人気のからし菜レシピが知りたい!
からし菜食べてますか?
からし菜はピリッとした辛みが美味しい葉物野菜です。若い葉はやわらかく、サラダなど生で食べられる野菜として最近はスーパーなどでも通年見かけるようになってきました。
サラダで食べるベビーリーフの他、からし菜には色々な調理方法食べ方が存在します。また、家庭菜園でからし菜を栽培すると、からし菜を使った別の料理の楽しみ方もできます。今日は、からし菜の美味しい活用法をご紹介していきましょう。
からし菜ってどんな野菜
葉物野菜のひとつ
からし菜はその葉を食べる葉物野菜です。他の葉物野菜のように生で食べられるだけでなく、日本では古くから漬物にして保存食にしたり、炒めものに料理したりと目先を替えて食べられてきました。
生食、炒めものなどに
からし菜の葉は色々な形のものがあります。大根の葉のようなものは主に漬物に使われるタイプのからし菜。株が小さくて切り込みが細かいものはハーブとしてサラダなど生食で食べる辛みの比較的マイルドなものです。
からし菜の種類
さきほどご紹介したからし菜の他にも、水菜のようなスラッと縦長なギザギザ葉のものもあります。こちらは少し辛さが辛めなものが多いです。ハーブミックスの中に入っている小ぶりなサラダなは水菜タイプの幼い株です。品種と成長によってからし菜は辛みが強くなるんですね。この他にも色が違う赤からし菜というものもあります。
赤からし菜
赤からし菜は色が違うだけで料理方法は緑のからし菜とほとんど一緒です。赤からし菜は苗の時点からこのような紫色の葉色をしています。こちらは、丸い葉のタイプの赤からし菜の苗ですが、生で食べられるサラダ用の赤からし菜は水菜のようなギザギザした葉の物も人気です。
赤からし菜の使い方
赤からし菜もからし菜と色が違うだけで調理方法は同じです。主に料理の彩りとして使用されるので、色を鮮やかにするために酢で和える(ドレッシングで和える)という方法が多く使われます。
赤からし菜として売られているのにイマイチ葉色が赤くないというものも、こうすることで鮮やかな赤紫色に変わりますのでお試しください。
からし菜の旬
からし菜の収穫時期
からし菜は収穫時期が長い植物。種まきをズラすことにより冬から春にかけて長い期間収穫して楽しむことができます。本州の温暖な地方で栽培する場合を基本として考えると11月か6月くらいまでがからし菜の旬=収穫時期になります。
旬のからし菜の特徴
からし菜はほうれん草と同様に緑黄色野菜に分類されます。ほうれん草は様々な栄養豊富な葉物野菜の王様と呼ばれていますが、実はからし菜はビタミンA以外はほうれん草よりも含有量が多いスーパー葉物野菜。
旬の時期に食べることで、この栄養価は葉に十分蓄えられ調理して口に入れることで、その恩恵を受けることができます。
葉酸は貧血防止に
特に旬のからし菜にはビタミンBの中の「葉酸」が多く含まれていて貧血防止、循環器系の病気の予防に大きな効果があるといわれています。
からし菜の人気レシピ①サラダ
からし菜サラダのレシピ
旬の採れたて柔らかで美味しいからし菜はサラダとしてそのまま生で食べられる野菜です。レタスなどと同様に他の野菜やハム、ウィンナー、きのこ類などと合わせてサラダにして美味しくいただけます。
材料・調理方法
からし菜(生で食べられるベビーリーフがおすすめ)、トマト、キュウリ、ブロッコリーなどお好みの野菜。ゆで卵、斜め切りして炒めたウィンナー、チーズ類などのタンパク質。からし菜の葉色の彩りを鮮やかにするのにお酢を使ったドレッシングが合います。
フレンチドレッシングの簡単なレシビは、お酢とサラダ油を同量。よく撹拌しつつ塩を足し味を見ます。
お好みで黒こしょうも加えると美味しいですよ。生で食べられるからし菜とよく合うドレッシングです。
からし菜の人気レシピ②おひたし
からし菜のおひたしレシピ
生で食べられる旬を少し過ぎてしまったからし菜は、加熱調理することで美味しくいただくことができます。簡単にできるからし菜の料理方法として、おひたしにして食べる食べ方をしてみましょう。
家庭菜園で愛情をかけすぎて大きく育ちすぎてしまったからし菜は、加熱調理での食べ方が向いています。
材料・調理方法
からし菜の食べ方でポピュラーなものですし、いつもほうれん草などのおひたしを食べ慣れている方はちょっと変わったからし菜のおひたしを食卓に並べることで食への関心が高まるでしょう。
材料はからし菜をお好きなだけ。和える調味料としてしょうゆが一般的ですが、茹でたからし菜に塩昆布を和えることで塩味と海藻の旨みがプラスされて美味です。
いりゴマを捻りトッピングしたものとよく合います。こちらもぜひお試しください。
からし菜の人気レシピ③炒めもの
からし菜炒めのレシピ
生で食べられるからし菜ですが、サラダにも飽きた。おひたしも食べたばかりだし・・・という人は軽く炒めて油と合わせることでまた違ったからし菜の美味しさを再発見できます。
ピリ辛のからし菜の味を活かした食べ方といえるでしょう。高菜の炒めものよりも癖がなく、さっぱりとした辛みのある葉野菜の炒めものです。
材料・調理方法
からし菜の炒めものは、生のまま食べやすい大きさにカットして炒めても良いです。
