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日焼け後に効く薬おすすめ12選!症状に合わせて炎症を抑える薬をご紹介!

夏を思いっきり満喫したいけど、気になるのが「日焼け」。焼ける前の対策はもちろんですが、焼けた後のケアも大事です。日焼けに効く薬にはどんなものがあるのか、症状の違いは何なのか、またそれに合う薬はあるのかなど、日焼けに効く薬についておすすめなどをご紹介します。
更新: 2023年7月25日
豆飼
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夏といえば「日焼け」

夏といえば、海や山、川などのレジャーや、海外にバカンスに出かけて夏休みを満喫したいもの。ですが、楽しい休日を過ごした後に気になるのが「日焼け」です。

たかが日焼けと侮っていると、何日間もヒリヒリと肌が炎症を起こしたり腫れたりして、ひどい場合は水ぶくれができるといった症状が出ます。皮膚が剥がれて跡が残ってしまったり、重度になると医療機関での治療が必要な場合もありますので、事前の日焼け対策は必須です。

夏は楽しみたいけど、気になるのが日焼け

日焼けでなぜ黒くなる?

肌が紫外線を浴びると、紫外線が皮膚の奥に侵入するのを防ぐため、皮膚の基底層にあるメラノサイトが、メラニン色素を作り出して紫外線を吸収します。紫外線をたくさん浴びると、メラニン色素が増大して皮膚の中に沈着するため、肌の色が黒く濃く見えるようなってしまいます。日焼けは肌を紫外線から守った結果現れる物です。

太陽から降り注ぐ紫外線は、浴びすぎてしまうと肌にダメージを与えます

日焼けで赤くなる人、黒くなる人の違い

日焼けをした後の焼け方や症状で、しばらく肌がヒリヒリと真っ赤になった後、白く元に戻るタイプの人と、ヒリヒリや痛みは少ないけど、すぐに黒くなってしまう人がいます。

白くなる方がうらやましい気もしますが、実は重症化しやすいのは前者の方。これは「サンバーン」なのか「サンタン」なのかという焼け方の違いになります。どちらのタイプの日焼けなのかによって治し方も異なってきます。

色白な人に多い「サンバーン」

サンバーンは、肌が赤くなってヒリヒリしたり、水ぶくれなどの症状がでる状態です。これはUV-B波によって、DNAが傷つけられて「プロスタグランディンE」という物質が発生して血管を拡張し、皮膚が赤くなります。

元々色白でメラニンの生成が遅い人などは、UV-B波を防ぎきれずに「ヤケドをした状態」になりやすい場合があります。ダメージが大きいのはこちらのタイプで、傷みや腫れが引かず症状が重症の場合は、医療機関で治療を受けた方がいい場合もあります。

肌が黒くなる「サンタン」

一方「サンタン」はUV-A波が原因で、肌が紫外線から守るために、メラニンを大量生成した結果もたらされるものです。サンバーンのような腫れや水ぶくれ、痛みなどはありませんが、シミの原因にもなってしまうという問題点も。

なお、UV-Aはガラスも透過しますので、室内や曇りの日なら焼けないと思って油断していると、肌が黒くなってしまいますので注意しましょう。

日焼けを防ぐポイント

1.日焼け止めを塗る

日焼けを防ぐには、まずは必ず日焼け止めを塗っておくことです。日焼け止めは用途に応じて選びます。例えば海水浴をする場合などは、ウォータープルーフで水に濡れても落ちにくい物を選びましょう。ウォータープルーフは肌に負担がかかりますので、日常生活や家の中を中心に過ごす場合は、普通の物を使うのがおすすめです。

2.日焼け止めの選び方

日焼け止めには、「SPF」と「+」の表示があります。SPFは、紫外線B波からどれだけ長い時間肌を守れるか、「+」または「PA+」は、紫外線A波からどれだけ肌を守れるかを表します。

