グルーガンについて
グルーガンは接着させるための工具
物を接着させるためのアイテムとして思い浮かぶのは、ボンドなどの接着剤でしょう。DIYでは接着剤のほかにグルーガンという工具を使います。この工具を使えば、接着剤が苦手としている接着も可能です。
溶かした樹脂で接着させる
グルーと呼ばれる樹脂を熱で一時的に溶かして貼り付け、冷えたら固まるという樹脂の性質を活用し接着させます。この溶かしたグルーをピンポイントで出す、ガン形の工具がグルーガンです。
電源とグルースティックが必要
グルーガンは熱でグルーを溶かしますが、ガンに熱を持たせるのは電気です。なので電源が必要になります。そしてグルーがスティック状に固まっている、グルースティックというものを、グルーガンへ装填しなければいけません。
グルーガンを使うたびにグルースティックは消費されていきますので、少なくなったら買い足してください。
ダイソーで買えるグルーガン
グルーガンの種類はたくさんある
グルーガンといっても種類は多く、趣味のDIYで使う簡単なタイプから、プロ用の本格的なタイプまであります。DIY用だけでも性能によって価格はさまざまです。
グルーガンはどういったものなのか試しに使ってみたいという程度なら、中でも特に安価なタイプで十分でしょう。気に入ったら高性能なタイプへとステップアップすればよいのです。
100均ショップでも販売されているグルーガン
グルーガンは100均ショップでも販売されています。ダイソーにもありますが、グルーガンは100均ではありません。ダイソーは100均ショップでありながらも、200円、300円などの商品ライナップが存在します。
そういった中で、グルーガンは200円商品です。(2018/7/9時点の価格)ただしグルーガンのリニューアルを繰り返すたびに価格は変動します。
グルースティックも100均ショップで購入できる
グルーガンの本体であるガンだけを安く購入できたとしても、そのつど消費するグルースティックが高額だと費用がかさんでしまうと心配になるかもしれません。
ですがグルースティックも、ダイソーをはじめとした100均ショップで販売されているので、費用をおさえながら使用できます。また、グルースティックには色のバリエーションもありますが、100均なら気軽にいろいろな色を試すことが可能です。
ダイソーのグルーガンの特徴
グルーガンは何でも接着させられる
ボンドは接着できる物は限られていますが、グルーガンならさまざまな物を接着させられます。布地に使えることから、お裁縫が苦手な人はグルーガンで接着させると便利です。木材などの表面がざらざらした素材は特によく接着します。
一方でガラスのような表面がつるつるした素材は、接着はできるものの強度は弱いです。工作作業となるDIYにおいて、どんな素材でも接着が必要になるシーンは多くあり、グルーガンが重宝します。
DIYの作業スピードが上がる
グルーガンは溶かしたグルースティックが冷えて固まることで、接着したままの状態が固定されます。このグルーが固まるのはすぐです。ボンドのように乾いて固まるまで、数時間も待つ必要がありません。
接着に要する時間を短縮できるため、DIYの作業スペースが上がります。このおかげでDIY作品を早く完成させられるようになるのです。数をこなすことにもつながり、作品のクオリティも向上することでしょう。
接着力が期待できるグルーガン
どんな素材も接着でき、素早く固まるのは分かりましたが、肝心の接着力の強度が弱くて取れるようでは使い物になりません。ですがグルーガンの接着力は高強度で、ボンドよりも強度があります。
どの色のグルースティックであっても接着力の強度は同様です。ただし表面がつるつるしている素材に対しては、接着力の強度は低下します。こういった素材へは、瞬間接着剤が適しています。
グルーガンは扱いが簡単
グルーガンと接着力の強度が近いのは瞬間接着剤です。すぐに固まります。しかも瞬間接着剤はグルーガンよりも使える素材が多いことが特徴です。ですが価格が高く不快な臭いが強いことと、接着部分以外や手などに付いた場合、対処が大変という難点があります。
そういった問題はないのがグルーガンで、使い方が簡単ということを含めて扱いやすいです。グルーガンでは適さない素材のみ瞬間接着剤を使うなど、使い分けがよいでしょう。
複数色のスティックを選べる
