カブトムシの卵を孵化させよう!卵から幼虫までの時期や期間・管理方法まで解説!

カブトムシの卵を孵化させよう!卵から幼虫までの時期や期間・管理方法まで解説!

カブトムシの卵を孵化させる方法をご存知でしょうか?カブトムシの卵はとてもデリケートで、孵化させるにあたっては色々と気をつけるべき点があり、また事前の準備も必要となります。今回はカブトムシの卵の孵化方法や卵から幼虫までの期間などまで解説していきます!

記事の目次

  1. 1.カブトムシの卵を孵化させよう!
  2. 2.カブトムシが卵を産む時期
  3. 3.カブトムシの卵の大きさや形
  4. 4.カブトムシの卵の産卵数
  5. 5.カブトムシの卵から幼虫までの日数・期間
  6. 6.カブトムシの卵を孵化させるのに必要なもの①
  7. 7.カブトムシの卵を孵化させるのに必要なもの②
  8. 8.カブトムシの卵を孵化させるのに必要なもの③
  9. 9.カブトムシの卵が孵化する前のマットの準備
  10. 10.カブトムシの卵の孵化方法①別ケースへの移動
  11. 11.カブトムシの卵の孵化方法②湿度管理
  12. 12.カブトムシの卵の孵化方法③マットの交換
  13. 13.カブトムシの孵化方法④飼育ケースを分ける
  14. 14.カブトムシの卵を孵化させる際の注意点
  15. 15.まとめ:カブトムシの卵を孵化させる

カブトムシの卵を孵化させよう!

子供たちが大好きなカブトムシは夏の風物詩となっていますよね。そんなカブトムシをペアで飼育している内に、いつのまにか土・マットの中に卵を産んでいたというケースがよくあります。しかし、卵を孵化させたことの無い方は、卵から幼虫になるまでどのような点に気をつけ、どのような準備をすればいいか知らないことがほとんどです。そこで今回はカブトムシの卵の孵化方法や、卵から幼虫になるまでの日数知っておきたい知識を解説していきます!

カブトムシが卵を産む時期

8月~9月頃に卵を産むカブトムシ

もう既にカブトムシの卵が産まれてしまっている場合は別ですが、今から繫殖させて行きたい方は、卵が産まれる時期も知りたいですよね。カブトムシの産卵時期は大体8月~9月頃です。成虫となってしばらくで交尾を終え、大体それくらいの時期になるとメスは産卵時期に入って卵を産みます。環境により多少左右されますが、夏の間に産むというイメージを持っておきましょう。

産卵場所は様々?

産卵は大体の場合、土・マットの中で行われます。メスは土・マットの中に潜って卵を産みつけるのです。しかし、上記画像では昆虫ゼリーの中に産んでいますよね。必ずしも土の中で産むという訳ではなく、マットの上で産むこともあれば、予想外の場所で産むこともあります。そのままだと卵から幼虫になれないかもしれないので保護してあげましょう。

カブトムシの卵の大きさや形

生まれたばかりのカブトムシの卵は白い

繫殖させたことが無い方は、どのような卵なのかも分かりませんよね。種類にもよりますが、大体の卵は3~4㎜くらいの大きさで、とても小さいものです。色は産んだばかりであれば綺麗な白色をしており、触ると柔らかい状態です。この状態は傷つきやすいので、慎重に扱わなければいけません。

数日でカブトムシの卵は黄色くなる

真っ白の状態から少し日数が経つと、形がまん丸になり、少し黄色くなってきます。また、日数が経った分だけ大きさも少し大きくなって、5㎜程度の大きさになってきます。黄色く変化すると腐ってしまったのかと不安になる方もいるかもしれませんが、正常な変化ですのでご安心ください。

幼虫は結構な大きさになる

卵から幼虫になったばかりの頃は1円玉よりもずっと小さな大きさですが、エサをどんどん食べる内にすくすくと大きくなっていき、最終的には画像のような大きさとなります。この幼虫の大きさがそのまま成虫の大きさとなってきますので、大きな成虫にする為にも、卵から幼虫の時期をしっかりと管理し、出来るだけ大きく育てたいところですよね。