SPFは数字が大きいほど、PAは+が多いほど効果が高くなります。では、どちらも最高な日焼け止めがベストかというと、そうではありません。数値が高いものほど毛穴を塞いでしまい、乾燥や肌荒れの原因になりやすくなっています。

SPFとはSun Protection Factorの略

3.保湿をしておく

日焼け止めを塗る前にもポイントがあります。事前に肌をしっかりと保湿しておくことです。乾燥した肌はダメージを受けやすく、また日焼け止めによって、肌も荒れやすくなります。化粧水や乳液、クリームでしっかり保湿しておけば、天然の皮脂膜が形成されて、紫外線からお肌を守ってくれます。

4.アフターケアをしっかり

日焼けした直後のケアによっても、その後の違いが顕著に現れます。ただの日焼けのヒリヒリと思って痛いのを放っておくと、炎症が悪化して腫れてしまい、水ぶくれやかゆみが出て、皮膚科を受診しなければいけなくなってしまいます。

日焼け後は、炎症を抑えるために、ちゃんとクーリングをしてあげましょう。また、日焼け後の肌は乾燥しやすいので、保湿もしっかりしておきましょう。

ヒリヒリ痛い日焼けはヤケドと同じなので、しっかり肌を冷やしましょう


日に焼けてしまったら

日焼けをした後、ヒリヒリとした痛みがひどくて、重症の場合は眠れないなんてこともあります。日焼けは、紫外線によって肌がヤケドをした状態なので、それだけの痛みを伴うんです。ヒリヒリとした炎症が酷い場合は、患部を冷やし、炎症を抑える薬を塗って保湿するなど、重症度や症状に応じた早めの対策をしておきましょう。

かゆみが出た場合の対処法

日焼け後の症状として、患部にかゆみが出る場合があります。かゆみが出てしまった場合、まずはかかずに我慢して触らないようにしてください。

かゆみは、皮膚の修復作用が働いて皮膚の下にリンパ液が集まり、炎症を抑えて自己治療しようとしているために生じるものですので、かかずにかゆみを和らげる薬などを塗りましょう。その他、日焼けによる皮膚の乾燥や紫外線アレルギーによっても、かゆみなどの症状が出る場合があります。

水ぶくれができた場合の対処法

日焼けが重症の場合、ヤケドのように水ぶくれができることがありますが、決して潰してはいけません。ヤケドに有効とされる「湿潤療法」という治療では、皮膚の表面を覆って、浸出液を皮膚表面にとどめて、湿潤な状態に保つことで、傷を早くきれいに治療します。

これと同じなのが、水ぶくれです。その浸出液には、炎症を抑える成分が含まれていますので、潰してしまわないようにしましょう。なお、表面に水ぶくれがなくても、皮膚の下では炎症を抑えるため、リンパ液が集まって水ぶくれを形成しています。

日焼けで水ぶくれになる理由

日焼け後に、プツプツとした水疱やみみず腫れのような水ぶくれができる場合があります。その理由は、紫外線アレルギーや日焼けによって敏感になった肌が、服で擦れることのほか、重症の日焼けで肌がヤケドをした状態でも起こります。

ヤケドには、1から3度までの程度がありますが、水ぶくれのできた重症の日焼けは、2度のヤケドに相当します。表皮の下の真皮に達した熱傷で、皮膚の消炎機能が働いて、水ぶくれが生じます。

日焼けに効く薬はある?

日焼けは上述の通り、肌がヤケドをした状態なので、重症でヤケドの症状があるサンバーンの場合は、皮膚の炎症や腫れを抑える治療薬を、肌が黒くなるサンタンの場合は、色素沈着を防いで美白効果のあるものを使用するとよいでしょう。

