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サンタンカとは?その特徴や育て方をご紹介!増やし方や冬越しってどう?

サンタンカをご存知でしょうか?沖縄で自生している植物で、小さく鮮やかな花を沢山つける、見応えのある植物です。今回はそんなサンタンカの特徴や花言葉、育て方や増やし方などを詳しく解説していきます!気になる冬越しのやり方も解説しましたので参考にして育ててみましょう!
2020年8月27日
T・S
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サンタンカとは?

サンタンカとは、アカネ科サンタンカ属に分類される植物で、世界中の暖かな地方で自生しています。サンタンカ属は約500種以上が存在しますが、園芸品種として育てられているのは限られています。特に多いのがキネンシス種とコッキネア種ですね。そんなサンタンカは切り花によく使われていますが、鉢植えで育てている方は多くなく、目にしたことがある方は少ないかもしれません。そこで、今回はそんなサンタンカの特徴や育て方、増やし方などを詳しく解説していきます!

サンタンカの特徴

サンタンカの大きさと葉

大きさは大体1mほどまで育ちます。大きすぎず小さすぎずで、ちょうど良い観葉植物と言えますね。販売されている苗木は大体30~40㎝程ですので、そこから大きくしていくことになります。枝がよく分岐し、花もボリュームがありますのでこんもりとした外見になるのがポイント。葉は楕円形で大きく、光沢があります。存在感があるので、一つ育てるだけでも場が華やかになります。

サンタンカの花と花期

花の色はオレンジと赤が主流ですが、他にも黄、白、ピンクなどがあります。一つ一つの花は小さく、3㎝程度しかありません。しかし、小さな花が沢山咲きますのでボリューム感があります。大体10㎝くらいのまとまりになりますね。花期は春から秋にかけてです。花期が長いのもポイントで、ちゃんと管理をすれば長い間楽しむことが出来ます。

サンタンカはマイナーな花?

世界中で自生している花ではありますが、日本ではちょっとマイナーな存在かもしれません。沖縄三大花(デイゴ・サンタンカ・オオゴチョウ)の一つとして数えられているのですが、寒さに弱いので、沖縄以外の地方で育てる際は手間がかかってしまうのです。切り花として使われているのは見たことがあるかもしれませんが、鉢植えで流通することが他の観葉植物より少ないですね。

サンタンカの花言葉

サンタンカの花言葉は?

花言葉は色々あり、「喜び・張り切る・可憐・熱き想い・謹厳・神様の贈り物」などがあります。どれも良さそうな花言葉ばかりですよね。可憐は見た目から納得のいく花言葉であり、張り切るや喜びもボリューム感から納得がいきます。神様の贈り物は神秘的な花言葉ですが、これはヒンドゥー教の神様に供えたことが由来しているのだそうです。どなたかに贈る際は花言葉を添えてあげると喜ばれるかもしれませんね。

サンタンカの名前の由来

サンタンカはイソクラとも言います。このイソクラとは、ヒンドゥー教神「シヴァ」をポルトガル語に訳した言葉です。先述しましたが、ヒンドゥー教の神様に供えられたことが由来でついた花言葉があり、この植物はそういった背景の強い花なのです。

サンタンカの種類


サンタンカの種類①キネンシス

1つ目の種類はキネンシスです。こちらは中国とマレー半島原産の種類で、昔から愛されてきた品種ですね。冬に弱い植物ではありますが、5度程度までは耐えられますので、沖縄では普通に自生しています。特徴は花が丸くて可愛らしいところです。また、葉の根本が細く尖っているのも、他の品種と見分けるポイントですね。花はオレンジ色です。

サンタンカの種類②コッキネア

2種類目は「コッキネア」です。このコッキネアと先述したキネンシスが主に流通している品種であり、このどちらかを育てている方が多いですね。こちらはインド原産のもので、寒さに弱く、10度を下回ると危険です。花は強烈な赤色をしていますので主張が凄いですよね。また形も尖っており、キネンシスと見分けやすい外見をしています。

サンタンカの種類③スーパーキング

3種類目は「スーパーキング」です。こちらはコッキネアと似た外見をしていますが、他の品種と比べて高さや葉が大きいこと、また花序も10㎝以上まで育ちます。スーパーキングという品種名が印象的ですが、これはダッフィー種という品種から作られた園芸品種なので、このようなキャッチーな名前をしています。

サンタンカの種類④キバナサンタンカ

4種類目は「キバナサンタンカ」です。こちらはその名前の通り、黄色の花をつける品種です。育てやすさなどは特に変わりはありませんが、出回っていることが少ないため、あまり知られていません。苗を購入しに行った際に見かけることがあれば検討してみましょう!