すでに触れてきましたが、グルースティックは色の種類があります。どの色でも接着力の強度に違いはなく、使い方も同じです。接着剤は色を選べませんが、グルーガンなら接着部分も好きな色にできます。
これは作品をDIYするうえで重要なことです。スティックの色を作品にあわせれば、より完成度の高い作品に仕上がることでしょう。また、同じ色の名前でも100均ショップによって、実際の色は異なります。
ダイソーのグルーガンの注意点
グルーガンは電気を使うので注意する
グルーガンがグルースティックを溶かすのは、電気を得て発する高熱によるものです。このようにグルーガンは電気を使いますから、取り扱いに気をつけないといけません。コード関連には注意しましょう。
コンセントへたくさんのプラグを差し込んだり、グルーガンのコードを延長したりといった使い方は危険です。それとダイソーのグルーガンは電源スイッチがないため、使い終わったらすぐにプラグを抜いてください。
ヤケドに気をつけた使い方をする
グルースティックはどこで溶けるのかといえば、グルーガンの先端です。この先端が高温になります。ダイソーの安いグルーガンであってもすごく熱いです。少し触れただけでもヤケドを負うため、先端の行方に気をつけた使い方をしてください。
正しい使い方をしても体に触れる恐れはあります。グルーガンの使い方として、露出のない服装に着替えてから作業するようにしましょう。
先端の熱がなくなってから片付ける
グルーガンを使用後、コンセントから電源プラグを抜いてもしばらくは先端が熱いです。その状態で仕舞うと火事の原因となる恐れがあります。しっかりと冷えてから片付けてください。
セットしているグルースティックは、取れることは取れるものの途中で抜くと故障につながりかねません。なのでそのままにしておきます。自然と取れるような場所へは入れないようにするのがよいです。
ダイソーのグルーガンの使い方①スティックのセット
グルースティックをガンにセットする
まずはグルーガンにグルースティックをセットします。セットのやり方は簡単で、グルーガンの後ろ側に空いている穴へ、グルースティックを差し込むだけです。
あまりに軽く入れただけだと、取れることがあったり使えなかったりするので、奥までちゃんと挿入してください。DIYするインテリアアイテムなど、作品にあわせた色のグルースティックを使いましょう。
追加できるグルースティック
グルースティックは使うたびに溶けて消費されますので、だんだんなくなっていきます。グルースティックが少なくなったら、そのつどガンに補充しましょう。セットした穴にそのまま入れれば大丈夫です。
先にセットして使っているグルースティックにくっつよう、しっかりと差し込む必要があります。インテリア作品など大きな物をDIYしている途中で、グルーが空になると大変です。前もって補充してください。
ダイソーのグルーガンの使い方②電源を入れて温める
コンセントへ電源プラグを差し込む
グルーガンにグルースティックをセットしてから、電源を入れてガンの先端を温めていきます。電源を入れる方法は、グルーガンの電源プラグをコンセントへ差し込むだけです。あとは自動的に熱を帯びていきます。
重要なのはここで十分に温めることです。余熱の目安は5分ほどで、これよりも前に使うのは控えてください。温まっていない状態で使うと、グルーがつまる可能性があります。
グルーガンはスタンドに立たせる
グルーガンは電源プラグをコンセントに差し込んでいる間中、先端がずっと高温です。先端にあるグルーは溶けている状態で、これがグルーガンの内部に逆流すると故障につながります。
グルーガンは先端を下に向けた置き方をしないといけません。スタンドに立たせると、簡単に正しい向きで置けます。付属のスタンドを使うほか、別置きのものがあると便利です。購入または手作りで用意しましょう。
ダイソーのグルーガンの使い方③使用する
レバーを引いて溶けたグルーを出す
グルーガンにグルースティックをセットし、先端が十分に温まったらすぐに使用可能です。グルーガンのレバーを引くと溶けたグルーが出ます。接着させたい部分へグルーをのせてください。
レバーの引き具合によって、グルーの出る量が変わってきます。小さな作品から大きなインテリア作品まで、慣れればそれぞれに最適な量のグルーを出せるようになるはずです。
溶けたグルーを出したら手早く接着する
溶けたグルーはすぐに固まります。なのでグルーを出したらすぐに接着させる必要があるのです。もたもたしているとグルーだけが固まってしまってやり直しになります。素材によってはグルーが簡単に取れることはありません。
