冬の山は初心者でも登れるの?
冬の登山に対するイメージで「雪山ってこわいな」「初心者は行ってはいけないのかな」という印象を持っている方も多いはず。そんなことはありません。初心者でも訪れることのできる安心・安全な低山がたくさんあります。冬山デビューをされる方、登山自体の経験が浅い初心者の方は、降雪の少ない低山ハイキング・トレッキングからチャレンジしてみてはいかがでしょう。冬山の印象が親しみやすさに変わり、ゆくゆくはしっかり積雪のある山にもチャレンジすることができようになるはずです。
冬でも登れる低山に挑戦するポイント
初心者の方はもちろんのこと、登山は大好きだけど冬の時期には行ったことがないという方にも、ぜひ冬の山の魅力を知っていただきたい。初心者の方が取り組みやすい冬でも登れる4つのアプローチをご紹介します。
一度登頂した低山で冬の登山にチャレンジしよう!
冬の登山にチェレンジしやすい方法として一番取り組みやすいのは、他のシーズンに一度でも登頂したことのある日帰りできる低山を選定することです。一度登頂していると、登頂ルートや休憩ポイント、登頂に必要な時間、水や食料の補給場所など、登山に必要な基本情報が備わっていますので、その上で冬ならではの注意点を考慮していけば、比較的安全で気持ち的にもゆとりを持った登山が楽しめるはずです。季節ごとの植物や景観の変化なども発見できますので、登山の楽しみを深めるのにも最適な方法です。
人気のある低山を選定しましょう
四季を通じて人気のある山は、時期を問わず多くの人が訪れるため安心して登山を楽しむことができます。万が一何かがあった場合でも、登山者同士で声を掛け合える環境は大変心強いもの。日帰りで楽しめる人気のハイキング・トレッキングコースがある低山を選定しましょう。
春山の雪解けの登山もおすすめです
春が近づいてくる4月に入ると日差しがどんどんあたたかくなり、雪も溶け始めます。天候も比較的落ち着き雪の状態も安定している時期のため、標高の少し高めの山でも初心者でも訪れることができます。ハイキング・トレッキングで、春先の植物や雪解けの景色を堪能するのもおすすめです。ただし、急な寒さや降雪に見舞われることがありますので、油断はせず万全な冬山の装備を心がけましょう。
ゴンドラを利用して頂上までお手軽登山
何も登山だからといって、登山口から頂上までしっかり自分の足で歩かなければいけないというわけではありません。観光地やスキー場などがある山ではロープウェイやゴンドラなども利用できる場合がありますので、それらをうまく利用して頂上までの距離をショートカットし、山頂までの短い距離を楽しむのも立派な登山です。こうすることで積雪のある冬山でも比較的安全に取り組めますので、利用できる手段があれば積極的に取り入れましょう。
冬でも登れる低山の魅力
冬の登山には、他のシーズンにはない魅力がたくさんあります。自分好みの目的や楽しみ方を見つけることで、より深まる興味と高まる好奇心を体感できるはずです。
冬の澄んだ空気で最高の眺めを堪能!
冬の時期にしか味わえない季節の風物詩が体感できるのが冬山の魅力です。乾燥し空気中の水分が少ないこの時期は、遠くまで景色が見渡せる絶好の機会です。普段は見られない遠くの海や山々が見れるだけでも、大きなモチベーションとなります。また、その澄んだ空気が無音の世界を創り出し、その静けさは音に囲まれた日常から切り離してくれ、心がリセットされるような感覚さえ与えてくれます。他のシーズンには感じられない神聖なものを感じ取れる貴重な時期です。
ハイキング気分で日帰り登山を楽しめます
全国には登山道の整備が行き届いた低山がたくさんありますので、日帰りで十分冬の登山を楽しむことができます。高低差が少なく、ハイキングやトレッキングなどといった初心者でも気軽に楽しめるコースも多いため、天候の落ち着いた時期を狙えば、初心者でも安全な登山が楽しめます。ハイキングやトレッキングのよさは、少しゆとりを持って周囲の景観や観光名所にも目を配れること。普段目につかなかった意外な発見もあるかも?
