北海道鵡川産ししゃもC 大サイズ (雄10尾・雌10尾)
ししゃもの魅力に迫る
大人気のししゃも
ししゃも人気の食用の魚です。ご飯のおかずに、お酒のおつまみに大活躍です。誰しもが一度は食べたことがある魚ではないでしょうか。
ししゃもの驚きの生態
そんな人気のししゃもですが、生態などについて知っている人は多くはないでしょう。ししゃもの生態は知ると驚きの事実があり、普段私たちがししゃもだと思って食べている魚が本当はししゃもでなかったということもあるかもしれません。
ししゃもを美味しく食べる
この他、ししゃものおすすめの調理方法も紹介します。定番の焼いて食べる方法でもコツをつかむことでさらに美味しくなります。また、しゃもを揚げて食べる方法も美味しいです。その他にも、なかなか食べられない貴重なししゃもの刺身なども紹介します。
ししゃもの魅力を紹介
知れば知るほど魅力的なししゃもの情報を紹介します。この記事を読むことで、ししゃもの生態や美味しい食べ方を知れること間違いなしです。ししゃもの魅力に迫りましょう。
ししゃもの基本情報
実は珍しいししゃも
ししゃもはキュウリウオ目キュウリウオ科の魚です。食卓によく並ぶため、全国各地で漁獲できるイメージもあるかもしれませんが、漁獲できるエリアは非常に狭いです。日本だけでなく、世界規模で見ても北海道の太平洋沿岸のみでしか漁獲されない魚になります。
謎の多いししゃも生息エリア
ししゃもの生息は北海道の太平洋沿岸の周辺のみに限られています。また、なぜししゃもがこのエリアのみにしか生息していないのかは現在でもわからない点が多いです。北海道では、このことを活かしてししゃもの産業に町全体で取り組んでいる地域もあります。
ししゃもの町も
北海道勇払郡むかわ町ではししゃもを町の魚としています。むかわ町にはししゃもの加工会社もあり、生干しししゃもや珍味ししゃもなどを手掛けています。私たちが普段食べているししゃもがむかわ町産ということもあるかもしれません。
ししゃもと偽物
ししゃもには偽物あり
ところで、ししゃもは漁獲エリアが非常に限定されているのに全国的に食べられているのはなぜなのか疑問に思う人もいるかもしれません。実は全国に流通しているししゃもはここまでで紹介したししゃもではない場合が多いです。ししゃもの偽物の流通です。
キュウリウオとカラフトシシャモ
ししゃもの偽物としては、ししゃもよりも少し大ぶりのキュウリウオや、ししゃもよりもうろこや口や目が小さいカラフトシシャモなどがいます。いずれもししゃもに非常に似た魚で味も近いです。食用として、ししゃもという名前で流通しています。
水揚げ量は減少
本家のししゃも自体は水揚げ量が減少傾向にあり、そのため価格も高騰気味です。ししゃもの水揚げ量減少の詳しい理由はわからないそうです。私たちが本物のししゃもを口にする機会は減っていると言えるかもしれません。少し寂しいニュースですね。
ししゃもの名前の由来
「柳葉魚」がししゃもに
ししゃもは漢字名を「柳葉魚」と言います。アイヌの言葉では柳をシュンもしくはシュシュ、葉をハムと呼びます。このことから、シュンハムもしくはシュシュハムと呼ばれており、ここからししゃもと呼ばれるようになったという説があります。
柳の葉がししゃもに
ところでなぜししゃもの漢字名は柳葉魚と言うのでしょうか。これにはアイヌの伝説が残っています。大昔にアイヌの人が魚が採れなくて困っていたところ、祈りを捧げたら柳の葉が魚になったそうです。この時の魚がししゃもだったと言われています。
他にも伝説あり
ししゃもはアイヌの人との関りが深い魚で、この他にもいくつかの伝説が今もなお残っています。ししゃもからアイヌの人たちの過去の暮らしを知るということもできるかもしれません。北海道のみで採れる魚ゆえの魅力ですね。
ししゃもの生態1
寿命は3年から4年
ししゃもの寿命は3年から4年程度と考えられています。ししゃもは11月の中旬から下旬にかけて、産卵します。ふ化するのは約半年後の4月から5月ころになります。ふ化したししゃもはプランクトンを主な餌として成長します。
ししゃもの成長
ししゃもは生まれてすぐでは8ミリほどの大きさですが、12月には体長10センチまで成長します。2歳の段階で15センチほどなので、ししゃもの成長は生まれてから半年ほどで、ほとんど完成に近いです。なお12月の段階でゴカイなどの成魚と同様の餌を食べるようになります。
