キャンピングトレーラーについて
キャンピングトレーラーは、アメリカでとても人気があるライフスタイルで、映画やドラマのワンシーンにもトレーラーが登場する機会を多く見かけます。アメリカで、トレーラーを住居としている人は多く、大衆化している背景は、普通の住居よりも低価格で手に入りやすいことや自由な感じがアメリカのライフスタイルに合っているからです。
キャンピングカーの種類
種類:バンコン
ハイエースやNV350などのバンの車を正規にコンバージョン(改造)した車両になります。車のボディーは、そのままで手を加えないので比較的手軽に製作できて、走行性能も改造前とあまり変わりません。
種類:キャブコン
トラックなどの車両をベースにしてキャビン部分を取り付けたタイプになります。リビングが広くとれて、常設ベッドを備えることができるなどキャンピングカーらしく変身できます。
種類:軽キャンパー
軽ワゴンや軽トラックの車両ベースにして改造を施したキャンピングカーになります。比較的、軽自動車ですから車両価格も安いことや小型の車体なので、手軽に改造できて楽しめるキャンピンカーになります。
種類:トレーラー
一般的に、箱型の居室にベッドルーム、ダイニングテーブル、キッチン、トイレ、シャワールームなど普通に生活にできる装備を一式整えたトレーラーになります。
キャンピングトレーラーとは
キャンピングトレーラーとは、乗用車で牽引して移動ができるキャンピングカーを表しています。エンジンルームや運転席、助手席がなく、キッチンルームやベッドルームなどの居住スペースのみで構成されている自走することができないトレーラーのことです。
キャンピングトレーラーの魅力
魅力①:維持費について
トレーラーは、お金のかかる贅沢な趣味の車と言うイメージがありますが、意外と維持費はかかりません。維持費の内訳は、自動車税が、10,200円くらいで、重量税が、8,200円くらい、2年に一度の車検は、45,000円くらい、自賠責保険料が、2年で4,650円くらい、任意保険料は、牽引車両と一体扱いで基本的に追加料はありません。これは、魅力の1つになるでしょう。
魅力②:運転しやすく、扱いやすい
タイヤの位置に注目
トレーラーは、車体の真ん中くらいにタイヤが付いているため、小回りがききます。牽引車両のタイヤの軌跡に近い感じで曲がることができるのです。タンクローリーのように大きくくの字のように曲がる必要もなくて、せまい農道でも走行がしやすいです。操作がしやすいことも魅力の1つです。
扱いやすいところが魅力
トレーラーは、自由に車両から切り離すことができることがメリットです。キャンプサイトに到着したらトレーラーは切り離して、その場所の近くの温泉やスーパーなどへ、身軽になった普通乗用車で自由に出かけることができます。これは、キャンピングカーにはできないことなので、魅力の1つになるでしょう。
魅力③:快適な車内空間が魅力
トレーラーは、運転席やエンジンルームがないため、居住空間が広く、間取りに拘束されないトレーラーの大きな特徴であり、魅力にもなります。高さのある車内空間で、まるで家のリビングにいるかのようです。また、長距離ドライブで疲れたらトレーラーで休憩することもできます。運転席で休憩するよりもずっとくつろぐことができます。
魅力④:充実している車内設備
運転席やエンジンルームがあって、スペースの限られるキャンピングカーでは簡易的で物足りないキッチン設備になってしまいます。しかし、トレーラーなら流しにコンロ、電子レンジまで充実した電化製品を置くスペースが確保できるのです。設備が十分充実しているので、どこへ行っても本格的な料理に挑戦することができるのです。これも、魅力の1つです。
キャンピングトレーラーのデメリット
日本の法律の規定で、走行中は引っ張られるトレーラーの中に人は乗り込みことはできません。仲間が運転している時は、引っ張られるトレーラーで休憩しながら移動したいものですが、その行為は違法扱いになるのです。トレーラーを動かす時には、引っ張る車に全員乗り込んで、空になったトレーラーを引っ張って移動する必要があります。
キャンピングトレーラーの免許の種類
牽引免許
運転車両の後ろに車両総重量が750kgを超える車を連結して、それを引きながら運転する場合に必要な免許です。個人でキャンピングトレーラーを運用するならこの免許が必要になります。
キャンピングトレーラーの種類
普通自動車免許で運転可能タイプ
トレーラーを引っ張るには、普通自動車免許に加えて牽引免許も必要では、と思っている人は多いと思います。しかし、基準があって、引っ張られる車両の車両総重量が750kg以下であれば、牽引免許は必要ないのです。引っ張る車に必要な普通運転免許を取得していれば可能と言うことになります。
4人家族が快適な車両も
大人4人でゆったりと快適に過ごせるトレーラーは、750kg以下クラスの種類も多くラインナップされています。海外製の車両が多く販売されていますが、軽自動車やバイクでも引っ張ることができる軽量な種類のトレーラーもあります。
牽引免許で運転可能タイプ
750kg以上の大型トレーラーを牽引する牽引免許は、約12~15時間程度の実技教習を受講して、その試験に合格することで免許を取得することができます。免許取得の費用は、各自治体や教習所によって違いますが、約15万円くらいになります。
キャンピングトレーラーを運転するために
駐車場が必要