カブトムシの卵の産卵数

一度に30個前後も卵を産むカブトムシ

どれくらいの個数を産卵するのかも気になるところですよね。個体によって違いはあるものの、大体の場合、一度に20~30個くらいの卵を産みます。この卵が全て成虫となる訳ではありませんが、結構な数が産まれますので、繫殖させる時はしっかりとした準備が必要です。稀に、一頭のメスが数回に分けて100個もの卵を産むこともあります。

育てられる数だけ孵化させて育てること

沢山の卵を産んだものの、全ては育てられないと思った場合は、育てられる数だけ孵化させて育てていきましょう。全ての個体をちゃんと育てるとなると、結構な手間がかかり、全滅させてしまう恐れすらあります。自信のある方は育てても大丈夫ですが、自信の無い方は全て育てようとせず、森に卵を還すことも検討しましょう。

カブトムシの卵から幼虫までの日数・期間

卵から幼虫になるまでの日数は10日~14日

成虫が卵を産んでから孵化するまでの期間ですが、多少の差があり、大体10日~14日程度で孵化します。卵があることを確認した時には、既に数日経っている可能性もありますので、見つけてからすぐに孵化するかもしれません。育て方自体は難しく無いのですが、事前の準備が必要ですので、ペアで育てている方は卵を見つける前に色々と準備しておきましょう。

孵化しないこともある?

平均して大体30個ほど産卵することを先述しましたが、全ての卵が孵化する訳ではなく、孵化率としては大体50~60%くらいをイメージしておきましょう。つまり、15匹程度は育つ可能性が高いということです。もちろん育て方が悪いと孵化率、また成虫まで育てられるかも変わってきます。孵化しなかった卵はこげ茶色になったり、カビが生えたりしますので取り除きましょう。

卵の中の幼虫は大きくなると透けて見える

産卵してしばらくが経ち、卵が孵化直前になってくると、卵の中の幼虫も大きくなって、体がほんの少し透けて見えるようになります。ここまで来ると、孵化までもう僅かです。子供たちもきっとワクワクする時期ですので、しっかり管理しながら見守りましょう!

さなぎになるまでの日数・期間は?

無事に孵化したあと、どれくらいの日数で成虫になるのかも気になりますよね。実はカブトムシは成虫の期間が短く、ちゃんとした育て方をしたとしても、ほとんどは幼虫の期間なのです。9月頃に孵化したとして、大体5月頃までは幼虫として過ごし、6月くらいからさなぎになり、成虫となっていきます。ですので、日数で言えば270日くらいは幼虫期間となります。

カブトムシの卵を孵化させるのに必要なもの①

成虫とは別の飼育ケース

幼虫が孵化する前に、色々と必要なものを用意しておきましょう。まず、絶対に必要なものが飼育ケースです。成虫と同じケースで卵・幼虫を育てると色々と問題がありますので、別の飼育ケースを用意しましょう。用意したケースはそのまま育成にも使えます。Lサイズくらいの大きさのケースであれば5匹くらいまで育てられますので、育てる数に合わせて用意して下さい。

最初はプリンカップでも可

飼育ケースが必要と先述しましたが、最初から飼育ケースである必要はありません。最初は幼虫も小さいので、プリンカップと呼ばれる小さなカップで大丈夫です。ただし、ある程度大きくなってくるとやはり大きなケースが必要となってきます。プリンカップで育てるような期間は、あまり酸素を必要としない期間ですので、フタに開ける穴の数も少なめで構いません。

カブトムシの卵を孵化させるのに必要なもの②

幼虫のエサとなる土代わりのマット

育て方で一番こだわるべきなのが、幼虫のエサとなるマットです。このマットを食べて大きく育っていきますので、必ず用意してあげましょう。因みに、マットにはいくつかの種類がありますが、一番おすすめなのが「きのこマット」です。栄養も豊富で、大きく育ってくれます。マットは使う前に前処理をしなければいけませんので、方法を後述します。

湿度調整の為の霧吹き

育て方で大切なのが「湿度管理」です。あまり乾燥した環境を好みませんので、霧吹きは用意しておきましょう。孵化させるまでの間は、先にマットにしっかりと加水してあれば霧吹きは必要ないかもしれませんが、結局は必要となりますので、飼育ケースやマットの購入と一緒に用意しておきましょう。