重症の場合は、皮膚科を受診して処方薬をもらい、きちんと治療することをおすすめしますが、軽度の場合なら市販の薬やケア用品で十分です。

日焼けに効く栄養素

日焼けをする前後には、肌によい栄養素を補って、ベストな状態を保っておきましょう。

メラニンの生成を抑えてコラーゲンの合成を促進するビタミンCや、活性酸素を抑えるビタミンE、活性酸素を抑えて皮膚の免疫機能やバリア機能を維持するβカロテン、新陳代謝を促進するビタミンB2のほか、亜鉛やセレンといったミネラル、アミノ酸などを補うと、日焼け後のケアや治療に有効です。

日焼けに効く処方薬①

非ステロイド性消炎鎮痛剤

日焼けによるヒリヒリとした炎症は、プロスタグランディンによって起こります。非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)は、作用機序のシクロオキシゲナーゼ活性阻害によって、日焼けの炎症や腫れ、かゆみなどの症状を抑える効果があります。

市販の外用剤には、メントールなど刺激作用のある成分が含まれている場合がありますので、重症の日焼けや気になる場合は、皮膚科を受診して、きちんとした処方薬をもらって指示通りに使うことで治療しましょう。

日焼けに効く処方薬②

副腎皮質ステロイド剤

日焼けによる炎症や腫れ、かゆみなどの症状を抑える治療目的で使用します。全身の広範囲への使用や重症の日焼けに対しては、全身的な副作用が起こったり、内服薬との相互作用が起こる場合もあるので、必ず医療機関を受診して、医師や薬剤師の指示のもと治療にあたりましょう。

日焼けに効く処方薬③

酸化亜鉛


酸化亜鉛には、軽度の皮膚病変の収れんや消炎・保護に効果があるとされ、日焼け後の症状の治療にも効果的です。

また、浸出液の吸収および分泌を抑えることによって、創面又は潰瘍面などを乾燥させる作用もあるとのことなので、水ぶくれができた場合にも効果があります。水ぶくれの水疱の中の亜鉛濃度が、非常に高いという報告もあり、亜鉛の消炎効果の高さがうかがえます。

日本ケミファ モイスポリアホワイト

出典:Amazon

日焼けに効く処方薬④

グリチルリチン酸

グリチルリチン酸は、生薬の甘草(カンゾウ)などに含まれる成分で、肝臓の働きの改善や皮膚の炎症などを抑える効果があります。抗炎症作用、免疫調節作用、肝細胞増殖作用などがあるとされ、スキンケアアイテムにもよく配合されている成分です。日焼け後の肌に使用すると、ヒリヒリとした痛みや炎症・腫れやかゆみを抑えてくれます。

日焼けに効く処方薬⑤

日本薬局方オリブ油

一般用医薬品のオリーブオイルです。日焼けによるヒリヒリとした炎症や腫れを抑えたり、火傷、かぶれ、皮膚の保護に効果が期待できます。ガーゼや脱脂綿などに浸して、皮膚(患部)に塗布することで、肌をまもってなめらかな肌の状態を保ちます。

日焼けに効く市販薬①

コパトーン アフターサンオイルフリージェル

日焼けを知り尽くしたUVケアブランドとして有名な、コパトーンの日焼け後のケア専用ジェルです。日焼け後の肌にいいとされるアロエベラエキスとメントールを配合し、日焼け後の肌の炎症を鎮めて、うるおいを補ってくれます。オイルを使用していないので、べたつかずすっきりとした使用感です。

コパトーン アフターサンオイルフリージェル

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

日焼けに効く市販薬②

ネーチャーリパブリック スージング&モイスチャー

アロエには、日焼け後の肌を鎮静させる効果があります。こちらの商品はたっぷり入ってお買い得なので、全身に使いたいという人におすすめ。どんな肌にでも使えるほか、日焼けを鎮めた後、滑らかな肌に導いてくれます。

アロエベラが92%入っており、日焼けのヒリヒリとした皮膚に塗れば、クールダウンが可能です。1度塗って乾いてきたら、再度アロエを塗り込んでください。肌が冷たくなるまで繰り返せば、綺麗な肌になります。

