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オブツーサの育て方!特徴や増やし方のコツ、植え替えの方法をご紹介!

ハオルシアの中でも、特に人気の高いオブツーサ。そのキラキラ輝く水の玉は誰もが虜になるほどに美しいです。そんなオブツーサは、実はとっても簡単に育てることができることをご存知でしょうか?そんなハオルシアオブツーサの育て方を見ていきましょう。
2020年8月27日
SS
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目次

オブツーサの育て方は?

オブツーサは、とても綺麗な希少な多肉植物です。原産は南アフリカでユリ科のハオルチア属。見た感じは一瞬サボテンのようにも見えますが、アロエに近めの植物になります。増やし方も簡単です。ただ綺麗な葉になるようにすることを考えると、ちょっと工夫が必要しれません。

オブツーサの特徴

見た目が個性的な多肉植物

ハオルチアオブツーサは、透き通るようなみずみずしい葉が印象的。葉を通り抜ける光を吸収し成長します。和名は雫石。最近人気になってきた多肉植物です。様々なメディアでも取り上げられることが多くなったので、見たことのある人も多いのではないでしょうか。透明な葉っぱに光が差す情景が一番の醍醐味です。

希少価値が高いけど入手は容易

ハオルチアオブツーサは、希少な植物とされていますが、購入するのが難しいのでしょうか?と気になる方も多いと思います。しかし、実は簡単に買えてしまいます。どんな花屋でも大丈夫かと言うと、そうでもないのですが、主に「観葉植物」を多く扱っているお店なら、見かけることが多いようです。値段も、2000円ほどから、9000円ぐらいまで、と幅もあります。

オブツーサの花は?

オブツーサは、2月から6月にかけて、茎が長く成長し、花が咲きます。花そのものはちょっと地味目なお花です。

ハオルチアの種類

ハオルチアには軟葉系と硬葉系がある

ハオルチアオブツーサは、300種類近くの品種があると言われていますが、大きく分けると、葉の柔らかい軟葉種と、葉が硬い硬葉種に分かれます。透けた葉が白いに淡く色づく「軟葉種」、透明な粒が「窓」と呼ばれています。アロエみたいに硬い葉でシャープな形の「硬葉種」鋭く尖った部分が整って生えるのが魅力です。

軟葉系①オブツーサ(雫石)


ハオルチアで人気が最も高い種類が「オブツーサ」です。この名前は通称のようなもので正式には「ハオルチア クーペリー・変種トルンカータ」です。丸い葉に透き通る窓がついており、光が当たるとキラキラと輝きます。様々な種類もあり、交配により、白黄色の斑入りの「オブツーサ錦(白黄色)」、「紫(黒)オブツーサ(葉色が黒)」、「オブツーサトゥルンカータ(葉が小さめ)」などがあります。
 

軟葉系②宝草

宝草という名前の種類もあります。面白味のある色をしており、白いものから緑のもの、黒いものと様々な色をしています。自分の好みに合わせて花の色を選んで見るのも楽しいかもしれませんね。見た目はとても硬そうなイメージがありますが、ぷにぷにとしており、触り続けたいと思うような柔らかさです。

軟葉系③万象

万象はマンゾウと読み、マニアに人気の品種となっています。特に、値段が高くなりやすい品種で、名前の通り、まるで象の足のような姿をしているのか特徴です。この足の部分に、斑の模様が入ることで値段が急激に上がります。株分けをして増やしたい人などは、魅力にどんどんハマっていきます。

硬葉系①十二の巻

この今までの品種とは違う、一風変わった姿の品種は、十二の巻「ジュウニノマキ」と言います。アロエのように伸びた細い尖った葉が特徴的で、模様は白色の斑点のようなものが入っています。放射状に伸びた葉の姿もとても綺麗です。

硬葉系②五重の塔

言葉通りの姿をしているのが、この五重の塔「ゴジュウノトウ」です。折り重なった葉が見事な姿をしており、完成された姿をしています。濃いめの緑色をした葉をしており、なかなか珍しい品種です。

名前はハオルチア?ハオルシア?

