ムーリッカの焚き火フライパンは自作がカッコイイ!
ムーリッカはアウトドア好きならひとつは持っておきたいキャンプ用の調理器具です。ハンドル(柄)まで出来合いのフライパンと違って取り回ししやすく男前なイメージのするアウトドア用のフライパンがウケています。自分でハンドル(柄)を作るのって難しくないのかな?そんな不安のある人にもわかりやすく自作ハンドルの作り方を含めてムーリッカとは何かというのを見ていきましょう。
焚き火フライパンって?
焚き火フライパンという名前のフライパンはムーリッカとはまた別のもの。Bush Craft(ブッシュクラフト)というメーカーが出しているムーリッカと同じような柄を自作するタイプのアウトドアキャンプ用のフライパンです。海外製品かと思いきや日本製の鉄フライパンなので海外製より日本の物にこだわりたいという人はこちらもおすすめです。
ブッシュクラフトと焚き火フライパン
ブッシュクラフトという言葉をご存知でしょうか。ブッシュとは日本語に訳すと低木ですが、ブッシュクラフトの意味的には「手軽に手に入る枝で自作する」というような意味になるでしょう。焚き火フライパンとは、そのブッシュクラフトの入門的なもの。キャンプなどアウトドア用のフライパンと言い換えてもよいでしょう。
普通のフライパンとの違い
焚き火フライパンはブッシュクラフトだというお話をしましたが、フライパンを枝で作るというのはおかしな話ですね。正しくはフライパンの炒める部分は持ち歩いて、柄の部分だけを現地で枝を拾って作ろう!というのが焚き火フライパンの特徴です。フライパンのハンドル(柄)の自作というわけです。これがムーリッカがハンドル(柄)付きのフライパンとは大きく違う点です。
ムーリッカ=焚き火フライパンなの?
ムーリッカは調理器具メーカー名
ムーリッカというと日本では焚き火フライパンのひとつの名前となってしまっていますが、ムーリッカのホームページを見ると焚き火フライパンだけでなく様々な調理器具を扱っているというのがわかります。その中のひとつにハンドル(柄)のついていない焚き火フライパンがあり、それが今日本のアウトドアやキャンプ好きの間で話題になっているムーリッカ・・・というわけです。
焚き火フライパンは別物
焚き火フライパンが登録商標という表記は見当たらないので、焚き火フライパンは他のメーカーが作った同じようなフライパンの呼び名としても悪くはないでしょう。しかし、現在焚き火フライパンといえば日本のBushCraft社製のもの、ムーリッカはまた別ものという考え方がされています。実質ムーリッカと焚き火フライパンの違いについて詳しく検証している人はいませんが、材質も同じで違うのは穴の大きさと個数くらいです。ただ、使用している人たちは同一にしたくないようで焚き火フライパンとムーリッカを呼び方で区別しています。
ムーリッカ焚き火フライパン自作方法1
キャンプなどアウトドアで自分でハンドル(柄)をつけて使うムーリッカ。そのハンドル(柄)の取り付け方、自作方法を2つご紹介します。どちらも材料は燃えてしまわないように"生木"を使うのですが、その取り付け方に違いがあります。まずは、ムーリッカ向きの金具を使ったハンドル(柄)の自作方法です。
ムーリッカのハンドル(柄)の付け方だけの動画がなかったので、前半はムーリッカの良い点などをレビューした後に自作方法を紹介しているものになります。4:30あたりからがハンドル(柄)の付け方になります。ムーリッカには柄と本体を留める金具(ヒートンネジ)が付いていますが、手で回しやすく刺さっていく木ねじを使う人がほとんどです。ムーリッカのハンドルを自作する時は木ねじも用意しておくと良いでしょう。
ムーリッカ焚き火フライパン自作方法2
アウトドアキャンプでの焚き火フライパンのハンドル(柄)作り。それこそがブッシュクラフトの楽しさです。ここでは、金属金具は使用せずに木で作った"くさび"を使用して焚き火フライパンを留めていきます。ムーリッカは焚き火フライパンよりも穴が小さめなのでくさびまで自作するのは少し難しいですが、ちょうど良さそうな枝があって、「キャンプ場で金具を無くしてしまった」という時はこの方法でフライパンの自作をすることができるでしょう。
ムーリッカ焚き火フライパンの性能は
前述でもムーリッカと普通の家で使うようなフライパンの違いを簡単にご説明しましたが、ムーリッカはどうして良いのか、ここではその性能についてもう少し詳しく見ていきましょう。
鉄製だけど軽い
ムーリッカのフライパンをキャンプに持っていき、実際に調理している人の話を聞いたところ「ムーリッカは軽くていいね」ということでした。鉄のフライパンは本来は重いものなのですが、持ち手の付いていない分軽く感じるのではないでしょうか。
焦げ付きは?
シーズニングがしてあるので、お湯で洗って食用油でコーティングしてあげればムーリッカの鉄製の焚き火フライパンでも料理が焦げ付いて後のお手入れが大変ということはないようです。
ムーリッカ焚き火フライパンで作った料理は?
