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ブラジルのシンボル「コルコバード」のキリスト像って何?どうやって建設した?

ブラジルのシンボルとして有名なコルコバードのキリスト像。リオデジャネイロのオリンピックの際などに、テレビで見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。今回はブラジルのシンボル・コルコバードのキリスト像の不思議をご紹介します。
2020年8月27日
yuki
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ブラジル「コルコバードのキリスト像」

リオデジャネイロのシンボル

ブラジル・リオデジャネイロのコルコバードの丘にあるキリスト像といえば、リオデジャネイロのシンボルとして世界中に知られ、毎年多くの観光客が訪れるスポットです。有名なシンボルなので、2016年のリオデジャネイロオリンピックの際に見かけた事がある方も多いのではないでしょうか。リオデジャネイロを見下ろすように建設されたこの銅像は、いったい誰がどうやって、何のために建設したのでしょう。不思議なこの銅像のことを知ると、ブラジルの歴史が見えてきますよ。有名な銅像だからこそ、意外と知らない基本のことを知っておきましょう。

ブラジル「コルコバードのキリスト像」とは

それではここから、ブラジルのコルコバードのキリスト像が誰によって、どうやって建設されたのかご紹介します。これからリオデジャネイロに行く人もそうでない人も、世界的に有名なこの銅像のことを知ると意外な発見があるかもしれませんよ。また最後にはコルコバードのキリスト像の絶景ポイントもご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

ブラジル「コルコバードのキリスト像」の由来

独立100周年を記念した銅像

リオデジャネイロのシンボルともいえるコルコバードの丘にあるキリスト像は、ブラジルの独立100周年を記念し建設されたのが由来です。元々ブラジルは1500年にポルトガルの船団に発見されてから、およそ300年に渡って植民地支配を受けていました。当時ブラジルには後に「インディオ」と呼ばれた先住民が住んでおり、ポルトガル人に発見されたことによって「ブラジル人」と呼ばれることになったのです。

やがてブラジルの植民地化政策が強まったことで反発運動が生まれ、1822年9月7日に独立しました。リオデジャネイロを見下ろすように造られたキリスト像には、ブラジル独立に対する熱い想いが込められているんですね。

ブラジルの「自由の女神」

ブラジルの植民地化、独立とその記念に造られた銅像と考えると、あの有名なアメリカの自由の女神を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。自由の女神もアメリカの独立を記念して造られたもので、コルコバードのキリスト像と由来が似ていますよね。自由の女神との共通点はその他にもあり、自由の女神像とコルコバードのキリスト像は、同じフランスで造られ、台座を先に作成していた丘に建設されたのです。建設されて約100年弱が経った今も、ブラジルとアメリカの自由の象徴として、自由の女神とコルコバードのキリスト像は市民に愛され続けています。

ブラジル「コルコバードのキリスト像」の建設方は?


いつ、どうやって造られたのか

コルコバードのキリスト像を一度見ると、いったいいつどうやって造られたのかが気になりますよね。コルコバードのキリスト像はブラジル独立100周年の1922年から1931年にかけて造られました。およそ9年もの年月をかけて造られたものなんですね。除幕は1031年の10月12日に行われ、多くの市民がキリスト像の完成を喜びました。キリスト像は台座は現地で作成され、キリスト像はフランスで造られた後にパーツごとに運ばれ、台座と合わせて開幕となりました。

高さ39.6メートルの銅像

コルコバードのキリスト像はブラジル内でも大きい銅像で、高さは39.6メートル、両手を広げた左右は30メートル、重さ635トンもある銅像です。高さ39.6メートルというのは、ビルにすると15〜16階建てに相当します。それを考えただけでも、どれだけ大きい建築物が想像がつきますよね。

また場所はコルコバードの丘にあるため、この丘自体標高710メートルあり、より巨大に感じることができます。リオデジャネイロのシンボルにふさわしい大きさの、象徴的な銅像ですね。またアメリカにある自由の女神は伸ばしている腕があるので大きく見えますが、頭までの高さだと33.66メートルで、コルコバードのキリスト像のほうが少し大きいくらいです。

場所にもこだわり

キリスト像はリオデジャネイロのコルコバードの丘に建設されています。この場所に建設したのも大切な理由があるんです。コルコバードの丘はリオデジャネイロの町並みを見下ろし、360度パノラマで遮る物がない場所です。こういった場所にキリスト像を建てることで、リオデジャネイロの町に住む人を見守っているかのような、シンボル的な意味を持たせたのですね。誰でも町から岡野植えにあるキリスト像を見ると、何となく誰かが見守ってくれているような感覚を覚えます。

ブラジル「コルコバードのキリスト像」誰が造ったのか

デザインはフランスの有名彫刻家

コルコバードのキリスト像は誰がどうやってつくったのか気になりますよね。キリスト像のデザインはフランスの著名な彫刻家であるポール・ランドウスキがデザインし、監督は地元のエンジニアであるエイトル・ダ・シルバ・コスタが行いました。この二人が代表して名前を挙げられることがほとんどですが、もちろんコルコバードのキリスト像を造るには、より多くの人が関わっています。たくさんの人の手によって、コルコバードのキリスト像は多くの人の支持のもとつくられたんですね。