今まで全て「ハオルチア」と書いてきましたが、記事などによっては”ハオルシア”と書かれることもしばしばあります。英語の表記ではHaworthiaとなるため、カタカナにした時に、どのように書くか迷ってしまったからです。元々は同じものなので、どちらの表記でも同じ植物になります。

オブツーサの育て方①

環境

オブツーサは、急な温度変化を苦手とするので、高温多湿な場所は避け、季節にもよりますが直射日光も当たらないようにした方がよいでしょう。温度は15度から20度以内で、風の通りがよい半日陰の場所が好ましいです。春は日光をしっかりあて、たっぷり水をやり。夏は日光を避けて涼しい場所に、水はそこそこに。秋は春とだいたい同じに。冬は15度から20度の場所で、乾かし気味の中、水をやり過ぎないようにしましょう。
 


土作り・用土

一般的に売られている、多肉植物用の培養土を使用しましょう。混ぜて使用するなら、バイオ肥料(赤玉土4:鹿沼土2:軽石1:マグァンプ)を1:くん炭を1:ゼオライトを0.5:バーミキュライトを0.5、で作りましょう。できるだけ小さいものがおすすめですので、微粒を選びましょう。

オブツーサの植え付け

株を引き抜き土を落とします。引き抜きが上手くいかない場合は、鉢に細い棒などを差して掻き出したりしましょう。崩れてくると出しやすいです。根に傷がつかないように、優しく落としていきます。根を整理するために細い根は切ってしまいますが、株が小さい場合は、あまり切らないで大丈夫です。根をすっきり整理できたら、新しい鉢に植え付けをします。

オブツーサへの水やり

オブツーサ、季節ごとに水のやり方があります。土の中の空気を押し出し新鮮な状態を保つのにも必要なのでしっかりと水をやりましょう。春:しっかり乾いたら水をやり、液体肥料も2週間に一度。夏:元気がなくなるので吸い上げの力がなくなるので水は控え目に。秋:春と同様。冬:水も肥料もなし。3月からは春の水のやり方で良いです。
 

オブツーサへの肥料

ハオルチアは、水と光があればどんどん育っていくので、肥料の必要性はあまりありません。心もとないと思う場合は、成長期にのみ薄めの液体肥料を水の代わりにあげましょう。多くの肥料をあげすぎると、根腐れをするので注意です。株分けした際などには、最初だけ少し肥料を追加すると元気に育ちます。

オブツーサの植え替え

植え替えには、適した時期があります。基本的には3年に一度程度です。その理由としては、土の劣化により、水がしっかりはけないからです。同じようなサイズの鉢や、大きな鉢が良いでしょう。株が鉢いっぱいになったり、根っこが鉢底から出てる場合も植え替えしましょう。新しく鉢に植え替える場合は鉢底ネットをひきましょう。

オブツーサの増やし方

増やし方についてですが、小さい株が鉢をすぐにいっぱいにしてしまうので、水やりがしにくくなってきたら、株分けをしていきましょう。ハオルチアが元気なのは春と秋ですので、そのタイミングで株分けをし植え替えをします。春先一番適しています。鉢から株を出して、小さい株に取り出します、その時細かい根は切ること。1日風の通りの良い所に置いて(乾かしすぎ注意)、乾いた土に植え替えをします。

オブツーサの育て方②

病気


ハオルチアは基本的には、病気になりにくい植物です。そのため初心者向けと言われます。気軽に育てることができるでしょう。しかし、害虫がつくことがありますので、病気の心配はさほどありませんが、虫には気を付ける必要があります。

害虫被害に注意

害虫についてですが、ハルオチアに付く害虫の中に、アブラムシやカイガラムシがあるます。この虫たちは大きさは小さいものの、ウイルスをまき散らす可能性があるので注意が必要です。薬剤などを使用して、直接退治してしまいましょう。特にカイガラムシは注意が必要で、樹液を吸われるため生育が悪い状態になり株が弱ってしまいます。早めの駆除がおすすめです。

水やり時の注意点

オブツーサの株そのものに水をあげると、葉同士の隙間に水が溜まって腐る原因にもなります。ですので直接かけないようにします。あげすぎるのも良くないのですが、水をやる時は、鉢の下からこぼれるほどの水をやるのが基本です。根本の葉が痛んでる場合は、しっかりと水気を取り除きましょう。水をしっかりやれてると、根っこに酸素が行き届き、不要なものを排除してくれます。人間のデトックスと同じですね。

まとめ:オブツーサの育て方

いかがだったでしょうか?ハオルチアは、育成方法はサボテンと似ています。水やりの方法、季節ごとに日光の調整。色々と注意は必要ですが、それひとつひとつはとても些細な事なので、生育自体は簡単だと思います。透明に輝く葉は中に水を溜め込んでいるから、そのために綺麗な水が必要になります。しかし、やり過ぎると根腐れの原因に。その水やり加減がキラキラを維持するポイントになります。そのこだわり加減が、毎日の楽しみなってくと思います。

オブツーサが気になる方はこちらもチェック!

今回はオブツーサについて解説させて頂きましたが、他にもガーデニング・野菜に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。