お刺身用 あいなめ 北海道産
マルフジ H-006 カレイ・アイナメ天秤 9号
ブラクリ VE803
がまかつ 大物泳ガセ仕掛 FD156 13号-ハリス10
アイナメとは?
お刺身用 あいなめ 北海道産
アイナメとはカサゴ目アイナメ科に属する魚です。日本各地に生息している魚ではありますが、意外とちゃんと見たことがある方は少ない魚だったりしますよね。
今回はそんなアイナメの特徴や生態、旬の時期から、釣り方、食べ方などまで網羅的にご紹介!是非釣りにもチャレンジしてみましょう!
アイナメの特徴
アイナメの体長は30~40㎝ほど
まずは特徴から知っていきましょう。大きさは大体30~40㎝ほどになります。ですが、特別大きなものになると50㎝を超えることがあり、60㎝の個体を見られることも。
形は紡錘形となっています。また、カサゴ目ではあるものの、背ビレの棘は固くなく、また尻尾まで続いているのです。また、尻尾の先端は丸みがありません。
アイナメの色は様々
様々な色を持つことも大きな特徴の一つ。産卵期が秋から冬なのですが、こういった時期になると雄は婚姻色である黄色が出てきます。また、環境によって赤褐色や紫褐色を出すこともあり、色がつくと見た目が鮮やかで美しくなるのです。黄色の個体を見たら、今産卵期にいるということが分かります。
アイナメの漢字と別名
この特徴的な名前は、漢字にすると「鮎魚女」、「鮎並」、「愛魚女」,「相嘗」という風に書かれるのです。鮎という字が使われているのは、大人のアイナメが鮎に少し似ているから、また性質が似ているからと言われています。
また、アイナメは北海道ではアブラコ、関西ではアブラメとも呼ばれており、どちらの別名もメジャーな呼び方ですので覚えておきましょう。
アイナメの栄養
気になる栄養価ですが、身は高タンパク、低脂肪、低カロリーと、とても嬉しい成分で出来ています。また、カルシウム、ビタミンD、ビタミンB1・B2が豊富で、是非積極的に食べたい魚と言えるでしょう。
ただし、熱するとビタミンB1が逃げてしまいますので、出来るだけ加熱時間を抑えるか、お刺身で食べるのがおすすめです。
アイナメの生態
北海道から九州北部まで、日本各地に幅広く生息しています。また、朝鮮半島にも分布。水深30mくらいの海にいることが多く、藻が茂った岩礁部に縄張りを作って生息しているのです。甲殻類や小魚などを食べて生きています。また、昼行性の魚ですので、それも踏まえて釣りで狙っていきたいですね!
アイナメの旬
アイナメの味
全国的に見られる魚ではありますが、実は美味しい高級白身魚。味わいが淡白ですので、病人食やお食い初めにも使われるお魚ですね。皮目に味があります。
昔から少し高めの値段がつけられてきた魚であり、近年でも中々値段が下がりません。スーパーなどで見かけることも少なく、料理店などで食べる機会が多いですね。
アイナメの旬は夏から冬
美味しい旬の時期は夏から冬にかけてです。ですので、釣りをする際も旬の時期に合わせると良いでしょう。旬の時期のものは脂が多くなり、お刺身にしても美味。皮も美味しい魚ですので、旬のものを釣ることが出来たら全部堪能しましょう!
アイナメの釣り方①時期と場所
アイナメ釣りの時期
本種の釣りをする一般的な時期は水温が低い時期です。というのも、産卵をする為に秋から冬にかけて岸に寄ってきて、産卵が終わると深い海に潜っていくため。堤防などから釣りをする際は、冬時期に釣りをしましょう!
