シマノ(SHIMANO) ミノー 熱砂 スピンブリーズ 120mm 30g カガヤキヒラメキャンディ 32T OM-230P ルアー
オーナー 船ヒラメの基本 シングル 12-5
ヒラメとは?
ヒラメとはカレイ目カレイ亜目ヒラメ科に属する魚の一種です。カレイよりヒラメの方がなんとなくメインの魚だと考えている方も多い様子ですが、実はカレイ目の魚だったのです。また、ヒラメは漢字で「鮃」と書きます。魚に平という文字がついており、見た目を表した漢字となっていますね。今回はそんなヒラメについて紹介していきます!
ヒラメの特徴
左側に目がある
カレイとヒラメってどこが違うんだろう?と考えている方も多いのではないでしょうか。両者の大きな違いは目の付き方にあります。俗に「左ヒラメ、右カレイ」などと言われているのですが、ヒラメは左側に目がついており、カレイは右側に目がついているのです。また、カレイの方が口が小さく、ヒラメの方が歯がするどいという特徴もありますね。
ヒラメの大きさは様々
大体のイメージがあるかと思いますが、実は皆さんが思うよりも大きくなるヒラメもいます。ヒラメと近縁にあたる外国の魚は、なんと1mになるものもいますね。逆に、アラメガレイという日本近海にいる種類はなんと数センチしかありません。一口にヒラメと言っても様々なものがありますが、私達が口にするものは大体20~40㎝ほどのものが多いですよね。
ヒラメとカレイは区別されていなかった
今でこそちゃんと区別されているヒラメとカレイ。実はこの二つは19世紀以前には区別されていませんでした。確かに、似たような見た目の魚ですので、区別しなかった気持ちも分かりますよね。この頃は大きいものをヒラメと言い、小さければカレイと呼ばれていたのです。それが19世紀に入ってちゃんと分類されるようになり、今に至ります。
ヒラメの別名
基本的にヒラメと呼ばれている本種ですが、別名、地方名があります。カレ、オオグチグレ、ソゲなどの特徴的な名前がありますね。北海道ではテックイと呼ばれたり、東京湾で釣れた小さいものはソゲと呼ばれています。ただし、どの地域にいってもヒラメという名前で通じますので、無理に別名や地方名を覚える必要はありません。
ヒラメに因んだ小話
これは少し豆知識のようなお話しになりますが、ヒラメは常に上を向いて暮らしていますよね。その為、常に出世だけを考えて上司のご機嫌を伺い媚びる人間を「ヒラメ人間」などと読んで揶揄することがあるのです。もちろんヒラメにそんなつもりはありませんが、こういった小話があることも覚えておきましょう。
ヒラメの生態
ヒラメは夜行性
様々なイメージを持たれている魚ですが、実は夜に活動する夜行性の生物です。昼間は砂の中に隠れていますので何処にいるのか中々分からない魚ですね。活動しだすと、海底付近を泳ぐ小魚や甲殻類、貝類などを食べています。大人になる頃にはほとんど魚ばかり食べるようになりますね。素早い動きが出来ますので小魚もちゃんと捕まえられます。
冬と夏では住む場所が変わる
実は時期によって生息する場所を変えるという特徴もあります。冬場は深い海で生息し、産卵期である春から夏時期には浅い海まで出てくるのです。産卵期に産んだ卵から生まれる稚魚は、見た目が普通の魚。ですが、大きくなるに従って目が片側に移動していき、平べったい印象になっていくのです。なんとも不思議な魚ですね。
ヒラメの旬
ヒラメの味は?
