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みょうがの栄養は?その成分や健康への効果・効能を解説!上手な食べ方は?

みょうがというと薬味くらいしか料理方法が思いつかないかもしれませんが、意外といろんな料理に使える野菜です。しかも、みょうがには特徴的な栄養が含まれていて健康にもよい食品です。今日は、みょうがの栄養と、たくさん食べたいみょうが料理レシピをご紹介します。
更新: 2023年6月26日
佐藤3
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みょうがの栄養価や成分・効果を知りたい!

みょうがの栄養と食べ方

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みょうがはそうめんなど麺類の薬味として、冷や汁などの香味野菜としてさっぱりとした清涼感を与えてくれる野菜ですが、あまり食べ方を知らないという人も多いのではないでしょうか。みょうがは、薬味としてたまに食べるだけではもったいない栄養価があります。

また、みょうがには体作りに大切な「ダイエット」の効果・効能もあるんですよ。みょうがレシピを知り、もっとみょうがの食べ方の幅を広げましょう。

みょうがとは

みょうがの成分

まずは、みょうがを食べると感じる特徴的な成分から見ていきましょう。みょうがの香りの素となるのが、「αピネン(アルファピネン)」という成分です。このほか、香り成分として「カンフェン」も含む食品です。

また、みょうがの清涼感のある辛味は成分は「ミョウガジアール」。あまり耳慣れない成分ばかりですが、このみょうがの成分が健康な体作りに大切な働きをしてくれます。詳しくは後述でご紹介しますね。

みょうがと健康

みょうがを食べるのは、何も食べ物の香り付けの効果だけではありません。みょうがを食べることで、健康な体作りをすることもできます。主に、血流を促進して冷房に当たりすぎのために起こる冷え対策、さっぱりとした風味による食欲増進効果などが期待できます。

夏に食べる料理にみょうがを使うことが多いのは、このような夏特有の体の不調に効果を発揮して、栄養補給を潤滑におこなうことができるからなんですね。

みょうがを食べると物忘れがひどくなる?

「みょうがを食べると物忘れがひどくなる」という通説があります。でも、最近の研究結果でみょうがには物忘れを促進してしまうような成分は何も含まれていないことがわかっています。逆に、みょうがを食べると血流がよくなって脳も活性化されます。

みょうがの名前の逸話

釈迦の弟子の中には、自分の名前も覚えられないほど物忘れのひどい人がいました。釈迦はその人のために首から名前を書いた札を下げさせましたが、その人は亡くなるまで自分の名前を覚えることができませんでした。

その弟子の墓から生えてきた植物がみょうが。「茗荷」という名前は、名前を荷なって(になって)苦労したという意味から付けられたといわれています。

みょうがの栄養価・効果効能

みょうがの栄養価

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みょうがは、そのほとんどが水分で、その量はみょうがの95%といわれています。そのせいで、カロリーを含む栄養価はそれほど高いわけではありません。ちなみにカロリーは100gで12Kcal。非常に低カロリーな食品なので、それだけでもダイエットに向いている食品といえますね。

みょうがの効果

みょうがを食べることによる効果は、先程ご紹介した「血流促進」「食欲増加」以外にもたくさん考えられています。特に嬉しい人も多い「ダイエット効果」は、みょうがに多く含まれるカリウムの効果です。体の中の余分な水分を排泄してくれるので、むくみ防止に効果があります。

冷房の効いた部屋にいると、血流が悪くなりむくみやすくなるものです。夏太りしてしまう人は、むくみが原因かも。そんな人は、みょうがを食べて、血流を改善することで、増えてしまった体重をもとに戻すことができるでしょう。

みょうがの効能


このほか、みょうがの効能として①リウマチの傷みの緩和②うがい薬として用いることでの喉の傷みの緩和③脳の働きを活発にして、頭をシャキッとさせてくれる効能などがあげられます。カンフェンには抗菌・抗ウィルス・抗炎症作用がありますので、風邪予防にも効能があります。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ1

だし

山形の郷土料理でもある「だし」。最近は、関東のスーパーでも夏になると見かけることがあります。だしは、夏野菜を細かく切って、納豆昆布という水分を含むと粘りを出す昆布と和えただけのお手軽家庭料理。

入れる野菜は何でも良いのですが、みょうがもよく使われます。味付けも、納豆昆布の味だけで食べる人もいれば、塩を入れる人もいます。手軽に作りたいなら、味付けのおすすめは「めんつゆ」です。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ2

みょうがの和え物

こちらも、切ったみょうがとじゃこをごま油で和えただけの簡単な料理です。切るのはみょうがだけ。火も使わないので、暑くてコンロの前に立つのが辛い夏には、ピッタリな料理ですね。さっぱりとしていて美味しいだけでなく、じゃこからカルシウムなどの栄養も取れるので、夏の定番料理に入れてみてはいかがでしょうか。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ3

みょうがとオクラ豚肉の炒めもの

生で食べることが多いみょうがですが、炒めものにしても美味しくいただけます。特に、豚肉との相性がよいので、暑い季節の栄養抜群のスタミナ炒めとして作ってみてはいかがでしょうか。体がだるい、力が入らないなど、夏バテ一歩手前のときに、食欲増進効果のあるレシピです。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ4

豆腐とみょうがのぶっかけ丼

豆腐に隠れて見えないですが、下にはごはんが。豆腐、みょうが、ねぎを乗せたぶっかけ丼です。タレとして、めんつゆやポン酢をかけていただきます。

「さっぱりしたものが食べたい、でもたくさん食べないと体がもたない」というときは、サラサラっと流し込めるこんな丼はいかがでしょうか。夏休みのお昼ご飯メニューとしても、丼ひとつですむので洗い物も少なく、おすすめレシピです。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ5

