圧力鍋で簡単美味しい小豆レシピ!
蒸す?煮る?面倒な小豆を圧力鍋で簡単調理
小豆を上手に美味しく煮るには、昔からテクニックが必要で、誰でも簡単に煮る蒸すなどできたわけではありませんでした。
手間がかかることから、あまり頻繁に小豆料理を作ることがなかったというのも、上手な人とそうでない人が分かれた理由でしょう。苦手な人は、小豆を使った料理がトラウマになるほどです。
でも、今は圧力鍋という便利な道具があるので、簡単に美味しい小豆料理を作ることができますよ。
圧力鍋とは?小豆を煮る蒸すに最適
初心者向け!圧力鍋の説明
圧力鍋といえば、昔は高価な調理器具の代名詞でした。しかし、まだ普通の鍋と比べると高価ですが、手が出させる価格で売られるようになりお持ちの方も多いのではないでしょうか。圧力鍋を買ったばかり、これから買いたいと思っている方に、簡単に圧力鍋のご説明をしましよう。
圧力鍋の種類・材質
まずは、圧力鍋の材質から。圧力鍋の材質は、大きく分けて3つになります。アルミ製、ステンレス製、その両方の多層式からなります。アルミ製は軽くて熱伝導が良く、早く加熱できるという利点がある一方、料理が冷めやすいです。
一方、ステンレス製の圧力鍋は、温まるまで時間がかかりますが、冷めにくく予熱調理が可能という両極端な特徴があります。その両方の、よいとこどりをしたものが多層式の圧力鍋です。
圧力鍋の原理
圧力鍋は圧力を加えることで、中の食材を素早く加熱することが可能です。簡単にわかりやすく説明すると、温度が高くなるから早く調理できるのです。普通なら水の沸点は100度ですね。それが圧力をかけることでもっと高い温度まで水温が上昇するおかげで、スピーディーに調理することが可能というわけなのです。
圧力鍋が得意な調理法は
圧力鍋がその力を発揮するのは、「調理時間がかかる料理」です。目安として、15分以上コンロで鍋を加熱しつづける料理なら、圧力鍋によって電気代、ガス代が節約できるでしょう。
調理方法でいえば、煮る、蒸す、などの時間がかかる料理が、圧力鍋を使うことで、簡単にローコストで、美味しく調理することができる料理といえます。
圧力鍋の使い方マニュアル
圧力鍋マニュアル①中に入れる量
便利な圧力鍋でも、使い方を無視しては上手に調理できないだけでなく、圧力鍋の故障や事故にも繋がります。まずは、圧力鍋の基本的な使い方をマスターしましょう。圧力鍋の使い始めに失敗するのが、中に入れる量です。
量を入れすぎて、中身が噴出してきたということもあります。中身の量の上限は鍋の1/2量まで。ものによっては、それ以下にした方がよい場合もあります。
圧力鍋マニュアル②小豆は特例?
中に入れる材料をもっと気をつけた方がよいものに、小豆などの豆類があります。これらの食材は、煮ることによって量がかなり増えます。通常の食材が1/2なら、かさの増える小豆などは中に入れる量を1/4くらいに抑えた方が安全です。
圧力鍋での小豆のゆで方のコツは、量を加減することにあります。
圧力鍋マニュアル③時間の計り方
圧力鍋を購入すると、レシピ本などがついているものも多いですね。それには必ずといっていいほど記載されているのが、調理時間です。〇〇分調理してくださいというこの時間。いったいいつから計ったらいいのか悩み、いつも適当になっているという人もいるのではないでしょうか。
この時間とは沸騰してからの時間です。火にかけたときからではないので注意が必要です。圧力鍋調理は、少しの時間の差でもできあがりの美味しさに差がでます。
圧力鍋マニュアル④気圧の下げ方
圧力鍋を使うのが嫌という人の中には、気圧を下げるときのあの「プシューッ」というのが怖いという人も少なくないのではないでしょうか。
最近は、簡単に危険を感じることなく気圧が下げられる圧力鍋もありますが、どうしても怖いという人は自然に圧力が下がるのを待つという方法がおすすめです。
その他の下げ方は、ティファールの場合はセレクターを回して下げますし、急速に鍋を冷却して下げるという方法もあります。
基本的な圧力鍋での小豆の炊き方
小豆の炊き方①材料
それでは、早速、圧力鍋での小豆の煮方、炊き方をご紹介していきましょう。まずは使う材料。使う小豆の量1に対して、水は4の割合で入れるのが一般的です。水と小豆の量が、鍋の1/4のラインを下回るように、材料の量は調整しましょう。
小豆の炊き方②下準備
圧力鍋での茹で方、炊き方で注意するのは、「加圧弁に小豆がつまらないようにする」ことです。圧力を加えているときは良いのですが、気圧を下げるときに、豆が飛び出してこようとして弁につまり、故障してしまうこともあります。
そのために、下準備として水と小豆の上に落とし蓋をする、付属の網を被せておくなどの、防御策をこうじておきましょう。
小豆の炊き方③調理時間
圧力鍋で小豆の煮方ですが、調理時間は圧力鍋によっても少し差が出てくるでしょう。さきほどご紹介したように、煮物に向いた予熱調理が得意なステンレス製の圧力鍋であれば、10分の加熱時間でできます。
それ以外の材質の圧力鍋でも、だいたい15~20分くらいを目安にして火を止め、そのまま気圧が抜けるまで放置して、予熱で加熱すれば、中まで柔らかく煮えるでしょう。
小豆の炊き方レシピのコツ
ここまでの小豆の炊き方・煮方のコツをまとめると、
1.量は鍋の1/4量以下
2.さらに飛び出してくるなどの対策のために、落とし蓋などを使用する。
