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日焼け後の冷えピタには注意?その理由や効果、正しい治し方まで解説!

夏になると、どうしても日焼けはつきものですよね。日焼け後の治し方として冷やすことは有名ですが、冷えピタは使用していいのでしょうか?今回は日焼け後の冷えピタの危険性から、日焼け後の正しい治し方、日焼けの予防策などをまとめました。
更新: 2023年11月23日
yuki
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夏場に必須な日焼け後のお手入れ

レジャーに日焼けはつきもの!

夏のレジャーといえば、海やプール、バーベキューやハイキング、川遊びなど、どうしても日焼けするものばかりですよね。日焼けしたくないからといって、外で遊ばないわけにもいきません。海に友人と出かけたり、川へ子供と出かけたり・・・という内に、いつの間にか肌の色が違う!いつものファンデーションが合わない!ということはありませんか?毎年の事と思って日焼け後の対処をおざなりにすると、炎症が悪化する原因にもなりかねません。どうしても日焼けしてしまう夏だからこそ、日焼けに関する様々なことを知って、より夏を楽しみましょう!

正しい対処が必要

夏だから日焼けするのは当然とはいえ、日焼けは甘く見ていると炎症しヒリヒリと痛んだり、赤みが出て水ぶくれになったり・・・と様々な障害をもたらします。日焼けは皮膚の軽いやけどなので、すぐに対処してあげることが大切です。特に子供だと、気づかないうちに水ぶくれや日焼けをかき壊して痕にもなりかねません。かき壊した傷口は、雑菌が入りたい体調不良になる原因にもなります。夏を迎える前に正しい日焼けの対処法や薬の効果など治し方を知って、炎症などの痛い日焼けを引き起こさないようにしましょう。

そもそも日焼けとは

紫外線による皮膚のやけど

日焼けとは、強い紫外線を浴びる事により、皮膚が赤みをもちほてり色が変化したり、ヒリヒリとした傷みを伴う軽い火傷です。長時間強い紫外線を浴びると、水ぶくれや炎症を伴い、なかなか完治しない場合もあるので注意が必要です。また紫外線のUVBやUBAといわれる紫外線の一種は皮膚ガンになる可能性を高めるともいわれ、そういった健康の側面から考えても、適切な対処が求められます。また紫外線はシミやシワの原因にもなるので、女性には特に気になるところですよね。たかが日焼けと思わず、正しい治し方で赤みや炎症を抑えましょう。

2種類の日焼けの症状

主に日焼けの症状は大きく分けて「サンバーン」と「サンタン」の2種類あるといわれています。「サンバーン」は紫外線を浴びて日焼けをした後、2〜6時間ほどすると皮膚が赤みをおび、その後ヒリヒリと皮膚が痛いと感じる日焼けです。また多量の紫外線を浴びると、細胞組織が傷つき、熱がでたり水ぶくれや、皮膚が痛いといった症状が強まります。

「サンタン」は紫外線を浴びた後3〜8日後になって皮膚が黒く変色し、皮が剥けはじめます。サンタンは日焼けレベルを3段階に分けられており、むくんだり痛いと感じたりします。場合によっては軽度であっても吐き気や熱が出るなどの症状が現れ、入院が必要になる場合もあります。強い陽射しの中でお出かけした後このような症状が現れはじめたら、早めに病院へ行き適切な処置をしてもらいましょう。

「冷えピタ」や「熱さまシート」の効果

熱冷ましの補助として活躍

「冷えピタ」や「熱さまシート」という名前で知られる商品は、医薬品ではなく熱が出た時の熱さましの補助として推奨されており、誰でも一度はおでこに張ったことがあるのではないでしょうか。冷えピタは含水率が85%もあるシートで、そのたっぷりと含まれる水分が蒸発する時に熱を取り込み、発熱に良い冷却効果が持続します。またシートは弱酸性になっているので、皮膚への刺激が気になる方でも安心して使用する事ができます。冷えピタや熱さまシートには直接の解熱作用はないですが、発熱のつらさを軽減することができる優れものです。

暑くほてった時にも

冷えピタや熱さまシートは、夏場などで温度が高く身体がほてった時や眠くなってしまった時、おでこや首もとなどに張るとすっきりと爽快感が得られ、推奨されています。夏場にとても重宝しそうですよね。大人用はメンソール入りのものが多いため、スーッとして気持ちいいですよ。室内でも台所の家事などで、暑く感じた時に使うと作業がはかどります。風邪を引いた時の治し方というイメージの強い冷えピタや熱さまシートですが、日常的にも使用できるんですね。


日焼け後に冷えピタって良いの?

日焼け後に冷えピタを使うのはダメ!

