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「カンパリ・オレンジ」の作り方をご紹介!カンパリの人気カクテルレシピも!

女性も率先して好む、苦味の効いたカンパリ・オレンジのカクテルは、もう経験済みですか?街のバーで注文しても良いけれど、我が家で自分で作ってみる飲み方も、割と乙な味わいです。カンパリ・オレンジの作り方や、カンパリを活かした他の美味しいお酒のこともご紹介します。
2020年8月27日
はぐれ猫
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この記事で紹介しているアイテム

【リキュール】カンパリ 1000ml瓶

カンパリってなに?

なんとなしに日本語のガンバリだとか、カンパイとも似ているような、縁起良さげなカンパリですが、この知名度が上昇してやまぬイタリアンリキュールの、基本からすこし抑えておきましょう。

イタリア原産のリキュール

特有のアマロ(苦味)と赤ワインのような色合いが、大人の味覚を虜にするカンパリは、近代になってイタリアで生まれたリキュールです。アルコール度数はお酒の中でも高めな25%で、イタリアに本拠を置くダヴィデ・カンパリ社が製造しています。

カンパリの歴史

押しも押されもせぬカンパリの名は、19世紀にトリノ市内でバーテンダーの仕事をしていた、ガスパーレ・カンパーリなる人物名に由来します。彼は1860年にカンパリを生み出すと、当初はビッテル・アルーソ・ドランディアとして販売します。これはオランダ風の苦味酒というパッとしない名でした。

カンパリの製造法は不明

日本でも門外不出で、秘密を保持しつつ受け継がれる伝統があります。カンパリについても同じで、その詳しい製法はダヴィデ・カンパリ社が知るのみです。オレンジ、野草、花など60種の植物から生み出されていると言います。

色んな飲み物とカクテルにできる

不純物のない水やソーダ、オレンジなど人気の果実のジュース、白ワインにビールにラム酒など。カンパリというお酒は世界中のありとあらゆるお酒との、幅広い相性の良さが売りです。したがってカンパリボトルが1本さえあれば、千差万別なカクテルができてしまいます。

カンパリオレンジとは

イタリア生まれのお酒の飲み方

今や酒呑みの間には浸透していますが、イタリア産リキュールのカンパリと、普通のオレンジジュースを混ぜ合わせたカクテルが、カンパリ・オレンジと呼ばれます。イタリアではガリバルディの名前でも呼ばれていますが、欧米圏を中心として人気のカクテルです。

日本でも人気が広まった

日本の隅から隅までの歓楽街や商店街に出店しているバー、洋食のレストランなどでは、近年にカンパリ・オレンジが提供されて人気を博してきました。近ごろは特にカンパリが市販されていることもあり、何処でもますます身近なカクテルとなっているようです。

カンパリとオレンジジュースさえあれば

ほろ酔い状態突入する前、最低限で眼の前に用意したいアイテムといえば、グラスにカンパリに、お気に召したオレンジジュースです。家で一人だとしてもわずか1~2分の作り方ができることも、カンパリ・オレンジの支持が拡大した要因です。

カンパリ・オレンジを日本で入手するには

アサヒビールがカンパリ販売中

昭和時代のひと昔前は、イタリアの食料品や酒類を扱う専門店でしか入手するしかなかったカンパリですが、近ごろは近所の小売店でも市販されています。国内ではアサヒビールが2017年よりカンパリの販売をし始めているので、入手法はスーパーやコンビニなど、ますます容易になってきました。

カンパリは通販が買いやすい

【リキュール】カンパリ 1000ml瓶

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

店舗に出かけてみればカンパリが無くて落ち込むなんて不幸もありがちですが、それを回避するならネット通販です。カンパリでは少量で安価な375ml、中程度の750ml、最大の1,000mlと異なる容量のビンを選べます。

普通のオレンジジュースでok

我が家でステアするオレンジジュースは、何の変哲もなくとも新鮮なジュースなら構いません。しかしオレンジジュースと一口に言えど多様な種類があり、水で薄められたものと濃縮されたものでは、味わいも香りも違います。幾つか購入してでも、美味しいオレンジジュースを探し出したくなります。

カクテルを作る道具は?

