沖縄の洞窟や鍾乳洞の魅力は秘境感
沖縄は日本でも有数の観光立国
日本なのに日本じゃないような体験ができる沖縄は、観光で成り立っています。夏には夏の、冬には冬の楽しさがあり、一年中沖縄を訪れる人であふれています。沖縄観光のメインは海ですが、実は隠れた名所として洞窟や鍾乳洞などのスポットの人気が急上昇中です。
島んちゅうの宝は自然からの贈り物
サンゴ礁の海もそうですが、洞窟も鍾乳洞も人口でできるものではありません。何万年という自然の力が作り出した絶景を、島の人たちは大切に守ってきました。沖縄の人たちはあらゆる自然に神を見出し崇めています。その中でも特別な気持ちを込めて崇められているのが、沖縄の洞窟や鍾乳洞です。今回はこの沖縄の美しい洞窟や鍾乳洞を紹介します。(※この記事の情報は2018/8/25現在の物です。)
沖縄本島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング6位
ジャネー洞の場所はうるま市
ジャネー洞のある藪地島は沖縄本島とは橋でつながっています。橋で藪地島に渡ったら、島の一本道を突き当りまで走り、そこから森の中に通じる小道を分け入って進むと古代琉球人の拝礼所ジャネー洞があります。
ジャネー洞へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
那覇空港から車で1時間30分もあればジャネー洞に到着します。住所は沖縄県うるま市与那城屋慶名東藪地3458−2です。見所は何といってもその秘境感です。観光客も少なく、ハブ注意の看板には少々怖気づきますが、冒険しているような気分に浸れます。観光料金は無料ですが、維持費の寄付ができる箱があります。
沖縄本島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング5位
チビチリガマの場所は読谷村
読谷村は太平洋戦争末期に集団自決があったことで有名な場所です。このチビチリガマこそがその場所で、古代琉球語で、チビとは「尻」、チリとは「切る」という意味です。チビチリガマは浅い谷の底の方にある洞窟で、その谷川を流れる細い川は洞(ガマ)に流れてしっぽが切れている洞=チビチリガマと言われるようになりました。
チビチリガマへのアクセスと見所、観光料金と所要時間
チビチリガマの住所は読谷村字波平1153です。那覇空港から車で約1時間、左手に東シナ海を見ながらのドライブです。見所は平和祈念の塔で、当時の悲惨さを学ぶ標となります。観光料金は不要ですが、寄付金を入れる箱があります。洞を外から見るだけなので所要時間はさほどかかりません。このスポットが持つ強烈なパワーは1度体験してみるべきです。
沖縄本島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング4位
松田鍾乳洞の場所は宜野座村
宜野座村にある、大人も子供も楽しめる本格的地下探検ワールドです。ヘルメットとヘッドライト、長靴や軍手は無料、つなぎは500円でレンタルできます。受付場所から鍾乳洞入り口までは徒歩5分です。入り口の脇に琉球旧家のお墓があり、臨場感満載です。専任ガイドがオリエンテーションしてくれますので、迷うことはありません。
松田鍾乳洞へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
松田鍾乳洞の住所は宜野座村松田78で、那覇空港から沖縄自動車道を使って約1時間です。見所はほとんど自然のままの鍾乳洞内を、必要最低限に抑えられた補助手すりとヘルメットについているヘッドライトのみを頼りに進む体験です。1日3回の探検ツアーに予約する必要があり、料金は1人3,000円で約2時間のコースです。狭いところが苦手な人向けの簡易コースもあり、こちらは1人1,000円で楽しめます。
沖縄本島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング3位
おきなわワールド文化王国玉泉洞の場所は南城市
かの有名な沖縄観光スポットとして有名な「おきなわワールド文化王国」の中にあるのが玉泉洞という鍾乳洞です。沖縄ツアーなら100%組み込まれている観光スポットです。整備された鍾乳洞で、洞内も比較的明るくライトアップされています。夏でも寒いほど涼しく、冬に行くなら上着は必須です。
玉泉洞へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
