クリームチーズとは
そのまま食べる美味しいチーズ
クリームチーズは他のチーズと比べるとなめらかでやわらかい特徴を活かしてバターのようにパンに塗って食べたり、クラッカーやビスケットに載せてそのまま食べることが多いチーズです。
見た目は他のチーズと比べるとかなり白く、ブルーチーズのようにカビを使って発酵させているわけではないのではっきりと主張してくる酸味はなく、穏やかな風味となっています。
現在ではクリームチーズにナッツ、ハーブが入っているものも発売されています。
クリームチーズの歴史
クリームチーズは諸説ありますがカッテージチーズと共に世界で最も古いチーズと言われ、アメリカの製造会社の話では1872年には作られていて現在のようにアルミ箔などに包まれて発売されるようになったのは1880年となっています。
クリームチーズの食べ方
そのまま食べることができますが、クリームチーズを使って料理やお菓子を作ることができます。
ディップソースとして利用したり、ドライフルーツなど混ぜるだけでデザートを作ることができ、常温で柔らかくなるまで放置したクリームチーズを使うとチーズケーキにもなります。
他のチーズなどと比べると水分量が多いため基本的には加熱せずそのまま食べること多く、加熱して食べるのはピザなど一部の料理やお菓子だけです。
クリームチーズと普通のチーズの違い
保存期間が違う
クリームチーズと一般的なチーズを比べてみると色や風味の他に大きな違いがあります。それは保存期間のことでクリームチーズは保存期間が短く、常温で放置してしまうと分離してしまいます。
分離したクリームチーズそのまま食べることもできますが風味は落ちているのでおすすめしません。対して一般的なチーズ、特にプロセスチーズは保存期間が長く適切な保存期間だと製造日から270日ほどまで食べれることがあります。
プロセスチーズとナチュラルチーズ
ナチュラルチーズはクリームチーズとよく似ていてやわらかいものあります。
保存期間は1週間ほどのものが多く開封後は極力早めに食べることが推奨されいます。一般的なチーズの保存方法はラップで乾燥を防ぎつつ湿度がほどよくある野菜室での保存がおすすめで、ラップは3日ぐらいで取り替えるとより長く保存できます。
プロセスチーズもナチュラルチーズも常温では脂が溶け出してしまう恐れがありますがクリームチーズよりかは溶けにくいです。
プロセスチーズとナチュラルチーズの違い
プロセスチーズは一度加熱して発酵をとめているチーズなので保存期間が長いくナチュラルチーズは非加熱のため発酵が続いているチーズになります。そのため賞味期限や消費期限が短く保存期間も結果的に短くなります。
クリームチーズの通常の保存方法
すぐに使うような場合はの保存方法
短時間や1日から数日だけ保存するような短い保存期間の場合は一般的なチーズと同じ保存方法で問題ありません。
クリームチーズの保存方法はプロセスチーズなどと同じようにラップなどをしっかりして切り口や表面が乾かないように気をつけて湿度が60度~80度ほどの野菜室で保存するようにしましょう。
ただし基本的クリームチーズは保存するようなチーズではなく徐々に風味が悪くなるのでできるだけ早く使うことが大切になります。
保存方法が正しくても硬くなる
冷蔵庫や野菜室に入れても場合よっては硬くなります。
硬くなる原因は水分がなくなることにありクリームチーズは半分ほどが水分でできているので他のチーズよりも乾くと固く感じます。固くなったところは料理に使うことができます。
水分が多いので温度が高ければ水分と油分が分離しますし、基本的には長期保存に向かないチーズですが、クリームチーズは冷凍できるので冷凍保存することで通常より長く保存が可能です。
クリームチーズの長期保存は冷凍保存
クリームチーズを冷凍保存しても風味に変化はない
クリームチーズは水分の多いチーズですが冷凍時に、あまり風味に変化はなく美味しい状態でキープすることがきるので大量に買いすぎたり、余った場合の保存方法として冷凍することをおすすめします。
冷凍保存以外にもオイルやブランデーに漬け込こむ保存方法もあるようですが、一番長く保存できそのまま食べることができるのは冷凍保存だけです。また冷凍できるのはクリームチーズだけなので他のチーズは保存方法を変えましょう。
そのまま冷凍できる
クリームチーズを冷凍で保存する時は袋から出して冷凍することも、そのままパッケージのまま冷凍できるので手間がかかりません。ただ後で使うことを考えたらそのまま冷凍せずに食べる分、使う分だけ冷凍したほうが便利です。