我が家を舞台とするカクテルの製法では、正確な測量や動作を手助けしてくれるアイテムが、重要な位置を占めます。これがあったら上手にカクテルができるぞという、カンパリ・オレンジ用のアイテムは、この3点です。

カクテル用メジャーカップ


外見は砂時計を思わせるくびれた形状をした、ステンレス製のメジャーカップが、カクテルレシピでは使い心地の良さを与えます。カクテル用メジャーカップの内部には幾つかのメモリが刻まれているので、適切なお酒とオレンジの分量が丸わかりです。

カクテルシェーカー

ギラギラと光を反射するカクテルシェーカーは、ステンレス製で高さ15~20センチほど。3ピースシェーカーは下部のボディ、中央のストレーナ、トップという3層構造で、ストレーナは液体だけを通して氷を通さない構造です。手に持ってシェイクすることで完璧なカクテルを生み出します。

バースプーン(マドラー)

スプーンよりも遥かに長い柄を持って、深いグラスの奥まで撹拌をしやすくするのが、バースプーン、マドラーと呼ばれる道具です。一家に1つあると、カクテル作りも効率化します。

カンパリ・オレンジの作り方①(一般的)

メジャーカップでカンパリ・オレンジ

極めて単純に、自己流な方法でカンパリ・オレンジを作りたい希望があったりしませんか。それなら形に拘らず、目分量の超適当な感じで作る飲み方でも良いです。ただアルコール量の正確を期すためには、やはりメジャーカップがあると良いでしょう。

カンパリ・オレンジのレシピ

自宅でオキニ入りとするタンブラーなどに、まずは氷を入れることで容器全体を冷やします。カンパリの量を測って入れたら、オレンジジュースを好きなだけ注ぎ込んで構いません。バースプーンで軽くステアすれば、美味しいカンパリ・オレンジは既に出来上がっています。

カンパリ・オレンジの作り方②(バー風)

カクテルシェーカーでカンパリ・オレンジ

幼少時、意味も知らずにバーテンダーの真似事をした経験はなかったですか?あの動きはカクテルシェーカーがあってこそです。カンパリ・オレンジを作る時にはメジャーカップと一緒にシェーカーも用意して、まるで本格的なバーのお酒を実現したかのような飲み方も試してみてください。

カンパリ・オレンジのレシピ

シェーカーのボディには、はみ出さんばかりに氷を詰め込みます。メジャーカップでカンパリとオレンジジュースの量を測って入れ、ストレーナとトップのフタを完全に密封します。

銀に輝くシェイカーのトップ(ふた)を抑えつつ両手で抱え、10秒も上下にリズミカルに振りステアします。街の人気バーのバーテンダーさんを意識し、カッコつけるのを忘れずに。グラスにカクテルを注ぎ込めば、本格的な作り方(の真似)を経たカクテルは完成です。

オレンジを飾る

三日月型や満月型で切断面が綺麗なオレンジがグラスに飾ってあれば、ますますおしゃれな飲み方となります。オレンジは適当な大きさにスライスして、切り目を入れてグラスに引っ掛けるだけです。

オレンジキュラソーを加えるレシピ

特有の酸味に加え清々しき香りで支配されるオレンジキュラソーは、イタリアで人気のカンパリ・オレンジの中に、微量を加えることが好まれています。単純にステアする前に僅かに注ぐのみで、カクテルの味や香りにちょっとした変化を付けてみてください。

カンパリ・オレンジ以外のカンパリカクテルレシピ①

カンパリ・グレープフルーツ

鮮やかな熱帯魚に支配された地域で生まれる、ほろ苦さを含む爽やかな味わいを持ったグレープフルーツを好む日本人は多いです。カンパリ・オレンジの味わいがもし自分好みと思われたなら、グレープフルーツジュースのカクテルも、きっと美味と実感できます。

