トビウオの種類と生態まとめ!気になる飛ぶ飛距離や数え方の由来もご紹介!のイメージ

トビウオの種類と生態まとめ!気になる飛ぶ飛距離や数え方の由来もご紹介!

トビウオの種類や生態について詳しく解説しています。日本に生息するトビウオの種類や、トビウオならではの飛行に関する豆知識、旬や利用方法などについてもご紹介しています。トビウオについて詳しいことは意外と知らないことが多いと思うので、ぜひ読んでみて下さい。

2019年02月18日更新

のべじ
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目次

  1. トビウオについて
  2. トビウオの種類
  3. トビウオの特徴
  4. トビウオの生態
  5. トビウオの数え方
  6. トビウオの旬
  7. トビウオの飛び方
  8. トビウオの利用方法
  9. トビウオの釣り方
  10. まとめ

トビウオについて

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トビウオと言う魚は、名前の通り飛ぶことができるのが特徴で、名前は誰もが聞いたことがある魚だと思いますが、意外とその種類や生態などの詳しいことを知っている人は少ないのではないでしょうか。今回は、トビウオの種類や生態はもちろん、旬や食べ方、飛び方、飛距離まで、トビウオについて詳しくご紹介したいと思います。

トビウオの種類

日本のトビウオ

トビウオと聞くと、「トビウオ」と言う1種類しかいないように思いますが、実は世界中で50種類以上のトビウオの種類が確認されています。日本でも30種類以上のトビウオが確認され、その中で主に4種類のトビウオが漁獲され、食用として利用されています。

トビウオ

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全長35cm程に成長する中型の種類です。トビウオ類の総称としてトビウオと呼ばれることも多いですが、種としてのトビウオも存在します。他の種類と違って、夏から秋が旬と言われています。九州地方では伝統的に漁獲され、特に長崎県五島列島の焼きあごが有名です。

ハマトビウオ

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全長は50cm、体重は1kgを超え、もっとも大型になるトビウオです。東北地方から奄美地方まで幅広いエリアに分布しています。春が旬と言われ、主に伊豆諸島や九州地方で漁獲されます。トビウオの中では一番美味しいと言われ、最近では刺身としての需要が非常に増えています。体の断面が四角いため、カクトビの別名で呼ばれることもあります。

ツクシトビウオ

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全長35cm程に成長する中型のトビウオです。北海道から屋久島まで非常に幅広く分布しています。晩春から初夏が旬で、島根県では「夏を告げる魚」として親しまれています。刺身や焼き魚としてはもちろん、様々な加工品にも利用される魚です。

ホソトビウオ

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全長25cmほどで、名前の通り他のトビウオと比べると、小さくて細身の体が特徴です。東北地方から台湾まで生息しています。主に日本海で漁獲されますが、細い体のため、煮干しなど加工品として利用されることが多いです。体の断面が丸いため、マルトビの別名で呼ばれることがあります。

トビウオの特徴

トビウオの特徴

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トビウオの特徴は、なんと言っても翼のような胸びれです。また、隠れて見えづらいですが、腹びれもとても大きく、同じく翼のようになっているのも特徴の1つです。この翼のようなひれを持つことで、空中を飛ぶことができ、名前の由来ともなっています。

トビウオの天敵

トビウオの生息している海域には、マグロやカジキ、シイラなどの大型の肉食性の回遊魚が棲んでいます。そのため、トビウオはマグロたちのかっこうの餌となってしまいます。天敵達はみな、泳ぐのがとても早いので、万が一襲われたときに、翼を広げて空中を飛んで逃げます。近くに船が通ったときも、飛びながら逃げるので、フェリーなど船に乗る機会があれば、ぜひその飛び方を観察してみて下さい。

トビウオの生態

トビウオの生息地

トビウオは種類によって少しずつ生息地が違いますが、それぞれの生息地を統合すると、南は沖縄から、北は北海道にまで生息しています。また、南からの海流に乗って徐々に北上するため、時期によってよく見られる場所は変ってきます。また、海外を見渡すと、世界中の熱帯~温帯域の海域に生息しています。

トビウオの生息環境

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トビウオは沿岸域で産卵し、孵化した卵はしばらく沿岸域を漂い、徐々に沖合に流されていきます。沖合に出ると流れる流れ藻などに身を寄せながら成長していきます。成魚は外洋の表層域を群れで回遊し、産卵期になると再び沿岸域へと近づきます。

トビウオの食性

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トビウオは雑食性ですが、主に動物性のプランクトンを食べて生活しています。表層近くで生活していることから、表層を漂うプランクトンや、遊泳力の弱い稚魚を食べることが多いとされています。そのため、釣りで狙う場合は、オキアミやアミエビなどを餌にすると釣ることができます。

トビウオの数え方

一般的な魚の数え方

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魚の数え方は当たり前ですが、1匹、2匹と数えます。しかし、実は魚はその形の特徴などから、数え方が違う種類もいるんです。例えば、マグロやハマチなど大きな魚は1本、2本と言う数え方です。カレイやヒラメなどの平たい魚は1枚、2枚と言う数え方です。イワシやサヨリなど細長い魚は1条、2条と数えることもあります。種類によって数え方が違うのは面白いですよね。

トビウオの数え方

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それではトビウオはどんな数え方でしょうか?細長い体なので1条2条と数えそうですが、実は違うのです。トビウオは飛ぶことが特徴なので、1羽、2羽…と数えるんです。他にも、うさぎが1羽2羽と数えますが、鳥ではなく、魚なのにこのような数え方をするのはなんとも不思議ですね。

