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カブトムシ採集で効果抜群のトラップ6選!作り方や仕掛ける場所もご紹介!

かっこいいカブトムシ。夏休みの子供だけでなく、大人もついつい夢中になってしまう魅力的な昆虫です。カブトムシをたくさん捕まえるにはトラップが効果的。カブトムシトラップの作り方を、蜜のレシピを中心に6つご紹介します。効果的にカブトムシを捕まえたい人必見です。
更新: 2023年6月26日
佐藤3
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カブトムシトラップの作り方は

カブトムシトラップの基本はバナナ?

カブトムシを捕まえられるか捕まえられないかは、運だと思っていませんか?カブトムシを捕まえるために、たくさん虫がいる場所を探し回るよりも、カブトムシの方をおびき寄せた方が、楽に捕獲することができます。

そのためには、カブトムシが好きな蜜の作り方や罠の作り方が大切です。今日は虫が寄ってくる蜜の作り方と、その仕掛け、そして仕掛ける場所など、カブトムシ大量捕獲の参考になることをまとめてみました。

カブトムシについて

科・属

カブトムシは、広くツノの立派な甲虫類の呼び名でもあります。コウチュウ目コガネムシ科カブトムシ亜科、真性カブトムシ族という分類もかっこいい虫です。最後の真性カブトムシ族というのが、立派な一本ツノと下に小さなツノがある、あのカブトムシの分類です。他の甲虫類は、カブトムシ亜科という分類になります。

分布

カブトムシの仲間は、日本だけでなく中国大陸、台湾島など、日本の本州よりも南の国にいます。いる場所は、広葉樹林や山地です。海外産のかっこいいカブトムシもデパートなどで売られていますね。カブトムシは、日本だけの昆虫ではないのです。

カブトムシトラップとは

カブトムシを効果的に捕まえる罠

そんなカブトムシの捕まえ方にもいろいろあります。でも、そのほとんどが「運任せ」になっていませんか。それでも、ある程度の数は捕まえることができますが、もっと効果的にたくさんのカブトムシをゲットするには、罠を仕掛けましょう。

罠の仕組み

罠の仕掛けにもいろいろあります。まずは、虫が好む「光」で誘導する罠、虫が好む「蜜」を木に縫って、食べに来たところを捕まえる罠。やってきたカブトムシを逃さないためのトラップ。さらに、その複合タイプもあります。仕組みは、カブトムシを臭いや光で集めること、そして最終的には「逃さない」ことです。

カブトムシの捕まえ方①

木の下を掘る

罠の作り方をご紹介する前に、一般的なカブトムシの捕まえ方を見ていきましょう。まずは、多くの人がやっているであろう方法「木の下を掘る」方法です。カブトムシは、樹液の出る「エサの木」となる木の下で眠っていることが多いのです。

捕まえ方注意

動き回るカブトムシを見つけて歩き回るよりも、カブトムシが眠っていそうな木を探す方が早いといえば早い方法ですが、あまり木の根元を掘り返してしまうと、木が枯れてしまうこともあり、持ち主から苦情も来るので注意が必要です。また、必ずその木にカブトムシがいるというわけではなく、あちこちの木の下を歩き回って掘る手間もかかります。

カブトムシの捕まえ方②

木を揺らす

これは、カブトムシなどの虫を捕まえようとする子供などが、一番最初にやる捕まえ方となることも多い「木を揺らす」捕まえ方です。木を揺することで、その木の上にいるであろう虫が落ちてくるので、下でそれを捕まえることができます。

捕まえ方注意点

この捕まえ方も、必ずカブトムシがその木にいるわけではありませんので、「運」に大きく左右されます。また、いたとしても数が少ないですね。とても大量というわけにはいかないでしょう。

また、木にはカブトムシ以外の虫もいます。運悪く蜂の巣などがあった場合や、触ると刺してくる毛虫類など、危険な虫も落ちてくる可能性があるということです。何らかの虫は捕まえることはできそうですが、カブトムシの捕まえ方としてはあまり効果的ではありませんね。


カブトムシの捕まえ方③

白い布にライトを当てる

出典: https://www.amazon.co.jp/OHM-5W-LED-%E5%BC%B7%E5%8A%9B%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88-07-7839/dp/B00HKGCCWQ

少し進化した捕まえ方が、光によるカブトムシの誘導です。カブトムシは光に集まってくる性質がある虫です。それを利用して、白い布にライトをあてて、そこに集まってくるカブトムシを捕獲する捕まえ方です。前2つの方法よりも、罠という感じがしますね。

捕まえ方注意

この仕掛けは、かなり効果的な方法ではありますが、白い布やライトを持って、カブトムシがいそうな林や森まで移動、しかもそれは夜しかできない方法という難点があります。昼でもできる、もっと効率のよい捕まえ方が「蜜」による誘導です。ここからは、蜜による失敗の少ないカブトムシの捕まえ方、その仕掛けの作り方、仕掛ける場所などをご紹介していきましょう。

カブトムシトラップで大量ゲット!

