牽引免許不要なキャンピングトレーラーをおすすめ
キャンピングトレーラを利用してトラベルキャンピングを楽しむ人はまだまだ少ないようですが、その環境が整いつつあり、これから注目されるかもしれません。
トラベルキャンピングを応援する検索サイトも増えて、キャンピングトレーラの利用可否を事前に調べられるようになりましたし、郊外のコンビニへ行くと大型トラック用のスペースが増えてきました。
こんな人におすすめ
クルマの操縦性を楽しみたい…乗用車の利便性を優先させたい…でもキャンピングカーを使いたい…そんな人にはキャンピングトレーラーをおすすめします。キャンピングトレーラーのメリットは牽引する乗用車など(トラクターと呼びます)とトレーラーを切り離せる点です。
使わないときには子供部屋、パーティーハウスや離れとして使えそうです。キャンピングカーと比べて価格が安いのも魅力的ですし、軽自動車で牽引できるキャンピングカーもあります。
キャンピングトレーラーのデメリット
キャンピングトレーラーを所有する問題点を考えてしまう人も多いでしょう。しかし、問題点をクリアすれば所有するメリットが得られるので価値あるものとなります。欲しいからと購入しても、価値を見出せなければ邪魔になって手放すことになってしまうでしょう。トラベルキャンピングに慣れていない人には無用の長物になりかねません。
運転が難しい
まず心配なのがキャンピングトレーラーを牽引して運転できるか?というところでしょう。前進・右折・左折は問題ないでしょうが、後退には神経を使います。
ETCのセットアップを牽引車有りにすると、キャンピングトレーラーを牽引していなくても牽引している料金が発生します。自宅にキャンピングトレーラの駐車と連結ができるスペースも必要ですね。
防災対策?
キャンピングトレーラーを防災対策にするのは不十分です。緊急性が高い災害の場合、避難指示が出てからトラクターと連結して移動する…となると時間との闘いとなるでしょう。避難にクルマを使えない状況も考えられますよね。
キャンピングトレーラーはトラベルキャンピング専用と考えるほうが賢明です。しかし、災害時の一時的な住居としては大いに活躍するでしょう。
小型キャンピングトレーラーのメリット
小型キャンピングトレーラーの居住性はそれほど悪くありません。欧米のような長期バカンスで利用する人も少ないので、自宅レベルの居住性をトラベルキャンピング用のキャンピングトレーラーに求める必要もありませんよね。大きなキャンピングトレーラーを日本で運転するには神経を使いますし、小型なら駐車スペースの確保もしやすいでしょう。
日本のクルマ旅にベストマッチ!
小型キャンピングカーは日本のトラベルキャンピングで使いやすい仕様だといえます。。道の駅では大型トラックが駐車できたり、RVパークの多くはトレーラーOKとなっていたりしますが、その他の場所では宿泊地を探すのが難しいでしょう。
ですのでなるべくコンパクトなトレーラーの方が宿泊地を決めやすいですし、周囲への配慮もしやすいですね。
おすすめ小型キャンピングトレーラーをご紹介!
