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最強の甲殻類「シャコ」とは?その生態や食べ方、旬の時期をご紹介!

シャコをご存知でしょうか?最強の甲殻類とも呼ばれており、そのパンチはどんな獲物も倒してしまう程で、多くのダイバーが被害に合っていますね。今回はそんなシャコの特徴や生態、食べ方、旬の時期、調理方法などまで解説していきます!
更新: 2021年12月7日
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目次

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シャコとは?

甲殻類シャコ科の節足動物

なんとなく知ってはいても、詳しい方は多くありませんよね。まず、シャコは甲殻類シャコ科の節足動物です。節足動物とはクモやムカデなど、足がいっぱいある生き物とイメージすると良いでしょう。

なんとなく見た目が嫌で毛嫌いする方もいますが、旬のシャコはとても美味しいので、食わず嫌いはもったないかもしれません。今回はそんな本種について解説していきます!

シャコの漢字や地方名

漢字では「蝦蛄」と書きます。ちょっと難しい漢字ですね。日本の多くの地域でそのままシャコと呼ばれていますが、一応地方名も存在し、シャコエビ、ガサエビ、シャッパなどがあります。確かに見た目がエビっぽいので、シャコエビという地方名には納得がいきますね。

シャコの生態・特徴

シャコの大きさや外見の特徴

大きさは大体12~15㎝ほどですので、大人の手のひらより少し小さい程度の大きさです。そのサイズ感もあって、かなりエビと近しい生き物のように見えるのですが、実はエビとは結構遠い関係です。

エビの仲間かとつい思ってしまいますが、そんなに近しい親戚でも無いのですね。見た目の最大の特徴は前についている大きな捕脚と飛び出した複眼です。

シャコの生態

内湾や内海に生息し、普段は泥底に巣穴を掘って潜んでいます。餌は貝や魚、イソメなどを主に捕まえて食べています。貝などをどうやって食べるのか疑問に思うかもしれませんが、実はシャコはかなり強力な攻撃方法を持っており、その為甲殻類最強とも言われているのです。タコなどに勝つこともあるんですよ。

シャコは甲殻類最強!

シャコパンチの破壊力が凄すぎる!

体の前の部分に大きな捕脚があるのですが、その捕脚を高速で敵に当てることで貝殻を割り、中身を食べています。この捕脚での攻撃力が想像を絶するもので、例えばシャコを水槽で飼育したとしたら、水槽のガラスが割れてしまうこともあるのです。触ろうとすれば指が大怪我をしますので、安易に手を出してはいけません。

シャコの攻撃でダイバーがよく怪我をする

いくら気をつけようと思っても、泥底の穴に潜んで生活をしています。ですので、ダイバーが不意に踏んだ地面の付近に潜んでおり、ダイバーの足に攻撃、大怪我をしてしまうといった事故がよく起きています。

中々避けようにも避けられないことですので、対応が難しいところですね。生態をよく理解しておき、出来るだけ気をつけましょう。

環境の変化にも強い!


とても攻撃力の高い本種ですが、実は生命力もとても強く、もし東京湾の汚染が進んでも最後まで生き残る生物だろうと予測されています。雑食で何でも食べられる上に、環境適応力が高く、攻撃力も高い。

色々な角度から見ても、甲殻類最強と言えそうですね。ただし、水からあげるとすぐに死んでしまいますので、強いのは海の中だけです。

シャコの旬

海老よりもあっさりとした味のシャコ

どんな味なのかも気になりますよね!エビよりもあっさりとした味をしており、好き嫌いが分かれることがあります。味は美味しいのですが、エビの味と比べてしまうのですね。

主にお寿司にされて食べることが多いのですが、卵巣はカツブシという料理になり珍重されます。また揚げ物にするのもベターな食べ方で、とても美味しいですね。

産卵期である春から初夏がシャコの旬

味が良くなる旬の時期は春から初夏にかけてです。この時期のものはとても美味しくなりますので、苦手意識がある方も是非食べてみて下さい。また、旬の時期は産卵期でもありますので、雌は卵を持ちます。この卵がとても美味しいので、それも是非食べてみて頂きたいですね。旬の新鮮なものであれば刺身にすることも出来ます。

シャコの産地

シャコの産地①愛知県

漁獲量日本一の産地と言えば愛知県。中でも知多の豊浜漁港という港では水揚げ量が県内一となっており、産地として有名ですね。特に旬の時期である4~5月あたりには沢山獲られ、多くの地域で販売されます。本種にはコラーゲンも多く含まれており、美容が気になる女性も沢山食べているようですね。

シャコの産地②北海道小樽

愛知に続いて産地として有名なのが、北海道小樽です。小樽のものは、旬の時期である春も美味しいのですが、秋も美味しくなります。秋シャコは身がひきしまっており、普段は雌の方が価格が高いのですが、秋シャコは雄の方がおいしくなります。

また、北海道のものはサイズが少し大きめなのが特徴。立派なシャコを食べられるのは嬉しいですね。

シャコの産地③岡山県

岡山県も産地の一つで、郷土料理にばら寿司という料理があるのですが、その料理にシャコが使われています。また、岡山県の笠岡市では市の魚にシャコが定められており、シャコの街とされていますので、産地らしさがありますね。岡山県ではそのまま食べるレシピはもちろん、丼にして食べる料理レシピも大人気です。

シャコの価格

10匹で2000~3000円程度

シャコ10尾(メス)

