カファレル きのこポット
モンロワール リーフメモリー
モロゾフ ゴールデンファンシー チョコレート
ゴンチャロフ プロミネント アソート
一番舘 ポームダムール
L’AVENUE テリーヌショコラ
神戸ファッションチョコレート
シャトロワ
GODIVA ゴールドアソート
レオニダス ナポリタンアソートチョコレート
異国を感じる街・神戸
神戸はおしゃれな街並みの美しい景観で、異人館など異国情緒あふれるところです。古くから港町とて栄え、外国の文化を取り入れたながら神戸ならではの文化を創り出してきました。
六甲山や瀬戸内海など自然も豊かで、三宮や元町などを中心に観光地としても見どころスポットが多数あり、関西の一大観光地として有名です。かつては阪神淡路大震災で一時壊滅的なダメージを受けましたが、見事に復興をとげ美しい街並みを取り戻しています。
神戸とスイーツ
神戸は言わずと知れたスイーツの街。「神戸スイーツ」という言葉もあるほどです。それは明治以降、港町として発展してきた神戸だからと言えます。同じ港町でも、横浜は主にアメリカの船が寄港する港ですが、神戸はヨーロッパからの船が寄港する港でした。
そのためヨーロッパ人が多く駐留し、西洋のお菓子…つまり洋菓子が発展するきっかけになったと言われています。観光地の三宮・元町を中心に古くから店を構える老舗や専門店なども数多く、全国的に見てもレベルの高い美味しいスイーツがたくさんあります。
神戸のチョコレートはロシアの香り?
日本で初めてチョコレートが製造されたのは東京ですが、神戸では1923年(大正12年)、ロマノフ王朝時代の製法をもつ菓子職人だったマカロフ・ゴンチャロフ氏がロシア革命を逃れ来日し、神戸でチョコレート工房を創業したのがはじまりです。
その後1926年(大正15年)に、同じくロシア人のF・D・モロゾフ氏もチョコレート作りを始め、チョコレートの歴史を作ってきました。ヨーロッパから始まったチョコレートは、ロシアを通り神戸に伝わったため、神戸チョコレートはロシアの香りがするとも言われています。
神戸はバレンタイン発祥の地
チョコレートと言えば「バレンタイン」を思い出しますが、神戸が日本のバレンタイン発祥の地というのはご存じでしょうか?
バレンタインデーにチョコレートを贈るというのは、イギリスのチョコレート会社が考え出したことのようですが、日本では1936年(昭和11年)、モロゾフがバレンタインデー向け高級チョコレートを開発し、外国人向け新聞に広告を出したのが始まりで、その後日本に広まっていきました。
1992年(平成5年)、バレンタイン起源の聖人・聖バレンタイン殉教の地、イタリア・テルニ市から「愛の像」が神戸市に贈られ、神戸が日本の発祥地として正式に認められたかたちになりました。
チョコレートの種類
ボンボンショコラってなに?