3.加熱時間は10分前後で、予熱で中まで火を通してふっくらさせる
この3点を守れば、簡単に圧力鍋で手早く美味しい小豆を煮ることができます。
圧力鍋で蒸すには
小豆を蒸すときの注意点
小豆に限らず、圧力鍋で蒸す料理を作るときは蒸気のために入れる水の量に注意しましょう。目安として、蒸し料理で使用する水は10分間で200ccです。これは中火加熱の場合です。強火ならもっと多く必要になります。
蒸す料理の加熱時間に対して、十分な量の水を入れておかないと、圧力鍋を空焚きしてしまうことになり、最悪、圧力鍋を壊してしまうことも考えられます。
蒸す料理は低圧で
また、蒸す料理を美味しくしあげるコツとして、圧力鍋の圧力調整があるなら「低圧」で調理しましょう。そのほうが圧力鍋で蒸したときのふにゃふにゃ感がなく、多少歯ごたえが残る状態に仕上がるので、美味しく感じるからです。
圧力鍋で簡単美味しい小豆レシピ①
圧力鍋で美味しい小豆のゆで方
缶詰でも売られているゆで小豆。小豆があれば、自宅で圧力鍋だつくる簡単なゆで方があります。レシピも小豆と砂糖、そして水だけで作れるので簡単です。日持ちがするので、圧力鍋でゆでておくと便利ですよ。
材料 (小豆100g分) 小豆100g 砂糖お好みで
ゆで方レシピ注意点
ゆで方レシピは、基本の炊き方、煮方と変わりありません。注意点も、量、落とし蓋を使うなど同様におこなってください。砂糖が入るので、調理時間が長く、水分が少ないと焦げ付きやすいレシピです。火加減、水加減は注意が必要です。
圧力鍋で簡単美味しい小豆レシピ②
茹で小豆を使ったレシピ
砂糖を入れて甘く作ったゆで小豆。トーストに乗せてあんトースト。アイスクリームにトッピングしたり、パンを焼く時に中に入れればあんぱんも作れます。それでも飽きてきたら、ちょっと手を加えて、こんな凝った和菓子レシピはいかがでしょうか。
市販スイーツをプラスわらび餅パフェ
作り方
1.白玉粉を袋の分量で白玉だんごにします。
2.市販の栗の甘露煮、わらびもち、きなこアイスを器に盛り付けます。
3.ゆで小豆と、生クリーム、さくらんぼをトッピングしてできあがりです。
市販のスイーツを組み合わせているので、改めて作るのは白玉だんごだけ。白玉粉の袋に書いてあることに従えば、白玉だんごは簡単に自分でつくることができます。氷水で冷やして使いましょう。
圧力鍋で簡単美味しい小豆レシピ③
圧力鍋で小豆の煮方・超簡単
きび砂糖を使った小豆の煮方レシピです。上白糖やグラニュー糖を使った小豆の煮方との違いを、体験してみてはいかがでしょうか。
材料 小豆150g 水800cc きび砂糖 50g
小豆の煮方レシピ
圧力鍋での行程は、砂糖を入れる前の柔らかくする作業だけですので、とても短い時間火にかけるだけです。やわらかくしたゆで小豆をさらに砂糖を数回に分けて加え、作る煮方になります。圧力鍋でゆでた小豆は、つぶが崩れず中はふっくら。
圧力鍋で簡単美味しい小豆レシピ④
煮小豆を使ったレシピ
圧力鍋で作った小豆煮は、つぶがしっかりしていてとてもフォトジェニック。見栄えが良いのが特徴です。市販のモナカアイスを適当に割って、小豆煮をトッピングするだけで、簡単夏の和スイーツのできあがりです。
一人の午後のブレイクタイムに、お子さんのおやつに。小豆煮を作っておけば食べたいときにすぐ出来るのでおすすめです。
圧力鍋で簡単美味しい小豆レシピ⑤
甘くない小豆のゆで方
砂糖を入れずにゆでるだけでの小豆。スイーツだけでなく、スープや肉料理、他の野菜と合わせたりと意外といろんな料理に使うことができます。甘くないゆで小豆の作り方は、基本のレシピと同じです。
甘くないゆであずきレシピ
材料は、かぼちゃとゆで小豆。味付けは塩だけです。かぼちゃも小豆も「甘い煮物」というイメージがあるので、口に入れると「あれっ?」としばし脳が混乱してしまいますが、しょっぱい煮物も美味しいですよ。圧力鍋でかぼちゃと小豆を柔らかくゆでたあとで、塩を加えてさらに煮物にします。
圧力鍋で簡単美味しい小豆レシピ⑥
甘くない茹で小豆を使ったレシピ
乾燥した小豆を煮物にするのは大変ですが、圧力鍋でゆで小豆にしておけば、キーマカレーを作るときにあまくないゆで小豆をいれて、豆いりキーマカレーにしてみましょう。小豆には何と100g中20g近くのタンパク質が含まれています。
炭水化物ばかりと思いがちですが、いがいとパワー系の食品なんですよ。また、口に入れたときの豆独特のホクホクした食感も楽しいカレーレシピです。
まとめ
圧力鍋で簡単美味しい小豆料理を堪能しよう
圧力鍋を使って簡単に時短でできるあずきのゆで方、煮物、それを使った料理レシピなどをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。圧力鍋はとても便利な調理道具なので、時間のかかる乾燥豆類などの下処理には、積極的に使っていきたいですね。あなたの料理レシピの幅を広げてくれる小豆レシピ、ぜひお試しください。
蒸す煮るのレシピが気になる人はこちらをチェック
圧力鍋以外の調理器具を使った料理レシピもご紹介しています。変わった食材のゆで方など調理方法など、料理で迷ったときもぜひチェックしてみてくださいね。あなたのお役にたてる記事をご提供しています。
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