型スーパーカブ110

2017年11月、ホンダの新型スーパーカブ110が発売されました。スーパーカブ110は言わずと知れたビジネスバイクで、普段の移動手段として活躍しています。郵便配達でも用いられているので知らない人はいないといってもいいでしょう。

実はマイナーチェンジなのです


新型スーパーカブはフルモデルチェンジされたと思う人が多いのですが、実は旧型からのマイナーチェンジなのです。60年というスーパーカブの長い歴史の中ではフルモデルチェンジに値しないとホンダは捉えています。本当にマイナーチェンジなのか?実質上はフルモデルチェンジじゃないのか?そのあたりも検証しますね。

ホンダ新型スーパーカブ110の系譜

新規で110ccエンジンを搭載したスーパーカブはスーパーカブ110/JA07です。その後スーパーカブ110/JA10にバトンタッチされました。それまではスーパーカブ90が活躍していましたが、1968年から2002年までマイナーチェンジを繰り返して販売されていた…つまり約40年以上フルモデルチェンジがされていなかったことになります。

スーパーカブ110/JA07


出典: https://www.honda.co.jp/news/2009/2090610-cub110.html

スペック:
車名/型式:ホンダ/EBJ-JA07
エンジン:JA07E 空冷4ストロークOHC単気筒 109cc
最高出力:6.0kW[8.2PS]/7,500rpm
最大トルク:8.4N・m[0.86kg・m]/5,500rpm
シート高:735mm
車両重量:93kg
価格:249,900円
2009年6月発売

2009年6月、スーパーカブ110/JA07が新規発売されました。外観はスーパーカブ90/HA02のイメージが継承されましたデザインでした。仕様は、フューエルインジェクションの搭載、ボトムリンク式からテレスコピック式へ変更されたフロントサスペンション、操作スイッチやメーター類の変更など、現代の道路事情に合わされましたね。

アジア諸国で生産された部品を輸入し、熊本工場で組み立てる生産方式となったことも話題になりましたが、わずか3年足らずでスーパーカブ/JA10にバトンを渡します。

旧型スーパーカブ110/JA10

出典: https://www.honda.co.jp/news/2012/2120220-cub110.html

スペック:
車名/型式:ホンダ/EBJ-JA10
エンジン:JA10E 空冷4ストロークOHC単気筒 109cc
最高出力:5.9kW[8.0PS]/7,500rpm
最大トルク:8.5N・m[0.87kgf・m]/5,500rpm
シート高:735mm
車両重量:98kg
価格:228,900円
2012年3月発売

2012年3月、フルモデルチェンジされたスーパーカブ110/JA10が発売されました。JA07をベースに細部やトルク特性が最適化され、荷物を積載した時の安定性を確保するためにホイールベースが20mm延長されました。大きな変更点は、アジア市場で販売しやすいデザインとなったこと、中国の新大洲本田摩托有限公司で生産することで価格を抑えたことです。

スーパーカブ110/JA10のデザインに違和感を感じる人が多く、日本での評判は賛否両論となりました。スーパーカブ90/HA02やスーパーカブ110/JA07の中古車価格が高騰しましたね。


ホンダ新型スーパーカブ110のデザイン

新型スーパーカブ110/JA44のデザインはスーパーカブ90/HA02を思わせるものとなりました。丸みを帯びたかわいいシルエットにスーパーカブファンの心を鷲掴みにしたといっていいですね。

出典: https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/type/

スペック:
車名/型式:ホンダ/2BJ-JA44
シート高:735mm
車両重量:99kg
価格:275,400円
2017年11月発売

旧型スーパーカブ/JA10との比較

旧型スーパーカブ110/JA10は質実剛健な雰囲気があり、ビジネスバイクとして使いやすいデザインでした。角ばった異形ヘッドライト、直線的な全体のシルエットなど、スーパーカブ90カスタム/HA02に近いイメージです。全体のシルエットよりもバリエーション豊富なカラーリングに人気がありました。

新型スーパーカブ110/JA44のデザインは、スーパーカブ90/HA02のシルエットにスーパーカブ110/JA10のカラーリングが与えられたといっていいですね。

出典: https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/design/

デザイン:インプレ・レビュー

新型スーパーカブ110/JA44のデザインに関するインプレやレビューを見ると評判はとてもいいですね。塗装の仕上がり具合にも満足されています。子供のころから慣れ親しんだデザインに安心感が生まれるためです。多くの人は旧型スーパーカブ/JA10のデザインに「見慣れていないために異質感を抱いてしまった」のです。

出典: https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/design/

昔ながらの「スーパーカブ」という感じのデザイン。塗装の塗りが「海外製」とは比べ物にならず。まるで車の塗装のよう…素晴らしい!!