チョコレートと言っても種類はさまざま。よく見るのは板チョコですが、高級チョコレート専門店やバレンタインに贈られるチョコレートで多いのはボンボンショコラとよばれる物です。チョコレートの種類についてご紹介します。
ボンボンショコラ
ボンボンショコラとはひとくちサイズのチョコレートの総称です。丸や四角などいろいろ形があり、中身も口どけのいいガナッシュやナッツなどさまざまあります。
ガナッシュ
湯せんして溶かしたチョコレートに生クリームをたっぷり入れたガナッシュは、ボンボンショコラやトリュフの中身に使われます。近年流行りの生チョコは、ガナッシュをそのまま食べれるようにしたものです。
トリュフ
高級食材トリュフに似ていることから名前がつけられています。ボンボンショコラの一種で、中にはガナッシュが入っており、クーベルチョコレートで回りをコーティングしたあと、ココアパウダーなどをまぶしてあります。バレンタインデーの手作りチョコで最も人気があるのもトリュフです。
プラリネ
プラリネとは、アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類をローストし、砂糖を熱してカラメル状にしたものを混ぜ合わせてすりつぶし、ペースト状にしたものを溶かしたチョコレートに混ぜたものです。ドイツ語圏では一口大のチョコレートのことを意味します。
ベルギー?フランス?国によって違うチョコレート
国によってもチョコレートはさまざま。製法や好みで国別に特徴があります。特にベルギーとフランスのチョコレートは世界的にも有名です。見た目は似ているボンボンショコラですが、その違いについてご紹介します。
ベルギー
ベルギーのチョコレートは日本人好みの味わいです。ボンボンショコラは型を使って作るのが特徴で、そのためサイズは少し大きめ。コーティングが厚くなるのでガッチリしているので、堅くならないようミルクチョコレートを使ったやわらかめ物が多いです。日本で人気の高級ブランドではゴディバなどが有名です。
フランス
小ぶりなひと口サイズが特徴で、見た目に美しいボンボンショコラが特徴です。ビターなやや大人向けの味わいです。ベルギー式と違うのは、型を使わず、ガナッシュを先に作り、溶かしたチョコレートの中につけて、周りをカバーするようにコーティングする製法が主流です。
なので外側が薄くパリっとした感じの作りになっています。形は四角いものが多く、キレイな模様が描かれた転写シートを使って、美しい見た目のチョコレートがあるのも特徴です。日本で人気の高級ブランドではジャンポールエヴァンなどが有名です。
おすすめ!神戸でチョコレートを買うならこのエリア!
おすすめ1:三宮・元町エリア
グルメ・ショッピング・観光、全ての要素が詰まった神戸の中心地です。アパレル関係の会社も多く、個性的なお店や有名ショップが数多くあり、チョコレート専門店なども多数あります。また多彩なグルメの街でもあります。
三宮駅南側はオフィス街ですが、北側は繁華街となっており、賑やかで街並みも洗練されています。関西一おしゃれな街と言っても過言ではないくらい、街も人もおしゃれが集まっているのが、この三宮・元町エリアです。
おすすめ2:北野・新神戸
三宮・元町エリアから新神戸駅へ向かった先にあるのが北野エリア。異人館街などがある昔から外国人が多く居住した地域で、古くからの老舗の洋菓子店が多い地域です。ゴンチャロフの創業もこの北野エリアです。また遠方からの場合は玄関口となる新神戸駅。アントレマルシェをはじめお土産店が充実しており神戸の名店が出店しています。
神戸のおすすめ・老舗の有名チョコレート店3選
Goncharoff(ゴンチャロフ)
ゴンチャロフ プロミネント アソート
神戸チョコレートの一番の老舗。当時では珍しいウイスキーボンボンやファンシーチョコレートを日本で初めて作ったのもゴンチャロフ。
現在ではチョコレートに限らず、さくっとした食感が人気のロール状のラングドシャ(商品名コルベイユ)や、ゼリーなどが人気で、バレンタインに発売されるアニマルショコラも毎回大人気です。北野から始まったお店は三宮を中心に神戸市内に9店舗あります。
Morozoff(モロゾフ)
モロゾフ ゴールデンファンシー チョコレート
今や全国的に有名なモロゾフ。チョコレート店として老舗ですが、現在はチョコレートをはじめ多彩な商品展開をしています。ナッツやフルーツ、洋酒やキャラメルなどを使った、こだわりの美味しいチョコレートの他、プリンや焼き菓子などもおすすめです。