生だけでなく、からし菜の塩漬けにしたものが少し塩辛くなってしまったものを水につけて一旦塩抜きしてから水気をしぼりごまと一緒に乾煎りにしても美味です。
炒めものとして一緒に合わせるものは、ツナ缶、カットした厚揚げなど旨みをプラスしてくれる食材がおすすめです。ごま油で炒めるのも美味しいですよ。
からし菜の人気レシピ④漬物
からし菜の漬物レシピ
立派に大きく育ったからし菜。生食にするには少し硬い。そんな時は昔ながらの「漬物」での食べ方がぴったりです。塩漬けにすることでからし菜の保存期間も伸びますので、常備菜としてもおすすめです。ここではからし菜漬けの基本的なレシピをご紹介します。
材料・調理方法
からし菜の漬物レシピは塩漬け、しょうゆ漬けなど様々なものがあります。簡単にできるのは塩漬けでしょう。市販の浅漬けの素を使用してもOKです。からし菜はよく水洗いをして、数本ずつ輪ゴムで留めてからたっぷりのお湯でサッとゆがきます。
その後塩もみをしてお好みで鷹の爪などを加えて1時間ほど漬け込んだら食べごろです。ここでは一度湯がいていますが、アクが気にならない方なら漬物も生で食べられる食べ方です。
からし菜の人気レシピ⑤キムチ
からし菜キムチのレシピ
からし菜を食べるのは日本人だけではありません。韓国ではからし菜をキムチにするレシピもあります。ここでは、本葉韓国風のキムチのヤンニョムの作り方レシピをご紹介します。
からし菜で作れば立派なからし菜キムチのできあがり。他の野菜と一緒に漬け込んでも◎!ヤンニョムレシピは応用可能なので色んな野菜のキムチ作りにもお試しください。
材料・調理方法
アミの塩辛に玉ねぎ、りんごをすりおろしたものと唐辛子を加えてできるのがヤンニョムです。玉ねぎ、りんご1個ずつならアミの塩辛は20~25g程度。唐辛子はパウダー状のものを入れます。
目安として100g程度。辛いのがお好きな人は200gくらいまで入れても。湯がいて絞ったからし菜とよく混ぜ合わせ、ジップロックに入れて1晩おけば食べごろです。
ヤンニョムとは
ヤンニョムは韓国語で「合わせ調味料」という意味なのだそうです。キムチを作る時の漬けダレですね。ポイントとなる材料はアミの塩辛。これがキムチのタレレシピの美味しさの秘訣です。
からし菜は自分で育てることもできる
種は市販のものを
色々な食べ方ができるからし菜。ちょっとサラダにする程度の量ならベランダ家庭菜園でも十分育てることが可能です。からし菜の種は市販のものを買ってきます。パッケージの写真の種類のからし菜が育ちますのでお好きなタイプのからし菜を選びましょう。
からし菜の栽培方法
土は野菜用の土でOK。土に溝を作って筋蒔き(一列にパラパラと種を撒く)します。芽が伸びてきたら大きなものを残して間引きします。この間引きしたものもベビーリーフとしてサラダにして食べられます。
適度な大きさになったら食べごろです。1年のうち何度でも種まき、収穫を繰り返し長期間栽培できます。
採れたての旬の味を食卓へ
自分で作ったからし菜は旬の味が楽しめるだけでなく、種を収穫して自家製粒マスタードを作ることもできます。からし菜の種は土手などに自生しているものを使う人も多いようですが、自分で作れば種はすべて自分のもの。土手のことを考えずに好きなだけ収穫可能です。
からし菜から粒マスタードが作れる?
家庭菜園のからし菜が残ったら翌年に撒く分をとっておいて残りはすべて種を収穫してしまいましょう。次の章で自家製粒マスタードのレシピをご紹介します。
【おまけ】自家製粒マスタードのレシピ
粒マスタードは家で作れる
からし菜で検索すると「粒マスタード」という言葉がヒットします。粒マスタードの市販品の原材料はブラウンマスタードシードやイエローマスタードシード。
インド料理で使われるスパイス用のマスタードの種です。でもからし菜の種でも十分代用可能です。ビール、食塩、お酢で簡単に作れますので、家庭栽培のからし菜のおまけレシピとしてご紹介します。
材料・調理方法
200cc(カップ一杯)のからし菜の種と同量のビール、お酢を50cc用意します。動画では塩を足していませんが、大さじ1/2の塩も加えます。からし菜の種には汚れがついていますので、採取した後にガーゼにくるんで水が綺麗になるまで洗いましょう。
それをドライフルーツを作る用のネットなどら広げて2日ほど天日でしっかり乾かして使用します。
材料すべてを煮沸したガラスの密封できる瓶に入れて1週間放置。その後すり鉢ですっていけば粒マスタードのできあがりです。
旬のからし菜を美味しく食べよう
生でも加熱調理でも
からし菜の食べ方、料理方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。家庭菜園でからし菜栽培をすれば旬の美味しいからし菜が長期間楽しめるだけでなく、残った株で種を採取、来年用と粒マスタード作りも楽しめます。
栄養価も高く、使いみちがたくさんあるからし菜。ぜひ食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
料理が気になる人はこちらをチェック!
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