また、産卵期の個体は食欲も旺盛ですので、とても釣れやすい時期でもあります。また、北海道では一年中釣りやすい魚ですね。
アイナメ釣りの場所
本種は堤防から釣ることも出来ますし、船釣りすることも出来ます。基本的に底生の性質を持っていますので、根がかりがひどい場所だと辛い思いをするかもしれません。
アイナメの釣り方②タックルとコツ
アイナメ釣り専用のロッドというものはあまりありませんので、ロッドは磯竿や投げ竿を使いましょう。遠投する場合は5mほど、チョイ投げする場合は4mくらいものがおすすめです。また、リールはスピニングリールを選び、2500番から3000番のものを選びましょう。
遠投する場合
マルフジ H-006 カレイ・アイナメ天秤 9号
投げ釣り・遠投で狙う場合は仕掛けを投げたあとに置き竿をしましょう。置き竿をして、かかるのをじっくりと待ち、アタリが来なければあおりながら仕掛けを引き寄せていき、また置き竿をします。引き寄せる際に根がかりする可能性がありますので、引きずらないように気をつけましょう。
チョイ投げの場合
ブラクリ VE803
堤防付近で軽く投げるチョイ投げをする場合は、堤防の際やテトラポットの間に仕掛けを落とし込むようにします。底まで一度落としてから、仕掛けを上げて動かし誘っていきましょう。
この場合は置き竿をせず、手に持ったままかかるのを待ちます。テトラポットで糸が切れないように注意して巻いていきましょう。
船釣りの場合
がまかつ 大物泳ガセ仕掛 FD156 13号-ハリス10
船釣りでは珊瑚礁がある部分を狙うことも多くなりますので、太めのハリスじゃないと切れてしまう可能性があります。使う重りなどはその船によっておすすめの仕掛けなどがありますので、予約をする際に聞いておくのがおすすめです。
アイナメ釣りのエサ
堤防から行う場合は、一般的にアオイソメが使われます。出来るだけ新鮮なアオイソメを使った方がいいので、釣りに出かける前に購入するようにしましょう。船釣りでは船宿指定があるかもしれませんので、予約の際に聞いておくのがおすすめです。
アイナメ釣りのコツ
最後にコツですが、本種は他の魚と違って、すぐには食いつきません。くわえてみたり吐き出したりしながら食べていくのです。ですので、食いついたと思っても焦ることなく、しっかり食べさせてから合わせるようにしましょう。
アイナメはかなり臆病者だと思っておけば間違いありません。ただし、早めに合わせてしまうというのも手です。
アイナメの食べ方・さばき方
食べ方・さばき方①ウロコ取り
見事釣れたら調理していきましょう!まずはウロコ取りからです。ウロコ取りをする際は包丁を使ってももちろん良いのですが、ウロコ引きがあると簡単なのでおすすめ。ヒレの際はウロコが残りやすいので丁寧に取りましょう。また、アイナメは軟らかい魚ですので、潰さないように力加減をして下さい。
食べ方・さばき方②頭を落として内蔵を取る
ウロコが取れたら、胸鰭と腹鰭の下に沿って頭に包丁を入れていきます。頭を落としたらお尻から腹を開いていき内蔵を出しましょう。開くと中骨のあたりに血ワタが見えますので軽く傷をつけて綺麗にします。その後水洗いをして水気を拭き取れば下処理完了です!
食べ方・さばき方③三枚おろしにする
ここからどのように調理するのかは料理レシピ次第なのですが、三枚おろしにする場合は、背ビレに沿って尻尾から切り込みを入れていきましょう。次に、腹側からも切り込みを入れて半身をとります。反対側も同じようにすれば三枚おろしが完了。刺身にする場合は更に腹骨をすき取り、皮引きをします。
アイナメの料理レシピ
料理レシピ①刺身
おすすめ料理は様々ありますが、まずはお刺身で食べてみましょう!お刺身はそのままの味が分かりますので、まず試したい料理ですよね!
