高谷池ヒュッテを予約して日本百名山にGO
大変人気の有る高谷池ヒュッテは、日本百名山の妙高山(写真)と火打山の間にあります。美しい湿原である高谷池のほとりに立つ三角屋根の山小屋です。予約殺到ですから、宿泊予約は早めにしましょう。土曜日の宿泊はシーズン前にいっぱいです。
妙高山は登山、温泉、スキー、自然が人気
笹ヶ峰方面から見ると並んでそびえる妙高山、火打山、焼山を合わせて、頸城三山呼んでいます。その中でも妙高山は山塊の代表の風格があります。越後富士とも呼ばれる美しい山容と、赤倉、池ノ平、関、燕などの温泉、そして山麓の多くのスキー場があり、関東、関西方面の観光客の人気が高い観光地です。
妙高山・火打山の二山制覇
妙高山と火打山はともに日本百名山の山です。標高2446mの妙高山、深田久弥はその著書の中で、関山付近から見た姿が一番見事で、中央火口丘とその両側の外輪山が両襟を掻き合わせたようであると書いています。標高2462mの火打山については、妙高や焼は人目を引くが、火打は案外見逃されているが、よく見ると悠揚とした姿がより美しいとしています。この2つの百名山が高谷池ヒュッテの両脇に有るのですから、ぜひ2つの山を制覇したいですね。
高谷池の自然
写真は、高谷池ヒュッテから見た紅葉の高谷池です。ここ高谷池湿原と天狗の庭湿原は、高山植物の宝庫と言われています。北アルプスの展望に加えて、地上の楽園ともいえる美しい光景が楽しめます。夏には、ハクサンコザクラ、チングルマ、コバイケイソウ、ヨツバシオガマ、ツガザクラなどが開花します。
山小屋とは
山小屋とは、山(山頂、稜線、峠、麓など)にある宿泊、休憩や避難ができる施設のことをいいます。小屋の番をする人(管理人)がいる有人小屋と、いない避難小屋に分類されます。
有人小屋
写真は黒沢池ヒュッテです。やはり、妙高山と火打山の間にある山小屋です。有人小屋は開設期間中は管理人がいますから、ほとんどは宿泊と朝夕の食事がついています。また、寝具も揃っています。場所によっては売店があり、缶詰などの食料品や清涼飲料水、ビール、Tシャツ等の記念品を売っているところもあります。また、有人小屋の中には素泊まりの宿泊客用の炊事場や、幕場(あるいは天場)といってテントを利用する登山者のために指定されたスペース、指定キャンプ地がある場合もあります。
避難小屋
避難小屋は天候急変時や休息、食事をするための緊急避難用の小屋と、自炊・寝具持参の宿泊を念頭に置いた無人の小屋があります。綺麗に整備されているところもありますから、利用前に評判を調べておくと良いでしょう。雨風を凌ぐには、テントよりも安全です。この地域では、大沢ヒュッテが無人の避難小屋です。
ヒュッテは有人の山小屋
山小屋は小屋のほか、ヒュッテ、山荘、ロッジ、〇〇荘の呼び方があります。そういった宿泊施設が必ず山小屋であるとは限りません。登山口にある山小屋には、旅館ですが小屋の名前のところもあります。温泉がある山小屋は〇〇温泉となっている場合もあります。しかし、避難小屋は、〇〇避難小屋と名乗ることになっています。ヒュッテはドイツ語で言う山小屋で、これは高山や高原にある山小屋を指します。ですから、高谷池ロッジも有人の山小屋の範疇です。
高谷池ヒュッテはおすすめ
- 写真の三角屋根の建物が高谷池ヒュッテです。右側にテント場が見えます、手前の高谷池の畔に自然とマッチするようにあります。ここでは、この人気の高いおすすめ高谷池ヒュッテについて詳しく紹介します。まずは、評判がよく予約が殺到していますから電話で空室を確認し急いで予約しましょう。
高谷池ヒュッテの位置
上の地図を御覧ください。妙高山と火打山の間に高谷池ロッジが有ることがわかります。ここは、笹ヶ峰登山口から入り、谷を登り黒沢岳山頂を通過して到着します。火打山、妙高山、焼山などの山々に登る際の経由地として利用されます。
高谷池ヒュッテ予約状況
高谷池はとても人気があり、評判のいい山小屋です。ですから、7月、8月のシーズンはあっという間に予約で一杯になります。また、週末の土曜日はもう10月まで満室です。できれば、平日の宿泊がおすすめです。繁忙期に予約したい場合は、シーズン前からの予約が必要です。直ぐにホームページを見て予約しましょう。電話予約が優先ですからおすすめです。テント場は先着となっています。
高谷池ヒュッテはなぜ人気
高谷池ヒュッテが予約が取りにくいのは、利用した人の評判がよいからです。Facebookのアドレスをクリックしてみましょう。雰囲気がわかります。いろんな評価がありますが見てみると、目の前の景色が素晴らしいこと、妙高市で経営している公共の施設であること、宿泊料金が比較的安いということ、予約状況がHPで確認できるということ、そして食事のための自炊設備が完備していることなどが要因として挙げられます。
高谷池ヒュッテの景色
