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ガーデニング初心者が気になる土作りのコツを解説!失敗しやすいポイントは?

ガーデニングを初めてみようと思った時に何をしますか?野菜や花を上手に育てるには土作りが大切です。初心者なら市販の土でもいいですが、庭が広いと自作がおすすめです。ガーデニング初心者でも植物にいい土の条件がわかると簡単に土作りができるので紹介します。
更新: 2022年5月21日
揚げ餅
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小さなスペースなら土作りより市販の土がおすすめ

ガーデニング初心者でも土作りに失敗しない

土の作りといっても初心者だと失敗することもあるので規模が小さい場合は市販の土を利用して花壇などを作ったほうが簡単です。コツも特に必要なく不要な土をのけて、そこに市販されている花の土や野菜の土を入れるだけで簡単に土壌改良、花壇作りが簡単に完了します。

庭いじりが好きな方でも、庭の土壌改良をする場合は小さなスペースなら積極的に市販の土を利用するのも簡単で失敗が少ないためおすすめです。

初心者が庭いじりで失敗しやすいポイント①

庭や土作りをするスペースが広い場合は市販の土を利用せず自分で土作りをしなければなりませんが、土壌改良やただの地面から花壇や庭を作るとなると、それなりの労力が必要になります。そのため一気にせず少しずつ作りましょう。一気にしようとしてもなかなか難しく焦ると失敗しやすいです。

初心者が庭いじりで失敗しやすいポイント②

自分で土の配合をする場合は土壌改良材の量に気をつけないと入れすぎた場合は逆効果になります。例えば酸性を矯正する素材である石灰を大量に入れてしまうと中性からアルカリ性になってしいこれだと失敗です。

初心者が庭いじりで失敗しやすいポイント③

植物を植えた時に元気良く育たつためには栄養豊富な土が必要ですが、肥料を入れすぎても失敗に繋がります。土作りはのコツは入れすぎないことにあり肥料も入れすぎると枯れる原因になることもあります。

植物に良い庭の条件

ガーデニングの基礎の日当たり

庭いじりをよくする方は分かっていると思いますが初心者の方は意外と忘れがちになるのが日当たりです。

観葉植物の一部は日陰でも問題がない種類がありますが、花壇に植える花、庭の木、畑の野菜などは基本的に日当たりを好む性質がるのでガーデニングで庭いじりをする時は日当たりがいい場所を花壇などにしていきましょう。理想としては午前中にたくさん太陽があたる位置がよく、西日はほどほど程度がいいと言われています。

ガーデニング初心者が見落としがちな風通し

庭いじりをする時に風通しまで気にする方は少ないかもしれませんが、風通しが悪いと害虫の発生、病気の発生、枯れる原因にもなることがあるので適度に風が吹く場所がおすすめです。失敗しないコツでもあるので日当たりよく適度に風通しがいい場所で花壇などのガーデニングを楽しんでください。

植物に良い土の条件1

根が張れる深さを確保した土作り

ガーデニングや庭いじり初心者だと植物が育つのにどれくらいの深さが必要になるか分かりにくいですが、花壇では少なくとも10センチ程度は必要です。花の種類によって深さが変わるので花壇でも深ければ深いほどいいでしょう。

野菜を育てる場合は種類によって異なりますが30センチ以上あると根菜類も育てれます。しかし単に深ければいいかというとそうではなく石が混じっているような土は土壌改良が必要になります。

異物をのけた綺麗な土で土作りを

家庭菜園用の土作りなら特に異物のある土は根菜類の失敗に繋がりやすいので注意しましょう。根菜類は異物があるとそれを避けるように可食部分が成長するため二股になってしまうので、綺麗な根菜類を作るコツは異物の除去にあります。

花壇の場合でも根張りが悪くなる場合があるので異物が多い場所は避けるか、異物を土作りと同時にしっかり除去していく必要があります。つまり根が張れる深さと異物のない環境が大切です。

植物に良い土の条件2

水はけ、保水力のいい状態で土作りを

土質により水はけや保水力が違ってきます。例えば砂だと乾きやすくすぐに水分が流失してしまうので水やりが大変です。

逆に粘土質の強い土だと水が表面に溜まったりして常に濡れているような状態になりやすく、どちらも植物を育てるにはいい環境とは言えず、土壌改良をする必要があります。ただ一概に悪いとは言えず植物の種類によっては砂のように乾いた土地を好む物も、水はけの悪い湿った環境を好む種類もあります。