牽引免許が不要なキャンピングトレーラーを紹介します。牽引免許が必要なキャンピングトレーラーは全長がかなり大きいので、牽引免許不要のキャンピングトレーラーを使ってからステップアップすることをおすすめします。
軽自動車でも牽引できるキャンピングトレーラーも紹介しますね。中古車を扱うディーラーもありますのでチェックしてみてください。
牽引免許不要のキャンピングトレーラー
総重量が750㎏以下のキャンピングトレーラーは牽引免許が不要です。牽引免許が必要ないキャンピングトレーラーは日本の道路事情に合っています。アメリカやヨーロッパからの輸入車だけでなく、国産車でも750㎏以下のキャンピングトレーラーが増えてきましたので、今後に期待できそうですね。
おすすめキャンピングトレーラー①
シルバー310TDL フリースタイル
トラベルキャンピングトレーラーとしての基本装備を備えているシルバー310TDL フリースタイル。ポップアップルーフはテント生地ではなくパネルを使っていますし、横壁、床、屋根に効果が高い断熱材を使用していますので、外気温の影響を受けにくいでしょう。
必要なオプションだけを追加して自分好みのキャンピングトレーラーに仕上げることができます。
おすすめポイント
シルバー310TDL フリースタイルはポップアップルーフを下げると3ナンバーミニバンと同等のサイズなのがおすすめポイントです。コンパクトで駐車場事情の問題をクリアしやすいですね。保管するときもありがたいサイズですが、旅先での駐車にも助けられそうです。
おすすめキャンピングトレーラー②
エースキャラバン エースワン330DL Jエディション
エースキャラバン・エースワン330DL・Jエディションは出入り口が左側に付いたトラベルキャンピングトレーラーです。歩道側に出入り口が付いているので観光地でも安全に乗り降りできますね。コンパクトですが就寝人数は4人で、ファミリーでもゆったりと寛げるでしょう。
就寝人数:4人 車両総重量:750kg 牽引免許不要 全長:4800mm 全幅:2200mm 全高:2430mm 価格:179万円(税込)~
おすすめポイント
エースキャラバン・エースワン330DL・Jエディションには2段ベッドが常設になっており、日中と就寝時でレイアウトしなおす必要がありませんのでカップルでの使用におすすめです。寝室とリビングを分けて使えますので、快適にトラベルキャンピングを楽しめるでしょう。税込み180万円という価格も魅力的ですね。
おすすめキャンピングトレーラー③
エメロード330Vエディション プレミアム フリースタイル
エメロード330Vエディション・プレミアム/フリースタイルは装備が充実した快適なトラベルキャンピングトレーラーです。画期的なレイアウトで大人4人の就寝が可能です。しかし大きさはコンパクトですので旅先の風景で変に目立つこともないでしょう。内装も明るく和やかで、カップルからファミリーまで使えますね。
就寝人数:4人 車両重量:680kg 牽引免許不要 全長:5,000mm 全幅:2,100mm 全高:2,580mm 価格:268万円(税別)
おすすめポイント
エメロード330Vエディション プレミアム フリースタイルの全長は5メートルですので、駐車場事情が厳しくても何とかなるサイズがおすすめポイントです。旅先でも入手しやすいカセットガス、暖房は灯油、ソーラーパネルを装備するなど、心配事を減らしてくれる仕様となっています。
おすすめキャンピングトレーラー④
エメロード406Vエディション プレミアム Vエディション
エメロード406Vエディション プレミアム Vエディションはファミリーでゆったり使えるトラベルキャンピングトレーラーです。牽引免許がいらないキャンピングトレーラーではサイズや装備を含め充実した内容だといえるでしょう。しかも出入り口が左にあるので安心で便利ですね。
就寝定員:4~5名 車両重量:750kg 牽引免許不要 全長:5,500mm 全幅:2,100mm 全高:2,580mm 価格:288万円(税別)
おすすめポイント
エメロード406Vエディション プレミアム Vエディションは前部のU字型ラウンジソファーテーブルセットはダブルベッドになり、後部の2段ベッド下段は対面テーブルセットに変身するなど、レイアウトの自由さがおすすめポイントです。人数や期間に合わせてレイアウトを変えられるので、親族共有もしやすいですね。
おすすめキャンピングトレーラー⑤
TB01.タバート スモールエッグ 320RS
スモールエッグは小型で全長が短いキャンピングトレーラーです。かわいいデザインが目を引きますね。トイレやシャワーは付いていませんが、引き出しが多いので小物の収納が便利です。後部に手で押して移動させやすいハンドルが付いているのもいいですね。コンロの火口が2つ付いているので料理もしやすいでしょう。
就寝人数:3人 車両重量:620㎏(最大750㎏) 牽引免許不要 全長:3400㎜ 全幅:2010㎜ 全高:2440㎜ 価格:257.04万円(税込)