変更され原点回帰した感じです。カラーは紺メタリックを選択しましたが非常に落ち着きのあるシックな色で高級感があります。

出典: https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/type/

スーパーカブ誕生60周年記念モデル
受注期間:2018年8月1日~2018年10月31日

ホンダ新型スーパーカブ110のエンジン

新型スーパーカブ110/JA44には燃焼効率を向上させた環境性能が高いエンジンが搭載されています。2段キャタライザー式エキゾーストマフラーも装備していますので環境性能は万全です。そのほか、オイル交換時のメンテナンス性を高めたり、シフトドラムにベアリングを用いてシフトフィーリングを向上させたりするなど、細部が熟成されています。

出典: https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/performance/

スペック:
エンジン:JA10E 空冷 4ストロークOHC単気筒 109cc
最高出力:5.9kW[8.0PS]/7,500rpm
最大トルク:8.5N・m[0.87kgf・m]/5,500rpm

旧型(JA10)との比較

新型スーパーカブ110/JA44のエンジンは旧型スーパーカブ110/JA10と型式が同じです。ホンダがマイナーチェンジと位置付けた原因はここにあると考えられます。

2段キャタライザー式エキゾーストマフラーを装備することで排気効率が下がる印象を受けますが、新型のエンジンのスペックは旧型と同じです。吸気系のリファインをしながらも、排気排気効率と環境性能が両立できるエキゾーストマフラーが装着されたためだと考えられます。

出典: https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/performance/

ロータリー式4段リターン
2段クラッチの採用で変速ショックを軽減

エンジン:インプレ・レビュー


新型スーパーカブ110/JA44のエンジンは実用上問題のないレベルに仕上がっているというインプレやレビューを見かけます。エンジンの数値上の性能は旧型スーパーカブ/JA10と同じですので体感的には比較できませんが、環境性能は空冷エンジンの限界に近いレベルで達成しているといっていいですね。

普通に法定速度で走るなら問題ありません、流れの速いバイパスでも普通に走れます。エンジンをそこまで回さなくても普通に加速します…

低回転トルクがありかなり引張ってもキレイに伸びてくれます。1500Kmあたりからいっそうスムースになってきた気がします。フレキシブルで4速30Kmから実用で加速します。

ホンダ新型スーパーカブ110のフレームと足回り

新型スーパーカブ110/JA44には角断面パイプによるバックボーンフレームが採用されています。スーパーカブ90/HA02とは比べ物にならないほど剛性が高く、スーパーカブ90はブリキのおもちゃ、新型スーパーカブ110はちゃんとしたオートバイ…と表現する人もいます。

旧型(JA10)との比較

新型スーパーカブ110/JA44は旧型スーパーカブ/JA10のフレームを継承しています。サスペンション形式も新型と旧型では同じですので、乗り心地やハンドリングの比較はほとんど同じといっていいですね。

スペックシートから読み取れる範囲では、ホイールベースが若干(5ミリ)短いのですが、フロントフォークの角度は変わっていません。5ミリという数値はチェーン調整でも変わる範囲ですので、気にしなくてもいいですね。

足回り:インプレ・レビュー

新型スーパーカブ110/JA44のフレームや足回りに関してのインプレやレビューでは軽快さに好感を持つ声を多く見かけます。乗り心地は「フワフワしている」という人から「硬さを感じる」という人までさまざまなのですが、これは体格差によって生じるサスペンションの挙動の違いです。

軽い車重を活かした走行フィーリング性能は(軽い)の一言です。重心が低くて、タイヤの扁平率も90もあるので蝶が舞うようにヒラヒラと怖いくらいにコーナリングしますが個人的にはもう少し安定感が欲しいと感じました。

コーナリングも結構楽しめます。久しぶりのバイクなので最初は恐々でしたが、前輪にも荷重を懸けるようにすると気持ち良く回れます。

ホンダ新型スーパーカブ110の装備

新型スーパーカブ110/JA44の装備は現代的な進化をしています。ヘッドライトやメーターパネルのバックライトはLED化されました。ウインカーやテールライトがLED化されなかったことには賛否両論ありますが、LEDバルブを後付けしたほうがユーザーの費用は抑えられますので、結果的にはOKだといえます。

出典: https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/equipment/

PHOTO:スーパーカブ50

旧型(JA10)との比較

旧型スーパーカブ110/JA10と比較すると、仕様的にはヘッドライトがLED化された以外では大幅な変更はありません。メーターパネルのデザインはスーパーカブ110/JA07に近く、表示される内容は同じです。マイナーチェンジの範囲内といえばそれまでですが、もともと必要最小限の装備で十分なバイクですし、逆に必要最小限の装備を楽しむ人が多いので問題ないといえます。

装備:インプレ・レビュー

新型スーパーカブ110/JA44の装備に関するインプレやレビューを確認すると、LEDヘッドライトの評価が高いですね。スーパーカブ90/HA02をイメージさせるレトロな雰囲気がいい、明るさは十分、照射角が広い…といった声が見受けられます。旧型スーパーカブ110/JA10から追加された装備が少ないので、装備に関するインプレやレビューは少なめです。

