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ブバルディアとは?気になる花言葉や育て方解説!夏や冬の管理は?

ブバルディアをご存知でしょうか?ブバルディアは沢山の花をつけるとても可愛らしい植物で、切り花、花束、フラワーアレンジメントなどによく使われています。今回はそんなブバルディアの花言葉や育て方、夏と冬の管理方法などを解説していきます!
2020年8月27日
T・S
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ブバルディアとは?

ブバルディアとは、アカネ科ブバルディア属に属する植物で、メキシコ原産の花です。暖かい地域の植物ですので温暖な気候は得意としますが、日本などしっかりと四季がある国では冬越しが難しく、苗の販売もあまり多くありません。今回はそんなちょっと難しいブバルディアの育て方、夏と冬の管理、花言葉などを紹介していきます。

ブバルディアの特徴

ブバルディアの花

和名で「管丁字」と呼ばれており、この花の形がポイントです。八重咲のものもありますが、主に画像のような十文字の形をしています。一つ一つの花は3㎝~4㎝程度とあまり大きくはありませんが、この小さな花が10~30輪ほどつくことで、非常に見応えのある花となります。花の色は赤、ピンク、黄色、オレンジ、白色などがあり、とてもカラフルです。

ブバルディアの名前の由来

花の見た目はとても可愛らしいのに、「ブバルディア」という名前はちょっと重厚感がありますよね。この名前はルイ13世の従医であり植物学者でもあったシャルル・ブバールという方の名前から来ています。他にもブバリアと呼ばれたりすることもあります。

ブバルディアの用途

育てて楽しむよりも、切り花やフラワーアレンジメントによく使われています。もちろん育てることは出来ますが、日本の冬はブバルディアにとってとても寒く、放っておくと枯れてしまうのです。しかし、冬でもしっかり管理すれば冬越しさせることが出来ます。鉢植えも少ないながら販売されていますので、是非チャレンジしてみて下さい。

ブバルディアの開花季節

開花する季節は春と秋です。春に花が咲いた後に切り戻しを行うことで、また10月下旬くらいから咲き始めます。ただし、切り花などに使う為のものは暖かい地域で栽培されている為冬でも咲かせることが出来、またシェード栽培という短日処理をすることによって周年で楽しめるようになっています。

ブバルディアの品種

ブバルディアの品種は約30種

約30品種があり、それぞれに違いがあります。一番知られているのがロンギフローラという品種で、大きくて香りの強い白色の花を咲かせます。他にも沢山の品種があり、ハイブリッド系と呼ばれる新しい品種もありますので下記でご紹介していきます。

ブバルディアの品種①富士の雪

富士の雪は先述して紹介しましたロンギフローラ系の品種で、花は大体3㎝~4㎝ほどの大きさになります。比較的早めに育ち、花付きも良いので初心者の方におすすめです。

ブバルディアの品種②ロイヤル系


「ロイヤル〇〇」といった風に、名前の頭にロイヤルとつくのが「ロイヤルシリーズ」と呼ばれている品種群です。こちらはハイブリッド系となっており、花は一重咲きです。特徴は花を沢山つけることで、ボリュームがそれなりにあって楽しめます。色は赤やピンク、白色です。

ブバルディアの品種③ダイヤモンド系

「ダイヤモンド〇〇」といった風に、ダイヤモンドとつくのが「ダイヤモンドシリーズ」という品種群です。こちらもロイヤルシリーズ同様にハイブリッド系ですが、花が八重咲きとなっているのが特徴。色はロイヤルと同じく赤とピンクと白がメインです。

ブバルディアの花言葉

ブバルディアは美しい花言葉がついている

メインの花言葉は「清楚」です。花も小柄で慎ましい感じがしますので、ピッタリな花言葉ですよね。他にも「親交・憧れ」といった人に関わる花言葉や、「夢・羨望・情熱」といった心の状態を表す花言葉もあります。花言葉を色々持っていますので、色々な方に贈りやすいのが良いですよね。

贈り物に最適なブバルディア

ロンギフローラ属に代表される白いブバルディアは「幸福な愛」という花言葉を持っています。それが理由でウェディングブーケにもよく使われていますね。愛する方に何かお花を贈る際に重宝しそうな花だと言えます。

ブバルディアの育て方①環境

日当たりの良い場所で育てる

元々温暖な地域が原産の植物ですので、日当たりの良い場所で育てましょう。しっかり日光をあてることで花付きが良くなり、元気に育ってくれます。逆に日当たりが悪いと花付きが非常に悪くなり、また弱々しく育ってしまいますので注意して下さい。しっかり育てられれば100㎝ほどの大きさまで、立派に育ってくれます。

夏と冬の管理

暖かい季節が好きな花ではありますが、真夏の直射日光を当て続けると弱ってしまうことがありますので、あまりにも温度や日差しが強い季節は少し遮光したり、半日陰の場所に移したりしましょう。寒い季節が近づき、10度を下回ったくらいから室内に移してあげましょう。10度以上を保てば枯れることもなく、休眠させずに冬越しが出来ます。

ブバルディアの育て方②土作りと植え付け

ブバルディアの用土

加湿を好みませんので、水はけの良い土作りを行いましょう。ご自分で土作りをされる方は、赤玉土を5割、鹿沼土を2割、腐葉土を3割の割合で混ぜるのがおすすめです。もし土作りに不安がある、または面倒くさいと感じる方は、普通に販売されている草花用の土やバラの培養土などを使っても上手く育てることが出来ます。