おすすめポイント
デザイン性に優れた小型キャンピングトレーラーですが、3人で就寝できるのがおすすめポイントです。カップルで使えば広々と使えそうですね。日本国内では何もないところでキャンピングトレーラー泊するケースは少ないので、トイレやシャワーよりもリビングを拡大するほうが便利に使えるでしょう。
おすすめキャンピングトレーラー⑥
I CAMP JAPAN
威圧感のない大きさで、ポップでかわいいデザインが魅力的なI CAMP JAPAN。車名どおり日本の環境に適した使用となっています。ルーフにはファンつき換気口が標準装備されていますので、夏場の蒸し暑さを軽減してくれるでしょう。もちろん出入り口は左側にあります。
就寝人数:3人 車両重量:740kg 牽引免許不要 全長:4,450mm 全幅:2,000mm 全高:2,460mm 価格:207.9万円(税込)
おすすめポイント
小型に見えますが装備は充実しており、トイレもシャワーも付いています。収納スペースが多いので、設備を詰め込んだキャンピングトレーラー内でも整理整頓がしやすいでしょう。アメリカンデザインでありながら内容は日本人向けとなっているので満足感が高いと思われます。
おすすめキャンピングトレーラー⑦
キャンピー
水上バイク、ボート、バイク用トレーラーを製造してきたSOREXのキャンピー。小型で軽自動車登録ですし、重量的にも軽自動車で牽引できます。キャンピングトレーラーというよりもカーゴといったほうが正しいでしょう。窓やドアですらオプション扱いです。重量が増加したときのために慣性ブレーキ付を選択したいですね。
就寝人数:不明 車両重量:不明 牽引免許不要 全長:2720㎜ 全幅:1640㎜ 全高:1640㎜ 価格:100万円(税別)
おすすめポイント
キャンピーの内装には何も入っていないので、窓とドアをオプションで追加して自作キャンピングトレーラーのベース車にできるのがおすすめポイントです。
軽自動車トレーラーを入手してボディーから自作するのも楽しいですが、そんな技術がなくても日曜大工気分で自分好みにアレンジできるます。自作キャンピングトレーラーも夢ではありませんよ。
おすすめキャンピングトレーラー⑧
ワンカーゴ
ワンカーゴは小型・軽量で軽自動車登録できるキャンピングトレーラーです。電源、収納つきベンチ、テーブル、ベッドセットが付いています。必要最小限の装備ですが、本格的なキャンピングトレーラーよりもクルマ+α程度のスペースを求める人におすすめです。
就寝人数:2人 車両重量:不明 牽引免許不要 全長:3360㎜ 全幅:1470㎜ 全高:1980㎜ 価格:189万円(税別)~ 軽自動車登録
おすすめポイント
ワンカーゴには必要最小限の装備しか付いていませんので、自分好みにカスタマイズしたい人におすすめです。特にトイレやシャワー、キッチンよりも牽引できるリビングを牽引したい…DIYを楽しみたい…このままで使って汎用性を活用したい…などユーザーの要望にあわせられる懐の深さがありますね。
自作キャンピングトレーラーに挑戦!
完成品や専門業者(ビルダー)が製造したキャンピングトレーラーもいいですが、自作するのも楽しいでしょう。労力、価格、仕上がり具合を考えると完成品の方が上ですが、自作キャンピングトレーラーを製作する満足感、試行錯誤しながら改修を重ねる作業に熱中できそうです。
自作キャンピングトレーラーのメリット
キャンピングトレーラーを自作すれば使い方に合わせた仕様としやすいでしょう。トラベルキャンピングだけでなく、釣りやマリンスポーツ、写真撮影、レースでのバイク用トランポ兼休憩スペースなど、趣味に特化した仕様にすると使う頻度も上がるでしょう。自作キャンピングトレーラーを趣味の道具倉庫にすることもできますね。
マルチトレーラーを利用して自作
トレーラー規格:軽4ナンバー/[500kg積載: 小型4ナンバー] フレーム材質:スチール(溶融亜鉛メッキ処理) 荷台ベッドサイズ:2400×1445mm 積載用途:スノーモビル1台・他積 最大積載量:200kg,350kg,500kg 全長×全幅×全高:3390×1475×620mm 車両重量:160Kg
シャシーから全て自作するとやりがいがありますが、市販のマルチトレーラーを入手してシェルと内装を自作すれば走行安全性を確保できますし、手軽に自分好みのキャンピングトレーラーを製作できるでしょう。
トラベルキャンピングだけでなく、釣りやマリンスポーツ、写真撮影、レースでのバイク用トランポ兼休憩スペースなど、アイデアはユーザー次第で膨らみそうです。
キャンピングトレーラーのレンタル事情
キャンピングカーのレンタルは多いのですが、キャンピングトレーラーのレンタルは少なく、関東で何軒か営業しているだけです。キャンピングトレーラーを使う人が少ないということもありますが、最近までトラクターとトレーラーの親子関係がないと公道を走行でできなかったのでレンタル業者が少なかったと考えられます。
キャンピングレンタカー事情に朗報!