登山の醍醐味は寒い季節の山ごはん
汗をかいてたどりついた頂上で絶景を眺めながらの山ごはんは格別な美味しさです。特に寒い冬山でのごはんは体もあたためてくれ、食事のありがたみを普段よりも割り増しで感じるはず。最近の登山の調理器具は機能的で優れものも多く、おしゃれな山ごはんはみんなの憧れでもあります。コンビニで手に入るような簡単な食材だって、山で食べれば立派な山ごはんに!
冬でも登れる低山の基本情報
冬の低山に対する基本情報を入手し、まずは自分のレベルに合った山を選定することが重要です。事前に入念なプランをたててることで、安全で楽しい登山が実現します。
そもそも冬山の時期っていつ頃?
一般的には、12月から3月頃が冬山の時期と言われています。太平洋側の低山の場合は、降雪はあるものの根雪とはならないため、そのほとんどは日中のあたたかい日差しで溶けてしまいます。そのため、雪山登山というハードな印象よりも、軽く積もった雪の中をハイキングやトレッキングで楽しむといったお手軽な印象があります。そのため特に太平洋側の低山はハードルが低く、冬山初心者が練習で訪れるのに最適です。
日本海側の低山とのちがい
北アルプスなど標高の高い山が連なる日本海側は、同じく低山であってもしっかりと雪が積もりますので、あまり初心者向きではありません。冬の時期の太平洋側は、比較的気候が安定しており降雪量も日本海側と比較すると少ないため、初心者が冬に登山する場合は太平洋側がおすすめです。国内でも地域によって季節の特徴がちがいますので、標高だけで判断はせずしっかりとその時期と場所の下調べをすることが大切です。
低山とは標高どのくらいの山?
一般的には標高が約1,000m前後の山を低山といいます。標高が100m上がると気温は約0.6度下がるといわれていますので、登山口から頂上までの気温差を把握することは非常に重要です。冬山の登山には厳しい”寒さ”がつきものです。特に冬の冷たい風は、体を確実に冷やし低体温症などにもつながりますので、低山といえども冬の登山にはしっかり標高や気候を把握する必要があります。寒さや冬が苦手な方は、まずは1,000m以下の低山ハイキング・トレッキングから取り組んでみましょう。
冬山の登山で気をつけたいポイント
低山だからといって冬の山を甘くみるのは禁物です。寒さ対策はもちろんのこと、その山の気候や特徴などをしっかりと下調べし、あらかじめ装備を検討しておくことが、当日安心・安全な登山をする重要なポイントとなります。他のシーズンに比べて、低体温症などの危険性も高まるため、さらに入念な準備をすることをおすすめします。
冬山登山に適した服装を
肌に突き刺すような冷たい風や急な降雪など、様々な気候・気温の変化に対応できる重ね着(レイヤリング)が重要なポイントとなります。体感温度は、風速1mつき約1度も下がるといわれています。速乾性のあるインナーはもちろんのこと、フリースなどの中間着、寒さをしのぐアウターに、急な降雨降雪に対応できるレインウエアなど、色々な組み合わせで臨機応変対応したい。手袋や帽子も防寒対策の必需品となります。
足元の装備は特に万全に
事前情報では降雪はなくても、現地に行くと意外な場所に積雪があったりするのも冬山で気をつけたいポイントです。行く前に必ず下調べをし、積雪がある山の場合はアイゼンやストックなど、冬登山に必要な道具を準備していきましょう。日陰部分や下りでの道は、凍っていることが見た目には分かりにくく足を取られるケースが多い。時間帯では気温の低く体も動いていない早朝も注意したいところ。
底が硬めの登山靴を履いてぬかるみに注意しよう