たくさんある場合はそのまま冷凍できるので、いつ保存したかわかるようにしておくと使う時に便利です。詳しい保存期間は後述しますが冷凍保存もできるだけ早く食べるようにしましょう。
クリームチーズの冷凍保存のしかた
使いやすく小分けにした保存方法
そのまま冷凍できますが保存する時は小分けにしておくと食べる時に便利です。小分けする方法は塊のクリームチーズを適当にカットして空気に触れさせなようにしっかりラップで覆います。
空気が入っていると冷凍保存していてもカビがはえる場合があります。その後フリーザーパックなどに入れるとより効果的です。
レシピサイトにもあるぐらい冷凍保存は人気
レシピ投稿サイトにもたくさんの保存方法が投稿されていて、クリームチーズの保存方法としては冷凍保存は人気です。
1 残ったクリームチーズを適当な大きさに切り分けます。 2 クリームチーズの包み紙をそのまま使って包みます。 3 サランラップで包んでジップロックに入れて冷凍庫へ保存 4 使うときは冷蔵庫で解凍してもいいし、室温でも簡単に戻ります。
そのまま冷凍できる保存法
大量にクリームチーズがあって小分けに冷凍するのが面倒だったり難しい場合はそのまま冷凍できるので小分けにせず冷凍しましょう。未開封ならば密封されているのでラップやフリーザーパックを使用しなくてもできます。
賞味期限や賞味期限が分からなくならいようにパッケージから取り出したものは、メモをしておく必要がありますがそのまま冷凍できますし、小分けしておくと解凍せずそのまま食べることもできます。
クリームチーズを解凍する方法
冷凍保存からの解凍が大切
クリームチーズチーズのは簡単に冷凍できるので「冷凍」自体の失敗はありません。もし冷凍したクリームチーズの風味が悪く感じた場合は冷凍に失敗したわけではなく解凍に失敗した恐れがあります。
クリームチーズは水分が多いので解凍方法が誤っていると水分と油分が分離して風味がわるくなります。分離してしまったクリームチーズは食べることはできますが、風味が悪いのでデザートにはおすすめしません。
分離しない解凍方法
基本的に絶対に分離しない解凍方法はなく、冷凍すると多かれ少なかれ多少は水分と油分が分離します。できるだけ分離させない解凍方法は凍ったまま冷蔵庫で時間をかけてゆっくりと解凍する方法です。
加熱調理する場合は解凍せずそのまま料理などに利用すると分離せず解凍する時間がかからないので一石二鳥です。そのため基本的にクリームチーズの冷凍保存は加熱調理に向いています。
冷凍保存したクリームチーズの解凍に失敗した場合
分離してもある程度はならリカバリー可能
常温で解凍してしまってかなり分離した場合は難しですが頑張ればリカバリーすることができます。ただし完全に滑らかに戻るわけではないのでデザートより調理向きです。多少の分離はほぼリカバリーすることができます。
分離した場合は、練るようにして混ぜることでほぼもとに戻りますが、まだ凍っていたり硬くて練りにくい場合は少し時間がたってから柔らかくなってから練るとリカバリーもしやすくなります。
分離した水分について
分離た時の水分はは食べても有害ではないので安心してリカバリーしてください。
また冷凍保存する前に表面に水分がある場合も同じでホエイと呼ばれるクリームチーズの成分に由来しヨーグルトを開けた時にある水分と同じものなのでどちも無害かつ高タンパク質、低脂肪でカルシウムやビタミンBなどの栄養がたくさんある成分です。
冷凍保存したクリームチーズの保存期間
冷凍しても長く保存できない
通常の冷蔵庫保存したクリームチーズは数日が限度ですが、冷凍すると1ヶ月ほど保存できるようになります。
他の冷凍保存した食品と比べると短めなので注意が必要です。そもそもクリームチーズは長期保存できるチーズではなくあまり熟成しないで作るフレッシュチーズのため賞味期限、消費期限が短めのチーズになります。
表面が硬いハードタイプのチーズは5年ほどかけて作られるのに対してクリームチーズは1日あれば作ることができます。
冷凍保存したクリームチーズのおすすめレシピ1
チーズケーキ
加熱調理するので冷凍したクリームチーズでも出来る料理です。薄力粉を使用する際は玉になりやすいのであらかじめふるっておくとつくりやすいくなります。