サンタンカの育て方①環境

サンタンカは鉢植えで

沖縄では自生しているものの、その他の地域では冬越しが出来ないため、鉢植えで育てるのが一般的です。鉢植えであれば冬に室内に取り込むことが出来ます。ほとんどの地域では軒下でも耐えられないことが多いのでご注意下さい。

サンタンカの日当たり

沖縄で自生している通り、暖かく多湿な環境、かつ日当たりの良い環境を好みます。ただし、真夏の直射日光をあてすぎると葉焼けすることがありますので、鉢を移動するなどして対策しましょう。日をあてないと花があまりつかなくなりますので、基本的には日当たりの良い場所に置きっぱなしにします。また、日照不足になると葉っぱが落ちることもあります。

サンタンカの夏越し

暑さには耐性がありますので、温度を気にする必要はありません。先述しましたが、直射日光で葉焼けする可能性がありますので、それだけ気をつけておきましょう。室内に取り込むよりは、日陰の場所に移してあげることをおすすめします。一日中日陰では日照不足になってしまいますので、半日は日があたり、半日は日陰となる半日陰の場所が良いですね。日陰となる場所がなければ、少し遮光してあげるのも良い手段です。


サンタンカの冬越し

寒さに弱い花ですので、冬越しは手間をかけてあげましょう。鉢植えにして室内に取り込めば多くの場合は冬越し出来るのですが、キネンシスは5度、コッキネアは10度以下になると枯れてしまいますので、室内でも温度が低いと冬越しが失敗する可能性があります。室内の温度が低い場合は空調などで温度管理をしましょう。かつ日当たりも必要としますので、窓際などに置いて日照不足にならないよう管理してあげます。

サンタンカの育て方②用土と植え付け

サンタンカの用土

弱酸性、かつ水はけの良い土を好みます。市販の観葉植物の土でも構いませんが、ご自分で作っても構わない方は、ホームセンターで販売されている土を混ぜて、適した用土を作ってあげましょう。赤玉土を4割、鹿沼土を3割、腐葉土を3割の割合、もしくは赤玉土を6割にして後の二つを2割にしても構いません。土には大きさがありますが、小粒~中粒であれば問題なく使用出来ます。

サンタンカの植え付け

植え付けは春に行いましょう。春頃から初夏にかけて株が流通しはじめますので、ホームセンターや園芸店などで購入します。ただし、流通量の多い植物ではありませんので、どうしても見つからない時はネットショップを利用するのがおすすめです。購入した苗は鉢が小さいことが多く、そのままにしておくと根詰まりしてしまいますので、大きめの鉢にすぐ植え替えてあげることをおすすめします。

サンタンカの育て方③水やりと肥料

サンタンカへの水やり

水やりは他の観葉植物と同様に、土の表面が乾いてからたっぷりと与えましょう。表面が乾く前に与えてしまうと根腐れに繋がるかもしれませんのでご注意下さい。春から秋は生育期であり、水を欲しがります。水切れすると花がすぐ落ちるようになりますので、逐一チェックして水切れしていない確かめましょう。冬越しの際は水やりを控え目にして、土の表面が乾いてから3日くらい待って与えるのがコツです。

サンタンカへの肥料

花を沢山つける植物ですので、肥料も与えましょう。春から秋の間は緩効性の化成肥料を2ヶ月に一回ペースで与えます。与えているのに成長が良くないようであれば、それに追加して液体肥料も与えましょう。液体肥料は10日に1回ほどが目安です。また、植え付けの際に元肥として土に肥料を混ぜておくと、スタートが良くなります。

サンタンカの育て方④植え替えと増やし方

サンタンカの植え替え

冬越しが上手く出来たら、春~初夏の時期に植え替えをしましょう。4月中旬~7月上旬に行います。根詰まりを起こしやすいので、毎年行った方が良いですね。植え替えは簡単で、鉢から株を取り出し、土を三分の一程度落としてから、新しい鉢に用土を入れて植え替えます。根張りの良い植物ですので、大きめの鉢に植え替えして下さいね。

サンタンカの増やし方は挿し木で


順調に育ったあとは、増やし方を試してみて下さい。増やし方は「挿し木」がおすすめです。挿し木での増やし方は剪定した枝を挿すだけですのでとても簡単です。挿し木は5月~7月頃に行いましょう。3節ほどの長さで枝を切り、水に30分ほど付けて吸水させます。吸水させる箇所の葉はとってしまいましょう。給水させたら、鹿沼土に挿し木して、一ヶ月ほど乾燥しないよう管理をします。芽が出始めたら鉢に植え替えして育てていきましょう。

サンタンカの育て方⑤お手入れ

剪定

剪定は必ずしも行わなければいけない訳ではありませんが、剪定をすることで形を整えることが出来ます。春~夏の元気な時期に行いましょう。2節ほど残して枝を切り戻してしまいます。また、花をつけなかった枝があれば、根本から切り落とします。剪定をした枝は挿し木に利用出来ますので、是非挿し木での増やし方にチャレンジしてみて下さいね。

サンタンカの育て方⑥病害虫

生命力が強い植物ですので、適切に管理出来ていれば、病気にかかったり害虫の被害にあうことも少ない植物です。特に室内で育てている場合は安心ですね。屋外に置いておくとアブラムシやカイガラムシがつくかもしれません。アブラムシは小数ならガムテープなどでとっても構いませんが、多ければ薬剤を使用することをおすすめします。カイガラムシは上記のような薬剤がありますが、効きにくいので歯ブラシなどで落としましょう。

まとめ:サンタンカとは?

今回の「サンタンカとは?その特徴や育て方をご紹介!増やし方や冬越しってどう?」はいかがでしたでしょうか?特徴や花言葉、育て方、挿し木での増やし方などを詳しく解説させて頂きましたが、育てる上での不安は無くなりましたか?春~秋時期は特に問題なく育てられる植物ですが、冬は室内に取り込んで、寒さで枯れないようにだけ注意して下さいね。冬時期の水やりのしすぎにもお気をつけ下さい。

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今回はサンタンカについて解説させて頂きましたが、他にもガーデニング・観葉植物に関する記事が沢山あります。気になる方は是非チェックしてみて下さい。