積雪のない低山であっても注意したいのが、霜や雪柱によるぬかるみです。深夜から早朝にかけてできた雪柱などは、朝は見た目もきれいで踏み込んだ時のパリパリとした音が登山客を楽しませてくれる冬の風物詩です。ですが、日中の日差しにより溶けてしまうと、地盤が濡れるだけでなくぬかるみなどの原因にもなります。登山靴は、底が硬めのものを選ぶのがポイントです。朝、霜や雪柱を見かけたポイントは、下山の際は足を取られないよう特に注意しましょう。
サングラスやゲイターなど小物も充実させよう
アウターや登山靴はしっかり冬山仕様であることに加えて、小物も充実させることで厳しい寒さにも対応することができます。帽子やネック周りには、温かいウールやフリース素材がおすすめです。冬でも意外に紫外線は強いので、サングラスも必須アイテムです。指先は特に冷やさないよう冬用のグローブをすることが大事です。意外に重宝するのが雨や雪の侵入を防いでくれるゲイターです。ゲイターはどの時期でも必ずザックに入れておきたいお助けアイテムです。小物を上手に使って、冬の登山を安全で快適なものにしましょう。
急な気候の変動に気をつけよう
「朝は晴天だったのに急に雲行きが怪しくなって天候が荒れた」などの経験は、登山経験者では普通によくある話です。空は青いのに、下から濃い霧が立ち込めてきてあっという間に濃霧に覆われるなど、山での気候の変化は早く、それにすぐに対処できる判断力が必要です。冬の山では特に降雪による寒さなどは命に関わる危険な状況にもなりかねませんので、変化に気が付いた時は無理をせず山小屋へ避難したり下山するなどの早めの判断が必要です。
早めの出発・早めの下山を心がけましょう
冬の登山で気をつけたいのが、日照時間の短さです。夏の時期の登山の感覚でコースや時間を計画してしまうと、行動時間が確実に足りなくなり下山できない危険性も十分に考えられます。日が早く落ちると気温も急激に下がり、寒さによる体への悪影響も懸念されます。朝は早めの出発を心がけ、帰りはゆとりを持って下山する計画を立てましょう。
冬でも登れる低山おすすめ①筑波山(茨城県)
日本百名山のひとつである筑波山は、標高877mと比較的低めの山ながらも、その容姿は美しく存在感があり、古くから「西の富士、東の筑波」と言われ崇められてきました。都心からもアクセスしやすいため、四季を通じて人気のある山です。男体山(871m)と女体山(877m)の双耳峰(そうじほう)からなり、約4時間程度の日帰り登山が楽しめます。
筑波山の登山コース
筑波山神社入口でバスを下車し、まずは神社でお参りをしましょう。登山口を入ると筑波山ケーブルカーに沿った形で登山道が作られています。御幸ケ原まで行くとケーブルカーで登ってきた観光客や土産物店などで観光地の雰囲気で活気があります。男体山に登った後は女体山へ。東京都心や関東平野が眺められるなど、美しく広大な景観が楽しめます。帰りは、大仏岩や弁慶の七戻りなど風変わりな岩が楽しませてくれます。急な岩場が多いため、表面が凍っていたり積雪がある場合があるので、慎重に下山したい。
筑波山の冬での注意点
積雪はあまりみられないものの、雪が多い年などは積雪もありますので、下りの際は軽アイゼンがあると安心です。万が一、積雪があって道具が揃っていない場合は、無理をせず筑波山ケーブルカーもしくは、ルートを変更して筑波山ローブウエイでつつじがおか方面へ下山するなどして、その時々で安全な判断をおすすめします。
冬でも登れる低山おすすめ②月居山(茨城県)
日本三大爆の「袋田の滝」が完全氷結した姿を眺めることのできる迫力満点の日帰り登山コースです。標高は約404mと低めながら、この見事な滝が氷結するほどの気温の低さに、冬登山初心者には冬の寒さに体を慣らすのにうってつけです。冷えた体を袋田温泉に浸かって温めて帰りたい。
月居山の登山コース
