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ナンプラーの代用品の作り方は醤油?アンチョビ?代わりになるレシピ5選

エスニック料理の調味料で有名なナンプラー。タイ料理には欠かせない調味料です。近年ガパオライスなど家庭で料理する方も多いかと。でもナンプラーを家庭に常備していない場合もあり、代用はないかと探しました。今回はナンプラーがない場合に代用になる品やレシピを紹介します。
更新: 2021年7月30日
ティンカー・ベル
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この記事で紹介しているアイテム

ユウキ食品/ナンプラー 70g

(6本セット) (調味料) 浅利佐助 秋田しょっつるハタハタ100% 130g (2901163) (ラッピング不可)

フーコック フィッシュソース(ヌクマム)

ユウキ食品 ヌクナム(魚露) 70g

LORINS PATIS 魚醤

ナンプラーの代用品はこれがおすすめ!

近年、日本ではタイ料理が大人気です。材料を揃えれば、家庭でも簡単にタイ料理を作ることができます。タイ料理で欠かせない調味料のナンプラーは、独特の風味とコクが特徴の「魚醤」です。最近では、日本の家庭でもタイ料理に挑戦する人が増えてきました。

しかしナンプラーは、まだまだ日本の家庭では台所に常備している調味料として、名前が上がりません。いざタイ料理を作ろうとしても、「ナンプラーがない!」ということもあるでしょう。そこで今回は、ナンプラーの代用品や代わりに使えるもののレシピをご紹介します。

ナンプラーとは

ナンプラーはタイの魚醤

タイ料理の調味料であるナンプラーは、ガパオライスやトムヤンクンに欠かせない、タイの魚醤です。東アジアを中心に使用されている調味料で、主な原料はカタクチイワシとなります。カタクチイワシを1年程度、液状化するまで発酵・熟成させたものがナンプラーです。

ナンプラーの味

魚の持つうま味成分が凝縮され、適度な辛さと深いコクがあります。魚を長期間発酵・熟成させたものなので、独特なうま味や香りが強いため、苦手だという方も少なくありません。しかし、エスニック料理には欠かせない調味料の一つです。

ガパオライスが代表料理

ユウキ食品/ナンプラー 70g

出典:Amazon
出典:Amazon
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ナンプラーを使った料理の代表には、ガパオライスがあります。ガパオライスは、鶏肉やパプリカ、玉ねぎなどをエスニック風に味付けしてご飯にのせ、目玉焼きを上にあしらったタイ料理です。

ナンプラーを日本の魚の醤油で代用・代替

しょっつる

しょっつるは、日本の秋田県を代表する魚醤です。しょっつるもナンプラーの代替になります。もともとは秋田県沿岸部の漁師が、釣り過ぎた魚を塩に漬け込んで作ったものでした。

主に現在は、秋田の地魚であるハタハタを原料に、1年以上発酵・熟成させて作られています。こうして作られたしょっつるは、秋田の食文化を代表する調味料として有名です。しょっつるも魚醤なので、コクや風味に違いはありますが、ナンプラーの代用品として使える調味料の一つと言えます。

代替に使うしょっつるの味

しょっつるは、秋田県の鍋料理やラーメンの出汁などによく利用される魚を発酵させた醤油です。しょっつるの味は、上品な和風の魚のうま味が凝縮した味わいで、ナンプラーの魚醤に比べるとパンチが弱く感じるという評価もあります。ハタハタは、ほかの魚よりも臭みが少ないからかもしれません。

しかし、ナンプラーの代わりになるものとして十分使うことができます。現在はアジやイワシ、サバなども原料に使われています。

(6本セット) (調味料) 浅利佐助 秋田しょっつるハタハタ100% 130g (2901163) (ラッピング不可)

出典:Amazon
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ナンプラーをベトナムの魚の醤油で代用・代替

ヌクマム

フーコック フィッシュソース(ヌクマム)

出典:Amazon
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ヌクマムもナンプラー同様に、魚を発酵・熟成させた醤油です。ベトナムの地域によって原料となる小魚の種類が違いますが、主にカタクチイワシ科の小魚が使用されます。ベトナム料理には欠かせない調味料の一つで、炒め物やそのまま付けダレとして利用します。ベトナムの魚醤であるヌクマムも、ナンプラーの代用品に使える調味料の一つです。

代替に使うヌクマムの味

ナンプラーよりも魚に対する塩の割合が少なく、発酵期間が短いので魚の香りは強めです。小魚を塩と一緒に木樽に漬け込み、4ヶ月から1年間、発酵・熟成させています。しょっぱさはナンプラーよりも控えめですが、代替品として十分使えます。

ユウキ食品 ヌクナム(魚露) 70g

出典:Amazon
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ナンプラーの代用品になる既存する魚の醤油