最近の規制緩和によって、トラクターとトレーラーの親子関係が一部で解消されました。車両重量750㎏以下(慣性ブレーキつきは1990㎏)のトレーラーならトラクター側の車検証の記載変更で不特定のキャンピングトレーラーを牽引できるようになったのです。
マイカーにヒッチメンバー(トラクターに設置する連結装置)がついていればレンタルできるので、キャンピングトレーラーのレンタル業者は今後増える可能性がありますね。
キャンプ場で宿泊体験レンタルできます!
キャンピングトレーラーを牽引できなくても、レンタルして体験的に宿泊できるキャンプ場があります。走行することはできませんが、宿泊体験できるので、キャンピングトレーラーに興味を持った人は利用をおすすめします。キャンピングトレーラーの有無を検索できるキャンプ場検索サイトもありますね。
キャンプ場でのレンタル
キャンプ場でレンタルされているキャンピングトレーラーは威圧感を感じるほど大きいので体験程度だと思いましょう。キャンピングトレーラーではなくトレーラーハウスをレンタルしているところもあるので、よく確認してくださいね。
まれに民宿や宿泊施設が貸し別荘的に小型のキャンピングトレーラーをレンタルしているところもありますよ。
トラクターとトレーラーの重量
普段使っているクルマをトラクターにしてトレーラーを引くわけですから、相性やバランスも気になりますよね。トレーラーの重さはトラクターの70パーセントくらいが限界だといわれています。ホンダ・フィットのベースグレードの車両重量は1010㎏ですので、700㎏強のトレーラーが限界重量だといえるでしょう。
トレーラーの重量が重かったら…
トレーラーの重量が重いと操縦安定性が悪くなります。主に影響を受けるのは制動時で、トレーラーにとトラクターが押されて制動距離が伸びてしまいます。トレーラーが重過ぎるとトラクターが押されて連結部で折れ曲がり、事故になる可能性もあります。クルマは車両重量に合わせて制動装置になっていますので、特に軽自動車は注意が必要です。
トラクターにしやすい軽自動車は…
エンジンパワーと車両重量がある軽自動車ならトレーラーを牽引しやすいでしょう。ターボエンジンを搭載している軽自動車や軽バン/ワゴン(エブリーやハイゼット)、スズキのジムニーなどがトラクターにしやすいですね。軽自動車に多いCVTよりもMT車やAT車のほうが望ましいという話も聞きます。
まとめ
レジャー用のクルマと普段使い用のクルマの2台を維持するよりも、キャンピングトレーラーと普段使いのクルマを所有するほうが費用を抑えられます。それはキャンピングカーにはエンジンが付いていないので車検費用が安く済むからです。
家族でお出かけするときしかミニバンを使っていない…そんなファミリーはキャンピングトレーラーを検討する価値があるのではないでしょうか。価格はミニバンの同等もしくはそれ以下ですよ。
キャンピングカーのトイレ事情をチェック!
キャンピングトレーラーやキャンピングカーのトイレってどうなってるの?少し不思議ですよね。気になる方はこちらをチェックしてください。
キャンピングカーのトイレ事情を解説!トイレの種類や汚水の処理方法とは?
キャンピングカーのトイレについて種類や汚水の処理方法などを解説していきます。キャンピングカーのトイレ事情は現在どうなっているのか。いろいろな...
就寝定員:3名 車両重量:750kg 牽引免許不要 全長:4,850mm 全幅:1,800mm 全高:1,980mm 価格:265万円(税別)