すぐに取れるような接着力の強度だと使いものにならないです。固まったグルーを温めれば取れることは取れるのですが、時間を要します。簡単に取れることはないので気をつけてください。
ダイソーのグルーガンを他社と比較する
ほかの100均ショップのグルーガンと比較
グルーガンを販売している100均ショップは、ダイソーだけではありません。100均ショップとしてメジャーなセリアとキャンドゥでも取り扱っています。どのグルーガンがベストなのか気になることでしょう。
いくつかの比較ポイントを解説しますので、参考にしてください。小さな作品や大きなインテリア作品など、人によってDIYする作品や作り方は異なります。自分に最適なグルーガンを見つけましょう。
ダイソーのグルーガンの比較ポイントを基準にする
複数の物を比較する際、基準があった方が分かりやすいです。そのため特に人気の高いダイソーのグルーガンを基準にして比較します。まずはダイソーの比較ポイントを解説しますので、確認してください。
また、ガン本体だけでなくグルースティックの性質も各100均ショップによって異なります。これは自分で使ってみて、違いを実感するのがよいでしょう。小さい作品やインテリア作品など、DIYの題材よって変えるのもおすすめです。
ダイソーのグルーガンの比較ポイント①消費電力
10Wの低温グルーガン
ダイソーのグルーガンの消費電力は10Wです。これは低温のグルーガンに分類されます。とはいっても、先端の温度は100度を超えるので気をつけてください。表面がつるつるした素材にも強度の高い接着力があるのは高温のグルーガンです。
これは価格が高額になり、100均ショップでは取り扱っていません。また、インテリア作品など強度の高さを求めるなら、高温のグルーガンを使う方がよいでしょう。
ダイソーのグルーガンの比較ポイント②形状
名前の通りガン型の形状
ダイソーのグルーガンはガン型の形状をしています。定番の型なので使いやすく、小物作品から大きなインテリア作品まで、グルーガン本体の形状だけをみれば、題材を問わず簡単に使えます。価格が安い分、小型で軽量です。それが、より扱いやすさを向上させています。
ダイソーのグルーガンの比較ポイント③コード
ダイソーのグルーガンは短い電源コード
ダイソーのグルーガンの電源コードは1mになります。これは短めで、インテリア作品など大きなDIYでは不便です。安全性から延長コードを使うことはおすすめできません。
大きなインテリア作品などをDIYする場合は、局所的な使い方をするか、高額でも長い電源コードを持つグルーガンを使った方がよいでしょう。
ダイソーのグルーガンの比較ポイント④価格
100均ショップでも100円以上の価格となる商品
ダイソーのグルーガンは、現在200円商品になります。(2018/7/9時点の価格)300円だった時もあり、これまでの流れだと、マイナーチェンジによる商品のリニューアルをきっかけに変動するようです。ガン本体とは別に、グルースティックは20本セットで100均になります。
ダイソーのグルーガンを他社比較①セリア
ダイソーよりも低価格らしさのあるグルーガン
セリアのグルーガンは100均商品で、ダイソーよりも安く購入できます。比較すると形状は同じガン型でも全体的に小型で、電源コードの長さに関しては20cmです。この短さだと大きなインテリア作品のDIYは難しいことでしょう。
ダイソーのグルーガンを他社比較②キャンドゥ
セリアと同レベルの100均グルーガン
キャンドゥのグルーガンも100均商品で、セリアのグルーガンとほぼ同レベルです。電源コードは24cmと、セリアに比べればわずかに長いものの、ダイソーの1mと比較すれば残念なポイントになってしまいます。これも大きなインテリア作品のDIYには向いていません。
まとめ
ダイソーで販売されているグルーガンの使い方や、他社との比較を解説してきました。ダイソーで販売されていますが、100均ではなく200円商品になります。
比較したセリアとキャンドゥではグルーガンを100均で販売しているものの、電源コードが短いなど扱いやすさに劣る点があるので注意が必要です。これらは安くても、簡単に取れることはありません。ダイソーのグルーガンでDIYの幅を広げましょう。
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