ゴーヤみょうがワカメ和え

これも切って和えるだけの簡単料理です。味付けは白だしとレモン、ごま油。仕上げに、白ごまを炒ったものをパラパラとかけていただきます。どれも栄養豊富で、体に良い食材ばかりなので、ぜひ作ってみてくださいね。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ6

みょうがの甘酢漬け


みょうがの食べ方としては、定番の「甘酢漬け」です。自分で甘酢を調合してもよいですが、市販の甘酢だれを使ったり、他の甘酢漬けを食べたあとのタレにみょうがを足してもOK。シャキシャキとした食感と、甘酢の甘さが疲れた体に染み込みます。テーブルの上にあると、ついつい手が伸びる一品ですね。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ7

冷やしだし茶漬け

ネギやみょうが、大葉と薬味野菜がたくさん乗った冷やしだし茶漬けです。魚のほぐし身と一緒に。トッピングにしたねり梅の酸味も加わって、口の中にいろんな味が広がります。氷を入れて冷たく冷やして食べましょう。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ8

ぶっかけそうめん

そうめんの薬味として、みょうがを使う人も珍しくないですね。でも、そんなそうめんプラスみょうがの組み合わせも、ときには趣を変えて、こんなぶっかけそうめんにしてみてはいかがでしょうか。茹でた豚バラ肉と、スライスしたみょうがとゆずをトッピング。さっぱり麺類でも、野菜だけでなくて豚肉の栄養も摂取したいですね。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ9

冷や汁

宮崎県の郷土料理といわれることが多いですが、調べてみると、意外と色々な場所で、昔からその地方ごとの食材の組み合わせで作られている「冷や汁」。どこの地方でも基本的に入るのはきゅうりとみょうがのようです。

どちらも夏代表的な夏野菜だからでしょう。火を使わずに作れる汁物として、そうめんや冷たいうどんつゆとして、ご飯にかけても美味しい冷や汁は、サラサラっと食べられて手早く栄養補給できる夏にピッタリの汁物です。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ10

マグロの山かけ丼

「さっぱりとしたものが食べたい」そんな、ちょっとお疲れのときこそ、栄養をしっかり取るようにしたいですね。丼になっていると、あまり食欲がないときでも、いろんな食材を自然と口にできます。ごはんにマグロ、トロロ、アボカド、大葉にみょうが、さいごの仕上げに黄身をトッピング。栄養抜群の丼レシピです。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ11

ぬか漬け

ぬか床がある人は、みょうがのぬか漬けもおすすめです。ビールにピッタリで、おつまみとしても人気があります。採れたて新鮮なみょうがなどの夏野菜を、食べる時間を見計らってぬか床に漬けておくだけ。

晩ごはんに出そうと思っていたら、子どもに掘り起こされておやつにされてしまった・・・なんてことも。食べ盛りのお子さんがいるご家庭では、夏休みはぬか漬けも多めに漬けておくとよいですね。

栄養価のあるみょうがの食べ方・レシピ12

みょうがのモスコミュール


料理ではないですが、甘くて飲みやすいカクテルとして人気の高いモスコミュール。これにもみょうがを入れるレシピがありました。みょうがをウォッカの中に入れて潰してエキスを抽出。あとは普通にモスコミュールを作る要領でカクテルを作ります。

甘みと苦味、シュワシュワ感といろんな味覚、感覚が口の中に広がります。みょうがの旬である夏のカクテルとしていかがですか。

みょうがアレルギーに注意

みょうがでもアレルギーが

体によい栄養があり、料理レシピもいろいろと見てきたみょうがですが、人によってはアレルギー症状が起こることがあります。みょうがアレルギーとはどんなものなのでしょうか。最後は、みょうがアレルギーの症状や気をつけたい人をご紹介します。

みょうがアレルギーとは

みょうがアレルギーは、それほど強くでるものではありませんが、みょうがを食べると口の中がイガイガして違和感を感じるという場合は、みょうがアレルギーかも知れません。みょうがの成分によって、口の中が荒れている状態です。また、それだけでなく、お腹を壊す、胃が痛いなどの症状となってあらわれる場合もあります。

しょうがアレルギーの人は要注意

みょうがはアレルギーが出にくい食品に分類されていますが、アレルギーがまったく出ないわけではありません。みょうがは、その味からもわかるようにショウガの仲間の野菜です。ショウガにアレルギーが出る人は、みょうがでもアレルギーがでる可能性があるのです。

ショウガにアレルギーがある人は、みょうがを食べる時も気をつけましょう。

まとめ

みょうがを食べて健康に

ダイエットにも効果がある、嬉しい野菜みょうが。みょうがの栄養と、みょうがを使った料理レシピをご紹介してきました。みょうがアレルギーの人は食べ過ぎには注意が必要ですが、そうでない方は、健康のために積極的にみょうがを取り入れてみてはいかがでしょうか。

特に暑い季節の体の不調を整えてくれる働きがあるみょうが。みょうがの栄養を見直して、健康に暑い季節を乗り切りましょう。

食べ方・レシピが気になる人はこちらをチェック

みょうが以外にも、健康によい栄養がたっぷりのダイエットにも役立つ野菜のレシピをご紹介しています。野菜の栄養や健康・ダイエットに興味がある方は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。