カブトムシの卵を孵化させるのに必要なもの③

卵を傷つけない為のスプーン

カブトムシの卵は大変柔らかく、ぷにぷにとしていて傷つきやすい状態です。そんな卵を素手で扱うのは大変危険ですので、スプーンを使ってすくいましょう。スプーンは普段使っているものではなく、使いやすそうなもの、または使い捨てのもので構いません。スプーンを使って卵をすくう時は、直接触れるのではなく、マットごとすくうようにしましょう。

温度管理の為のエアコン

卵が孵化する時期は夏~秋にかけてですので、エアコンは必要が無いかもしれません。ですが、例えば予定外の猛暑となった場合には卵が死んでしまう可能性があります。カブトムシは大体18度~28度くらいの温度で生きられるのですが、極寒の状態になったり、猛暑状態となると危険です。出来ればエアコンをつけて管理してあげましょう。因みに、低温で飼育した方が大型個体になる傾向があります。

カブトムシの卵が孵化する前のマットの準備

マットはガス抜きをして使う

土代わりのベッドとして、また幼虫のエサとなるマットですが、購入してもそのままは使えません。ガス抜きをしないとマットが再発酵してしまい、熱を持ってしまうのです。そのせいで幼虫が土から出てきてしまったり死んでしまったりしますので、ガス抜きをちゃんと行いましょう。必ず再発酵する訳ではありませんが、必ずしておくべきです。

マットのガス抜き方法

マットのガス抜きはとても簡単ですが、少し日数を要します。まず、画像のような容器、またはシートや新聞紙の上に購入したマットを広げて、1週間ほど陰干ししましょう。もしも日数が無ければ3日ほどでも構いません。陰干しをすることによりガスが抜けます。ガス抜きが終わったら水を加えて、握ると固まる程度の水分量にします。出来ればここから更に2日ほど置いて、熱を発さないか確かめられたらベストです。

カブトムシの卵の孵化方法①別ケースへの移動

カブトムシの成虫が卵を傷つける可能性がある

カブトムシのメスが産卵したことを確認したら、成虫と卵を別々のケースに分けてしまいましょう。メスがわざと卵を傷つけるようなことは無いのですが、のそのそと歩く中で踏んでしまったり、また土の中に潜った際に傷つけてしまったりする為です。自然環境では問題無いのですが、小さなケース内では危険ですので分けてあげましょう。

マットを広げて卵を確認

成虫を別ケースに移したら、産卵されたマットをシートなどに広げて、卵を確認しましょう。この見つけ方を「割り出し」と言います。既に産まれた幼虫がいるかもしれませんが、卵と同様に、スプーンで慎重に扱って下さい。この割り出し時に傷ついて死んでしまうこともありますので気をつけましょう。

別ケースに移動させる

割り出しを行ったたら、飼育ケースに卵を振り分けていきましょう。ガス抜きをして加水をしたマットをケースに入れ、軽く押して固めてから、指で卵が入るだけの窪みを作り、そこにスプーンを使って卵を入れます。入れたら優しく土をかぶせてあげましょう。プリンカップを使う場合は、一つのカップにつき1個の卵を入れて下さい。

カブトムシの卵の孵化方法②湿度管理

マットが乾燥すると死んでしまう

卵を移動させて土をかぶせてあげたら、後は孵化まで待つだけです。とはいえ、その間にマットが乾燥してしまうと死んでしまいますので、この期間は湿度や温度に注意しましょう。マットの表面部分を触ってみて、乾いているようであれば霧吹きで加湿してあげます。その際、あまりにも水分を与えると危険ですので、適切な量にとどめましょう。

マットの乾燥対策

孵化するまでの期間に乾燥することは危険なのですが、放っておくとどうしても乾燥してしまいます。ですので、頻繫に霧吹きを行ってあげるのですが、それも手間ですよね。そんな時はケースとフタの間に新聞紙を敷いたり、ラップをして穴を開けておくという方法があります。これをすると温度も上がりやすくなりますので、温度管理には気をつけましょう。