一番館
一番舘 ポームダムール
1971年(昭和46年)元町に創業した老舗店です。異国情緒あふれる元町でヨーロッパや欧米など輸入チョコレートを扱う専門店としてスタートしました。その後発売されたオリジナル商品のポーム・ダムールは有名で、蜜でボイルしたリンゴを、ほろ苦いチョコレートでくるんだお菓子です。神戸の人にはおなじみの味わいです。
神戸のおすすめ・有名ショコラティエのチョコレート店2選
L'AVENUE(ラヴニュー)
L’AVENUE テリーヌショコラ
チョコレートマスターズ2009で優勝したショコラティエ・平井茂雄氏が北野にOPENしたお店です。神戸一有名なショコラティエと言っても過言ではありません。ボンボンショコラが有名。
美味しいのはもちろん、見た目もオシャレなひと口チョコレートが箱に納められています。生ケーキや焼き菓子も人気で、焼き菓子はオンラインショップで購入可能です。
La Pierre Blanche(ラ・ピエール・ブランシュ)
数多くの有名洋菓子店で経験を積み、スイーツで有名だったホテルピエナ神戸の製菓長を務めたシェフが作るチョコレート専門店。黄色いアリの看板が目印です。チョコレートは美味しいボンボンショコラを中心に数十種類、所狭しとショーケースに並べられています。焼き菓子や生ケーキなどもあり、さまざまな角度からチョコレートを楽しめます。神戸の穴場的なお店で、お土産にもおすすめです。
神戸のおすすめ・外国人ショコラティエのチョコレート店2選
Chocolatier Baranoff(ショコラティエ バラノフ)
100年ぶりに復活したチョコレート。1882年ロシアに生まれたショコラティエ、ニコライ・バラノフ氏は1907年「みんなに愛されるチョコレート」を目指しチョコレート工場を設立しますが、第一次世界大戦・ロシア革命により断念されてしまいます。
その遺志を受け継いだのが、ひ孫のキリル・バラノフ氏。現代の日本の技術・素材を生かした高級チョコレート専門店を誕生させました。さまざまなリキュールやブランデーを使用した多彩なラインアップのトリュフが有名です。
Patisserie GREGORY COLLET(パティスリーグレコリーコレ)
若くしてフランス・ニースのネグレスコホテルの総製菓長を務めていたグレゴリー・ジャン・マルセル・コレ監修で1998年に元町にオープンした高級チョコレート店です。
現在はグレゴレー・コレの片腕として信頼を得ていたフランス人のシェフパティシエが製菓長となり、磨き上げられたその腕を生かし美味しいフランス菓子を作り上げています。得意とするボンボンショコラは、最高級のクーベルチョコレートで包まれた珠玉の逸品で、お土産にもおすすめです。
神戸のおすすめ・新進気鋭のチョコレート店2選
Chocolatier Yasuhiro Seno(ショコラティエ ヤスヒロセノ)
パリの有名ショコラティエ、パトリック・ロジェの元で修業した瀬野靖大氏が2015年三宮にOPENしたお店です。
独創的で芸術的な見た目はもちろんですが、新鮮な作りたてチョコレートにこだわり賞味期限は7日間としていて、特に品質の変わりやすい夏場は量り売り(一粒販売)をしないなど、徹底して鮮度にこだわっています。とことん"美味しい"を追求した希少なチョコレートです。
Nakamura Chocolate(ナカムラチョコレート)
明治10年創業、老舗の菓子店「本高砂屋」が創業140年を記念し、2017年12月にオープンしたばかりのナカムラチョコレート。
宝石のようなショコラに出会い、その魅力をきっかけに海外でショコラ作りを勉強し、オーストラリアでショコラティエールとして活動している中村有希氏が手掛ける、他に類を見ない芸術的な見た目のチョコレートです。オーストラリアの素材と日本ならではの素材を掛け合わせた、新しい味覚の美味しいチョコレートです。
神戸のおすすめ・お土産に人気のチョコレート店3選
チョコレート専門店 MAQUI'S(マキィズ)
神戸ファッションチョコレート
元町などにあるマキィズは、この道50年のオーナーショコラティエが現地で吟味し選び抜かれた、ベルギー産の高級チョコレート・ベルジャンチョコレートを使用したこだわりのチョコレート。
でもこの店は単に美味しいチョコレートを売っているだけではありません。ユニークさを持ち合わせています。「ジュラシックチョコレート」こと恐竜のチョコレートは、化石を発掘するようなチョコレートで、話題作りのお土産にピッタリの商品です。