ガーデニングには水はけと保水力共に必要

園芸用品店に行くと水はけをよくする土壌改良材として腐葉土などを取り扱っていて、水はけがいいと通気性もよく空気がたくさんあるので通気性がよく根ぐさりしません。

逆に保水力がないと肥料や水がすぐに抜けてしまい成長しにくいです。水はけ(通気性が)、保水力(保肥性)のバランスのいい土がガーデニングには必要になるので、園芸用品店で土壌改良用の資材を土作りと共に準備しておきましょう。土壌改良のやり方は後述します。

植物に良い土の条件3

ph(酸性、アルカリ性に)が適切な土作り


長年放置されていた庭や花壇、土地は酸性雨の影響をうけて酸性になっていることが多くあります。このまま酸性を好む植物を育てるのであれば特に問題なく育てられますが、あまり酸性を好む植物は少なく基本的には中性もしくは弱酸性を好みます。

酸性を好む植物は蘭、ブルーベリー、ツツジ、お茶や柑橘類などです。これらの他にも酸性を好む植物はありますが、花壇に花を植えるのでれば基本的に弱酸性~中性にしましょう。

phの計測方法

やり方はいろいろあり園芸用品店やホームセンターの園芸コーナーでも酸度計測器などが売られています。温度計のように直接地面に挿すものや、水と土を溶いて使うものなどいろいろな種類があるので、使いやすいものを買いましょう。

詳しいやり方は後述しますがphが高ければアルカリ性で低ければ酸性になるのでそれぞれ傾きすぎていると土壌改良が必要になります。phの土壌改良のコツは特になく改良剤を混ぜるだけなので簡単です。

植物に良い土の条件4

化学肥料に頼りすぎない土作り

庭いじりを良くしている方で化学肥料ばかり使っていた土地や花壇を新しくする場合は微生物が少ない場合がるので注意しましょう。微生物とは土に含まれる有機物を分解する働きをもつ生物で有機肥料は微生物の働きがあって初めて植物の肥料になります。

また土質も微生物がいないと硬すぎたり団粒構造にならないため根張りがしにくくなり結果的に土地が悪くなってしまいます。こうなると植物に良い土地とは言えなくなり土壌改良が必要です。

団粒構造とは

土の粒子が適度に固まって小さな塊のようになっている状態で通気性、排水性、がよくなるので園芸用品店、または園芸コーナーにいくと団粒構造の花の土、野菜の土が売られています。

土壌改良で団粒構造をするには化学肥料をあまり使わず微生物の餌となる有機肥料を使うことで微生物が分解して団粒構造となります。ガーデニングで有益な生物として有名なミミズがいると自然と土壌改良が進むので土作りの最中で見かけたら大切にしましょう。

園芸用品に負けないミミズの働き

ガーデニングのコツの一つとしてミミズのことを知りましょう。ミミズは穴を彫りながら移動するため空気の通りがよくなり排水性も改善されます。

移動するだけでこれだけの効果がありますが、ミミズの糞は粘液と土が混じり団粒化しているため植物にとって育ちやすい土になり糞は弱酸性なのでphも整えてくれるのでガーデニングには必要な生き物です。またミミズの糞に含まれているリンなどは肥料にもなるので園芸用品にも負けない働きがあります。

植物に良い土の条件5

栄養豊富な土作り

前述したように化学肥料だけでは微生物のエサがなくるためやがては微生物がいなくなります。この状態にならないように土作りの際に有機肥料を混ぜこむのがコツになります。

園芸用品店に行くと土壌改良材だけではなくさまざま有機肥料が売られているのでうまく活用しましょう。鶏ふんを長期間使用しているとphアルカリ性に傾いてくるので長期間使う場合は庭いじりと一緒にphを計ることをおすすめします。

ガーデニング初心者、土作りに必要な道具

鍬(くわ)

耕す時に使う道具で重たいと疲れてしまうのでよほど荒れ地でない限りは平鍬を使うのが疲れにくいコツです。平鍬は園芸用品店で取り扱っています。

スコップ

主に土を深く掘る道具ですが用途は幅広く混ぜたり掘り起こしたり、掻き出したりできます。園芸専用の鋤(すき)から工事で使うスコップなどがありますが、多少使い勝手が違いますがどちらでも大丈夫です。