夏のレジャーを満喫して、気づいたらヒリヒリと皮膚が痛い・・・。日焼けしたら冷やさなきゃ!と、つい冷えピタや熱さまシートを使用してはいませんか?確かに冷えピタや熱さまシートは長時間張った場所を冷やすことができ、日焼けの治し方として効果的のように思います。「水で冷やすことや保冷剤と何が違うの?」と思うかもしれませんが、実は日焼けに冷えピタや熱さまシートをを使用するのは厳禁なんです。

日焼け後の冷えピタが良くない理由

剥がす時に痛い思いをするかも!?

日焼けに冷えピタや熱さまシートを使用してはいけない一番の理由は、日焼け部分に貼ると剥がす時に皮膚も一緒に剥がれてしまう可能性があるからです。身体が日焼けを一生懸命治そうとしている時に密着する冷えピタや熱さまシートが貼ってあると、それが邪魔になって、剥がす時にせっかく治そうとしている皮膚を一緒に引っ張ってしまうんです。考えただけでも痛いですよね。また冷えピタを貼ると外気に触れなくなってしまうため、より日焼けを悪化させる原因にもなるそう。ついやってしまいそうなことだからこそ、危険性を知って注意しましょう。

日焼け後の冷えピタは注意書きにも

日焼け時に冷えピタや熱さまシートを使用できないことは、実は商品の注意書きにも書いてあるんです。冷えピタには「目の周囲、粘膜、及び皮ふ異常(傷口、やけど、日焼けによる熱傷、湿疹など)のある部位にはご使用にならないでください。」とあります。

熱さまシートには「肌に異常(傷口、やけど、日焼けによる熱傷など)がある部位には使用しない。」と注意書きに書いてあります。やけどに冷えピタや熱さまシートを使う事の危険性は、製品会社としても認められているんですね。冷えそうだからと安易にやけどに冷えピタや熱さまシートを使用せず、この後でご紹介するやけどの治し方を試してみてください。

もし日焼け後に冷えピタを使ってしまったら

無理に剥がさないように注意

もし日焼け後に冷えピタを使ってしまい、剥がそうと思ったら皮膚がくっついて剥がれなくなってしまったら、無理に剥がさず皮膚科を受診しましょう。焦ってむりやり剥がすと余計に痛い思いをしたり、皮膚が大きく剥がれて雑菌が入って炎症してしまったりします。水でよく濡らすと若干冷えピタや熱さまシートの粘着は和らぎますが、無理は禁物です。病院で適切な対処をしてもらって、できるだけ被害が少ないように剥がしてもらいましょう。

冷えピタを使わない正しい日焼け後の対処法集

ここまでで、冷えピタや熱さまシートが日焼けに使えないということはお分かりいただけたかと思います。ではヒリヒリしたり赤みをおびている日焼け後の治し方は、何が効果的なのでしょうか。4つの対処法をまとめましたので、日焼けした時にはぜひ参考にしてくださいね。正しい日焼けの対処法で、なるべく早めに日焼けの炎症を抑えるようにしましょう。

冷えピタを使わない正しい日焼け後の対処法 1.流水で冷やす

しっかりと冷やして症状を抑える

正しい日焼け後の治し方の一つ目は、しっかりと冷やすことです。日焼けはやけどの一種で、皮膚がヒリヒリしたり赤みをおびて痛いのは、炎症をおこしているためです。なのでやけどしている皮膚の部分を、まず流水などでしっかりと冷やします。シャワーなどを使用する場合は、水圧が強すぎると肌への刺激になってしまうので、必ず弱めにしてくださいね。

水を流すのはもったいない!という方は、タオルを水で冷やしたり、保冷剤をタオルで巻いた物を日焼けのヒリヒリする箇所に当てましょう。日焼けは紫外線を浴びてしばらくしても進行し続けているので、油断せずしっかりと冷やすことが大事です。


冷えピタを使わない正しい日焼け後の対処法 2.化粧などを全て落とす

刺激になるものは避ける

ヒリヒリしたり赤みが出て、日焼けをしてしまったなと感じたら、化粧や日焼け止めなどを全て落としましょう。化粧や日焼け止めは肌への刺激になるので、肌の負担になり日焼けの症状を悪化させる可能性があります。日焼け止めの場合、UVの数値が高いほど負担も大きくなります。

また化粧を落とす時はごしごしとこすらず、いつもより更に丁寧に落とすようにしてくださいね。日焼けの炎症に刺激がいき、悪化する原因にもなってしまいます。洗顔料などを使用する場合は、敏感肌用のものだとより望ましいです。普段は敏感肌でない方も、日焼けしている肌はいつもよりずっと敏感になっていますよ。洗顔料を落とす時は、熱いお湯ではなくぬるま湯を使用するように注意しましょう。なるべく肌が熱い思いをしないほうが効果的です。

冷えピタを使わない正しい日焼け後の対処法 3.保湿

肌に水分をたっぷりあげよう

日焼け後の対処法3つ目は、肌をしっかりと保湿することです。一見そうは思わないかもしれませんが、日焼けした肌は紫外線によって、普段の何倍も乾燥しています。日焼け止めや化粧などを落としたら、いつもよりしっかりと保湿をしましょう。できれば肌に優しい敏感肌用の化粧水や乳液がおすすめです。保湿クリームなども効果的ですよ。

また日焼けしたからといって、すぐに美白効果のあるとうたった化粧品や、アルコールの含まれたものは使用しないように注意しましょう。肌が落ち着くまでは刺激をあたえないことを優先し、丁寧な保湿を心がけてくださいね。

重度の日焼けの場合は注意!