1 クリームチーズを解凍する。 クリームチーズを冷凍していない場合は、そのままでOK 2 クリームチーズを滑らかになるまで泡だて器で混ぜ、ヨーグルト、砂糖を加えさらに混ぜる。 3 2に小麦粉をダマにならないように少しずつ加えては混ぜ、を繰り返し、生地が完成! 4 ※2.3の工程は、フードプロセッサーやミキサーで一度に混ぜてもOK! 5 型にクラッカーなどを敷き詰め、4の生地を上から流し込む。 6 手間をかけたい人は、クラッカーは粉砕し、溶かしバターなどでまとめて、台を作って下さい。 7 180℃(余熱アリ)で30~40分焼きあげて完成!
チーズケーキも冷凍できる
冷凍していないクリームチーズで作った場合のみですが、食べきれなかったチーズケーキは冷凍できるので保存方法を紹介します。
ホールのまま冷凍するより食べやすい大きさに切り、フリーザーパックでしっかりと空気を抜いて保存するかラップできっちりと包んでから保存すると3週間ほど保存できます。解凍する時は食べる1日ぐらい前から冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。
冷凍保存したクリームチーズのおすすめレシピ2
クリームチーズのプリン
プリンのレシピの中には牛乳だけではなく生クリームを使うものがあります。生クリームのかわりにクリームチーズを入れることで出来るのがクリームチーズのプリンです。
作り方は柔らかくしたクリームチーズに砂糖を入れて卵を入れて、牛乳を入れていくだけのシンプルなレシピですがその都度よく混ぜないとプリン液にならないので注意しましょう。よく混ざったら茶こしなどで越しながら耐熱容器にいれて蒸していくだけです。
冷凍保存したクリームチーズのおすすめレシピ3
トマトソースのパスタに使う
トマトとクリームチーズは相性の良い食品です。仕上げる寸前にクリームチーズを入れるだけなので簡単に作ることができます。
作り方はみじん切りにしたにんにくをオリーブオイルで炒め香りが出てきたらホールトマトなどを入れて沸騰してきたら塩胡椒で味付けをして火をとめます。
次にあらかじめ少し固めに茹でておいたパスタをいれてクリームチーズを適当な大きさにして入れ暖かいうちによく絡めて完成です。ベーコンを入れても合います。
冷凍保存したクリームチーズのおすすめレシピ4
ピザに使う(チーズのピザソース)
クリームチーズをそのまま使わずピザソースにするレシピもあります。他のレシピと比べると珍しいクリームチーズの使い方ですが加熱調理するので冷凍保存したクリームチーズでも作ることができます。
1 強力粉と薄力粉とベーキングパウダーを混ぜる。 2 牛乳Aを加え、手で練る。 (まとまりがない時は、少し水を足して練る。) 3 クッキングペーパーの上で生地を伸ばす。 4 フライパンに、クリームチーズ、生クリーム、牛乳Bをあわせ火にかける。 5 クリームチーズをくずしながら加熱し、へらでなべ底に筋が残る程度まで煮詰める。仕上げにバター10gを加え溶かす。 6 岩塩、黒こしょうで味をしっかりめに整える。 7 3のピザ生地にオリーブオイルをうすく塗り、フォークで穴をあけ、6のソースを塗り拡げる。 8 250度オーブンで約8分焼き上げる。
クリームチーズのおすすめレシピ1
冷凍するだけのアイスクリーム
冷凍する前に余ったクリームチーズを加工してアイスクリームとして冷凍するレシピです。アイスクリームなので冷凍できるのですが食べる時はできるだけ早く食べたほうがいいデザートになります。
作り方は常温にもどていておいてある程度柔らかくなったら砂糖を入れてなめらかになるまでしっかりと混ぜてからヨーグルト、生クリームを加えて混ぜてから冷凍するだけです。泡立てた生クリームを加えるとより美味しくなるのでおすすめです。
アレンジも簡単
そのままのクリームチーズアイスも美味しいですがブルーベリーやラズベリーなどのミックスベリーを途中で混ぜることでアレンジすることもできます。
レモンではなくオレンジなどクリームチーズと相性のいい果物は合うので好みに合わせて好きな果物を使ってみてください。
1 クリームチーズは常温で準備して下さい。急いでる場合はレンジで加熱。(約30秒) 2 1の柔らかくなったチーズとジャムをしっかりと混ぜ合わせる。 3 生クリーム(ホイップなしで大丈夫)とヨーグルトを加えて味をみる。 甘みが足りないようなら蜂蜜を足して下さい。 4 約3時間冷凍庫で冷して完成。途中でかき混ぜなくて大丈夫です!