カンパリグレープフルーツのレシピ

紙製のパック詰め、またはガラスビン詰めがグレープフルーツジュースのよくある販売形態です。そんな容器を求めてもいいですが、果実を購入して、搾り器で生ジュースをしぼる作り方でも美味しくなります。メジャーカップで測りつつ、カンパリとステアで作り出す基本は同じです。

カンパリ・オレンジ以外のカンパリカクテルレシピ②

カンパリ・トニック

大西洋の何処かの英国人が飲み始めたという、仄かな柑橘系を感じさせるトニックウォーターと混ぜた、カンパリトニックの飲み方も未だに健在です。トニックの泡々として口の中ではじける感覚が、カンパリ・オレンジとはまるで違い、苦味とよく融合しています。


カンパリに混ぜるトニックとは

19世紀にイギリスの植民地で誕生した、マラリア対策の医療用として造られた飲料が、いまトニックウォーターと呼ばれるものの起源でした。柑橘類の果皮、それに香草などをソーダ(炭酸水)に混ぜる作り方をします。

カンパリ・トニックのレシピ

できるだけサボること無く良く冷やしておいた、トニックウォーターを用意します。シェイカーで見事に激しくステアしたり、氷を多量に入れすぎることで炭酸が抜けるため、グラスなどの中で静粛にステアする作り方が好ましいです。 

カンパリ・オレンジ以外のカンパリカクテルレシピ③

スプモーニ

定説によれば泡立てる意味を持つイタリア語「スプマーレ」を語源にするという、イタリア生まれな飲み方のカクテルです。カンパリと相性が高いグレープフルーツを合わせたカクテルにトニックウォーターを注ぎ入れて、柑橘類系の三位一体のじゅわっとした美味しさがあります。

スプモーニのレシピ

目指すべきスプモーニの基本となるのは適量のカンパリ、それにグレープフルーツのジュースのステアからです。ステアする時は氷を使わないことで、味の薄さを回避します。そこに冷えたトニックウォーターを注ぎ込むだけで、美味しいスプモーニの出来上がりです。

カンパリ・オレンジ以外のカンパリカクテルレシピ④

カンパリ・ソーダ

単純で無垢なソーダ(炭酸水)を混ぜたカクテルが、カンパリ・ソーダの正体です。水割りに近いかたちになるので、オレンジジュースを入れるのとと違ってカンパリ本来風味を損なわず、ソーダによってしゅわっとした感覚が得られます。

カンパリに混ぜるソーダとは

夏においしいサイダーなどの甘味入り炭酸水や、香草と甘味を含むトニックとは異なり、純粋に炭酸だけを含んで甘さがない飲料がソーダです。意外とソーダと他の炭酸飲料の区別ができていない人も多いとのことですが、ソーダはお酒やジュースを割る目的で好まれています。

カンパリ・ソーダのレシピ

無数に湧き上がる泡こそ命と表現されるソーダを使うので、俊敏に腕を振るシェーカーの使用は向いていません。カクテルが薄まることを考慮すれば、氷も推奨されません。冷やしたグラスで冷やしたソーダをカンパリとステアする作り方、これが好ましいです。

カンパリ・オレンジ以外のカンパリカクテルレシピ⑤

カンパリ・ビア

知らないなら誰もがちょっと驚く、お酒とお酒のドッキングなんてカクテルが、カンパリ・ビアと呼ばれている、ビールを組み合わせた飲み方です。よくあるビール&カンパリの苦味同士がぶつかり合い、見た目もオレンジとはまるで異なる泡々としたものとなります。

カンパリに混ぜるビールとは

記録上では紀元前の中東のシュメール文明まで遡るというビールは、麦芽とビール酵母を合わせて作るお酒です。上面発酵のエール、下面発酵のラガーの2種があり、世界中に無数のビール酒造が存在するため、各国のビールの味わいは微妙に違っています。

カンパリ・ビアのレシピ

冷蔵庫で充分冷やしたビールを使いたい理由は、氷を入れれば薄まり美味しさが激減するからです。45ml計量したカンパリに、お店からより好みしたビールを注ぎ込むことで完成という、とても簡単な作り方ができます。