移植コテ

スコップを小さくしたようなもので苗を植えたりする時に使う小さな穴を掘る道具です。園芸用品店行かなくても100均などでも手に入ります。選ぶ時のコツは材質にありアルミより丈夫なステンレスがおすすめです。庭いじりをする方はすでにあるもので大丈夫です。

熊手・レーキ

柄の先に複数の爪ある道具で潮干狩りの時に使う小さな熊手ではなく大きな熊手を使います。小さな熊手は100均でも取り扱われていますが背丈ほどの柄がある大きな熊手は園芸用品店でしか取り扱われていません。土をならしたり異物の除去に役立つます。

ジョウロ

ガーデニング専用のものじゃなくてもペットボトルを加工して自作しても大丈夫です。100均でも取り扱われていいるので好みのジョウロを用意しましょう。花壇の規模が大きいようなら大きめのジョウロが使いやすいです。

軍手


古い土や荒れた土地はどんな異物が混じっているかわからないため、土いじりをする時に装着してほしい道具です。怪我の防止役立ちます。

その他

ビニタイ(針金入りの樹脂製の帯)や帽子、ホース、鋏などあると便利な道具はいろいろあります。帽子は屋外の作業となるので暑い季節は熱中症対策として必要です。

ガーデニング初心者でもできる土作り:酸度調整

phを測る人は真面目

酸度調整、ph調整をちゃんと測ってする人はかなり真面目な性格かもしれません。実は家庭菜園などをする方はわかるかもしれませんが、酸度調整については結構アバウトで市販されている苗や植木のラベルに書かれている育て方にはphの度数などは書かれていません。

栽培方法の説明には「植え付け1週間前に苦土石灰を混ぜます」とあるだけなので、ラベルに書かれている以外にちゃんとph測って植物ごとに調整するのがいい土を作るコツになります。

酸度調整のやり方1

計測器で便利なのは土に挿すだけで温度、phなどを測ってくれる機械です。ただし計測器は高いので使い捨ての薬液で調べる方法もあります。このタイプは一旦土を水で溶いて上澄みを専用に容器に入れてから検査になるため面倒ですが価格も安く便利です。

酸度調整のやり方2

phがわかると酸度調整として苦土石灰、有機石灰などを使って中性もしくは弱酸性に調整していきます。ただしすぐ撒くのではなく耕して異物などを取り除いてから肥料と一緒に混ぜるのが一般的です。

基本的によほど酸性じゃない限りはあまり矯正しなくてもいいとも言われていており、地面の状態(粘土質、深さなど)で変わりますが、1平方メートルに50g~100g使うと0.5ほどアルカリ性になる言われています。

ガーデニング初心者でもできる土作り:耕す

硬い土をほぐす

鍬で長年放置されて硬くなった地面を掘り起こすようにしてほぐしていく作業です。耕す前に雑草はできるだけ切り取っておくと地面に刃が刺さりやすく耕しやすくなります。地表から20センチぐらいの深さまで耕していきましょう。

コツは高く振り上げるのではなく鍬の重さを利用して地面に刃を刺していきます。スコップでも同じやり方で耕すことができるのでどちらでも扱いやすい道具で耕していきます。

異物の除去も同時にしていく

深く耕していくと必ず土の塊、石、大きな根、ゴミなどの異物がでてくるので土の塊は鍬や手で砕いて小さくしていき石などの異物は排除していきましょう。残っていると根張りや根菜類の形に悪影響が出ます。また耕している最中にミミズを見かけたら駆除せずそっと元に戻してあげましょう。

ガーデニング初心者でもできる土作り:施肥

有機肥料が元肥としておすすめ

ある程度耕すことができ当初よりふかふかに土がほぐれてきたら植物の栄養となる肥料を足していきます。土に混ぜる肥料は臭いなどが発生しやすい堆肥など有機肥料を使うことが多いですが微生物を増加させるためにも必要です。

酸度調整をする時このタイミングで石灰などをまく方法と予め土に石灰混ぜて一週間後に改めて肥料を混ぜるやり方があります。多くの場合は酸度調整してから肥料を足すようですがどちらでも大丈夫です。