ブバルディアの植え付け


他の植物と違って、植え付けをする季節が広いのが特徴です。ある程度気温があれば問題なく植え付け出来ますので、春季節である4月~6月、または秋季節である9月~10月頃に植え付けるのがおすすめです。暑すぎる、寒すぎる季節に植え付けを行うと、その後の成長が厳しくなり、開花にも影響してしまいますのでご注意下さい。植え付ける際の注意点は特にありませんので、穴を開けて慎重に行いましょう。

ブバルディアの育て方③水やりと肥料

ブバルディアへの水やり

育てる上で特に気を付けて頂きたいのが水やりです。乾燥させてしまうと育たなくなって葉が落ちることがありますが、逆に過湿にしてしまうと根腐れを起こして枯れてしまいます。いつも水気がある状態ではなく、乾いてから水やりをするようにします。土の表面が乾いてない内に水やりをすると加湿となるのでご注意下さい。また、寒い季節は土の表面が乾いてから3日程待って水やりをすると上手くいきます。

ブバルディアへの肥料

開花する季節は肥料を必要としますので、春時期と秋時期は月に一回置き肥・緩効性肥料を与えましょう。置き肥が無い方は、10日に一回のペースで液体肥料でも大丈夫です。真夏や冬場は開花しませんので、肥料を与えず、枯れないようにだけ管理してあげます。

ブバルディアの育て方④植え替えと増やし方

ブバルディアの植え替え

木本(もくほん)植物ですので、大きく育ってからはあまり頻繫に植え替えはしません。苗が小さい内は少しずつ鉢を大きくしながら植え替えをしていきますが、大きく育ってからは3年に一度くらいのペースで植え替えをしていきましょう。植え替えの時期は春である4月~5月がおすすめです。植え替えをする際は根を傷つけないよう慎重に行いましょう。

ブバルディアの増やし方

増やし方は挿し木がおすすめです。よく成長する6月~7月頃に、枝の先端を10㎝くらいの長さで切って、切り口を30分ほど水に漬けてから新しい土に挿し木しましょう。その後、半日陰で管理すれば根が出てきはじめます。ある程度育ったら植え替えをして普通に育てていきましょう。乾燥すると上手くいきませんので霧吹きなどを使いながら乾燥を防ぎます。

ブバルディアの育て方⑤手入れ

初夏の花が咲き終わった枝は途中で切ってしまいましょう。強く切り戻す必要はなく、全体の形を見ながら整えるように5節くらい残して切り戻しをします。この切り戻しを8月までに行うことで、秋にもう一度花をつけてくれます。秋の花が終わった後もまた切り戻しを行いましょう。切った枝は増やし方の項で説明した挿し木に使えます。

ブバルディアの育て方⑥病害虫や注意点

灰色かび病・うどんこ病

育てる上で気をつけたいのが「灰色かび病」と「うどんこ病」です。灰色かび病は、名前の通り灰色のかびのようなものが発生し、うどんこ病は画像のように白い粉のようなものが増えていきます。このどちらも、過湿状態にすることで発生しやすくなります。乾燥もいけませんが過湿状態もいけませんので、水はけの良い土を使い、水やりのしすぎに注意しましょう。

害虫は早めに防除

よくついてしまう害虫が「アブラムシ」と「ハダニ」です。アブラムシは他の観葉植物でもよくつきますので、一緒に育てている植物から移ってくるかもしれません。アブラムシを見かけたら、少なければガムテープでとりましょう。ある程度数がいる場合は殺虫剤を使うのがおすすめです。ハダニは葉の裏側に霧吹き(葉水と言います)をすることで、窒息させて防除することが出来ます。


ブバルディアに関するTwitter

日長が12時間以下になると開花する

こちらは、日長が12時間以下になると開花することが書かれています。こういった植物のことを「短日性植物」と言います。正しくは日の当たる時間が短くなるというよりも、暗い時間が増えることで花芽が形成されるという仕組みになっています。短日性植物は、他にもアサガオやキク、コスモスなどがあります。

ブバルディアの地植えは難しい

こちらは長野県で地植えをしたい様子が書かれています。ブバルディアは10度以下になると休眠状態に入り、7度を下回ってしまうと枯れる危険性が出てきます。日本の冬は温暖な国と比べると寒いので、基本的にブバルディアの地植えは出来ません。鉢に植え付けをして、室内に移せるようにしましょう。

ブバルディアの切り花

こちらは切り花として購入したブバルディアの蕾を全て咲かせようと頑張っている様子が書かれています。育てるのは多少難しいのですが、切り花として購入したものを開花させることは比較的容易です。花瓶にいけて、気温に気をつけ、清潔な水を使い、咲き終わった花を摘んで長持ちさせましょう。

まとめ:ブバルディアとは?

今回の「ブバルディアとは?気になる花言葉や育て方解説!夏や冬の管理は?」はいかがでしたでしょうか?

ブバルディアの特徴や、花言葉、育て方、増やし方などを解説させて頂きましたが、育ててみたくなった方も多いかもしれません。育てる上で気をつけたいのが水やりなどで過湿状態にしないことです。乾燥すると育たなくなりますが、過湿になると枯れる危険性がありますので、乾いていない内に水やりをしないよう注意して下さい。また、切り戻しの時期が遅れてしまいますと秋に開花しなくなりますので、切り戻しは早めに行いましょう!

ブバルディアが気になる方はこちらもチェック!

今回はブバルディアについて解説させて頂きましたが、他にもガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。