トレーラーを所有するためには、ある程度広い駐車スペースが必要です。自宅の敷地内に駐車スペースが取れない場合は、自宅から半径約2km圏内に駐車場を借りて、その住所をトレーラーの車検登録時に申請する必要があります。
牽引する自動車は
2000㏄以上の普通車であればトレーラーを牽引することはできます。舗装された道路であれば、前輪駆動でも後輪駆動でも牽引することは問題ありません。ただし、キャンプサイトには、芝生や雪道など、舗装されていない道路も走行できる方が便利です。
牽引車両は四輪駆動が最適
そんな悪条件なところでも、牽引できる普通車は四輪駆動モデルが適しています。キャンプサイトによっては、スタック(雪やぬかるみなどに車輪を取られて動けなくなっている状況)を避ける理由で、二輪駆動でトレーラーを牽引している車はそのサイトの利用を断られるケースもあるみたいです。
キャンピングトレーラーのおすすめ5選①
CARADO C161L
カラード C161L
ドイツ カラード社のトレーラーは、全長は、約5.4mとコンパクトで、重量は軽量で約750㎏。もちろん、普通自動車運転免許で牽引することができます。頑丈な作りと居住性を重視しています。
おすすめポイント
大人も余裕で寝られるスペースは、常設の2段ベッドに加えて、ダイニングもベッドスペースに変えることで、4人家族がゆったり過ごせるスペースを確保しています。ダイニングキッチンには、3バーナーコンロとステンレスシンク、冷蔵庫が標準装備されて、設備としては十分揃っています。
キャンピングトレーラーのおすすめ5選②
アンタレス390(インディアナRV)
アンタレス390
アンタレス390は、数が少ない常設のダブルベットを備えたゆったりとした居住空間が特徴になります。車両重量も約750㎏と牽引免許不要のキャンピングトレーラーです。
おすすめポイント
災害対策に考慮しているためプロパンガスを使用しない装備になっていることも特徴です。レジャー目的とした使い方だけでなく、地震や悪天候などに備えたトレーラーとして購入を考えたい方にはおすすめの車両です。
キャンピングトレーラーのおすすめ5選③
クナウス 「デセオボックス Vエディション シェルタースタイル」
クナウス 「デセオボックス」
ドイツ クナウス・タバート社の普通運転免許で牽引ができるトレーラーになります。ミニサイズで、全長約3.7mの大部分を位置しているダイニングは、2人用のベッドに変わり、天井にも収納式のシングルベッドが付いていますので、大人3人分のベッドスペースを確保することができます。
おすすめポイント
3WAY冷蔵庫や2バーナーコンロは、電源不要のカセットガス仕様になっています。電気の消費量をなるべく抑えられる仕組みを取り入れています。トイレルームには、シャワーヘッド付きの洗面台にカセットトイレを装備しています。全面防水処理が施されているので、シャワールームとしても十分使うことができます。
キャンピングトレーラーのおすすめ5選④
TRIGANO Silver310J Free style
Silver310J
寒さや雨の侵入を防ぐために高性能素材の「ウレタンフォーム断熱壁」を採用しています。3バーナーコンロ は、カセットガス仕様で、70ℓの冷蔵庫も3WAY仕様です。キッチン、洗面台、カセット式水洗トイレなどの設備も完璧に装備されています。
おすすめポイント
オプションですが、大人4人のベッドスペースを確保するために収納式バンクベッドが用意されています。全長が約4.85mのコンパクトサイズですが、これでとても便利なスペースが確保できるでしょう。
キャンピングトレーラーのおすすめ5選⑤
ティー・グローブ 16′TGV-Ⅱ(トランキルグローブ)
ティー・グローブ16′TG V-Ⅱ
きれいな曲線を描いたレトロ調のデザインが特徴のTグローブ トレーラーです。このトレーラーは、外観だけではなく、機能性も充実しています。FRPの2分割ボディはとても耐候性が高く、床下の腐食などはほとんどありません。しかし、ルーフが強化されているため車重が重くなり普通自動車免許&牽引免許が必要になっています。
おすすめポイント
室内は、明るくて広々としていて、日本の電圧に合わせたエアコンを標準装備で付いています。キッチンまわりが特に充実していて、レンジファンを装備しているので料理が好きな人にはとてもうれしいです。海水浴などで便利につかえる外部シャワー付きです。
まとめ・評価
キャンピングトレーラーの基本情報をいろいろと紹介してきました。意外と手軽な感じがした人もいるのではないでしょうか。普通自動車運転免許で牽引できるものから、新たに牽引免許を取得しなければならないものまで意外と知られていない事実が分かってもらえたと思います。
価格を左右する設備
キャンピングトレーラーを検討して見ると、便利な装備や内装を魅せられて全て装備してしまうと、あっという間に高価な車になってしまいます。価格を大きく左右するのは、やはり設備になります。
自分だけのキャンピングトレーラー
例えば、レジャー目的で、温泉施設などを利用すれば、シャワー関係は必要ありません。車内で本格的な料理をしないのであれば、調理設備をシンプルに抑えることができます。キャンピングトレーラーを使用する目的や用途をしっかりと検討して、必要な装備を調べていけば、自分に合ったキャンピングトレーラーが見つかるはずです。
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