Caffarel(カファレル)
カファレル きのこポット
北野にあるイタリアチョコレートの専門店カファレル。1826年イタリア・トリノで誕生した老舗のチョコレート会社が、最高級のチョコレートを日本でも味わってほしいと神戸・北野の地に出店しました。
神戸北野オリジナル商品の品揃えも豊かです。この店の一番人気は何と言っても「きのこポット」。美味しいのはもちろん見た目にかわいい、お土産に最高の商品です。
CHOCOLATE HOUSE mon Loire(モンロワール)
モンロワール リーフメモリー
1988年にオープンした神戸・岡本の本店をはじめ、三宮・元町など多くの店舗を持つ今や老舗のモントワール。基本となるダークチョコレートはベルギー産を使用し、素材にこだわった高級な味わいを追求しています。リーフメモリーという葉っぱの形をしたチョコレートがお土産にも人気!小さくて食べやすいチョコレートです。
神戸のおすすめ・まだまだあるチョコレート店2選
Chatrois(シャトロワ)
シャトロワ
元町・神戸大丸前にあるシャトロワ。ここの特徴は何と言ってもネコです。猫をモチーフにした商品がズラリと並び、猫&チョコ好きにはたまらないお店です。猫の形をしたチョコや、かわいい猫缶が有名。黒猫のシリーズもあります。自分用に缶を飾ってもいいし、お土産にも喜ばれるおすすめのチョコレートです。
BEBEBE Chocolatier(ビービービーショコラティエ)
神戸駅の近くにあるベルギーチョコレート専門店です。こだわりチョコレート・バンヘッケ、マチルダ王妃の御用達・ゴーセンスなど、日本で入手困難なチョコレートが、常時100種類以上大きなショーケースに並べられています。美味しいのはもちろん、ベルギー直輸入の高級チョコレートはお土産にもピッタリです。
神戸のおすすめ・高級チョコレート店2選
GODIVA(ゴディバ)
GODIVA ゴールドアソート
言わずと知れたベルギーチョコレートの代表老舗店・ゴディバ。チョコレートと縁の深い神戸の街にも多数のお店が点在しています。三宮・元町周辺だけでも4店舗。1972年に高級チョコレートの先駆けとして日本に進出し、現在では名実ともに有名なチョコレート店です。
Leonidas(レオニダス)
レオニダス ナポリタンアソートチョコレート
1913年にベルギーで創業し100年以上続く歴史ある老舗チョコレート専門店です。宝石のようなチョコレートをショーケースに並べて販売するカウンター式販売を考案したのはレオニダスが始まり。
チョコレート通が多いと言われるベルギーで愛され、ベルギー王室御用達にもなっているチョコレートブランドです。神戸では三宮トアロード店(北野工房のまち内)など2店舗で購入可能です。
番外:神戸のチョコレートケーキがおいしいおすすめ洋菓子店2選
ANTENOR(アンテノール)
北野に1978年誕生したアンテノール。さまざまなケーキがありますが、チョコレート好きにおすすめなのがガナッシュ・ショコラです。チョコアーモンドのスポンジにガナッシュを重ね、チョコレートでコーティングした、これぞチョコレートケーキといった一品です。
patisserie montplus(パティスリー・モンプリュ)
元町にある人気のパティスリー。遠方から足を運ぶ人もいるほど有名です。本場パリでも修業経験があるシェフが作るのは、ケーキはもちろんコンフィズリーと呼ばれるパリの駄菓子のようなものまで多種多様。
チョコレートケーキも数種類あります。なかでも「オペラ(写真)」は、たっぷりシロップを染み込ませたスポンジと香り高いクリームがサンドされた、絶妙なバランスのチョコレートケーキです。
神戸おすすめチョコレート店まとめ
いかがでしたでしょうか。異国情緒あふれる神戸の街はスイーツの街でもあります。外国の文化が直接入ってきた神戸だからこそのレベルの高さなのかもしれません。特に最大の観光地でもある三宮・元町周辺にはチョコレート専門店のみならず、さまざまな美味しいスイーツのお店が点在しています。
実際に足を運んで散策すれば、きっと貴方好みのチョコレートに出会えるかもしれません。もし行けなくても、お土産のおねだりリストとして参考にして頂けたらと思います。
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