いしり、いしるの魚醤を代用品・代替

日本の魚醤で秋田県の「しょっつる」は有名ですが、石川県能登の「いりし」や「いしる」も日本の魚醤で有名です。「いりし」は真いかの内臓が主な原料で、「いしる」はいわしやサバなどの小魚を発酵させて作った醤油です。

香りやコクはそれぞれ特徴がありますが、魚類の持つタンパク質を発酵させたうま味やコクが類似しているため、ナンプラーの代替として使うことができます。

フィリピンやカンボジアの魚の醤油を代用品・代替

「パティス」や「タクトレイ」も、フィリピンやカンボジアの一般家庭で使われている魚醤です。「パティス」はナンプラーに比べると、強烈な魚の臭みを感じます。「タクトレイ」は、ほかの魚醤と違い淡水魚を原料としている魚醤です。

東南アジアでよく利用されている

LORINS PATIS 魚醤

出典:Amazon
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東南アジアでは魚醤がよく利用されています。それぞれうま味や香りに違いがありますが、ナンプラーの代用品として使用できます。アジア圏の魚醤を旅行先で購入している場合は、間違いなくナンプラーの代用になりますよ。

ナンプラーの代用レシピ1

薄く醤油とレモン汁で代用品・代替の作り方

タイ料理を家庭で調理しようとしたときに、ナンプラーの代わりになるものは魚類から作った醤油です。しかし、魚醤を台所に常備している家庭はあまりありません。魚醤が必要な場合は、家庭でも簡単に使える調味料で代わりのものを作ってみましょう。

一般家庭の台所にある調味料で、ナンプラーの代わりになるものの基本は醤油です。日本の醤油は濃口、薄口、白醤油など、種類が豊富にあります。ナンプラーは塩分が高い調味料なので、日本の醤油の中でも、薄口醤油が代替におすすめです。

レシピと作り方

薄口醤油にレモン汁を加えると、ナンプラーの代わりになるものが作れます。レシピは、薄口醤油大さじ1杯とレモン汁大さじ1/2を混ぜるだけと簡単です。さらに、みりんを大さじ1/3~1/2杯加えるとコクが出ますよ。

ナンプラーの代用レシピ2

オイスターソースで作る代用品・代替の作り方

薄口醤油にオイスターソースを加えても、ナンプラーの代替品として使用することが可能です。薄口醤油は、日本の食卓でポピュラーに利用されている濃口醤油よりも、塩分濃度が高くなっています。そのためしょっぱいですが、発酵・熟成が抑えられているので色も薄く、うま味も風味も控えめです。そこに魚の香りのするオイスターソースを加えて、代替品を作りましょう。

薄口醤油の特徴


薄口醤油は、日本の醤油の中で一番しょっぱいのが特徴です。風味が強くないので、ほかの調味料を加えて味を付けやすく、使いやすい調味料となっています。通常の醤油よりもしょっぱさが強いため、入れすぎには注意が必要です。

オイスターソースとは

オイスターソースは、中華料理によく使われる調味料です。日本語では牡蠣油ともいい、その名の通り牡蠣を原料にした調味料となっています。牡蠣を塩茹でしたときの煮汁を使用して作られたもので、醤油のように原料を発酵させた調味料ではありません。牡蠣はうま味とコクが強く、潮の香りがするため、風味を強調しない薄口醤油に加えるとナンプラーの代替になりますよ。

レシピと作り方

レシピは、薄口醤油大さじ1杯にオイスターソース小さじ1/2杯を合わせて作ります。しょっぱさが足りないようなら、好みで塩を少々加えてみるといいですよ。オイスターソースの原料には砂糖や水飴が加えられているので、思いのほか甘みも出ます。味をみながら塩を加えてください。

ナンプラーの代用レシピ3

アンチョビで作る代用品・代替の作り方

ナンプラーの代用として、アンチョビと薄口醤油を使うのもおすすめです。アンチョビは、カタクチイワシを塩漬けにしてオリーブオイルに浸したものです。味は塩辛く濃厚で、独特な魚臭さが特徴となります。アンチョビの香りとしょっぱさは、ナンプラーの代用に最適です。薄口醤油でコクを付ければ、ナンプラーの代用として使えますよ。

レシピと作り方

薄口醤油大さじ1杯と、アンチョビ10gを合わせて作ります。風味を見ながら、お好みで生姜の絞り汁やニンニクをつぶしたものを加えてみると、よりナンプラーに似た味わいを出せます。アンチョビは、そのまま料理に加えていただきます。

アンチョビを代替にしたガパオライス

ナンプラーの代用にアンチョビを使ったときは、ガパオライスを作るのがおすすめです。ガパオライスは、タイ料理の人気メニューとして有名ですよ。近年では、日本人の味覚に合う味付けにしたガパオライスが、飲食店のメニューに載っているのを見かけるようになりました。家庭でもフライパン一つで作れる簡単なタイ料理です。

