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イナダの美味しい食べ方は?旬の時期や人気レシピ9選、上手な捌き方もご紹介!

イナダの美味しい食べ方をご存知でしょうか?イナダはとても美味な魚で、煮ても焼いてもそのまま生でも非常に美味しく頂けますよね!今回はそんなイナダの美味しい食べ方、捌き方、人気でおすすめな料理レシピ9選をご紹介していきます!
更新: 2023年12月27日
T・S
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イナダの美味しい食べ方は?

イナダの美味しい食べ方、気になりますよね!また、食べ方だけではなく、購入したイナダが捌かれた状態なら問題ありませんが、そのままの状態であれば捌き方を知る必要もあります。今回はそんなイナダの美味しい食べ方や旬の時期、ハマチとイナダの違いなどの知識、捌き方などを解説していきます!

イナダとは?

出世魚・ブリの30㎝以下・天然ものがイナダ

初めて見た方は「ハマチ・ブリとどこが違うの?」と思ったかもしれません。実は、イナダは出世魚であるブリの途中の状態を指しています。大体30㎝くらいのものがイナダとされており、それより大きくなるとワラサになり、80㎝を超えるとブリと呼ばれます。このブリとイナダでは旬の時期などにも違いがあります。

ハマチとイナダの違いは?

ハマチとほぼ同じサイズなのですが、昔は関東の人は「イナダ」と呼び、関西では「ハマチ」と呼んだのです。今では、30㎝以下のブリで養殖ものを「ハマチ」、天然ものを「イナダ」と呼び分けることが多いので覚えておきましょう!

また、大きさだけでなく、6㎏以下で区切ったり、また扱う方の感覚で呼び方が変わっていることもあります。

イナダの分布

季節ごとに泳いでいる場所が違いますが、範囲としては北海道から九州まで、広い海域を泳いでいます。沖縄付近や朝鮮半島付近でも見かけることがありますね。暖かい時期になると北の方へ、寒い時期になると南の方へ泳いでいきます。

イナダの生態

ブリの成長途中の状態である為、ブリの生態と同じです。卵として産まれてから48時間で孵化し、最初はプランクトンを食べて大きくなります。

段々大きくなった稚魚は小さな甲殻類を食べるようになっていき、大きくなると小魚や頭足類を食べ始めます。1年でイナダと呼ばれる大きさまで育ち、4年くらいでブリサイズまで成長します。

イナダの味と旬

イナダの味

味ですが、やはり養殖ものと天然ものでは味に違いが多少あります。天然ものは季節によって味に違いがあるのに対し、養殖ものは年間を通して脂が乗っています。

イナダサイズのブリは意外と安く販売されることも多いのですが、味は非常に美味で、天然ものは季節ごとに味わいが変わるのも趣があって良いですね。

イナダの旬

ブリと言えば冬が旬の魚ですよね。ですからイナダも冬が旬かと思いきや、実は旬は夏~冬前とされているのです。ブリサイズとなってからは旬が遅くなるのですが、実はブリ以下のサイズのものは旬が少し早いんですね。

とはいえ、明確な旬の時期というのは決められていない為、旬は無いとされることもあります。

イナダの栄養


せっかく食べるのであれば、栄養も知っておきたいですよね。タンパク質を沢山含んでいるほか、体に非常に良いとされている不飽和脂肪酸・DHAやEPAが豊富です。ビタミンはB1、B2を多く含んでいますので、疲労解消にも役立ちます。栄養価は脂が乗ったものほど高いので、出来れば旬のものを食べたいですね!

美味しいイナダの見分け方

美味しいものの見分け方も知っておきましょう!美味しいイナダは全体的に張りがあってツヤツヤとして美しいのが特徴です。また、新鮮なものはエラが黒ずんでおらず、綺麗な赤色をしています。

時間が経つにつれ血合いなども黒く濁っていきますので、生き生きとした雰囲気があるかどうか、綺麗な色をしているかどうかで判断しましょう。

イナダの捌き方

捌き方①鱗・ぬめり取り

捌き方はブリと大差ありません。他の魚と比べれば結構なサイズがありますので、手元には注意して捌きましょう。まず、表面の鱗とぬめりをとっていきましょう。

手慣れた方は包丁を使って鱗取りをしてもかまいませんが、おすすめなのは金たわしを使うことです。簡単にとることが出来ますので、用意出来る方は是非使ってみて下さい。鱗が細かいので、残さないよう丁寧に行いましょう。

