オブツーサとは
オブツーサの科名
オブツーサの科名は「ユリ科」です。
オブツーサの学名
オブツーサの学名は"Haworthia cooperi var.truncata"となっております。また、葉っぱが雫のようにキラキラ光ることから和名は「雫石」となっております。
オブツーサの育て方・栽培方法
オブツーサの育て方:難易度
オブツーサの栽培難易度は中級です。オブツーサは水のあげ方や管理の仕方が普通の植物と異なりますが、ポイントをおさえれば育てるのはさほど難しくありません。
オブツーサの育て方①:植え付け
オブツーサの植え付け時期は4月です。土は多肉植物用の、水はけの良いものを使いましょう。成長が遅い植物なので、土は3年に1度程度の頻度で変えます。
オブツーサの育て方②:水やり
オブツーサは、季節によって水の与え方が異なります。 生育期の春と秋は、常に土が湿っている様こまめに水をあげましょう。 逆に夏は、気温が低めの夕方に水を軽くあげます。オブツーサは湿気が多いと根が腐ってしまうこともあるため、少し乾燥してるくらいがちょうど良いです。 冬は月に1,2回あげる程度で大丈夫です。冬は休眠するため、あまり水は必要ありません。
オブツーサの育て方③:肥料
オブツーサは肥料がほとんど必要ありません。生育期の春と秋に液体肥料を薄めて与えるのが一般的です。あまり与えすぎると根が腐る原因となりますので、少量与えるのが大切です。
オブツーサの育て方④:増やし方(株分け)
増やし方は株分けと葉挿しの2通りがあります。 株分けの場合は、植え替えと同時に行います。まずは根っこの土を全て落とし、不要な根は切り取ります。そしたら子株と親株に分解しましょう。分解の際は、ゆっくりと手でちぎり、根を痛めない様にするのがポイントです。
オブツーサの育て方⑤:増やし方(葉挿し)
また、オブツーサは葉差しでも増やすことができます。株分けよりも難しい方法ですが、剪定にもなるので、できる人はこちらをオススメします。 葉挿しする葉っぱは、根元に生えている健康な葉っぱを使います。葉っぱを切り取ったら、一週間ほど日当たりの良いところで乾燥させましょう。しっかり乾燥させないと腐ってしまいます。乾燥させたら土に挿して様子を見ます。芽を出すのは2週間後くらいでしょう。遅い場合は1ヶ月後になります。
オブツーサの育て方⑥:場所
オブツーサは半日陰の場所を好みます。半日ほど日が当たる様な窓際にオブツーサを置いておきましょう。また、湿気を嫌うため、ある程度風通しの良い場所に置くのが良いです。 気温は15度前後に保ち、夏は涼しいところで、冬は暖かい室内で管理します。
オブツーサの育て方⑥:植え替え
1年に一度くらいの頻度で、オブツーサが鉢にいっぱいになったら植え替えをします。鉢を大きくし、腐った根を切り取って植え替えをしましょう。春か秋に行うとしっかり根付きやすいです。
徒長には気をつける
徒長とは、茎が伸びきってしまったり、葉が開いてしまうなど、多肉植物に多い現象です。特に冬に室内管理をしている場合は徒長になりやすいので気をつけましょう。
徒長の原因
徒長となる原因は、水をあげすぎている、日照時間が短い、肥料をあげすぎているといったことがあげられます。多肉植物は乾燥しているくらいがちょうどよく、肥料をあげすぎると成長が進みすぎて美しい見た目となりません。水は冬なら月に1、2回で十分です。冬は日照時間が短いですが、、照明に当てるだけでも違うので、明るいへやに置いておくと良いでしょう。また、冬に肥料をあげる必要はありません。
オブツーサを水耕栽培する場合
オブツーサは水耕栽培ができますが、この際は根の管理が大切となってきます。まず、水耕栽培を始める際には、オブツーサの根は根元ギリギリまで切るようにしましょう。 根が伸びてきたら、上半分は水につかないように管理するのがポイントです。全て水につけてしまうと窒息してしまいます。 水はこまめに変えてあげて、カビなどが生えないようにしてください。うまく育てれば土での栽培より早いスピードで大きくなります。 土で育てるのとはまた違う楽しさがあるのでぜひチャレンジしてみましょう。
オブツーサの特徴
オブツーサの特徴は、何と言ってもその肉厚な葉っぱです。葉の先端は葉が薄くなっており、中の水分が透き通って見えることから、「雫石(しずくいし)」という和名も付いています。成長するにつれて葉っぱが増えていき、輝きが増すため、鑑賞用植物として大変人気です。
オブツーサの価格について
オブツーサは、その葉錦によって、値段が大幅に異なります。高価なオブツーサの基準はいくつかあります。 オブツーサはネット販売もされており、その価格は大幅に違いますが、自分が美しいと思ったものを選べば良いです。葉っぱや株の様子を見て、自分のお気に入りのオブツーサを手に入れましょう。
オブツーサの価格基準①
まずは株の形が安定していることが挙げられます。満遍なく葉っぱが生えていて、丸に近い形をしていると値段も高くなります。
オブツーサの価格基準②
次は葉っぱです。葉っぱの水分が多く、丸々と太っている方が美しく見え、高価になります。ただしこれは、育て方次第で変えることも可能なため、そんなに気にしなくて良いでしょう。 また、葉っぱの先端の透明な部分は「窓」と呼ばれているのですが、そこが大きいほど値段も高くなります。また、窓の形は丸かったり尖ってたりしますが、それもオブツーサの美しさの基準となります。
オブツーサの価格基準③
あとは株の大きさです。やはり大きい株ほど値段は高くなります。ただ、これもしっかり育てていけばいずれ大きく成長するので、あまり気にすることはないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 この記事では ・オブツーサは水や肥料をたくさんあげないこと ・オブツーサは根の管理を特に気をつけるべきということ ・オブツーサの価格は葉錦や株の形状によって異なること について解説しました。しっかり管理して素敵なオブツーサを育てるようにしましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。