臭いがする有機肥料

ガーデニングでは虫が発生したり臭いがするため嫌われやすい有機肥料ですが土の中に混ぜてしまうとに臭いを軽減することができます。また肥料などを混ぜるタイミングで土質が粘土質ならば堆肥や腐葉土を混ぜ込んでいき通気性などを改善していきます。

腐葉土、堆肥は肥料としても効果がありますが鶏糞などと比べるとあまり肥料としての効果はないため土壌改良材として扱われることが多いです。

ガーデニング初心者でもできる土作り:畝

花壇なら不要

ガーデニングの一環として作っている場所が家庭菜園ではなく花壇の場合は畝を必ず作る必要はありません。家庭菜園だと野菜を育てることになるので余力があれば作りましょう。

畝は作らなくてもいろいろな種類の野菜を栽培は可能ですが、畝があることで通気性がよくなり大雨が降っても水に浸かりにくくなるので畝を作ることがより美味しい野菜を作るコツになります。

畝の作り方1

きっちり畝を作りたい場合は支柱と紐をつかって畝の目安を作ります。あとはその周りを掘り下げていき畝を作っていきます。基本的に東西方向に長くなりように作りますが無理なら気にしなくても大丈夫です。掘り下げていく高さは粘土質のような排水性が悪い土地なら20cmほどほり排水性が言いようならそんなに深くしなくても大丈夫です。

畝の作り方2


掘り下げる事ができたら畝をならしていき高さを揃えます。高さを揃えるだけなので鍬などを使わなくても木の棒、板などで表面を平行に動かすだけである程度高さを揃えることができます。揃え終わると畝の完成です。

なお畝の幅は育てる野菜によって違うので一概に言えませんが幅50センチほどあれば大丈夫です。畝と畝の間は特に大きさは決まっていないので、歩きやすく作業しやすいように狭く作りすぎないように気をつけましょう。

ガーデニング初心者でもできる土壌改良のやり方1

腐葉土の有効活用

施肥の際に粘土質の水はけの悪い土地だと腐葉土を混ぜるといいと前述したように腐葉土、パーク堆肥、もみ殻くん炭などには土壌改良材としての効果がかなりあります。

腐葉土の効果は土をふかふかにして柔らかくし、通気性、排水性を高めてくれます。粘土質の土地だと水を含むとすぐに土同士が塊水はけを悪くしてしまうのですが腐葉土あることで団粒構造になりやすく排水がスムーズになります。

腐葉土を使った土壌改良のやり方

腐葉土は園芸用品店で売られている身近な製品です。土壌改良として使う時の割合は土の量のおよそ半分程度にまぜると微生物が多く排水性のいい土地にすることができます。パーク堆肥、腐葉土は自然の力で発酵しているので微生物がたくさんいます。

ガーデニング初心者でもできる土壌改良のやり方2

ガーデニングでできる土の再利用

ガーデニングが趣味の方はすでにたくさん土があると思います。また初めてガーデニングをする方も古い土はリサイクルくして新しく良い土として利用することができるのでやり方を紹介します。

ガーデニングできた古い土のリサイクル方法1

まず最初に古い土取り出し根や石、虫などの余分な物を取り除いてから荒目から土ふるいにかけてさらに不純物を取り除き平らにして冬は熱湯をかけて消毒していきます。

夏場など暑い時は日光に当てるだけでも消毒することが可能です。必ず消毒しないと古い土は病原菌やガビなどが潜んでいるのでリサイクルした後新しく植えても病気になってしまう恐れがあります。

ガーデニングできた古い土のリサイクル方法2

しっかり異物を取り除き殺菌消毒できたらあとは腐葉土や市販の土の再生材を土の半分ほど混ぜていき完了です。土作りと工程はよく似ているのでついでに覚えておくとガーデニングの土を無駄にせず長く楽しめます。

ガーデニング初心者でもできる土づくりのまとめ

土壌改良や土作りはやり方次第で楽しめる

市販の土を使えば楽に植え付けできますが広いと自分で土壌改良をしながら土作りをしないと費用もかかり大変です。自分で土作りをした場合土の状態を把握できるだけではなく、育てたい植物に合わせて作ることができるので本格的にガーデニングに取り組みたい方、楽しみたい方ははおすすめです。

植物にいい環境になるよう通気性、排水性、保水力、微生物のいる環境、異物のない環境を目指して頑張ってみてください。

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