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trangia(トランギア) ブラックプレート TR540020
メスティンをテフロン加工にすると便利?費用は?
アウトドアでのフライパンやクッカーとしてメスティンを使った炊飯や調理をされているブログや動画はたくさんあります。持っていないけれどメスティンという名前だけは聞いたことがある、見たことがあるという人も多いでしょう。
そんな人気のメスティンの中でも時に黒いかっこいいタイプを見かけたことはありませんか?それはもしかしたらテフロン加工されたメスティンかも知れません。
かっこいい黒いメスティンはどんな利点があるのでしょう。販売されているの?どのくらい費用がかかるの?メスティンのテフロン加工が気になる人のハテナを調べてみました。
メスティンとは
トランギア社製
メスティンを作っている会社はスウェーデンにあるトランギア社。トランギア社の創始者John E.Jonssonは1925年に家庭用調理器具を作る会社としてトランギアを設立。次第にアウトドアブームの需要を見越してアウトドアの調理器具を作り始め現在に至ります。
メスティンはアルミ飯ごう
メスティンだけでなく、トランギア社のクッカーやフライパンはアルミ製であることが多いです。トランギアの綴りであるTrangiaの最後の二文字iaは「in aluminium」(その前の文字は製造場所である村の名前から取っています。)。
アルミニウムクッカーにこだわりのある会社なのです。軽くて持ち運びに便利なアルミ製クッカーはアウトドアの見方。でも、ちょっとお手入れが大変というユーザーの声もあります。
次章からは新品のメスティンを使えるようにするまでの過程をまずご紹介していきます。「メスティンの事なら知っている」という人は飛ばして先に進んでくださいね。
メスティンの使い方~バリ取り~
新品のメスティンは、細かい仕上げを自分で行うようになっています。気にならないという人はそのまま使っても良いのですが、メスティンには「フライパンやクッカーを自分で育てていく」という楽しみもあります。まずは新品のメスティンのバリ取り作業からやっていきましょう。
バリ取りの意味
新品のメスティンはなぜバリ取りをしなければいけないのか。それは「事故防止」のためというのが一番でしょう。また、見た目が良くなるという目的もあります。
切りっぱなし、加工しっぱなしのアルミのフチを指を走らせると手が切れてしまうことがあるので、そのためにシーズニング前にバリを取っておくことをおすすめします。
バリ取りの方法
バリ取りの方法は難しいことはありません。市販の耐水性の紙やすり(耐水性である必要はありませんが、耐水性の紙やすりの方が丈夫だという理由から)を買ってきて番手の小さなものから大きな物と順番に削っていきます。
何枚も用意するのが面倒な人は#1000番を買ってきて最初から細かい紙やすりで擦ってもOK(ただしちょっと時間がかかる)です。
メスティンの使い方~シーズニング~
メスティンのバリ取りができたら、今度は長持ちするように最初はシーズニングを行います。シーズニングをしないでいきなり使い始めるとニオイや食品の色が付着してメスティンを使う度に他の食べ物のニオイがしたり嫌なシミが取れなくてガッカリ・・・ということに。
シーズニングの方法
メスティンのシーズニングの方法は以下のとおり。 ①米のとぎ汁を新品のメスティンが浸かる大鍋に注ぐ。
②1にメスティンと蓋を入れ火にかけ、沸騰させる。 ③15分ほどそのまま沸騰させたまま放置(水位には注意)。 ④取り出してやわらかいスポンジで水洗い。 ⑤自然乾燥させてシーズニングの完成です。
メスティンの乾燥には食器乾燥機などは使用しないこと。必ずよく水気を拭き取ってから自然乾燥させてください。
メスティンのテフロン加工
テフロン加工とは
メスティンは安価で使いやすく便利なアウトドア用フライパン、クッカーの代用品となるアルミ飯ごうです。ただ、アルミ製ということでその中で炒めものをするのには向いていません。
たとえば、肉を焼こうとするとくっついてしまったり・・・といった具合です。そのために行いたいのがアルミのフッ素加工。いわゆるテフロン加工です。
メスティンのテフロン加工の利点
テフロン加工製品のこびりつき
例えば、家庭用の鍋でも大きなアルミ鍋でカレーを作ろうとしたとき、いくら油を入れても肉や野菜が底で焦げてこびりついてしまった経験はないでしょうか。アルミ鍋の利点は軽くて安価で使いやすい反面、炒めものには向いていません。
しかし、フッ素コーティングしたテフロン加工を施すことによって、アルミのフライパンが驚くほどこびりつかなくなります。
テフロン加工製品のお手入れ
また、一度こびりついてしまった焦げや汚れは簡単には落とすことができません。綺麗に使用とすると金タワシなどでゴシゴシこすることになるでしょう。アルミは柔らかいので金タワシを使用すると細かい傷がたくさん付きます。
またこの傷に汚れや焦げが付着してどんどんメスティンがダメージを受けていってしまいます。その点、フッ素加工をほどこしたテフロンのメスティンは焦げ付きにくく汚れも付着しづらいのでスポンジと洗剤で簡単にお手入れすることができます。
メスティンのテフロン加工の欠点
テフロン加工と引き換えに…