捌き方②頭と内蔵を取る

鱗取りが終わったら、頭と内蔵をとっていきます。まず、胸鰭と腹鰭を頭につけるように、斜めに切り目を入れていきましょう。反対側も同様に切り目を入れ、最後に背骨を切っておきます。

お腹に包丁を入れて開いたら、頭と内蔵を一緒に取りましょう。こうすることで内蔵が綺麗にとれます。取った後は水洗いをして、お腹の中に見える血合いは苦みの原因となりますので歯ブラシでこすって落とします。洗ったら水気を拭き取りましょう。

捌き方③三枚おろしにする

水気をふき取ったら、三枚おろしの状態にしていきます。まず、お腹から包丁を入れて、骨に沿って切っていきます。一度でおろそうとせず、背中からも包丁を入れ、何回かに分けた方が上手くいきます。

反対側も同様に腹、背中に分けて包丁を入れ、三枚におろしましょう。頭側から尻尾の側の方へ包丁を進めた方がスムーズです。

捌き方④骨をすく・皮をひく

おろした身にはまだ腹骨などがついていますのですいていきましょう。腹骨に手を添え、少しずつ丁寧に包丁を入れて取ってしまいます。腹骨がとれたら、身の真ん中にある骨に沿って切り目を入れて骨をとりましょう。

骨の周りは血合いとなっていますので、この血合いも切り落とします。最後に、皮と身の間に包丁を入れ、尻尾を持って包丁を動かすようにして皮をひけば処理は完了です。

捌き方⑤食べる分だけ処理していく

鮮度が落ちるのが非常に早いので、食べる分だけ調理するのがおすすめです。残った身は塩を振って、15分程放置し、そのあと水で洗ってから水気を拭き取ってラップで包み冷蔵することで、少し保存期間を伸ばすことが出来ます。

ある程度お刺身にし、次の日に焼いたり煮たりして食べる場合はこの保存方法を行うことをおすすめします。

釣ったイナダは血抜きをする

捌き方を解説させて頂きましたが、もし釣った場合は血抜きをしておきましょう。釣ってすぐに血抜きをしておくことで生臭さもなくなり、鮮度も保てます。生きている内に血抜きをしてしまいましょう。

脳にあたる部分をピックで刺す、もしくは何かで頭を叩いて脳死状態にします。次に中骨の傍に太い血管が走っていますので、エラからナイフを入れて中骨付近の血管を切りましょう。これで血が一気に出てきます。

イナダの料理レシピ①刺身

イナダのお刺身


おすすめの料理レシピ1つ目は「お刺身」です。お魚の調理方法の定番中の定番ですね!まずは、イナダの美味しさをそのまま頂きましょう!天然ものはサイズが大きいほど味が良くなっていきますが、養殖ものはいつでも脂が乗っていて美味しいのが特徴。

ブリと比べるとイナダのお刺身はさっぱりとしており、食感も違いがあって面白いです。

イナダのなめろう

おすすめの料理レシピ2つ目は「なめろう」です。こちらはブリでもよく行われている調理方法ですね!

サイコロ状に捌いてから、イナダ200gに対して、お好みの量のネギ・しょうがチューブ3㎝ほど・味噌大さじ1.5・めんつゆ小さじ1を混ぜます。混ぜたらたたきにしていきましょう。ねばりが出てきたら完成です。大葉を入れると更に美味しくなりますよ!

イナダのづけ丼

おすすめの料理レシピ3つ目は「づけ丼」です。イナダのお刺身を用意しましょう。醬油大さじ1、みりん大さじ1、日本酒小さじ1、ごま油小さじ0.5、生姜少量のタレを作り、そこにイナダのお刺身を漬けます。

大体1時間ほど付けておくと味が染みますので、あとはご飯の上にタレごとかけて完成です。刻み大葉やわさび、胡麻などをかけると更に美味しく頂けます。

イナダの料理レシピ②焼き魚

イナダの照り焼き

おすすめの料理レシピ4つ目は「イナダの照り焼き」です。醬油大さじ2、日本酒大さじ2、みりん大さじ1、砂糖大さじ1を混ぜ合わせたタレを用意しておきます。

塩を軽くまぶしたイナダをフライパンで焼いていき、ある程度焼いてからタレを絡めて煮詰めれば完成です。甘辛い味が大好きな人に大人気の、定番調理方法ですね!