大型のアイナメの方が美味しいので、大型のものをとれた場合に刺身調理をしてみて下さい。また、包丁の切れ味で刺身の味が変わりますので、包丁を研いでおくことも大切です。
料理レシピ②焼き魚
上記画像のような焼き魚にする時は、三枚おろしなどの下処理調理が必要無いので楽ですね!塩焼きにする場合は単純に塩を振って焼いていくだけですので、時間が無い時にもおすすめの調理方法です!是非試してみて下さい。
料理レシピ③煮付け
お魚料理と言えば煮付け調理も外せませんよね!アイナメと言えば煮付けと言われるほどで、とても人気の高いレシピです。
必要なものは生姜とお酒、砂糖と醬油とみりんだけ。ウロコとエラ、内蔵をとったら、フライパンに各材料を入れて沸騰させ、アイナメを入れて熱を通しましょう。照りが出てきたら完成です。
料理レシピ④ムニエル
白身魚ならムニエルでの食べ方も外せませんよね!ムニエルも調理方法は簡単。アイナメに塩コショウをかけ、両面に薄力粉をまぶし、フライパンで焼いていきます。
片面を焼いたらバターを入れてからひっくり返し、バターを絡めていきましょう。バターが茶色くなってきたら器に盛り、バターにレモン汁を混ぜてからお魚にかけて完成です。
アイナメに関しての評価
とにかく美味しい
こちらはアイナメ尽くしの料理たちです。刺身から煮付け、卵から肝までどの部位も美味しいと書かれています。色々な料理に出来るアイナメ。アイナメが釣れるとその日はとても楽しい食事となりますので、是非アイナメ釣りにチャレンジしてみましょう!
別名が意外と知れ渡っている
アイナメって、関西ではアブラメとも呼ばれてるよね。
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) June 3, 2018
こちらのツイートでは、関西圏で呼ばれている別名について書かれています。北海道ではアブラコ、関西ではアブラメと呼ばれているアイナメですが、普通の魚は別名があってもあまり呼ばれないことがあるのです。
しかし、アイナメは普通にアイナメ意外の別名で呼ばれることが多いので、別名を知らないと分からなくなることも。アブラコとアブラメだけは覚えておきましょう。
シーズンを満喫
シーズンはアイナメをゲットするチャンス。釣りを楽しんでから、お刺身三昧で楽しめるなんて素敵な趣味ですよね。釣りを普段されない方も是非アイナメ釣りにチャレンジしてみましょう!
まとめ~アイナメとは~
今回の「アイナメとは?釣り方や旬の時期、美味しい食べ方&レシピをご紹介!」はいかがでしたか?
生態や特徴、釣り方や食べ方・調理方法などまで網羅的にご紹介させて頂きましたが、今すぐ釣りたくなった、食べたくなった方も多いのではないでしょうか。全国で釣ることが出来る魚ではありますが、釣りやすい時期もありますので、住んでいる地域と時期を考慮しつつ狙ってみて下さい!釣れた際には色々な料理で楽しんでみましょう!
アイナメが気になる方はこちらもチェック!
今回はアイナメについて紹介させて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」には他にも様々な魚・釣りに関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。
魚の締め方まとめ!血抜きや神経締めなど釣った魚の持ち帰り方を解説!
釣った魚はできるだけ新鮮に持ち帰って食べることも釣りの楽しみのひとつ。そのためには釣った魚を手早く締める締め方を知ることが必要です。その中で...
「あんこう」とは?その生態と旬の時期、鍋以外の調理方法・レシピをご紹介!
あんこうといえば冬の味覚。あん肝やあんこう鍋など高級で美味な料理になる魚です。あんこうは魚の中でも道具を使って捕食する魚として知られています...
「マダラ」とは?その生態やおいしい食べ方をさばき方含めてご紹介!
マダラは、クセのない味でお鍋などにもおすすめの魚です。熱を加えても方うなりにくいので、食べ方もいろいろ楽しめます。冬に欠かせない魚ともいえる...