JR水郡線袋田駅下車後、まずは袋田温泉に向かいます。七曲り登山口から入り袋田の滝へ。展望台からぜひその迫力のある姿を堪能しましょう。近年では完全氷瀑の姿を見れることは稀なため、事前にネットなどで情報を入手しましょう。月居山までは急な階段を1200段登ります。下山まで約2時間半のお手軽ハイキングコースです。
月居山の冬での注意点
標高が比較的低い山のため降雪はほとんどみられませんが、ごく稀に雪が積もることがありますので、事前に天候を確認するとよいでしょう。シーズンのほとんどは降雪はありませんので、寒さ対策を万全にしていけば、誰でも気軽に足を運べる手軽な山となります。もう少しボリュームを求める場合は、第1・2展望台を経て、標高約654mの奥久慈男体山へ向かうコースもあり。
冬でも登れる低山おすすめ③高尾山(東京都)
登山者の入門の山として、また観光地としても大変人気な高尾山は、標高約599mと手軽に登山を楽しめる山です。尾根道を伝うと標高約855mの陣馬山にもつながり、低山とはいえ組み合わせによっては縦走を満喫できるなど、その楽しみ方は千差万別なのも魅力のひとつです。都心に近くても、しっかり登山の雰囲気を満喫できるのが高尾山が気軽に親しまれるポイントです。高尾山山頂で初日の出を見ようと元日には大勢の人でにぎわいます。
高尾山の登山コース
京王高尾線の高尾山口駅下車後、日当たりの良い稲荷山を通るコースを抜けて高尾山山頂へ。山頂に着いたら一足伸ばしたいのがもみじ台です。美しい眺望を眺めながらお昼休憩が楽しいひと時です。帰りはいろはの森を抜けてケーブルカーやリフトを利用して下山してもよし。いくつもの日帰りコースが計画できる魅力的な山です。
高尾山の冬での注意点
高尾山は観光地であることから、登山口のすぐ近くに最寄駅があり、ケーブルカーやリフトなどの移動手段が充実していますので、天候などに合わせてコースを臨機応変に変更できるのがうれしいポイントです。標高の低い高尾山でも冬は雪が積もることがあります。しっかり冬山の装備をして寒さに備えましょう。
冬でも登れる低山おすすめ④入笠山(長野県)
富士見パノラマスキー場のゴンドラを利用してお手軽冬登山が楽しめる山です。標高は1955mとしっかり積雪のある山なので、雪を感じたい冬山登山デビューの初心者に最適な山といえます。山頂からは、北アルプスの山々が連なり、最高の眺望が楽しめます。6月頃に咲くすずらんの群生地として有名な入笠湿原も観光地として大変人気があります。
入笠山の登山コース
標高1780mのゴンドラ山頂駅から木道を歩いて入笠湿原を堪能します。入笠山登山口からは積雪がある場合はアイゼンを装着しましょう。しばらく行くと岩場コースと岩場迂回コースに分かれるので、行きと帰りでお好みで選定しよう。アイゼンを装着していれば岩場コースも問題なく楽しめます。山頂まで約1時間のコースのため、雪山を無理なく経験することができ、初心者に大変おすすめの日帰りできる山です。
入笠山の冬での注意点
山頂付近は急なため、アイゼンやストックは必須アイテムとなります。マナスル山荘付近も特に注意したいポイントです。マナスル山荘は冬季も営業しているので、天候が急変した場合などでも安心して立ち寄れる場所があるのがうれしい。
冬でも登れる低山おすすめ⑤上高地(長野県)
いつかはあの北アルプスに連なる穂高連峰へ!登山者のあこがれの地に想いを馳せる穏やかなトレッキングコースです。標高は約1,530mと高めですが、その高低差はわずか30mと、雪山初心者にはもってこいの場所です。美しい自然と日本の名峰への入り口となるこの上高地は、人気の観光名所で夏は多くの人でにぎわいます。
上高地のトレッキングコース
上高地バスターミナルで下車後、まずは河童橋から穂高連峰の美しい峰々を堪能しましょう。この河童橋を出発し、明神橋を渡って梓川沿いを歩き、深い森と湿原による自然の空気を味わいながら元来た河童橋へ戻る、約2時間半のトレッキングコースです。
上高地の冬での注意点