イナダのバター焼き

おすすめの料理レシピ5つ目は「イナダのバター焼き」です。基本的には先述した「照り焼き」と作り方は同じなのですが、最後にバターを入れて、溶けていくバターを絡めながら焼いていきます。

照り焼きとは違った風味があり、魚を食べる習慣が無いお子様たちにも大人気の料理レシピですので、是非調理してみて下さい。

イナダの料理レシピ③煮魚

イナダの煮付け

おすすめの料理レシピ6つ目は「イナダの煮付け」です。魚料理の定番調理方法ですね!水100㏄、お酒大さじ2、醬油大さじ2、みりん大さじ2、砂糖大さじ1、生姜少量を鍋に入れて煮立たせましょう。

食べやすい形に切ったイナダを鍋に入れ、落し蓋をしてから10分間煮込んでいきます。10分後、落し蓋を取って、煮汁を染み込ませるよう煮詰めて完成です!味の濃さはお好みで調整しましょう。

イナダの塩煮

おすすめの料理レシピ7つ目は「イナダの塩煮」です。醬油ベースの煮付けが一般的ですが、お味に飽きてきたらさっぱり塩味で煮付けましょう!

調理方法は簡単で、だし汁200㏄に塩を大さじ1、生姜を少量、ネギを一本入れて沸騰させ、切り身を入れて3分間煮ましょう。お酒を少し加えて、更に5分間程煮詰めれば完成です。煮すぎると崩れることがありますのでご注意下さい。

イナダの料理レシピ④その他

イナダのカルパッチョ


おすすめの料理レシピ8つ目は「イナダのカルパッチョ」です。カルパッチョとは、牛肉や魚のお肉を薄切りにして、オリーブオイルと調味料をかけて頂く料理のことです。イナダを薄切りにし、岩塩などのお塩とオリーブオイルをかけて頂きましょう。

簡単かつオシャレであり、お刺身とはまた違った味わいですので是非試してみて下さい。

イナダの竜田揚げ

おすすめの料理レシピ9つ目は「イナダの竜田揚げ」です。こちらも定番調理レシピですよね!一口大の大きさにイナダを切り、すりおろしニンニク・すりおろし生姜・醬油・お酒・みりんと一緒にボウルに入れて揉み込み、15分ほど放置します。

キッチンペーパーで水分を吸ってから片栗粉をまぶして揚げましょう。揚げる時は中温くらいにして、カリッとするまで揚げるのがおすすめです。

イナダ料理に関するTwitter

イナダのお刺身は最強?

こちらは、イナダのお刺身が安くて美味しくて無敵であることが書かれています。ブリはしばしば超高級魚として扱われることがありますが、イナダはたまにとても安く販売されていることがありますよね。とても美味しいのに安いなんて、家計の味方のようなお魚と言えます。

イナダをどう調理する?

こちらは、購入したイナダとカンパチをどう調理するか迷っている様子が書かれています。イナダはブリの成長途中ではあるものの、ある程度のサイズがあり、一匹で色んな料理が楽しめますよね。

ツイートの方は、お刺身にするか煮付けにするかと悩まれていますが、少人数で頂くのであれば、作りたい料理を全て作ってみても良いかもしれません。

まとめ:イナダの美味しい食べ方

今回の「イナダの美味しい食べ方は?捌き方や人気料理のレシピ9選をご紹介!」はいかがでしたでしょうか?

知っておきたいイナダの知識から、味・旬、捌き方、おすすめの料理レシピなどをご紹介させて頂きましたが、今すぐ食べてみたくなった方も多いかもしれませんね。

釣りをした際は血抜きが非常に大切で、血抜きがちゃんと行えたかどうかでその後が変わってしまいます。出来るだけ新鮮で状態の良いものを美味しく調理しましょう!

イナダが気になる方はこちらもチェック!

今回はイナダについて解説させて頂きましたが、他にも釣り・魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみてください。