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【2018】クロアチア観光で気をつける5つの注意点!治安は大丈夫?

風光明媚な風景と温暖な気候で人気の観光地、“アドリア海の宝石”と言われるクロアチアです。クロアチアの治安は大丈夫でしょうか?観光でクロアチアに行く際に気を付けるべきことは何になるでしょうか?治安情報も含めて、クロアチア観光の注意点を紹介します。
2020年8月27日
山崎智香子
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クロアチアの基本情報

南東欧にあるクロアチアはサッカーでも有名な国ですが、最近、日本でもとても観光に人気がある国です。クロアチアの位置、気候、言語など基本的な情報をまずは紹介します。

地理情報

クロアチアはアドリア海を挟んでイタリアに面している国です。スロベニア、ハンガリー、セルビア、ボスニアヘルツェゴビナに囲まれています。面積は、5万6,594平方キロメートルで、九州の約1.5倍にあたります。首都はザグレブで、北緯45.8度、樺太(サハリン)南部と同じくらいの緯度に位置しています。

気候

クロアチアは地中海に面している地域と内陸とで気候がわかれています。アドリア海に沿った地域は地中海性気候で温暖な気候となり、内陸は大陸性気候となり冬にはかなり冷え込む厳しい気候になります。冬に旅行をする際は十分な防寒対策が必要になります。夏でも日本と比べると夜は冷えますので、1枚上に羽織るものがあると便利です。

公用語・治安等

クロアチアの公用語はクロアチア語になります。文字はローマ字になります。クロアチアは観光国なので英語はかなり通じます。クロアチアの人は小学校1年生から英語を学んでいるので、レストランやタクシー、公共交通機関でも英語はかなり通じます。治安については、旅行の時に最も気になることです。クロアチアの治安については、後程、ページを割いて紹介します。

クロアチア観光旅行のベストシーズンは?

クロアチアへ旅行する際にはいったいつがベストなシーズンなのでしょうか?クロアチアは日本と同じ様に四季があります。それぞれの季節にそれぞれよいところがありますが、アドリア海が一番きれいに見れるシーズンと考えると、5-9月になります。この季節は晴天率が高いので、キラキラひかるアドリア海が見れる可能性が高いです。7,8月はハイシーズンとなってヨーロッパ各地から人が大勢押し寄せてくるので、ホテルも高騰します。できれば6月を狙うと季節的にもよく、お財布も痛まない時期となります。

クロアチア観光旅行で行くべき場所は?

クロアチアには行くべき観光地は、首都のザグレブをはじめとして、いくつもあります。その中でも特にお勧めの場所を紹介します。

ドゥブロヴニクDubrovnik

アドリア海の真珠と呼ばれるクロアチアの最大の観光地。ドゥブロヴニクです。世界遺産にもなっています。旧市街のすぐそばにある標高412mのスルジ山(SRD)山頂からゆっくりと散策してくると、絵葉書でみるような景色にいくつも会えることは確実です。

プリトヴィツェ湖群国立公園Plitvice Lakes National Park

プリトヴィツェ湖群国立公園はユネスコ自然遺産に登録されている公園です。その緑豊かな風景、沢山の滝は圧巻です。日本人にも人気のスポットとなっています。


ザグレブZagreb

首都ザグレブもみどころが沢山あります。昔から政治的、経済的、文化的な中心として発展しています。聖マルコ教会、聖母被昇天大聖堂など歴史的な人気スポットを楽しんでください。

クロアチアの治安について

風光明媚で人気の観光立国のクロアチアですが、気になるのは治安です。治安情報は必ず最新のものを取得して自分で自分の身を守る必要があります。どんなに治安がよいといわれているところでも、必ず、旅行前にはその情報をきちんと把握して、対策を立ててゆくことが大切です。クロアチアの治安情報について調べてみます。全世界的に問題になっているテロ問題、ヨーロッパ全体で問題になっている難民問題などはクロアチアではどのようになっているのか調べてみましょう。

外務省の情報で治安について調べてみましょう

外務省ではその国の治安情報についてホームページで公開をしています。クロアチアについて調べてみます。国としての危険情報は、2018年7月末現在ではでていません。しかし、一部地域には危険情報がでています。危険度1の”十分に注意してください”という危険度の中では最低ランクといえますが、実際に危険情報は発生しています。発生区域は、スラボニア地方(一部)~中央クロアチア地方(一部)~ダルマチア地方(一部)にかけての地域及び東スラボニア地方の一部になります。この区域は、旧紛争地域にあたります。そのため、地雷が存在する可能性が否定できないということから危険情報がでています。

現地大使館からの情報

外務省のホームページの中に現地大使館からの危険情報が参照できますが、2018年7月末現在、「現在、現地大使館・総領事館からの安全情報は出ておりません」という情報になっています。

緊急時の連絡先について

外国に行った際には、緊急連絡先を事前に把握しておくと安心です。クロアチアの緊急時の連絡先について調べます。
 

日本国大使館

日本国大使館は、Boskoviceva 2 , 10000 Zagrebにあります。開館時間 平日 8:30~17:15になります。TEL 01-4870-650です。閉館時はこの番号から緊急電話に転送されます。ホームページ http://www.hr.emb-japan.go.jp/となります。

Veleposlanstvo Japana u Republici Hrvatskoj
現地で困ったことにあった時に頼る大使館です。

警察・消防

警察(緊急時)の電話番号は、192です。消防の電話番号は、193または112です。消防車の電話番号は194または112です。

困った時のクロアチア語

緊急の時に叫ぶためのクロアチア語をいくつか紹介します。
助けて!「ウポモチ!」(U pomoc)
警察を呼んで! 「ゾヴィテ ポリツィユ!」(Zovite policiju)
救急車を呼んで! 「ゾヴィテ ヒットヌ!」(Zovite hitnu)
お金を盗まれました。 「ウクラデン ミ イェ ノヴァッツ」 (Ukraden mi je novac)


クロアチア観光旅行の際の治安上の注意点①テロ問題

2018年7月末現在の状況は?

ヨーロッパ全体で、テロが頻発している今日この頃です。2017年8月18日には外務省のホームページにもその情報が開示されています。クロアチアとしての特別なテロ情報はありませんが、他のヨーロッパの国の情報をみておくといいと思います。

いつ、どんな場所が危ないのか?

外務省の通達では、特にイスラム教のラマダン期間(5月下旬~6月下旬)頃にはテロ事件が続発していると記載されています。観光地やリゾート地などで行われるスポーツ大会や音楽フェスティバルや各国の行事(独立記念日)などがテロのターゲットとして狙われやすいと注意されています。同時にそういう行事がある場合は、他の地域の警備が手薄になることもあるため注意が必要とされています。

どんなことを注意すればいいのか?

自分がゆく時期の各種の行事などを調べて、テロに巻き込まれないような注意をすることが大切です。最新のテロ情報を確認して、人が大勢集まるところへ行く際には、十分に注意してください。万が一にテロに遭遇してしまった場合は、現地の警察官の指示に従って行動するように心がけましょう。

クロアチア観光旅行の際の治安上の注意点②難民問題

難民問題はいつ発生していたのか?

2015年の9月に、「クロアチアへ難民が押し寄せている」というニュースが随分出ていました。クロアチア政府が、セルビアからクロアチアに流入した難民や移民が1日で8000人前後に上ったと発表したのです。ハンガリーとセルビアが国境を閉鎖したため、難民がクロアチアを経由して、西欧諸国へ行こうとしたためにこのような事態が訪れました。セルビア国境近くのトバルニクでは、難民と警官の間で小競り合いが起きるなど問題が発生したようです。

2018年7月末現在の状況は?

2018年現在、日本人が通常でいくような観光地にはそのような難民問題は発生していませんが、国境近くを訪れる際などは外務省のホームページなどで危険がないことを十分に確認してから旅行してください。

クロアチア観光旅行の際の治安上の注意点③スリなど

スリの状況はどうなっているのか?

中・東欧諸国の中では比較的治安がいいといわれているクロアチアですが、やはり、スリなどの被害の情報は入っているそうです。日本は治安がいいので、その感覚で海外にゆくとどんなに安全だといわれている国でも被害にあってしまいます。外務省のホームページでも、特に夏季の観光シーズンは人でも多いことなどもあり、被害が頻発していることの注意喚起がなされています。

日本人はどう見られているのか?

クロアチアにゆくと、物価の安さを実感すると思いますが、それはクロアチアと日本の経済格差によるものもあります。クロアチアの人の平均年収は日本人の1/3程度と言われています。日本人をみれば「お金を持っている」と思われても仕方ありません。

スリにはどんな時に注意すればいいのか?

スリなどは、テロなどと違い、自分自身の努力である程度は防ぐことができます。人混みのなかでカバンから財布を抜き取られたり、リュックの荷物を取られたりしないように注意してください。特にスマホなどで地図情報を見ることに夢中になっている時も注意が必要です。

クロアチア観光旅行の際の治安上の注意点④騒動


クロアチア人はどんな人?サッカー大好き?

クロアチアの人は愛国心が強いといわれています。そして、サッカーが好きなことでもとても有名な国です。日本でも随分、サッカー・クロアチア代表の赤と白のユニフォームが有名になっています。クロアチアの人はとてもサッカーに熱くなります。サッカーだけではなく他のスポーツ観戦でも同じですが、特にサッカーは顕著なようです。

巻き込まれないための注意とは?

サッカーなどのスポーツ観戦の時は、会場周辺やカフェ等飲酒できる場所において、試合の後、興奮のあまり、騒動になることがたまにあります。特にディナモ・ザグレブというサッカーチームは外国人に対して排他的な態度をとることが多いといわれています。強いチームでクロアチアの中でも4度もリーグ優勝しているようなチームですが、サポーター熱も半端ないといわれています。サッカーの試合のある時は、なるべく試合会場の近くのバーやディスコなどアルコールが飲める場所には近寄らないように注意してください。

クロアチア観光旅行の際の治安上の注意点⑤ぼったくり

レストランの請求には注意が必要?

治安は比較的いいクロアチアですが、やはり、外国人に漬け込む違法な店がないことはありません。「ぼったくり」には十分に注意しましょう。人を信用しがちであり、語学が不得意な日本人はどうしても狙われがちです。レストランでは飲んでいない分のアルコールの請求がないかをしっかりとチェックしましょう。

タクシーでも注意して!

また、残念ですが、タクシーでも同様の被害があるという報告があります。タクシーは、相場をしっておくことが必要です。クロアチアのタクシーの相場は空港から市内までで2018年現在で300クーナ程度と言われています。駅や空港の正規のタクシー乗り場で乗ることやホテルで呼んでもらうように注意してください。

クロアチア観光の前にたびレジへ登録しましょう

日本の外務省が短期渡航者向けに展開している「たびレジ」は、日本語で現地の最新情報が受け取れます。テロ問題や難民問題など気になることが多いこの頃ですから、ぜひ、登録をしましょう!

たびレジ
外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる 海外安全情報 配信サービスです。

まとめ

風光明媚なことで知られているクロアチアは、治安は決して悪くないですが、日本国内と同じ感覚で旅行するのはやはり問題です。治安に関して常に最新の情報を取得して、気を付けるべきところは気を付けましょう。そして、クロアチア旅行を思う存分楽しんで、楽しい思い出を作ってください。