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コンフリーを育てて食べよう!育て方のコツと美味しい食べ方をご紹介!

コンフリーをご存知でしょうか?かつては非常に有用な、食べることが出来る植物として知られていましたが、毒性があるとして食べる方は減ってしまいました。今回はそんなコンフリーの育て方から、食べ方、効果・効能をご紹介していきます!
2020年8月27日
T・S
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コンフリーを育てて食べよう!

コンフリーとは、ムラサキ科ヒレハリソウの植物で、和名は「鰭玻璃草(ヒレハリソウ)」と言います。多年草のハーブであり、非常に丈夫ですので、初心者でも簡単に育てられるのが魅力です。かつては食べられる植物として愛されていたのですが、今は毒性があるとされ、食べる方が減ってしまいました。今回はそんなコンフリーの育て方、天ぷらなどでの食べ方、効果・効能などをご紹介していきます!

コンフリーの特徴

コンフリーとは?

原産地はヨーロッパや西アジアなどで、大きさは大体1m程度まで育ちます。葉は全体的に産毛のような毛が生えており、優しい雰囲気がありますね。この葉は水分を多く含んでおり、昔は葉をすりつぶして、湿布がわりに使ったり、骨折した時に使うのが定番でした。実はコンフリーという名前も「骨を接合する」という意味合いがあり、昔から薬用として使われてきた、効果・効能のある植物です。

コンフリーの花と開花時期

花はとても可愛らしく、画像のように釣鐘状の花を付けます。色はピンクや紫、白色が多いですね。開花時期は6月~8月の暖かい時期です。夏に見頃が来る植物を探している方におすすめですね。花の一つ一つは小さいのですが、いくつもまとめて咲きますので、見応えがあります。下向きに咲きますので、写真を撮るときは下から獲ることが多い植物ですね。

コンフリーの毒性

コンフリーをご紹介する上で外せないのが、毒性の解説です。元々は健康な野菜としてブームになっていたのですが、平成16年に、毒性があるとして販売禁止となりました。ピロリジジンアルカロイドという成分が入っているのですが、これを多量摂取してしまうと肝臓に悪影響があるとされています。今回は食べ方や効果・効能もご紹介していきますが、毒性がありますので、大量に食べ過ぎず、また注意点を守りましょう。

コンフリーの育て方①環境

コンフリーの生育環境

非常に丈夫なハーブ植物ですので、多少環境が悪くても強く育ってくれます。元気に育てたい方は半日陰で育てるのがおすすめです。日当たりの良い場所より、半日陰くらいの場所を好みますので、該当する場所があればそちらに植えましょう。無ければ日差しがずっとあたる場所でも問題ありません。また、風通しに関しても気にしすぎる必要はなく、大きな問題が無ければ、ちゃんと育ってくれます。

コンフリーの冬の管理

屋外で育てる場合に心配なのが、冬時期の管理ですよね。お住まいの地域にもよりますが、凍らない限りは冬越し出来ますので、寒い地域でなければ放っておいて構いません。凍ってしまうような地域の方は、藁などをかぶせて凍結対策をしてあげましょう。また、寒くなってくると枯れていきますが、実は枯れているのは地上部だけで、根は枯れていません。土がカラカラに乾かないように、時折根に水やりをしましょう。

コンフリーの育て方②用土・植え付け

コンフリーの用土

使用する用土ですが、鉢植えであれば赤玉土を7割、腐葉土を3割の割合で混ぜた用土を使用するのがおすすめです。また、市販の観葉植物用の土を使用しても問題ありません。混ぜるのを避けたい方は市販のものを使いましょう。庭植えであれば、植え付け2週間程前に腐葉土を混ぜておき、苦土石灰を少しまいて、PHの調整をしておきましょう。

コンフリーの植え付け


苗を購入したら、予め準備しておいた鉢、またはお庭に植え付けていきましょう。特に植え付けでの注意点はありませんので、入るだけの穴を開け、優しく土を被せ、最後に水やりをして根を活着させます。勢いよく成長していきますので、もし周りに他の植物を植える予定であれば、30㎝程度のスペースをとっておくと良いですね。

コンフリーの育て方③水やり・肥料

コンフリーへの水やり

観葉植物を育てる上で大切な水やりですが、コンフリーは特に乾燥が苦手ですので、水やりには注意しましょう。半日陰環境で、ある程度湿った状態を好む植物です。ただし、庭植えは降雨により給水されますので、あまり気にしなくても大丈夫です。真夏はカラカラになるかもしれませんので、その場合は水やりをしましょう。鉢植えは乾きやすいので、土を触ってみて、乾いてきたと感じたら水を与えて下さい。

コンフリーへの肥料

肥料は、まず植え付けの際に、元肥として緩効性肥料を混ぜておきます。こうすることで初期段階の生育がスムーズにいきます。ただし、肥料が多すぎると成長の勢いがつきすぎて管理しづらくなりますので、肥料は少量にとどめておくのがおすすめです。

追肥について

元肥だけでは肥料分が無くなりますので、追肥をしていきましょう。追肥は元肥に使った緩効性肥料をまた使用します。元肥の段階で様子を見て、かなり勢いよく育った様子であれば、追肥は控えめに。あまり育っていない様子であれば、追肥はほんの少し多めにしてみましょう。追肥しすぎるとかなり茂ってしまいますが、その際は剪定して調整出来ますので、気軽に追肥してみて下さい。

コンフリーの育て方④植え替え・増やし方

コンフリーの植え替え

追肥や水やりを上手く行い、順調に育っていったら、定期的に植え替えをしましょう。鉢植えであれば1年に1度、庭植えであれば3年に1度くらいのペースが良いですね。ただし、庭植えはそのまま放っておいても問題は起きませんので、スペースをオーバーしていないのであればそのままでも構いません。鉢植えの植え替え時は、一回り大きな鉢と新しい土を用意し、傷をつけないように優しく替えてあげましょう。