味の決め手はナンプラーとバジル

ガパオライスを作る際のメイン味の決め手は、ナンプラーとバジルです。ガパオライスの「ガパオ」とはシソ科のハーブで、日本ではホーリーバジルと呼ばれています。本場のタイではバジルを使用しますが、日本ではなかなか手に入らないので、スウィートバジルを使いましょう。

豚肉や魚介なども材料に

ガパオラオスの材料は鶏肉を使うのが一般的ですが、豚肉や魚介類、キノコなどの材料を使うこともあります。そこに赤ピーマンやパプリカ、そしてバジルを加えて炒め、ガパオライスの味の決め手となるナンプラーで味付けします。それをご飯に盛り付け、その上に目玉焼きをのせた食べ方がガパオライスです。

アンチョビで代用したガパオライスのレシピ

ガパオライスは、子供も喜ぶタイ料理です。自宅で作るときにナンプラーを切らしていたら、アンチョビと薄口しょうゆで代用してみましょう。アンチョビに火を通せば、子供でも安心して食べることができます。今回は、アンチョビをナンプラーの代用にしたガパオライスのレシピと、作り方をご紹介します。


材料(2人分 ) ご飯茶碗2杯分、ニンニク1/2片、豚ひき肉150g、酒大さじ1/2、赤パプリカ1/2個 水煮タケノコ1/2個 <調味料> 薄口醤油大さじ1弱、アンチョビー10g、オイスターソース小さじ2杯半~3杯、砂糖小さじ1/2、バジル(生)3~5枚、卵2個、水大さじ1、サラダ油適量

<ガパオライスの下準備> ・ニンニクは芯を除き、みじん切りにする。豚ひき肉に酒をもみ込む。 ・赤パプリカはヘタと種を除き、水煮タケノコは熱湯でゆでて、共に1cmの角切りにする。 ・バジルは飾り用に少量取り分け、残りは粗く刻む。 <ガパオライスの作り方> 1.フライパンにニンニクとサラダ油を入れて、弱火で加熱する。香りがたったら、豚ひき肉を加えて中火で炒める。 2.そぼろ状になったら、赤パプリカと水煮タケノコを加えてサッと炒め合わせる。<ナンプラーをアンチョビに代用した調味料>の材料を加えて、汁気がなくなるまで炒める。 3.刻んだバジルを加えて混ぜ合わせる。 4.別のフライパンにサラダ油を熱し、卵を割り入れる。底面がかたまったら、水を加えて蓋をして2分程度蒸し焼きにして、目玉焼きを作る。 5.器にご飯を盛り、3と4をのせる。取り分けておいたバジルを飾る。

ナンプラーの代用レシピ4

イカの塩辛で作る代用品・代替の作り方

イカの塩辛の汁をスプーンですくい、薄口醤油と合わせるとナンプラーの代用品が作れます。ナンプラーの代替にするには、醤油をベースにして魚の風味が出る代わりのものを加えるのがポイントです。そうすることで、ナンプラーの味わいに似せることができます。

そのため、塩辛の汁はうってつけの代用品に使える食材です。塩辛をナンプラーの代用にする場合は、アンチョビ同様に塩辛の身を使い、一緒に炒めてガパオライスを作るのもおすすめです。

レシピと作り方

薄口醤油大さじ1杯と、塩辛の汁小さじ1/2杯を混ぜて作ります。塩辛もかなり塩分がありますので、しょっぱさには問題ありませんが、好みでレモン汁を少々加えると味がしまります。

ナンプラーの代用レシピ5

このわたで作る代用品・代替の作り方

もしこのわたが自宅にあれば、薄口醤油を加えることでナンプラーの代用品を作れます。このわたとはナマコの内臓で作った塩辛で、日本の三大珍味の一つとして数えられています。酒のつまみによく合うため、酒好きの方にはたまらない珍味です。特有の香気は、ナンプラーと似た香りがしますよ。

レシピと作り方

薄口醤油大さじ1杯に、このわた5~10g(味を見ながらお好みで分量を決めてください)を合わせて作ります。このわたはイカの塩辛のように身肉ではなく、ナマコの長い腸を塩漬けしたものなので、汁だけでなくそのまま使います。

ナンプラーの代替品でタイ料理作りに挑戦!

タイ料理の代表的な調味料の一つであるナンプラーは、独特の香りとうま味のあるタイの魚醤です。カタクチイワシを主な原料に、発酵・熟成させた魚を使って作られた醤油となります。国は違っても、日本やベトナムなどの魚醤があれば、代用に使うのはおすすめです。家庭にある調味料で代わりになるものを作るときは、醤油(特に薄口醤油)をベースに、魚臭さのある調味料や食材を加えて、代用品を作って使用してください。ナンプラーの代用品で美味しいタイ料理作りに、ぜひ挑戦してみてください。