玉泉洞の住所は沖縄県南城市玉城字前川1336番地で、那覇空港から高速道路なら約25分、一般道でも40分の近さです。見所は東洋一といわれる30万年の時が育んだ鍾乳洞の美しさです。年間100万人が訪れるこの玉泉洞はいろいろなワールドに分かれており、共通券が大人1,650円です。鍾乳洞だけなら約1時間のコースですが、おきなわワールドすべてを楽しむなら1日はかかるほどの充実ぶりです。
沖縄本島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング2位
金武鍾乳洞の場所は金武町
金武鍾乳洞は、金武観音寺が所有する部分の鍾乳洞と、金武酒造が所有する鍾乳洞に分かれています。琉球八社のひとつである金武観音寺が所有する方は日秀洞と呼ばれ、だれでも参拝できますが観光スポットとしての整備はされていませんので、奥の方は真っ暗で見えません。一方の金武酒造側は泡盛古酒の長期保存で有名な観光スポットです。
金武鍾乳洞へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
金武鍾乳洞の住所は国頭郡金武町金武245で、那覇空港から沖縄自動車道を経由して約1時間です。見所は古酒の貯蔵場所として自然のまま残されている鍾乳洞全体と、最長20年貯蔵キープしてもらえる泡盛古酒の購入です。入場料は大人400円で、1日3回のツアーが組まれています。所要時間は1時間もかかりませんが、観光名所ならではのお土産選びや古酒の購入時間も計算した方が良いです。
沖縄本島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング1位
青の洞窟の場所は恩納村
沖縄本島の中央辺りにある恩納村の真栄田岬に青の洞窟はあります。そのアクセスの良さもあり、夏のハイシーズンは連日凄い人でにぎわいます。海の状態が良くないと青の洞窟へ入れませんし、入れてもシュノーケリングもままならないほどのラッシュです。それでも一度は行くべきおすすめスポット第一位として君臨し続ける原因は、その青の美しさです。
青の洞窟へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
青の洞窟は沖縄県国頭郡恩納村真栄田岬にあり、那覇空港から車で約1時間で行けます。真栄田岬には観光スポとに必要な施設や設備が充実しています。青の洞窟に入りたいなら冬がおすすめです。人も少なく、ツアー料金も低めに設定されています。ツアー料金は3,000円~8,000円とオプションによってかなり変動します。ツアー時間は2時間~3時間がほとんどです。
沖縄離島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング6位
くまや洞窟の場所は伊平屋村
くまや洞窟のある伊平屋島にはフェリーを利用します。島の中はバスがありますが、島の北側なのでレンタカーでいくしかありません。入り口は大変狭く、体の大きな人は入れないかもしれません。中はとても広く、高さが10m、奥行きは40mもある古代の拝礼所です。夏でも冬でも少し肌寒いほどの気温が保たれています。
くまや洞窟へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
くまや洞窟のある伊平屋島は、運天港からフェリーで1時間30分です。くまや洞窟は、沖縄の天岩戸と言われているパワースポットで訪れる人が後を絶ちません。狭い入り口を潜り抜けると、中は薄暗く厳かな気が流れています。料金はいりませんし、観るだけなら時間もほとんどかかりません。古代の拝礼所という神聖さを肌で感じるスポットです。
沖縄離島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング5位
石垣島鍾乳洞の場所は石垣市
日本の最南端である石垣島の鍾乳洞は、20万年もの歳月とサンゴ礁が作り上げた自然美です。中はところどころイルミネーションで装飾されており、より幻想的なイメージになっています。シャコガイの化石のある鍾乳石もあり、古代は海底であったことを示しています。観光設備も充実しているので、夏でも冬でも立ち寄り易い洞窟です。
石垣島鍾乳洞へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
石垣島鍾乳洞の営業時間は、9時から18時で、所要時間は約30分です。併設されている食堂は11時からですが、お土産ものの売店は鍾乳洞の営業時間と同じです。入場料は大人が1,080円で、住所は石垣市石垣1666です。沖縄本島から石垣島へは飛行機で55分です。石垣空港から鍾乳洞へは車で約30分です。