カブトムシの卵の孵化方法③マットの交換

幼虫はマットをどんどん食べる

ここからは孵化してからの育て方です。ある程度日数が経つと、徐々に幼虫が孵化してきます。孵化してからの育て方は難しくなく、乾燥に気をつけつつ、エサとなるマットを交換したり管理したりするだけです。ただし、初めて幼虫を育てる方は、想像以上に幼虫がマットを食べることに驚くかもしれません。マットが足りないという事態にならないよう、ある程度の量のマットを用意しておきましょう。

慎重にマット交換を行う

適切な育て方が出来ていればマットを元気にどんどん食べていきますので、減っていくとマット交換が必要になります。また、食べた分だけ糞も出ますので、清潔な環境にする為にも交換をしましょう。目安として、マットの上の方に糞が見え始めたら交換時期です。交換する際は全て交換するのではなく、元々のマットを3分の1くらい残して交換しましょう。急激な変化は体調不良の原因となります。

カブトムシの孵化方法④飼育ケースを分ける

幼虫が多いと危険

幼虫を一つのケースで何匹育てているかによりますが、ある程度の数を一つのケースで育てているのであれば、途中でケースを分けてあげましょう。最初の方の画像で見たように、幼虫はかなりの大きさとなりますので、狭いスペースで沢山育てていると問題が起きます。そのような状態だと、マットの減り、糞の量も凄いことになりますので、少し余裕があるくらいがおすすめです。

幼虫の数に応じてケース分けをする

一つの飼育ケースに対して幼虫を何匹くらい入れるのかが適切なのか、初めてだと分からないですよね。これはどれくらい余裕を持たせるかにもよるのですが、30㎝くらいの飼育ケースであれば5匹くらいが限界だと考えておきましょう。もしも育てている幼虫が15匹いるのであれば30㎝ケースが最低3つは必要ということになります。

プリンカップで孵化させた場合

プリンカップで一匹ずつ育てていた場合も、途中でケースの容量に合わなくなって交換が必要になります。その際は飼育ケースに移すのももちろんアリなのですが、ボトル容器に移すのも手です。瓶のようなボトル容器にマットを詰めて一匹ずつ管理すれば、問題も生じにくく、管理もしやすくなります。その分、ボトル容器をある程度の数用意することになるのがデメリットです。

カブトムシの卵を孵化させる際の注意点

コバエがかなり邪魔になる

卵から幼虫まで育てる時期以外でも私たちを悩ませてくるのあ「コバエの発生」です。どうしてもカブトムシなどを育てているとコバエが発生してしまいます。そして、コバエがマットに卵を産んでしまうと、根本的駆除がかなり難しくなってしまうのです。コバエをとる為の市販の道具を使ったり、またケースに新聞紙を被せたりしてコバエの発生を防ぎましょう。

幼虫が土の上に出てきた場合

育て方を間違わない限りは大丈夫ですが、もしも幼虫が土・マットから出てきて、しばらくしてもまた潜っていかないようであれば、問題が発生しているかもしれません。原因としては、「ガス抜きが完璧ではない・マット(エサ)が足りない・乾燥している・さなぎになろうとしたが十分なスペースが無い」などの可能性があります。

割り出しの時に卵を傷つける危険性

少し先述しましたが、割り出しの時に卵を傷つけてしまって失敗するというケースが少なくありません。出来るだけ慎重に行いましょう。また、不安な方は成虫だけ別ケースに移動させて、すぐに割り出しを行わず、孵化してから割り出しを行うという手もあります。この方法でも問題ありませんので、お好きな方法で孵化させましょう。

まとめ:カブトムシの卵を孵化させる

今回の「カブトムシの卵を孵化させよう!卵から幼虫までの時期や期間・管理方法まで解説!」はいかがでしたでしょうか?

卵の大きさや孵化するまでの日数などの知識、用意するものやその後の育て方などを解説させて頂きましたが、不安は無くなりましたでしょうか?初めて卵から幼虫まで孵すのは色々と心配があるかと思いますが、ちゃんと順番通りに行えば問題なく育つはずです。その後の育て方も難しくはありませんので、しっかり準備をして楽しく育てていきましょう!

カブトムシが気になる方はこちらもチェック!

今回はカブトムシの卵の孵化方法などに関して解説させて頂きましたが、他にもカブトムシの育て方や捕まえ方などの記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。

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T・S
ライター

T・S

元農家で農業検定を持つライターです!植物に関すること、海のこと、DIYについて主に書かせて頂きます!


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