コンフリーの増やし方①種まき

順調に育っていったら、増やし方にもチャレンジしてみましょう。種まきと株分けの2通りの方法があり、種まきであれば、3~5月の春時期に行います。秋に採取しておいた種をばら撒きして、土をうっすら被せて水やりをします。発芽に時間がかかりますが、水やりをして管理していれば数週間程度すると発芽してきます。ある程度しっかりしてきたら移し替えて育てていきましょう。

コンフリーの増やし方②株分け

おすすめの増やし方が株分けで、植え替えと同じタイミング・時期に行いましょう。コンフリーの根は太く、その太い根を10㎝程度の長さで切ります。切った根を土の上に置いて、5㎝程度土を被せて管理をすると、新しい株として成長していきます。成長速度が速いので、スペースにはご注意下さい。

コンフリーの育て方⑤お手入れ

剪定

適切に管理をしても、成長する時期にはどんどん大きくなっていきますので、大きすぎると感じた場合は剪定しましょう。適当な場所で切っても構いませんので、非常に簡単ですね。切るだけじゃなく、広がりすぎた部分は根を抜いてしまっても構いません。


コンフリーの収穫

毒性がありますので、食べることは今では推奨されていませんが、食べられる方は収穫しましょう。収穫時期は特になく、生育時期であればいつでも収穫出来ます。使う分だけ剪定しても構いませんし、根本から切ってしまっても大丈夫です。

コンフリーの育て方⑥病害虫

コンフリーの病気

生命力がとても強い植物ですので、病気にはあまりなりません。初心者は病気で困ることが多いので、これはとても嬉しいポイントですよね。ただし、水やりをしすぎると根腐れなどを起こす可能性がありますので、水やりのしすぎにはご注意下さい。

コンフリーにつく害虫と対策

害虫もあまりつかない植物ですが、センチュウがつく可能性はあります。センチュウがついてしまうと栄養が取られてしまい、枯れる原因となります。予め対策をしておきましょう。対策としては、センチュウ予防効果のある植物を一緒に植えたり、完熟腐葉土を使用すること、他の畑で使った道具を使わないことなどがあります。

コンフリーは食べられる?

現在、コンフリーを食べることは健康被害に影響があるとされ、食べることを控えるように国から指示されていますので、ご注意ください。
下記で紹介する食べ方は以前食べられていた内容や感想となりますので、摂取はしないようお願いします。

コンフリーを加熱することによって、その毒性が軽減されるというデータはありません。従って、加熱したものであってもコンフリー等を摂食することは避けてください。

食べ方①天ぷら

特に根に毒性があるとされていますので、天ぷらにする際は若葉を使用しましょう。若葉の天ぷらは昔から愛されてきた食べ方であり、モチモチとした食感が魅力です。特に天ぷらにする際の注意点はありますので、気をつけるようにしましょう。

食べ方②サラダ

天ぷらで食べることが多いのですが、サラダに使用することも多いですね。サラダに使うのは花が多く、彩るように花を散らして使いましょう。その他、胡麻和えなどの食べ方も出来ます。

コンフリーの効果・効能

効果・効能①コンフリーは抗炎症薬になる

毒性があるとして、少し避けられるようになった植物ですが、昔から炎症を抑えるため、また接骨材として使われており、効果・効能の高い植物です。上記画像にある製品も、炎症を抑える目的でコンフリーが入っていますね。

効果・効能②内蔵系にも良いとされる

天ぷらなどでの食べ方の他に、ハーブティーとしてもよく使われてきた植物です。胃潰瘍などに効果があるとされていたのですが、現在は毒性があるとして飲まれなくなりました。ビタミンB12なども含んでいるのですが、大量に飲んで肝臓を悪くさせないように注意しましょう。


効果・効能③観葉植物にも効果がある

現在、コンフリーを育てている方の中には、堆肥にする目的で育てている方も沢山います。いろいろな栄養が沢山含まれている植物ですので、非常に良い自然肥料となってくれるのです。化成肥料などを使用したくない方々は、ぜひ堆肥作りもチャレンジしてみましょう!ただし、上記ツイートに書かれているように、それなりに時間のかかる作業ではあります。ゆったりと経過を楽しめる方におすすめですね。

コンフリーに関するTwitter

毒性を知らない方は多い

こちらのツイートでは、摂食禁止になっていることを知らずに食べていたことが分かった様子が書かれています。実は毒性があることを知らないまま食べている方は多い様子です。食べている方がいたら、念のため、大量摂取してはいけないことを説明してあげたいですね。

ジギタリスと間違える?

こちらのツイートではコンフリーと間違えてジギタリスを摂取してしまった内容が書かれています。ジギタリスは猛毒があり、嘔吐や頭痛・眩暈など、とても危険な症状が現れる植物です。このジギタリスも釣鐘上の花を咲かせるので、間違えてしまったようですね。現在は、コンフリーも毒性があるということで摂食することがほぼ無くなりましたが、もし食べられる際は絶対に間違えないようにしましょう。

まとめ:コンフリーの育て方と食べ方

今回の「コンフリーを育てて食べよう!育て方のコツと美味しい食べ方をご紹介!」はいかがでしたでしょうか?特徴や育て方、食べ方、効果・効能などを解説させて頂きましたが、他の観葉植物には無い魅力がある植物でしたよね!昔から食べられてきた植物ではありますが、毒性がありますので、食べないようにして下さいね。特に根に毒性がありますので、根は決して食べないようにしましょう!

コンフリーが気になる方はこちらもチェック!

今回はコンフリーについてご紹介させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非チェックしてみて下さい。