おびき寄せて捕まえるのが楽

光による罠など、高い確率でカブトムシを捕まえるのには、「おびき寄せる」作戦が楽で確実であることがわかりますね。森や林をむやみに歩き回るのは疲れますし、危険なこともあります。また、時間もかかって大変です。おすすめのカブトムシの捕まえ方は、疑似樹液を作ってカブトムシをおびき寄せる方法です。

カブトムシの好きな蜜でおびき寄せよう

カブトムシの好きな蜜(疑似樹液)は、簡単な方法で手作りすることができます。それでは、次からはこのカブトムシが好きな蜜(疑似樹液)の作り方レシピと、その仕掛け方をご紹介しましょう。

カブトムシトラップの作り方①

罠づくりの材料

カブトムシをおびき寄せるには、カブトムシの好きな樹液に似た、蜜を作るのが効果的な方法です。まずは、材料として、バナナ、カルピス、ストッキングを用意しましょう。

安価でできる蜜作り

バナナは、スーパーなどで小房なら100円程度で買えます。1箇所に0.5~1本程度のバナナを使うので、経済的な方法でもあります。カルピスは少し高価ですが、自宅にいる人なら、すぐに作ることができるでしょう。女性の家族に強力してもらって、捨てるような伝線したストッキングをもらって作りましょう。

罠の作り方

罠の作り方の前にバナナの選び方から。カブトムシの蜜(疑似樹液)作りに使うバナナは、よく熟したものを使った方が効果が高いです。皮に黒い斑点が出てきて、甘い香りがし、やわらかくなったものを使いましょう。

まずバナナの皮をむいて、手でちぎります。それにカルピスを掛けて、手でぐちゃぐちゃに潰しながら混ぜていきます。それをストッキングに入れて、カブトムシの木に仕掛けます。

カブトムシトラップの作り方②

罠づくりの材料

2つ目の蜜(疑似樹液)の材料は、基本のバナナは変わらず、それに焼酎を加えて、ストッキングに入れて仕掛けます。焼酎もカブトムシが寄ってくる蜜を作る材料として、バナナとともに多く使われます。

罠の作り方

蜜(疑似樹液)の作り方は変わりありません。熟したバナナをちぎって、今度は焼酎をまわしかけます。焼酎の種類は何でもかまいません。量もそれほどたくさんは必要ありませんので、家族で飲む人がいたら、少しだけわけてもらいましょう。カルピスの蜜と同様に、ストッキングに入れてカブトムシの木に吊るしておきます。

カブトムシトラップの作り方③


罠づくりの材料

蜜の作り方には、バナナを用いない方法もあります。この蜜(疑似樹液)はコーラと焼酎、それを染み込ませるためのタオルを用います。吊るすのにストッキングを使うのは同じです。

罠の作り方

コーラと焼酎の割り合いは適当ですが、焼酎はそんなに大量には必要ありません。いわば香り付けの要素くらいです。コーラだけでは、やはりカブトムシをおびき寄せる香りが足りないので、そのために焼酎をプラスします。雑巾にするようなタオルを適当な大きさにカットして、このコーラと焼酎の疑似樹液を染み込ませ、ストッキングに入れて木に吊るしておきます。

カブトムシトラップの作り方④

罠づくりの材料

生ゴミが臭わない袋 SSサイズ

出典:楽天

カブトムシの好む蜜(樹液)の作り方、またバナナを使ったものに戻りますが、今度は焼酎だけでなく砂糖も使います。この方法はただ混ぜるだけでなく「発酵させる」ことにより、さらにカブトムシを集めることができ、失敗しにくい蜜作りができます。発酵させるときのために、保存用ビニール袋も用意しましょう。

罠の作り方

ちぎったバナナに焼酎と砂糖をふりかけて、今までのバナナ蜜(疑似樹液)の作り方同様、手でぐちゃぐちゃに混ぜ合わせます。

これをそのまま木に吊るさずに、保存用ビニール袋に入れて、天気のよい日に太陽が当たる場所に置いて発酵させます。ビニールがパンパンになるので、破裂注意です。それを、木に直接塗りつけたり、ストッキングに入れて吊るしたりして使います。