気になるのはやっぱり味!しかし、多くの方が食べたことがある魚ですので、説明不要の部分もあるかもしれませんね。とても美しい白身を持っており、その身は熱を通しても固くなりにくいので、焼き魚や煮付けといった熱を通す調理方法にとても合います。また、旬のものであれば脂が乗りますので、お刺身やお寿司にしても絶品です。
ヒラメの旬
最も美味しくなる旬の時期は、秋から春までの寒い時期です。特に旬の真っ最中である冬が一番脂が乗り、かつ身も引き締まっていて美味しいですね。逆に、旬を過ぎてしまいますと瘦せてしまい美味しくなくなってしまいます。とはいえ、養殖ものや輸入物はまた事情が異なりますので、旬じゃなくても美味しいものは出回っていますね。
ヒラメの釣り方①時期と場所
ヒラメ釣りの時期
一年中釣れる魚ではありますが、季節ごとに狙い方が変わってくるのも特徴の一つ。春は河口やワンド、夏には磯や岩礁、秋は急深サーフの浪打ち際、冬は河口がおすすめです。一番美味しい旬の時期である冬に釣りを場合、ヒラメも活動的ではない時期ということを考慮して、速いアクションよりもゆっくりとした動きを見せましょう。
ヒラメの釣り方②ルアーと餌
ヒラメのルアー釣り
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基本的にルアーで釣ることが多いヒラメ。よく見ると結構鋭い歯を持っている魚で、小魚を積極的に食べていますので、ルアーで釣ることが出来ます。おすすめのルアーは重さが大体25gから35gくらいのもので、しっかりとアクション出来、カラーもアピール出来るルアーを選ぶようにしましょう。ヒラメ用のミノーも販売されていますので、是非使ってみて下さい。
ヒラメのエサ釣り
オーナー 船ヒラメの基本 シングル 12-5
基本的に虫エサには食いついて来ませんので、イワシなどを使って泳がせ釣りさせることになります。上記画像のような専用の仕掛けがありますので、魚の上口に針をつけて泳がせましょう。ヒットしても中々エサを飲み込まないので、少し待ってから合わせると上手くいきます。
ヒラメの食べ方・さばき方
食べ方・さばき方①ウロコ取り
まずは通常の魚と同じくウロコ取りをしていきましょう。包丁を使っても良いのですが、金ダワシを持っている方は金ダワシを使うのがおすすめ。頭から尻尾までゴシゴシこするだけで簡単にウロコが取れていくので楽です。包丁を使う場合は、こするよりもウロコの下に包丁を入れてすいていく方が楽なのでおすすめです。裏の白い部分も同様にすいていきましょう。
食べ方・さばき方②頭を落として内蔵をとる
ウロコ取りが終わったら、頭を落として内蔵をとります。頭を落とす時は胸鰭の根本に刃をあてて、胸鰭ごと頭を落としましょう。お尻からお腹を開いて内蔵を出したら、お腹の中の血ワタも掃除して水洗いをしてしまいましょう。しっかり洗ったら水気を拭き取ります。
食べ方・さばき方③5枚おろしにする
通常の魚は三枚おろしですが、ヒラメは五枚おろしにします。背身と腹身の間に切れ目を入れ、尻尾の付け根にも切れ目を入れます。次に、背ビレから包丁を入れ、尻尾までいったらお腹側から切っていき、一枚一枚分離させていきましょう。一度に一枚をおろそうとするのではなく、両側から刃をいれるのがコツです。
食べ方・さばき方④えんがわを切って皮をひく
五枚おろしにした節身から、えんがわを切り取りましょう。このえんがわも大変美味しい部分です。えんがわを切り取ったら、尻尾の方から、皮と身の間に包丁を入れて、皮をはがしとっていきます。身が上、皮が下になり、右手で包丁、左手は皮をつまんでいる状態ですね。
ヒラメの料理レシピ
ヒラメの料理レシピ①お刺身
ひらめのおすすめ料理レシピといえばお刺身です!お刺身にする時は柳刃包丁を使い、お刺身っぽくなるよう斜めにそぎ切りしていきましょう。柳刃がなければ洋包丁でも構いません。お刺身は切り方で味が変わってしまう料理ですので、切れ味の良い包丁で切って下さいね。えんがわも合わせてお刺身にしてしまいましょう!