出典: https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/equipment/

PHOTO:スーパーカブ50

標準のLEDも普通に明るく、変な偏り(真ん中だけ明るくて他が暗く見えるとか)なくまんべんなく広い範囲が明るいです。ハイビームにすれば街灯のない真っ暗な住宅街も怖くありません。

カウルが一枚物になりました。旧型はカウルの交換コストを考え左右分割式でした。ユーザーのお財布事情を考慮した企業姿勢が好きだったので残念でした。

ホンダ新型スーパーカブ110の燃費

新型スーパーカブ110/JA44の燃費は67km/L(WMTCモード値クラス1)で、他の原付2種バイクを超越した燃費性能を誇っています。自動車で出かけるのがバカバカしくなるほどですね。都市部では駐車場事情が厳しいので、自動車を手放して普段の移動手段をスーパーカブに切り替えることも検討したくなる燃費性能です。

旧型(JA10)との比較

運輸省への届け出数値では計測条件が違いますので、新型スーパーカブ110/JA44と旧型スーパーカブ110/JA10を比較できません。実燃費をインプレやレビューを中心に調べると、大きな違いはないような印象を受けます。エンジン形式が同じなので、極端な違いがないのだと考えられます。

燃費:インプレ・レビュー

新型スーパーカブ110/JA44の実燃費をインプレやレビューを中心に調べると驚異的な数値を見かけます。常識的には実燃費がカタログスペックを上回ることはありません。しかしカタログスペックを実燃費が上回るインプレやレビューを見かけます。実燃費は50km/L前半から60km/L前半という報告が多いですね。

走り方にもよりますが、大体リッター当たり55キロ~65キロです。

2200km時点で累計燃費は70.7km/L、最近の5回の給油ではいずれも70km/L以上です。予想よりかなり上ですね。市街地と郊外半々ですが、赤信号が長い場合アイドリングストップするのでそれもプラスしていると思います。

ホンダ新型スーパーカブ110のツーリング性

新型スーパーカブ110/JA44はツーリングでも活躍します。スーパーカブは90/HA02の頃から北海道ツーリング最強マシンと称されています。「カブさん」というキャンパーネームがつけられた人もいるとかいないとか…。ツーリングマシンというよりも旅バイクという呼び方が相応しいですね。

出典: https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/equipment/

新型スーパーカブでツーリング!メリット1

新型スーパーカブ110/JA44でのツーリングは中型以上のバイクよりも速度域が低いので、さまざまな景色が目に飛び込んでくるのがメリットです。見過ごしてしまいそうな物事に気づけますし、少し狭い路地でも気にせず入っていけますので、発見することが多いですね。街中に溶け込みやすい佇まいもメリットになります。スーパーカブ90/HA02よりも剛性が高いので疲労感が少ないですし、フェリー代も格安です。

出典: https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/personal/equipment/

シートのウレタン素材と底版形状が最適化されています。

新型スーパーカブ110でのツーリング!デメリット

新型スーパーカブの110でのツーリングでは当然ながら自動車専用道路を走行できません。125cc未満の2輪車の通行を制限している有料観光道路も多いですね。しかし、新型スーパーカブにはそういった制限も旅のスパイスになります。帰宅日時が決まっているツーリングでは綿密な計画を立てましょう。

ホンダ新型スーパーカブ110のカスタム

新型スーパーカブ110/JA44のユーザーは自分好みにカスタムしてカブライフを楽しんでいます。新型のカスタムパーツは続々とリリースされていますし、旧型スーパーカブ/JA10との共通パーツも多いので、カスタムしやすいといっていいですね。

新型スーパーカブ110をカスタム!スプロケット丁数変更

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新型スーパーカブ110/JA44を高速側で使いやすいよう、ドライブスプロケットを1丁増しするカスタム事例は多いですね。もともと低速側に強いエンジン特性ですし、空荷で走行するなら低速側のトルクが薄くなるのも気になりません。加速に弱さを感じればシフトダウンして対応します。

新型スーパーカブ110をカスタム!リアサスペンションの換装

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新型スーパーカブ110/JA44のノーマルリアサスペンションはプリロード調整ができません。通勤や通学では空荷走行だけど、ツーリングではキャンプ道具一式を積載する…そんな場合はサスペンションを換装カスタムしましょう。5段階でプリロード調整できるサスペンションなら車体の前後バランスを保ちやすくなりますし、荷物を満載してもフロントタイヤの接地感が弱まりにくくなります。

ホンダ新型スーパーカブ110:まとめ

ホンダの新型スーパーカブ110/JA44は厳しい環境基準を達成し、国内市場で受け入れられやすいデザインをまとって登場しました。走行性能においては現代の国内道路事情に対応した旧型スーパーカブ110/JA10がベースになっていますし、生産拠点が中国から日本に移ったことで信頼性はさらに高まりました。新型と旧型を比較すると、新型はマイナーチェンジの範囲内であることが明確にわかりますね。

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