ムーリッカの性能は軽くて焦げ付きもしない良いフライパンだということをお話しましたが、軽いなら鉄よりもアルミの方が軽いですね。アルミは極端ですが鉄よりももっと軽くて扱いやすい合金もあるでしょう。ムーリッカが鉄製であることは使った時の料理の出来に関係します。また、ムーリッカではどのくらいの量の調理ができるのか、ムーリッカと実際の料理のことにしてご紹介します。
熱伝導率の良い鉄製だから美味しい
ムーリッカは鉄製のフライパン。中華料理の中華鍋もそうですが鉄製の調理器具はプロも選ぶ使いやすさと美味しさです。その秘密は鉄の熱伝導率の高さ。もっとこだわるなら銅製の方が良いのですが、銅は柔らかすぎて耐久力に欠けます。プロも選ぶ鉄製のフライパン。使い方とお手入れ方法さえ間違えなければ美味しい料理が作れないはずはありませんね。
サイズはどのくらい?
ムーリッカでは一度にどのくらいの量の調理が出来るのかも気になるところです。例えばステーキであれば一度に焼けるのは2枚。ムーリッカひとつで二人分の調理ができることになります。一人用キャンプなら肉と野菜を一緒に炒めたりすることも可能です。もし、4人家族でムーリッカひとつで料理を賄おうとするなら1つでは足りないので2つくらい持っていると良いですね。
ムーリッカで作りたいレシピ2選
ステーキを焼いたりチキンソテー、目玉焼きなど簡単な焼き料理もアウトドアで食べるとまた美味しいのですが、それにも飽きてきたらちょっと本格的な料理をキャンプで作ってみてはいかがでしょうか。フライパンだけで作ることができる本格的レシピを2つご紹介します。
ピザ
自分で生地から作ったピザがキャンプで食べられたら最高ですね。ここでは、フライパンで焼ける生地から作るピザの作り方の動画をご紹介します。詳しい作り方や材料(分量)は動画をご参照ください。
材料
[生地]強力粉、薄力粉(同量)ドライイースト、塩、ぬるま湯[トッピング]ピザソース、バジル、モッツァレラチーズ、適量
ポイント
ピザの生地から手作りの本格的なレシピですが、材料を混ぜて1時間ほど発酵させたらそのままフライパンで焼くだけ。ピザならパンよりもずっと簡単に手作りできてしまいます。キャンプで作る場合は生地はこねるまでをしておき移動の最中に発酵させるようにするといいでしょう。現地でムーリッカの上で伸ばして具材を乗せて焼いて作ります。
ポテトグラタン
キャンプで食べる自作ピザも魅力的だけど、生地から作るのはちょっと・・・という人はカットした材料を持参してキャンプで炒めるだけで作れるグラタンづくりはいかがでしょうか。ムーリッカは少し浅いので作る時は入れすぎ注意です。特に牛乳を入れてかき混ぜるところはこぼさないよう注意してくださいね。
材料
バター、ベーコン、キノコ(しめじ、マッシュルームなどお好みで)、じゃがいも、塩、小麦粉、牛乳、とろけるチーズ
ポイント
フライパンで作るグラタンですが、ムーリッカは浅いフライパンなので材料はたくさん入れない方が良いでしょう。ムーリッカには蓋がありませんが、直径24センチのフライパン用の蓋を用意して持っていくと良いでしょう。探せば100均にもアルミ製の24センチの蓋がありますが、できればアルミではなくある程度重みのある素材で出来ているものがおすすめです。
ムーリッカ焚き火フライパンのシーズニング
ムーリッカはシーズニング不要?
ムーリッカの材質は鉄です。鉄製の鍋やフライパンは使う前にシーズニングする作業が必要とされています。中にはムーリッカをシーズニングしている人もたくさんいますが、ムーリッカのホームページにはシーズニングの必要性については語られていません。ムーリッカはすでに出荷される前に焼きを入れてある状態です。なので、シーズニングする必要はありません。
ムーリッカのお手入れ方法は?
シーズニングが不要ならば、ムーリッカをはじめて使う前には何もせずにいいの?と思われがちですが不要なのはシーズニングだけ。油を染み込ませる作業は必要です。ムーリッカを販売しているサイトの説明を見ると、取り扱い方として「洗剤は使わないこと」「お湯で洗う」ということが書かれています。そのほか、場合によってバターや油でお手入れすることと書かれています。これに従い、油でムーリッカを洗った後に油を塗って火にかけ鉄に油を染み込ませておきましょう。毎回使ったあとは洗剤を使わず油を染み込ませる作業が必要です。
まとめ
キャンプなどアウトドアで便利な焚き火フライパン。その中でも人気で売り切れ店もでているムーリッカにスポットを当ててみました。いかがでしたでしょうか。ムーリッカをはじめとする焚き火フライパンはハンドル(柄)の部分を現地で自作して自分の使いやすいようにクラフトしてから使うというDIY要素も含まれる調理器具です。無骨でかっこいいアウトドア用のフライパン。ぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか。
キャンプが気になる人はこちらをチェック!
ムーリッカの他にもキャンプ情報が気になる人は下のリンクにもぜひ訪れてみてください。きっとお役に立てる情報があることでしょう。
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