モイスチャー アロエベラ92%

出典:Amazon

日焼けに効く市販薬③

ザーネ スキンローション

生薬の甘草に由来する、皮膚の炎症や腫れ、かゆみを抑える効果のあるグリチルリチン酸を配合したザーネのスキンローションタイプ。活性酸素を抑えて血行促進を促し、新陳代謝をよくする効果のあるビタミンEも配合しています。肌にやさしい弱酸性で、日焼け後の炎症を抑えて、肌を潤しかゆみを和らげる医薬部外品です。

ザーネ スキンローション

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

日焼けに効く市販薬④

エーザイ ベラリス

ベラリスは保湿成分として濃縮還元アロエベラを99%配合した、弱酸性・無香料・無着色のナチュラルな薬用化粧水。チューブ入りで使いやすく、透明なジェルですが、お肌にのばすとしっとりとしたローションに変わります。

さっぱりとしてさらさらで肌をしっとり潤し、日焼け後の肌の乾燥を防いで、ほてりを抑えてくれます。顔だけでなく全身に使えます。

エーザイ ベラリス

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

日焼けに効く市販薬⑤

シーブリーズ アンティセプティック全身薬用ローション


夏といえばシーブリーズ。シャンプーからデオドラント、ボディケアまで、クールでさっぱりとした使用感が人気のシーブリーズの、医薬部外品の全身用ローションです。

汗をかいたり日焼けした後の肌を整えてほてりを抑え、トラブルを防いでクールに引き締めてくれます。なんと100年以上受け継がれてきた、変わらないレシピを使用しているんだそう。刺激の少ないセンシティブタイプもあります。

アンティセプティック 全身薬用ローション

出典:楽天

日焼け後には普段使いのコスメも有効

重症の日焼けでなく軽度のものであれば、普段使っている化粧水やクリームなどのコスメでも十分効果はあります。

日焼け後は、肌が乾燥して敏感になった状態ですので、まずは、さっぱりめの化粧水で潤いを与えつつクールダウンし、その後、蓋をするように乳液やクリームを塗ってあげましょう。できるだけ、天然成分由来の肌に刺激の少ない物を使うとよいでしょう。

ロクシタン シアバター

出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon

ヒトの皮脂に近く100パーセント自然由来のクリームなので、日焼け後の肌にも安心して使えます。

焼ける前に使う日焼けに効く薬①

パウダーでUVカットする日焼け止め

シミ対策や美白で知られるトランシーノの薬用UVパウダー。パウダーなのにSPF50、PA++++と協力に紫外線をカットします。汗や水に強いウォータープルーフで、薬用の肌荒れ防止成分、くすみケア成分も配合し、肌にやさしく紫外線をカットして、透明美肌に導いてくれます。

トランシーノ 薬用UVパウダー

出典:Amazon

焼ける前に使う日焼けに効く薬②

飲む日焼け止め

日焼け止めを塗っても、汗や皮脂ですぐに落ちてしまうし、塗り直しやべたつき、朝の忙しい時間に塗る手間など、塗る日焼け止めは面倒くさい面もあります。

そんな時にたすかるのが、「飲む日焼け止め」です。ポリフェノールやビタミンC、最近注目されている日焼け止め成分のニュートロックスサンや、血液浄化や皮膚疾患の治療によいとされるファーンブロックなどを配合した、日焼け予防効果のあるサプリメントがあります。

日焼けをする前に、日焼けしにくい状態を作っておくと、うっかり日焼けも防ぐことができます。

1日2粒の進化型UV対策サプリ。99.9%植物由来で国産なので、安心して使えます。

まとめ

ヒリヒリと痛い日焼け後の肌。真っ赤に腫れあがって、水ぶくれを起こしたり、かゆみを伴うこともあります。

重症になると、ただの日焼けではなく、もはやヤケドになりますので、痛みが長引いたり痕が残ったりしないよう、日焼け前の対策だけでなく、日焼け後も適切な処置が必要です。しっかりクーリングして保湿をして、必要な場合は薬を塗ったり、皮膚科を受診するなどしましょう。

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