高谷池ヒュッテは、目の前に高谷池が広がっています。高谷池は池というより湿地(池塘)です。季節によっても変わりますが、湿原の中に無数の池が出現します。全体が水に覆われるときもあります。四季折々いろんな姿を持っています。夏はハクサンコザクラが魅了し、秋は紅葉の絶景が広がります。また、高谷池の畔に立つヒュッテの姿がまさに美しくおすすめの撮影場所です。
高谷池ヒュッテの宿泊
高谷池ヒュッテは1泊朝夕食事付きで7200円です。この値段が高いか安いかは、人によって異なると思いますが、この近隣の山小屋の中では安く設定してあります。公共の宿ということからだと思います。数年前にリフォームし現在もトイレを修理しているということで、施設も比較的きれいです。ここから望む星空も人気です。
高谷池ヒュッテの食事
高谷池ヒュッテの食事はあまり良いという評判はありません。周りのヒュッテのほうがいいという評価も見られます。一方、ここは自炊場が充実しており、ガスコンロ・鍋・フライパン・ヤカン・包丁・食器・お箸など使用できるということでの高評価が目立ちました。食事は軽めで、後は自炊でお願いしますという姿勢なのかも知れません。炊事場はテント泊の方も利用できます。
高谷池ヒュッテあれこれ
その他、高谷地ヒュッテについて紹介します。
高谷池ヒュッテは混雑具合がわかる
宿泊の空き状況がネットで見られることから、予約がしやすのかも知れません。毎年4月1日から予約を受け付けますが、下記の土曜日はあっという間に埋まります。混み合うことが、逆に人気を読んでいるのかも知れませんね。
トイレは有料
トイレは比較的清潔ですが有料で、宿泊者以外はペーパーの持ち帰りということのマイナス評価もあります。山の環境を守るという視点ではよいことなのですね。現在改修しているトイレがどうなるかはわかりません。
テント場が美しい
高谷池ヒュッテのテント場は、高谷池の畔で絶好の立地です。また、砂地に30張と大きめのテント場です。1張りの料金が410円という安さも評価高い理由です。自炊場も使えるので人気が高いです。ただ予約ができないので、早めの到着がおすすめです。
宿泊者は15時厳守
ここでは、必ず15時までに到着するよう厳しく言われます。安全面の配慮なのでしょう。ちょっと厳しいという口コミも目立ちますが、公共の宿ということですので守りましょう。
細かいお金が必要
妙高市が経営していますので、料金設定が安くなっています。その代わり、価格が細かく設定してありますから、小銭を用意しておきましょう。
高谷池ヒュッテへのアクセス
笹が峰登山口から
笹ヶ峰までのアクセス
車・バスでのアクセスは、JR妙高高原駅から笹ヶ峰高原への直行バスが5〜11月に運行しています。 マイカーでのアクセスは、関越自動車道妙高高原ICから約17kmで笹ヶ峰に着きます。駐車場は150台収容が可能です。満車の場合は、少し下の笹ヶ峰キャンプ場駐車場へ駐車します。こちらはトイレと自販機があります。
高谷池ヒュッテへのアクセス
笹の峰に登山口があります。ここに登山ポストがあります。ここから谷に沿って登り黒沢橋、富士見平、黒沢岳山頂を通るのが一番は早いアクセスです。約3時間半、5.7kmのアクセスです。
妙高高原山頂駅から
新赤倉温泉までのアクセス
電車・バスでのアクセスは、北陸新幹線で長野駅、しなの鉄道北しなの線に乗り換え妙高高原下車です。マイカーでのアクセスは、関越道から上信越道に向かい、妙高高原I.C出口です。
妙高高原スカイケーブル山頂駅からのアクセス
新赤倉温泉から妙高山を超えてアクセスする方法もあります。スカイケーブルの山頂駅から約7時間半8.4kmのアクセスとなります。
燕温泉から
燕温泉までのアクセス
電車・バスでのアクセスは、北陸新幹線で長野駅、しなの鉄道北しなの線に乗り換え妙高高原下車です。マイカーでのアクセスは、関越道から上信越道に向かい、妙高高原I.C出口です。
燕温泉からのアクセス
燕新道を通り、妙高山を迂回するルートです。約5時間半7.5kmのアクセスです。
妙高山・火打山周辺の山小屋
この山域に有る山小屋の概要です。
明星荘:笹ヶ峰登山口:電話0255-86-6011
黒沢池ヒュッテ:笹が峰登山口から燕温泉コース途中:電話0255-86-3911
高谷池ヒュッテ(完全予約):笹ヶ峰登山口から火打山コース途中:電話0255-86-3911
休暇村妙高:関温泉コース:電話0255-82-3168
大家ヒュッテ(避難小屋):妙高山頂下:連絡先 妙高市観光商工課
笹ヶ峰ヒュッテ:例年夏に約2週間・秋に10日間一般に開放してます。食事なしの自炊です。
まとめ
評判の高い高谷池ヒュッテの魅力が分かったでしょうか。ここに宿泊することで、妙高山と火打山という日本百名山を2つを一気に登ることができます。また、山と湿地がなす光景や四季折々の高山植物など、とても評判のいい自然を体験することができます。ぜひ、ヒュッテに宿泊して日本百名山に登りましょう。
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