沖縄離島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング4位
ニヤティヤ洞窟の場所は伊江村
撮影角度によってはハート形に見えるニヤティヤ洞窟は、沖縄本島の北西にあり本部港からフェリーで30分という近距離なので、沖縄本島から日帰り観光も可能な立地です。聖地として大切にされてきた場所で、ビジル石という子宝祈願の石でも有名です。駐車場からニヤティヤ洞窟に向かう階段から見る海の景色はまさに絶景です。
ニヤティヤ洞窟へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
ニヤティヤ洞窟の住所は国頭郡伊江村川平で、伊江港からサイクリングでいくのがおすすめです。時間は約15分で、そのまま島を一周できるほど小さな島です。観光料金は無料ですが、神聖な場所であることを忘れずに。小さな洞窟の奥まで行くとすぐに海が見えます。所要時間は10分もあれば十分ですが、景色の美しさにゆっくりとしたくなるような場所です。冬は少し肌寒いので上着を持っていくことをおすすめします。
沖縄離島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング3位
仲原鍾乳洞の場所は宮古島
宮古島にある仲原鍾乳洞は、珍しい個人所有の鍾乳洞です。10万年前に天井が崩落してできた入り口が美しい、サトウキビ畑の下に広がる鍾乳洞です。まさに秘境感一杯ですが、中に入ると光が差し込み緑も豊かな空間が広がっています。中には鍾乳石でできたマリア像がありパワースポットとしても最近有名になってきました。
仲原鍾乳洞へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
仲原鍾乳洞の住所は宮古島市城辺字友利1114です。とても分かりにくい場所で、諦めて引き返す人も多いそうです。見学料は500円ですが、個人所有で不定休ですから見学するなら事前連絡がおすすめです。所要時間は約1時間です。那覇空港から飛行機で45分、宮古空港から車で約20分です。夏は地熱でかなり暑くなります。
沖縄離島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング2位
洞寺鍾乳洞公園の場所は粟国村
その昔、島流しになったお坊様が棲んでいたといわれる鍾乳洞です。観光客は少ないですが、照明設備など完備されているので安心ですが、あまりの静けさに1人では不安を感じるほどです。公園全体は美しい海が見渡せる素晴らしい景観で、日常を忘れさせてくれます。
洞寺鍾乳洞公園へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
公園の一部として整備されているので入場料はいりません。中はかなり広く見ごたえがあります。所要時間は約30分ですが、公園も含めると1時間以上はかかります。洞寺鍾乳洞公園の住所は島尻郡粟国村西で、那覇ふ頭からフェリーで約3時間の船旅の後、車で20分の場所にあります。粟国島自体が小さな島ですので、夏冬通してレンタサイクルを利用する観光客が多いです。
沖縄離島の洞窟・鍾乳洞のおすすめスポットランキング1位
星野洞の場所は南大東村
沖縄本島から東へ400Kmの絶海の孤島、南大東島に星野洞はあります。この鍾乳洞の美しさは東洋一と言われており、パワースポットとしても有名です。南大東島自体が隆起サンゴ礁の島で、生態系は小笠原諸島に近いと言われています。あちこちに鍾乳洞がありますが、星野洞の美しさは特別です。
星野洞へのアクセスと見所、観光料金と所要時間
星野洞の住所は島尻郡南大東村北64で、那覇空港から飛行機で1時間、南大東空港から車で15分です。那覇ふ頭から出るフェリーを使うと15時間の船旅です。冬は少し海が荒れるので、飛行機を使う方が良いでしょう。見学料は800円で、音声ガイドと懐中電灯を貸してくれます。見学時間は約1時間です。常夏とまではいきませんが、冬もかなり温かく、亜熱帯特有の湿度を感じる気候です。
沖縄一番の名物は島んちゅうの笑顔
沖縄が日本国になったのは1609年です。その後も1946年から1972年までアメリカに接収されていた間は、日本でさえありませんでした。国内で唯一本土決戦の地になったり、沖縄の歴史は苦難の歴史と言っても過言ではありません。でも、島の人たちは明るい笑顔を絶やすことなく私たちを温かく迎え入れてくれます。たくさんの観光スポットに恵まれている沖縄ですが、一番の名物は島人の笑顔です。
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