ししゃもの生態2
ししゃもの産卵
ししゃもの1年の多くの海で過ごします。ししゃもが沿岸に戻るのは産卵の時期のみになります。なお産卵をするとオスは死んでしまいます。一部のメスだけが産卵を終えても生き残り、再度海に戻っていきます。
受精化からふ化まで
ししゃもの産卵は河口から10キロから15キロほどのところで行われます。オスとメスが身体を密着させるような形で受精します。産卵された卵は川底で砂を付着させ、ふ化までの時間を過ごします。
ししゃもと釣り
釣りの期間は短い
ししゃもの釣りの時期は産卵のために沿岸に戻ってくる時期に限定されます。ししゃもの釣りは10月から11月半ばまでと、釣りができる期間は決して長くはありません。この時期にししゃもの漁獲が集中的に行われます。
釣りの時期が旬の時期
ししゃもの旬の時期はししゃもの釣りの時期とほぼ一緒の時期になります。しかし、ししゃもの釣りができるこの短い期間でもししゃもの味には変化があり、それを楽しむというししゃも通もいます。
ししゃもの旬と味
10月初旬のししゃも
ししゃもは釣りができる短い期間で味が変わります。ししゃもの釣りができるようになった10月初旬のころは、脂のよく乗ったししゃもを楽しむことができます。しかし、メスのししゃもでも卵は小さく子持ちししゃもを楽しむとしたら旬の時期ではありません。
漁期後半のししゃも
ししゃもの醍醐味とも言える子持ちししゃもを楽しむとすれば、漁期後半のししゃもが旬の時期になります。お腹の中で卵が大きく膨らんだメスのししゃもを楽しむことができます。口の中ではじけるししゃもの卵がくせになります。
オスとメスの違い
ししゃもと言えば子持ちししゃもが人気ですが、実はオスのししゃもにはメスの子持ちししゃもにはない魅力があります。一般にししゃもの身の味を楽しむであれば、メスよりもオスの方が美味しいと言われています。メスだけでなくオスのししゃももおすすめです。
ししゃもの食べ方
ししゃもの美味しい食べ方
ししゃもの定番の食べ方としては、からっと焼き上げて食べるという方法が一般的です。しかし、この他にもししゃもには美味しい食べ方があります。ししゃもの美味しい食べ方として、ここで紹介したいのはししゃもの刺身です。
ししゃもの刺身が美味しい
ししゃものおすすめの美味しい食べ方としては、何と言っても刺身として食べるという方法があります。ししゃもは焼くだけでなく、刺身としても食べられる魚です。しかし、ししゃもの食べ方として刺身はあまり普及していません。
ししゃもの刺身と鮮度
ししゃもの刺身があまり普及していない理由としては鮮度の問題があります。現在、ししゃもとして流通しているものはカラフトシシャモなどの別の魚であることが多いです。刺身にするほど鮮度のよいししゃもを手にする機会は非常に少ないと言えます。
ししゃもの刺身を食べるには
ししゃもの刺身を食してみるとしたら、ししゃもが漁獲される時期に北海道に行くという方法が最も現実的でしょう。このように、ししゃもの刺身はししゃもの食べ方としては非常にレアな部類になります。機会があったら食べてみたいですね。
ししゃもの美味しい焼き方1
美味しい焼き方を紹介
ししゃもを食べるときには、焼いて食べるという人が多いでしょう。ししゃもの焼き方にはコツがあり、コツを覚えるだけでししゃもが格段に美味しくなります。ししゃもの美味しい焼き方を紹介します。
事前のししゃもの状態
ししゃもの美味しい焼き方を紹介する前に、ひとつ重要なのがししゃもの状態です。ししゃもは生の状態と冷凍の状態があります。このとき、冷凍のししゃもを使用する場合は、事前に解凍する必要はありません。冷凍されたままのししゃもを使用しましょう。
冷凍の方がいい理由
冷凍されたままのししゃもを使った方がいい理由としては、回答してしまうとその時にししゃもから出る水分からうま味が抜けてしまうからです。また、解凍しないで焼いた方が身の張りもあります。小さな魚なので冷凍でもすぐに焼くことができるので、解凍しないで調理しましょう。
ししゃもの美味しい焼き方2
焼き方にコツがあり
ししゃもを焼くときには、魚焼きグリル、フライパン、ホットプレートなどがあります。それぞれの美味しい焼き方のコツがありますので、ひとつずつ紹介します。
魚焼きグリルでの焼き方