カブトムシトラップの作り方⑤

罠づくりの材料

発酵させる蜜(疑似樹液)の作り方で、さらに発酵を促すためのドライイーストを入れた作り方もあります。材料は、バナナ、焼酎、砂糖、ドライイーストです。

スーパーカメリヤ ドライイースト

出典:Amazon

罠の作り方

蜜(疑似樹液)の作り方は、今までどおり。ちぎって混ぜ合わせます。先程の発酵蜜作りと同様に、天気のよい外に放置して発酵を促します。注意点として、ドライイーストを入れすぎると、逆に発酵しにくくなってしまうので、注意が必要です。目安としてバナナ3本程度で、小さじ1のドライイーストがよいでしょう。

カブトムシトラップの作り方⑥

罠づくりの材料

蜜に寄ってきたカブトムシを、失敗知らずで確実に捕獲するために、蜜だけでなくペットボトルの罠を作りましょう。材料は、ペットボトル、適当な紐(吊り下げられるものなら何でも)、タオル、蜜(バナナトラップに使ったものでOK)、その他あるとよい道具として、キリや千枚通しなど穴を開ける道具と、カッター、ハサミなどのペットボトルを切る道具です。

エサの蜜を作る

ペットボトルを使った仕掛けは、まさに罠といった本格的な「おびき寄せて逃さない」方法です。まずは、おびき寄せる素となる蜜を作ります。蜜はここまで紹介した5つの蜜のうちどれでも構いません。これをペットボトルトラップに入れて使います。それでは、ペットボトルトラップの作り方をご紹介しましょう。

罠の作り方①

まずは、ペットボトル(2リットルサイズの大きなもの)を半分にカットします。下の方を少し大きめにカットする感じがいいですね。そして、上の注ぎ口部分を切り落とし、カブトムシが入れるくらいの大きさにしておきます。

罠の作り方②

カットしたペットボトルの上下を上をひっくり返して下に被せて、2つ合わせてキリで穴をあけます。この穴は、吊るす用の紐を結ぶものなので、上の方に適当に2箇所あけて、ビニール紐など適当な紐をとりつけます。さらに、そこにカブトムシが止まって降りてこられるように、タオルの足場を取り付けます。


罠の作り方③と仕掛け方

最初に作っておいたカブトムシ捕獲用の蜜を、ペットボトルの中に入れておきます。臭いが出ればよいので、あまりたくさん入れる必要はありませんが、あまりにも水分が多い場合は、底に水分抜きの穴を開けておきましょう。

カブトムシが溺れてしまうことがあります。それをカブトムシがいそうな場所に吊るしておけば、集まってきたカブトムシがペットボトルの中に入って、出られないという罠になります。

カブトムシトラップを仕掛ける場所

失敗しない仕掛け場所

作ったカブトムシトラップは、どんなところに仕掛ければよいのでしょうか。この仕掛る場所によって、成功・失敗が分かれてくる大切なポイントです。失敗しない場所とは、ズバリ「カブトムシがいた木」です。その木は、カブトムシを呼び寄せる樹液が出る木。カブトムシが集まってきやすい木です。

クヌギやコナラに限らない?

カブトムシがいるのは、クヌギやコナラなど、どんぐりのなる木と思われがちですが、実はそれだけでくても、樹液が出る木であれば、カブトムシは寄ってきます。

カブトムシの親が卵を生むのがクヌギやコナラの木なので、そこに集まりやすいのですが、実は他の樹液の出る木でもカブトムシを捕まえることができます。たくさん仕掛けたい人は、どんぐりの木にこだわる必要はないでしょう。

カブトムシトラップが失敗する原因

仕掛ける場所を間違えている

カブトムシトラップで失敗してしまうのは、まずは木を間違えているということがあげられます。先程樹液の出る木なら何でもいいといいましたが、それはあくまでも「樹液が出る」ことが前提です。

たくさん仕掛ければワンチャンと思われがちですが、むやみにつけても近くにカブトムシがいなければ、失敗に終わってしまいます。失敗しないよう、効果的に仕掛けるには、カブトムシを見つけたことがある木がおすすめです。

どうにもならないことも

思ったよりも数が少なくて「失敗したかな」と思うこともあるでしょうが、カブトムシはたくさんいる年と、カブトムシ自体があまりいない年があります。いくら効果的にカブトムシを集められるトラップでも、カブトムシがいなければ、集めることも捕まえることもできませんよね。

去年はたくさん取れた木にも、カブトムシの姿を見ないというときは、カブトムシが少ない年なのかも知れません。そんな場合は来年に期待して、今年の収穫に満足しましょう。

まとめ

蜜でカブトムシをおびき寄せよう

カブトムシをたくさん捕まえるには、トラップが効果的だということ、罠の作り方をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。

カブトムシの罠(蜜)の作り方はたくさんありましたが、ポイントは蜜の香りで虫をおびき寄せることでした。罠を仕掛ける木を間違えないように、失敗知らずのカブトムシトラップを仕掛けて、カブトムシを大量ゲットしてくださいね。

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