ヒラメの料理レシピ②煮付け
お刺身と並んで大人気な料理レシピが煮付けです!カレイも煮付けにすると美味しいので、同じく美味ですね!簡単な作り方としては、醬油とみりん、砂糖、お酒、水、生姜を入れた鍋にひらめを入れ、15分ほど煮たあとに味を馴染ませれば完成です。煮付けはとても簡単な調理方法ですが、味わい深いものですので是非作ってみましょう!
ヒラメの料理レシピ③唐揚げ
お刺身、煮付けに続いて、フライや唐揚げといった調理方法もおすすめです!五枚おろしにしたものを唐揚げにしてもいいですし、十字に切れ目を入れたものをそのまま唐揚げにするのも良いですよね!レモンを添えたりして、お好みの味付けで頂きましょう!一口大に切って美味しいタレを染み込ませておいてから唐揚げにするのもおすすめです!
ヒラメの料理レシピ④ムニエル
ひらめの料理レシピと言えばムニエルをイメージする方も多いのではないでしょうか?ムニエルの調理方法はとても簡単で、ひらめに塩、こしょうをふって小麦粉をまぶしておきます。フライパンにバターを熱してひらめの両面を焼きましょう。焼けたら器にひらめを移し、フライパンに残ったバターにレモン汁を加えて、煮詰めてからひらめにかけて完成です!調理方法は簡単なのにとてもおしゃれですね。
ヒラメの料理レシピ⑤塩焼き
塩焼きも魚の料理レシピに欠かせない調理方法ですね!塩焼きにするときは、下味をしっかりつけると上品な味になります。五枚おろしにしたひらめにお酒と塩をふり、一日置いておきましょう。翌日、皮に切り込みを3本入れてからグリルで焼けば完成です。焼く時は中火で焼いていき、仕上げに強火で焼き目をつけるのがコツ。
ヒラメに関してのTwitter
ひらめは調理が大変?
魚の調理法にツイッターが湧き上がってるようだが、3枚ぐらいはド素人でも結果下手くそでもできるだろwww。
— ケムンパ (@kemnpa) June 1, 2018
5枚(いわゆるカレイとかヒラメの捌き方)は大変だろうがwww。
こちらのツイートでは、ひらめやカレイの調理に関して書かれています。ひらめは調理をする際に五枚おろしにするのが定番なのですが、五枚おろしをしたことがある方は多くありませんので、慣れないとたいへんかもしれません。とはいえ、背身と腹身のところを分けておろしているだけとも言えますので、三枚おろしが出来るなら容易に出来るはず。是非チャレンジしてみましょう!
ジェリーミートに注意
ヒラメ捌いたら身がドロドロに溶けてて調べたらジェリーミートって状態らしく寄生虫の一種に宿主が死ぬとたんぱく質を分解する成分を出す奴がいてそいつに寄生されてるとそうなるみたい。。初めて見たわ
— 釣人K (@turi__k) May 27, 2018
こちらのツイートでは、ひらめの身が溶けるジェリーミートについて書かれています。ジェリーミートとは肉の異常状態で漁獲された魚がどんどん軟化していき、崩壊・液化していくことを指します。ひらめやカレイだけではなく、カツオやマグロ、カジキなどでも見ることがある症状です。これは寄生虫によって肉質が分解されている現象です。
まとめ~ヒラメとは~
今回の「ヒラメとは?釣り方のコツと旬の時期を解説!さばき方や人気レシピもご紹介!」はいかがでしたでしょうか?
ひらめの生態や旬から、食べ方、調理方法、釣り方などまで網羅的に紹介させて頂きましたが、今すぐ釣りたくなった方も多いのではないでしょうか。とても美味しい魚ですので、釣れると嬉しいですよね。一年中釣れる魚ではありますが、特に寒い時期に美味しくなりますのでチャレンジしてみましょう!
ヒラメが気になる方はこちらもチェック!
今回はヒラメについて紹介させて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」では他にも様々な魚・釣りに関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。
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