ブラジル「コルコバードのキリスト像」両手を広げている理由

包容力を表すポーズ


コルコバードのキリスト像は、誰が見てもそのポーズが印象的ですよね。一般的な銅像にはあまりない姿で少し不思議に感じます。実はこのキリスト像のポーズにも意味があります。キリストが大きく手を広げている姿なのは、ブラジルに住む人々の心の温かさや、包容力を表しているそうです。ただ建っているだけだと威圧感があるようにも感じられますが、両手を広げていることで、人々を受け入れているように感じられますよね。

ブラジル「コルコバードのキリスト像」キリスト教との繋がり

国民の約90%がキリスト教

ブラジルはキリスト教が盛んな国で、平成29年のデータではカトリックが約65%、プロテスタントが約22%を占めています。およそ87%の人がクリスチャンなんですね。日本の宗教は人によりさまざまですが、ブラジルは元はカトリックが大半を占める国で、半分以上の国民の祝日がキリスト教の祝日です。そのためコルコバードの丘に信仰の対象であるキリスト像を建てたことは、とても意味のあることだったんですね。

神様が見守る町

コルコバードの丘に建てられたキリスト像はブラジルの中でも巨大な銅像で、標高710メートルのコルコバードの丘に建てられていることもあって、とても目立ちます。まるで眼下のリオデジャネイロの町を見守るように建っているキリスト像は、キリスト教徒が大半を占める国民にとって守り神であり、信仰の対象なんですね。ブラジルの主要都市であるリオデジャネイロを見下ろすようにキリスト像が建っている事は、ブラジルの国民にとって信仰の深さや、神に見守られた都市であることを表しているのです。

コルコバードのキリスト像がある場所に登れる!

リオデジャネイロの絶景スポット

リオデジャネイロでは多くの場所からキリスト像を見る事ができますが、やっぱりせっかく来たなら間近で眺めたいですよね。キリスト像のあるコルコバードの丘まで登れるので、ぜひ行ってみましょう。キリスト像のあるコルコバードの丘までは、登山電車に乗って行く事ができます。コルコバードの丘は頂上からリオデジャネイロを360度のパノラマで見る事ができる絶景スポットで、多くの観光客から人気があります。

また町の向こうに見える海岸線も見事で、特にグアナバラ湾は「世界三大美港」にも数えられている美しい港です。キリスト像の建つ丘で、キリスト像に並んでリオデジャネイロの町並みを見下ろしてみましょう。

内部は登れるの?

キリスト像間近の場所まで来たら、キリスト像の内部も登れるのか気になりますよね。実はキリスト像の内部も昔は自由の女神像のように登れる時があったのですが、現在では残念ながら閉鎖されています。構造としては登れると頭の上や両腕から顔を出して外が見れるようになっており、標高もあがるため絶景だったそうですよ。また誰でも登れるわけではないですが、きちんと手続きをしてキリスト像の内部へ入った方もいます。つい中に登れることを期待してしまいますが、安全のためにも間近で観賞するのみにしましょう。


余裕のあるスケジュールで向かおう

キリスト像までは登山電車で行く事ができますが、非常に人気の観光名所のため混雑しています。特に繁忙期は電車前に長い列ができることもあります。スケジュールをかつかつに組んでいると、乗ろうと思っていた時間に電車に乗れなかった…ということもありますので、時間には余裕をもって行動しましょう。コルコバードの丘に登ってからも、のんびりと周辺の場所や銅像の中を散策してくださいね。

また混雑が不安な方は、旅行会社などでオプショナルツアーとして行っている、コルコバードの丘のキリスト像までバスなどで向かうツアーに参加するのもおすすめです。登山電車より少々お金がかかる場合が多いですが、混雑に巻き込まれずにキリスト像まで登ることができます。

コルコバードの丘のベストシーズン

5〜11月がおすすめ

キリスト像のあるリオデジャネイロは、年間を通して気温や湿度が高いため、本来冬にあたる5〜11月頃の乾期がもっとも過ごしやすくおすすめです。12〜4月は雨期になるため、突然の雨や蒸し暑さは残ります。ただ海外らしい暑さでリゾートを体感したり、毎年2〜3月に行われるリオのカーニバルを見たい方は雨期でも問題ないですよ。またキリスト像は午後になると太陽の位置の関係で逆光になってしまうので、午前中に行くのがおすすめです。

ライトアップもおすすめ

コルコバードのキリスト像は、夜にはライトアップも行われています。日中にコルコバードの丘で間近でキリスト像を満喫したら。次はリオデジャネイロの海岸から、ライトアップされたキリスト像を眺めてはいかがでしょうか。昼間とは違った幻想的な風景に感動しますよ!町灯りとキリスト像の光が合わさって、とても綺麗で思い出に残ること間違い無しです。

ブラジル「コルコバードのキリスト像」のまとめ

今回はブラジル「コルコバードのキリスト像」がどうやって、誰によって何のために造られたのかをご紹介しました。リオデジャネイロのシンボルであるコルコバードのキリスト像は、一度見るとそのインパクトに、どうやって建設されたのか興味がわきますよね。自由の女神とも多くの共通点をもつコルコバードのキリスト像は、ブラジルの独立を祝いながら、同じ場所で市民を見守るように建っています。銅像に登れる楽しい観光スポットでもあるので、リオデジャネイロに行った際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。