ししゃもの焼き方としては、魚焼きグリルを使うと簡単です。グリルで焼くときのポイントは2点で、まずはじめにグリル内を予熱で温めておくこと、ししゃもを中心ではなく両脇に並べることです。これで美味しくこんがりと焼けたししゃもを食べることができます。
フライパンでの焼き方
フライパンでししゃもを焼くときには、クッキングシートを用いることで上手に焼けます。使い方は簡単でクッキングシートをフライパンの上に敷くだけです。このひと手間でししゃもを綺麗に美味しく焼くことができます。
ホットプレートでの焼き方
ししゃもを焼くときに意外におすすめなのがホットプレートです。ホットプレートで焼くときもフライパンで焼くときと同様にクッキングシートを置くと焼きやすいです。一度にたくさんの量を焼くことができるので、おすすめです。
ししゃもの料理・調理1
焼いたししゃものアレンジレシピ
ししゃもは様々な料理・調理方法がある点も大きな魅力です。例えば、ししゃもを焼いて食べるだけでも様々な調理方法があります。ひと手間でさまざまな味を楽しめる焼いたししゃものアレンジレシピを紹介します。
アレンジレシピ1:相性ばっちりのマヨネーズ
焼いたししゃもの定番の食べ方としては、マヨネーズにつけて食べるという方法があります。こんがりと焼けたししゃもとマヨネーズの相性は抜群です。おつまみとしても人気で、お酒も進みます。
アレンジレシピ2:マヨネーズにひと手間
さらにマヨネーズを少しアレンジするだけで色々な味を楽しめて面白いです。人気のアレンジではマヨネーズと七味、胡椒、山椒などがあります。マヨネーズだけの味に飽きたらぜひ試してみてください。自分の好みのアレンジを見つけましょう。
アレンジレシピ3:マヨネーズ以外の調味料
マヨネーズ以外では魚の定番調味料である醤油もししゃもとの相性がいいです。この他にもレモン汁を少し垂らしたりする食べ方も美味しいです。レモンだけでなく柑橘類は概ね相性がいいので、ゆずなどもおすすめです。
ししゃもの料理・調理2
絶品のししゃもレシピ
ししゃもをそのまま焼く以外のおすすめの調理方法を紹介します。どれも簡単にできるししゃもの絶品レシピです。家庭で簡単にできるししゃものおすすめのレシピを紹介します。
料理法1:唐揚げ・フライ
ししゃもを焼く以外の料理方法としては揚げる方法も人気です。ししゃもは唐揚げにしてもフライにしてもおいしい魚です。お好みで揚げ方で調理しましょう。揚げたししゃもはそのままでも美味しいですし、タルタルソースなどをつけても美味しいです。
料理法2:南蛮漬け
揚げたししゃもにもうひと手間加える料理方法も人気です。ししゃもの南蛮漬けです。揚げたししゃもに玉ねぎや人参やピーマンなどのお好みの野菜を酢や砂糖、みりんなどと絡ませます。あとはししゃもを漬け込んで完成です。数日食べられるおすすめのレシピです。
ししゃもの料理・調理3
焼いて良し、揚げて良し
このようにししゃもは焼いて良し、揚げて良しという非常に料理のしやすい魚です。また焼いても揚げても様々なレシピがあるので、料理していても楽しいです。家庭では少し難しいかもしれませんが、この他のししゃもの調理方法をいくつか紹介します。
生干しのししゃも人気
この他のししゃもの食べ方としては、生干しにするという方法があります。北海道のししゃもを生干しにした商品も販売されています。非常に脂が乗っていて、美味しいと評判です。卵入りの生干しししゃもも販売されています。
北海道鵡川産ししゃもC 大サイズ (雄10尾・雌10尾)
お手軽に美味しい珍味ししゃも
生干し以外では、珍味ししゃもという加工品も人気です。低温でじっくりと干したというししゃもで、鮮度を保ったままうま味を閉じ込めています。調理せずにそのまま食べられるタイプも販売されており、お手軽に食すことができます。
漬物や甘露煮も
この他にもししゃもの本場北海道ではさまざまなししゃもの加工品が展開されています。ししゃもの甘露煮やししゃもの漬物といった家庭ではなかなか調理できないラインナップが並びます。通信販売でも購入可能なのでししゃも好きにはおすすめです。
ししゃもについてまとめ
旬の時期や料理法を紹介
ししゃもの生態や釣り情報、旬の時期、おすすめのレシピなどについて紹介しました。普段何気なく食べているししゃもですが、知らないことがたくさんあります。また、機会があれば北海道の本場のししゃもを食べてみたいですね。
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