トビウオの旬

トビウオの産地

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漁場としては、九州南部から四国の太平洋側、山陰地方、伊豆諸島があげられます。春先から徐々に北上していく生態なので、時期によって漁場が少しずつずれていきます。その中で、長崎県五島列島のあご焼きや、島根県、兵庫県のあご野焼き、八丈島の島ずしなど、伝統的に漁がおこなわれ、加工利用されてきました。

トビウオの旬

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トビウオの旬は地域や種類によって異なってきます。春先はハマトビウオ、初夏がツクシトビウオ、秋がトビウオの旬と言われることが多いです。また、トビウオは産卵のために南方から徐々に北上していきます。そのため、漁場や漁獲時期も徐々に北へ移動し、それに伴って、地域によって少しずつ旬と言われる時期が変わってきます。

トビウオの飛び方

飛び方

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トビウオはまず、他の魚より長い尾びれを左右に振ることにより、推進力をつけ、水面を飛び出します。その後は、胸びれと腹びれを広げてグライダーのように使うことで飛距離を伸ばします。そのため、トビウオが飛び立った後の水面にはジグザグ模様に水を切ったあとを見ることができます。また、波立った海の場合、波の一番上から飛ぶことにより、高さを稼ぐのと、波に上る上昇気流を利用して飛距離を稼ごうとします。種類によって飛び方に大きな違いはありません。

飛距離

トビウオは種類にもよりますが、平均すると200mほどの飛距離を飛ぶことができます。大型種になるほど飛距離も伸び、600mほど飛べるといわれています。また、トビウオには胃がなく、他の消化器官も短く直線にすることで、体を軽くし、飛距離を伸ばしていると考えられています。

飛ぶスピード

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トビウオは水面を滑走している時は時速30~40km、滑空時は時速50~70kmほどのスピードを出していると言われています。飛行中でもブレーキをかけることや、方向転換ができることなど、意外と器用な飛び方ができ、マグロやシイラなどの大型魚から逃げることができます。しかし時たま、勢いが良すぎて船に乗り込んでしまう個体も見られます。

飛行時間

2008年に、NHKの取材クルーが鹿児島のフェリーの上からトビウオを撮影していたところ、45秒間飛び続ける映像の撮影に成功しました。飛び方の映像は多くありますが、最初から最後までとり続けた映像は非常に少なく、映像としてとらえられた飛行時間の最長記録と言われています。記録としては45秒ですので、実際には1分ほど飛ぶこともあるのでは無いかと言われています。

トビウオの利用方法

刺身

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トビウオはイワシなどと同じように鮮度の落ちやすい魚ですが、輸送技術が発達し、新鮮なトビウオが手に入りやすくなった現代では、刺身で食べられることも多くなりました。特に大型のハマトビウオは刺身として人気があります。青魚の仲間ですが、特有の臭みもなく、さっぱりとした味わいです。

あご野焼き

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島根県を中心とした山陰地方では、江戸時代からあご野焼きと呼ばれる伝統的な利用をされています。山陰地方では昔からトビウオのことを「あご」と呼び、トビウオのすり身を主原料に、地酒などで味付けをし、焼き上げたかまぼこのことを、あご野焼きと呼んでいます。ちくわのような見た目で、歯ごたえがあり、トビウオとお酒の香りがするあご野焼きは絶品料理とされています。

あごだし

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長崎県の五島地方では、主に漁獲されるホソトビウオを原料に煮干しを作っています。この煮干しをあごだしと呼んでいます。トビウオは運動量が非常に多いため、脂肪分や雑味が他の魚より少なく、さっぱりとした上品なダシが取れるとされています。このあごだしを使ったうどんが五島うどんとよばれ、あごだしとともに五島地方の名物となっています。

トビウオの釣り方

トビウオ釣りのポイント

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トビウオは普段は沖合を回遊しているため、沖合からの潮の流れが入る、潮通しのよい堤防がいいでしょう。トビウオを専門に狙う人は少ないですが、サバやワラサ、ソーダガツオなどが回遊してくる堤防は同じようにトビウオも回遊してくる可能性が高いのでチャンスが大きいでしょう。

トビウオ釣りの時期

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地域にもよりますが、産卵によって沿岸域によりやすい春から夏が釣りやすい時期と言えます。北上しながら回遊する生態のため、南日本の方が早い時期から釣れやすいでしょう。回遊魚は時期が命ですので、地元の釣具店やSNSなどから情報を集めると確実です。

トビウオ釣りの仕掛け

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専用の仕掛けは用意されていませんが、表層を泳ぐ生態のため、同じように表層を泳ぐサヨリ釣りの仕掛けを使うと便利です。浮きが複数ついていて、表層をゆっくり仕掛けが流れるのが特徴です。トビウオはサヨリよりも泳ぐ力が強いので、場合によっては仕掛けを補強が必要となります。餌はオキアミやアミエビを使用するのが良いでしょう。

番外編:トビウオを餌にした釣り

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もしもトビウオが釣れた場合、シイラやカツオなど大型の回遊魚も回遊して来ている可能性があります。少し可哀想ですが、釣れたトビウオを餌にして泳がせ釣りをすると、よりそれら大型の魚が釣れる可能性があります。トビウオ釣りに行くときには、大型魚用の丈夫な釣り竿と仕掛けも持って行くと良いかもしれませんね。

まとめ

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いかがでしたか?トビウオは飛ぶ魚としては有名ですが、飛び方まで知っている方は少なかったのではないでしょうか。トビウオは各地域で伝統的に利用されている魚でもあります。最近は輸送技術もあがり、美味しい魚として認知されつつありますので、チャンスがあれば、ぜひ1度食べてみてはいかがでしょうか。

トビウオが気になる方はこちらもチェック!

今回はトビウオについて紹介させて頂きました。他にも色々な魚の生態や釣り方、料理などについての記事が沢山あります。気になる方はぜひ併せてチェックしてみて下さいね。

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