出典:楽天
出典:Amazon
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出典:Amazon
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どんな生き物なのかが分かったところで、食べてみたくなった方もおられるかもしれません。そうすると気になるのは価格ですよね。売っているお店や時期でも値段は変わってきますが、大体のイメージとして、10匹で2000~3000円くらいです。つまり、一匹200円~300円くらいということですね。珍しく感じる生き物ですが、案外低価格です。

シャコは雌の方が1.5倍の価値がある


実は雌雄でも価格が違い、雌の方が価格が高いことが多いです。これは、旬の時期になると卵を持っていることが多く、その卵の価値とも言えます。卵はとても美味しく、また珍味にすることも出来ますので珍重されていますね。価格は上がってしまいますが、とても美味しいので是非食べてみて下さい。逆に、雄の方が美味しい時期もあります。

シャコの食べ方・調理方法

食べ方・調理方法①シャコは生きた状態で湯がく

シャコを何かしらの方法で生きたまま頂いたら、生きたまま沸騰したお湯に入れましょう。死んでしまうとすぐに状態が悪化していく為です。その際は3%だけお塩を入れます。茹でる時間の目安は大体7~10分間。茹ですぎると味が悪くなり、茹でが足りないと殻がとりづらくなってしまいますので、初めてなら10分間茹でるといいでしょう。

食べ方・調理方法②殻をむく

殻が固く尖っているので、指の怪我に注意して剥きましょう。まず頭をハサミで切り落とし、そのまま足も切っていきます。大体の殻をハサミで切り落としたら、腹側の殻を外していき、最後に表側の殻を外します。剥けたら調理していくのですが、塩茹で状態になっていますので、剥きたてをそのまま食べるのもとても美味しい食べ方です。

シャコの料理レシピ

料理レシピ①寿司

シャコの料理レシピと言えば、やはりお寿司ではないでしょうか。お寿司屋さんで初めてシャコを見たという方も多いはずです。自宅でお寿司作りをするのも楽しいものですので、是非作ってみて下さい。塩茹でしたシャコを寿司用の酢飯に乗せるだけですので、調理方法はとても簡単ですね。

料理レシピ②天ぷら

天ぷらもおすすめの料理レシピです。お寿司にするか天ぷらにするかというくらい代表的な料理レシピですので、手に入ったらどちらかのレシピを試してみて下さい。

特に細かな調理方法の指定は無く、スーパーで販売されているようなボイルしたものを水で溶いた天ぷら粉につけて揚げるだけ。エビに似たところがありますので、味付けも特に悩むことはなく、お好きな味付けで頂きましょう!

料理レシピ③その他

他にも色々な調理方法があり、汁物にするも良し、煮つけにするも良しですが、面白いのは素揚げ調理かもしれません。小振りのものであれば素揚げにしてみて下さい。サクサクと食べられますのでとてもおすすめです。調理せず、塩茹でしたものをそのまま頂いても美味しいので、お好きな調理方法で楽しみましょう!

シャコに関してのTwitter

シャコの生態にビックリ

こちらのツイートでは、生態や見た目に驚いた様子が書かれています。どんな存在なのかをあまり知らない方が多いので、生態を調べると驚くかもしれませんね。中でも驚きなのは、環境適応力が高いことと、パンチがあまりに強いことでしょうか。

見た目も強烈で、嫌う方はとことん嫌います。味は美味しいのですが、苦手意識を持つと食べられなくなりますね。

生態が気になりだすと止まらない


生態を調べるとすぐに出てくるのが、強靭なパンチ力。実はパンチがあまりにも強くて速いため、パンチを放つと周りの海水が一瞬だけ沸騰し、あまりのスピードに光も放ちます。

冗談みたいなお話しですが真実のお話しで、そのパワーはベンチプレス70~150㎏分にも及びます。

食べ方はそのままが一番?

こちらのツイートでは、おすすめの食べ方が書かれています。多くの調理方法があるシャコですが、本当に好きな方は塩茹でにしてそのまま食べるのを好む人が多い様子。特に複雑な味付けをしなくても美味しいので、初めて食べる際は是非そのまま食べてみて下さい。特に旬のものはそのままでも美味しくなっていますのでおすすめです。

産地のスーパーには沢山並んでいる

こちらのツイートでは、産地のスーパーに沢山並んでいることが書かれています。あまり馴染みの無い方も多い本種ですが、産地に行けば普通に並んでいますので、機会があれば一度行ってみて下さい。産地のものはやはり新鮮ですので、味も当然違います。

食べたことがあるけど美味しくないと思っていた方も、産地でとれたてのものを食べると評価が変わることがあります。

シャコ寿司に緊張

こちらのツイートでは、初めてのお寿司に緊張する様子が書かれています。エビに似た見た目をしていますが、なんとなくグロテスクな印象も受けますよね。特に、寿司はそのまま頂くレシピですので、より緊張度が増すかもしれません。

寿司で頂く時に注意なのが、安いお店で食べると鮮度が悪い場合があり、あまり美味しく感じられないことがあること。新鮮なものは美味しいので、是非産地で食べてみて下さい。

まとめ~シャコの生態~

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今回の「最強の甲殻類「シャコ」とは?その生態や食べ方、旬の時期をご紹介!」はいかがでしたでしょうか?

特徴や生態、食べ方、料理レシピなどの色々な部分を紹介させて頂きましたが、食べてみたくなった方も多いのではないでしょうか。先述しましたが、鮮度が悪いものを食べるとガッカリする場合もありますので注意して下さいね。本当に新鮮なものはとても美味しいので、機会があれば食べてみましょう!

シャコが気になる方はこちらもチェック!

今回はシャコについて解説させて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」では他にも様々な魚・釣りに関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。