冬期は積雪がありますので、スノーシューとストックなどを持って冬山装備で出向きましょう。ほぼ平坦な道のりのため、足元にしっかり注意しておけば、さほどの危険性はありません。急な降雪などに備えて、ニットやフリースの帽子・グローブ、サングラスやゲイターなど小物についても充実した装備が役に立ちます。
冬でも登れる低山おすすめ⑥達磨山(静岡県)
静岡県沼津市にある標高982mの達磨山(だるまやま)は、伊豆半島の付け根部分に位置し、頂上からは駿河湾をはさみ富士山が眺められる少々珍しい景観が楽しめる山です。ササ原に覆われた穏やかな山頂の雰囲気も美しい。帰りは少し足を伸ばして沼津で美味しい海の幸をいただきたい。
達磨山の登山コース
だるま山高原レストハウス前でバスを下車後、戸田峠へ。伊豆に多く見られるアセビ林やササ原が現れ達磨山頂上へ。目の前には駿河湾をはさんで天城山や富士山の眺望が楽しめます。達磨山のみの登頂であれば約3時間程度と比較的気軽に日帰りで楽しめます。日帰りでももう少しボリュームがほしい場合は、戸田峠に戻った後に金冠山(きんかんざん)まで足を伸ばしてもよい。こちらも富士山がより近く見える最高の展望が楽しめます。
達磨山の冬での注意点
降雪はあまりないものの、天候によっては海からの強い風や悪天候に見舞われる場合があるため、やはり万が一の降雪に備えた冬山の装備が必要です。
冬でも登れる低山おすすめ⑦金剛山(大阪府)
大阪市内からのアクセスがよく、観光スポットとしても大変人気のある標高約1,125mの生駒山系の主峰です。全国でもめずらしい登山回数記録システムがあり、ハイキングや健康を目的とした登山客でにぎわいます。頂上からは大阪湾を一望でき、冬期は樹氷も楽しむことができます。
金剛山の登山コース
金剛登山口バス停下車後、国見城跡で大阪平野を一望し、樹齢500年の仁王杉を拝み展望台へ。展望台からは大阪湾が望め、関西国際空港や天気の良い日は淡路島も眺めることができます。伏見峠を通り金剛山ロープウェイ前バス停への約3時間弱の日帰りハイキングコースです。
金剛山の冬での注意点
大阪で一番高い山だけあり冬期は降雪があるため、アイゼンなどの冬の装備を準備し、下りは急坂があるため足元には十分注意したい。装備が十分でない場合は、無理をせずロープウェイを利用することをおすすめします。
安心・安全の冬山登山のために
冬山での登山は、寒さや降雪などによって危険度が高まりますので、山岳保険に加入していない方は事前に必ず加入することをおすすめします(もちろん、時期を問わず山へ足を踏み入れる方は冬期に限らず加入をおすすめしたい)。ハイキングやトレッキングの場合でも、少しの判断ミスなどが大きな事故につながることもあります。加入していたことによって無事に救助されるなど、そのありがたさに後で気づかされるはずです。また、技術力を高めるために登山講習会などに参加するのも効果的です。知識の積み重ねが安全に確実につながります。
冬山で登山の新たな魅力を発見しよう!
冬山でしっかり登山を満喫するもよし。スノーシューを履いて、真っ白な雪景色の中をトレッキングして、樹氷や動物の足跡などを観察するなど、時間を気にせず自然とのふれあいを楽しむもよし。他のシーズンとの空気感のちがいや静けさも冬ならではの風物詩です。冬山をきっかけにして、登山への興味の深まりを感じてみてはいかがでしょう。
まとめ
白い雪に覆われた山、澄んだ青空に白い息。冬ならではの風景が頭に浮かんできたら、ぜひ冬の山へ足を踏み入れてみてください。他のシーズンでは感じられなかった新たな発見がきっと待っています。ぜひ、春夏秋冬それぞれにちがった魅力を発見しに行ってみてはいかがでしょう。
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