カンパリ・オレンジ以外のカンパリカクテルレシピ⑥

カンパリ・白ワイン

まさかのビールに合わせても良かったカンパリは、白ワインと融合させてみたら、ディナーの時にも飲んでみたいお酒に早変わりです。カンパリ・オレンジと一緒に、自宅で飲み飽きた白ワインを一挙に生まれ変わらせる飲み方をしてみませんか。

カンパリに混ぜる白ワインとは

世界最古のお酒といえばワインで、中東アナトリア半島のあたりで醸造されたのが最初でした。白ワインはシャルドネなどの葡萄を原材料とし、古くからヨーロッパ全域で生産されてきました。甘口や辛口など、アロマと味は様々で、カンパリと合わせたカクテルも白ワイン品種により違いが引き出されます。

カンパリ・白ワインのレシピ

カチカチの氷で満たしたグラスには、カンパリ&白ワインは同量注ぎます。アルコール度数が高めな白ワインをあわせるなら、氷を多用したほうが酔っぱらい回避ができやすくなります。白ワインによって甘みが加わり飲みやすさを感じる一杯となります。


カンパリ・オレンジ以外のカンパリカクテルレシピ⑦

ネグローニ

イチオシ過ぎるカンパリ・オレンジと同じ祖国より発祥した、3種のお酒をブレンドしたお酒を、ネグローニと呼びます。カンパリを基本としてベルモット、それにドライ・ジンをブレンドしたものです。戦後にフィレンツェのネグローニ伯爵が食前酒で愛飲していたことが由来でした。

カンパリに混ぜるベルモットとは

野草の一種ニガヨモギや、ほか多種のスパイス系の材料を用い、独特な香りをつけた白ワインがベルモット(ヴェルムト)と呼ばれるお酒です。スイート系な味になるものはイタリアン・ベルモットで、逆に大人の辛口となるのはその産地からフレンチ・ベルモットの名があります。

カンパリに混ぜるドライ・ジンとは

その始まりは11世紀のイタリアだとも、17世紀のオランダであるとも言われているジンは、日本ではスピリッツの名でも有名です。現在と同じドライ・ジンが完成したのは19世紀のロンドンでした。そのままを水割りにする飲み方もよし、色んなカクテルの好相性を見せるのがドライ・ジンです。

ネグローニのレシピ

氷詰めにしたグラスに対し、カンパリを25%、スウィートベルモットが25%、ドライジンを50%入れてステアするだけです。炭酸じゃないので軽快にシェイクをしてもいいですが、アルコール度数が高いのでやはり氷をたっぷり加えるほうが無難です。

カンパリ・オレンジ以外のカンパリカクテルレシピ⑧

スカーレット・レディ

1976年の日本のカクテルコンペで優勝をさらったスカーレット・レディは、カンパリ・オレンジと並び、今もカンパリ好きな人の好物です。カンパリにラムをベースとした作り方をします。スカーレット=真紅ですが、往年の人気女優、スカーレット・オハラから名を取ったとも言われます。

カンパリに混ぜるラムとは

イギリスでは憩いの水とも呼ばれるラム酒は、砂糖の原材料となっているサトウキビから取れる廃糖蜜から作る蒸留酒です。中米の植民地時代にヨーロッパ人が製法を開発したといいます。アルコール度数が50%近くもあるため、日本ではトニック等とのカクテルの飲み方が好まれています。

スカーレット・レディのレシピ

カクテルにする4つの材料は、カンパリ25%、ラム酒25%、マンダリンリキュール25%、レモンジュース(あるいはレモン果汁)25%です。それぞれの比率を1:1:1:1できっちりとした作り方が、スカーレットレディの決めてになります。

夕食時にカンパリ・オレンジ

カンパリカクテルのバリエーションは無限

日常的にいつものお酒に飽きている人も、毎日1杯欲しくなる魅力的なお酒がカンパリ・オレンジです。ジュースや各種のお酒の種類は膨大なだけに、カンパリのカクテルのバリエーションも無限大。カンパリで色んなオリジナルの飲み方を開発してみませんか。

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