日焼け後の保湿は乾燥している肌にとってとても大事ですが、赤みやヒリヒリとした痛い炎症がとても強かったり、水ぶくれや腫れがでてきた場合は自分で無理に触らず、皮膚科を受診するようにしましょう。自分で触っている内に余分な刺激を与えて、炎症などの症状が悪化する危険性があります。いつもの日焼けよりひどいなと感じたら、水やタオルで巻いた保冷剤で冷やした後、なるべく早めに病院へ行きましょう。

冷えピタを使わない正しい日焼け後の対処法 4.水分補給

身体の内側からも水分を

日焼け後の対処法の4つ目は、水分補給をすることです。肌の外側から化粧水や保湿クリームで保湿することも治し方として効果的ですが、あわせて水をしっかり飲んで、身体の内側から水分を補給することも大事です。

日焼け後は日焼けした箇所のみが炎症を起こしているように感じますが、実は全身の肌が乾燥しています。水はもちろん、ビタミンCの入ったジュースも効果的ですよ。内側からも日焼けに対処することで、より日焼けの赤みやヒリヒリ感が早く治るように助けることができます。

日焼けの予防策集

ここまでは日焼け後の対処法をご紹介してきましたが、ここからはひどい日焼けにならないために、日焼けの予防策として行うと効果的な事をご紹介します。夏のお出かけなど、日焼けしそうな場所に行く前に予防策を知っておき、できるだけ日焼けの炎症や赤みが出にくいようにしましょう。

日焼けの予防策 1.日焼け止め


こまめに塗り直そう

日焼けの予防として一番メジャーなものといえば、日焼け止めを塗ることですよね。日焼け止めは日焼けによる炎症や赤みを防ぐ効果があり、ものによっては美白ケアになるものや、保湿成分を含んだものもあります。大切なのは使い分けで、ちょっとしたお買い物や洗濯物を干すなどの時はSPFが弱めの日焼け止めを使用するようにしましょう。日常的にSPFが高い日焼け止めを使用すると、肌への刺激が強すぎるためです。

また日焼け止めは塗っても、汗や皮脂で落ちてしまうため、2時間ほどこまめに塗り直す必要があります。より効果を得るためにも、特に長時間のお出かけの際は、しっかりと日焼け止めを塗り直すようにしましょう。

日焼けの予防策 2.必要な栄養素を摂る

バランスの良い食事を心がけよう

日焼けの予防策の二つ目は、肌の調子を良くするために、身体に必要な栄養をとることです。内側からの予防になるので、すぐ効果が目に見えなくても続けることが大切です。バランスの良い食事で、日焼け時の赤みや炎症を通常より抑えたり、日焼けが原因のシミをつくりにくくします。

特にビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、コラーゲン、ポリフェノールなどは肌を整えるのに良く、食事に取り入れると効果的です。中でもビタミンCは多く摂取しても体内に残る事無く排出されるため、たっぷり摂るようにしましょう。

日焼けの予防策 3.肌の露出を控える

紫外線にできるだけ当たらない

もっとも原始的な日焼けの予防策は、肌の露出をなるべく控え、紫外線にできる限り当たらないことです。もちろんずっと室内にいて紫外線にも当たらないというのであれば日焼けはしないですが、そうもできないですよね。夏でも思いっきりレジャーを楽しむために、日焼けに注意しながら肌の露出を控えましょう。

特に暑い時期はつい半袖を着がちですが、黒などの色の濃い長袖のものを着るようにしましょう。また首の後ろまで隠れるような帽子や、足下までしっかり隠れるロングスカートもおすすめです。着るものに注意することで、日焼けの赤みやヒリヒリ痛い思いから解放されましょう!

日焼け後の冷えピタには注意しよう

今回は、日焼け後の冷えピタにまつわる話を中心に、日焼け後の正しい治し方や、日焼けの予防策などをご紹介しました。日焼け後に冷えピタを貼ると、よりヒリヒリと痛い思いをしたり、炎症が悪化してしまいます。日焼け前に正しい日焼けの治し方や予防法を知ることで、夏のレジャーを安全に思いっきり楽しみましょう!