クリームチーズのおすすめレシピ2
レアチーズケーキ
クリームチーズを使うお菓子にチーズケーキがありますが、加熱調理しないレアチーズは冷凍のクリームチーズより普通のクリームチーズが向くお菓子です。作り方は砕いたビスケットに溶かしバターを混ぜて型に敷いておき冷蔵庫に入れます。
次に柔らかくしたクリームチーズに砂糖、生クリーム、レモン汁いれてよく混ぜてから、少量の水に完全に溶かしたゼラチンを入れてよく混ぜます。あとは型にいれ冷やし固めればできあがりです。
アレンジも簡単
型いっぱいまでクリームチーズを流し込まずに少し減らしてクリームチーズが固まってから、ゼリー液を流すことで2層のレアチーズケーキが作れたりフルーツを飾ることで簡単にプレーンのレアチーズケーキをアレンジすることができます。
レアチーズケーキに合う食材は酸味のあるものが多くオレンジ、ラズベリー、ブルーベリー、苺などです。
クリームチーズのおすすめレシピ3
カナッペ
カナッペはクリームチーズをそのまま食べるので冷凍保存していないクリームチーズのほが向きます。作り方は簡単で、薄切りにしたパンの上にクリームチーズを乗せてさらに好きな食材を乗せるだけです。
パンを薄く切るのが難しい場合はクラッカーで代用することができます。クリームチーズに合う食材は生ハム、サーモン、明太子、ナッツ、イクラの醤油漬けなどでサーモンには大葉もつけると美味しくなります。
クリームチーズの保存方法のまとめ
冷凍できるけど基本的に早く食べよう
クリームチーズは冷凍することができますが、もともと長期保存に向かないチーズなので冷凍保存したとしてもできるだけ早く料理やデザートなどに使うようしたほうが美味しいです。
風味は変わらないと言われていますが解凍時に分離することもあるので美味しく食べるには、食べる分だけ買うことが一番大切です。冷凍保存した場合は冷蔵庫で自然解凍し加熱調理がおすすめの食べ方になります。
野菜の冷凍保存が気になる方はこちらもチェック!
暮らし~のには野菜の冷凍保存に関する記事があります。冷凍保存は便利なので気になる方はチェックしてみてくださいね。
ニラの冷凍保存方法や保存期間とは?長持ちさせる保存方法と使い方をご紹介!
ニラの美味しい食べ方は知っていても、保存方法はよく知らないもの。ここではニラは冷凍できるか?と言う疑問や、ニラを冷凍する場合の注意点、さらに...
ブロッコリーの正しい冷凍保存方法!水っぽくならないやり方とは?解凍のコツも!
ブロッコリーをおいしく、栄養も残して冷凍保存、解凍する方法をご紹介しています。ブロッコリーは、冷凍保存しておくと料理に彩りを添えたり、弁当の...
ポテトサラダは冷凍保存できる!美味しく保存する方法や保存期間含めて解説!
お弁当に入っていると嬉しいポテトサラダは、冷凍保存すれ場作った翌日でも美味しく頂くことが出来ます。ここではポテト差只を冷凍保存するときのコツ...