一見とっても便利なフッ素加工ずみのテフロンメスティン。しかし、アルミのフッ素加工には落とし穴があります。高温で焼き付けをおこなうフッ素加工はアルミを柔らかくしてしまうという欠点があるのです。
テフロン加工の難点の回避方法がある
アルミ製のメスティンにフッ素加工をすると柔らかくて型が崩れ、使いにくくなるのですが、フッ素加工をするときにそれを回避する方法もあります。
フッ素加工の他のコーティングをメスティンに行うことになりますが、アルミの軟化を防いで普通のメスティンと同様の使い心地を保つことができます。詳しくは費用の欄をご参照ください。
メスティンのテフロン加工を手に入れるには
販売されているものを購入する
テフロンコーティングされたメスティンを手に入れるには販売されているものを買うという方法がまず考えられます。テフロンコーティング済みのメスティンも販売されていますが、長い間売り切れ状態が続いています。
自分でフッ素加工コーティング依頼ができないという人は販売が再開をお待ちください。販売店のホームページから商品が消えていませんでしたので、リンクにてご紹介します。
個人で依頼する
テフロンコーティングされたメスティンをどうしてもすぐに欲しい。販売店の再入荷を待っていられない。という人は、個人でコーティングをしてくれる会社にメスティンを持ち込んでコーティング加工を依頼するという手があります。次項でそのコーティング費用の目安をご紹介していきます。
メスティンのテフロン加工の費用
メスティンに限らず、フッ素加工コーティングを専門に行っている会社で、個人からの注文を受け付けている会社があります。実際に個人の持ち込みメスティンのフッ素加工コーティングをしたという報告もネットで数件見かけます。その会社での費用(2018年現在の目安)をご紹介していきます。
テフロン加工費用
まずは、一番欲しいメスティンのフッ素加工(テフロン加工)コーティング費用です。
メスティン(TR-210) のフッ素コーティング費用目安 1.本体内面:1,700円程度 2.フタ内面:1,700円程度 ラージメスティン(TR-209) のフッ素コーティング費用目安 1.本体内面:2,200円程度 2.フタ内面:2,000円程度 外側のコーティングについては以下をご参照ください。
セラミックコーティング費用
メスティンのようなアルミ製の飯ごうをフッ素コーティングすると柔らかくなって使いにくくなってしまうというデメリットがありました。それを防ぐためにフッ素加工が必要でない外側はセラミック加工をするという方法があります。
セラミック加工は高温処理が必要でないのでアルミの軟化を防ぐことができます。
メスティン(TR-210) のセラミックコーティング費用目安 1.本体外側:2,200円程度 2.フタ外側:2,200円程度 ラージメスティン(TR-209) のセラミックコーティング費用目安 1.本体外側:2,800円程度 2.フタ外側:2,500円程度
その他の費用
費用として、その他に運送料金、代引手数料、振込手数料などの費用が依頼者持ちで発生します。この費用についてはコーティングを行ってくれる会社とのやり取りにてご確認お願いします。
まずは問い合わせメールから
また、ご紹介する会社では必ずどんなメスティンでもフッ素コーティングできるというわけではありません。特に使用済みメスティンにおいては出来ないものの方が多いそうです。依頼するときはいきなり現物を送りつけたりしないようにご注意ください。
まずはメールでのやり取りで依頼できるかどうかの確認の上、費用などに納得して「可能であればフッ素コーティングをしてもらう」というスタンスでお願いしましょう。
メスティンのテフロン加工は諦めた…でも
トランギアにはテフロン加工のフライパンもある
trangia(トランギア) アウトドア ノンスティックフライパンXL TR307258
重量:350g 収納サイズ:径29.0×H5.3cm ポット:アルミ製(ノンスティック加工済) 機能:ハンドルは取り外し可能
トランギアであらかじめテフロン加工が施されて販売しているフライパンです。どうしてもメスティンで炒めものをしたいという人でないなら、こちらのフライパンの方が炒めものをするには適しているのでおすすめです。
trangia(トランギア) ブラックプレート TR540020
重量:99g サイズ:径20×H2.4cm 素材:アルミ製(ノンスティック加工済)
トランギアには持ち手のないテフロン加工のプレートも販売されています。
別にグリッパー(持ち手のないプレートを挟んで持つギア)などが必要なこと、本来皿として販売されているものなので焚き火などあまりにも高温になる使い方には向いていないという欠点があります。アルコールバーナーでちょっとした焼き物にするなら使用可能とのレビューがあります。
まとめ
焦げ付きを防いでお手入れも楽なテフロン加工のメスティン。ひとつあればキャンプ飯がもっと楽に楽しめそうですね。しかし、メスティンの会社からは販売されておらず自分で買ったメスティンにフッ素加工をしてもらう方法が一番の近道です。
どうしても個人での依頼は難易度が高いという人は、トランギアからでている別のフッ素加工フライパンなどを購入してしまうのもひとつの手でしょう。
クッカーが気になる人はこちらをチェック!
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