5月に植える花とその花言葉を知りたい!
季節は春も過ぎ、そろそろ初夏の香りがしてくる5月。ガーデニングでは、これから夏や秋の季節に開花時期を迎える花を植える心配をする時期です。5月に植える時期を迎える植物と、その開花時期と花言葉をご紹介します。
5月に植える花1:かすみ草
かすみ草は一度種をまくと落ちた種で数年咲き続けるほど育て方の難易度が低い植物です。誰でも種をまくだけで花が咲くでしょう。気をつけることといえば、種まきの時期です。
寒冷地ではかすみ草の秋蒔きを避けて春暖かくなってから種まきをすること。種まき時期の詳しい季節は、花の種を買った時のパッケージにかかれている種まきの時期を参考にすると良いでょう。
ガーデニングで咲いている姿を眺めるだけでも良いですが、かすみ草といえば切り花ですね。バラやガーベラなど鮮やかな色の花と合わせるとよい引き立て役になってくれ、かすみ草の可憐さも目立ちます。
かすみ草が有名な観光地
一面のかすみ草畑が見たいというときは、北海道のファーム富田がおすすめです。かすみ草の他、ラベンダーなどたくさんの種類の花が広大な畑に植えられています。 住所:北海道空知郡中富良野町基線北15号
かすみ草が咲く時期・季節
かすみ草の開花時期は5月~7月。開花時期が5月からなのに5月に植えるのはおかしいと感じることでしょう。かすみ草の種まきの季節は前年の秋という選択肢もあります。苗のまま冬越しをして翌年の5月から7月に開花となります。ちなみに5月に種まきをした場合は同年の7月が開花時期の目安となります。
花言葉「無邪気」
かすみ草の代表的な花言葉は「無邪気」。このほか「清らかな心」という花言葉もあります。これはかすみ草の花姿に由来する花言葉の意味です。海外ではかすみ草のことを「baby’s breath」といいます。
赤ちゃんの息のように繊細でナイーブな柔らかさを持った花ということです。これも花言葉に共通するかすみ草のイメージのひとつとなるでしょう。
5月に植える花2:コスモス
コスモスは景観用植物にも使われるくらい種まきをすれば手間がかからない植物です。しかし、秋も遅くなってくると夜などは気温が下がって花の命も短くなります。
できるだけ長く咲かせたいのであれば、夜は室内に入れるなど寒さに当てない工夫が必要となります。露地植えにするなら水やりの手間もほとんど必要がありません。
コスモスの利用方法は多岐に渡っていて、空いている畑に植えられる景観用植物として、ガーデニングの秋を代表する花として、切り花、鉢植えとして様々な用途で使用されます。
コスモスが有名な観光地
関東近辺でコスモスで有名なのは栃木県の那須フラワーワールド。那須フラワーワールドのコスモスの開花時期は10月に調整されています。 住所:栃木県那須郡那須町大字豊原丙字那須道下5341-1
コスモスが咲く時期・季節
コスモスの開花時期といえば秋を思い出す人も多いでしょう。しかし、コスモスは非常に開花時期が長い植物で、夏もはじめの6月から秋も終わりの11月まで6ヶ月ほどが開花時期となっています。
もちろん、寒冷地から暖地まで含めての開花時期ですが、一番時期が短い寒冷地でも4ヶ月ほど、暖地になると半年近くコスモスの開花時期が続くということにもなります。
花言葉「調和」
コスモスの花言葉の「調和」はコスモスの名前にも由来しています。コスモスの英語表記であるCosmosはギリシャ語で調和を意味するkosmosから取られています。
コスモスという名前自体が「調和」という意味なのです。その他「乙女の真心」という花言葉もあり、これはコスモスの清純な花姿からきています。
5月に植える花3:サルビア
サルビアの育て方が簡単な理由は「土を選ばない」というところです。育て方が簡単といっても土はこんな土がいいですよという植物がほとんどですが、土を選ばないといわれるのはサルビアくらいのものではないでしょうか。
開花時期が長いので株が疲れてしまうこともありますが、そんな時は3週間に1度くらい液体肥料をあげれば長く花が咲く植物です。
サルビアは耐寒性が高い植物なので、よく露地植えされたものを見かけます。鉢植えでもかわいいですが、夏の暑い盛りでもしっかりとした花を咲かせてくれるので、夏の庭の花として使われることが多いでしょう。
サルビアが有名な観光地
サルビアもコスモス同様に那須フラワーワールドで見ることができます。那須フラワーワールドのサルビアの開花時期は8月。夏休みには子供と一緒にたくさんの花を見にいってみてはいかがでしょうか。 住所:栃木県那須郡那須町大字豊原丙字那須道下5341-1
サルビアが咲く時期・季節
サルビアといえば真夏の炎天下に咲いているというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。栽培が楽で耐暑性が高いサルビアは街頭に植えられていることも多いですね。
開花時期は7月から11月と長いのも街頭の花として使われる理由です。ガーデニングにおいても植えておくだけで植物もぐったりしてしまう夏にも元気に咲くサルビアは重宝します。
花言葉「知恵」
サルビアの学名はsalvia。これはラテン語の賢者という意味のsalvusから来ています。意味は健康や安全という意味です。イギリス英語ではsage。
これは賢人という意味もあり言葉のイメージから「知恵」という花言葉の意味を持ちました。赤いサルビアには「燃える心」という花言葉がありますが、これは赤い花にはよくある花言葉。サルビアに限ったものではありません。
5月に植える花4:千日紅
千日紅と書いて「センニチコウ」と読みます。センニチベニと読む人もいますが、センニチコウが正解。水はけの良い土に植えることが重要でそれ以外は暑さにも寒さにも強く、冬の戸外でも枯れずにいる植物です。
育て方に特にテクニックは必要なく、植え替えをおこなう場合は、深く植え付けないように気をつけるくらいでしょう。
センニチコウは鉢植えの他、背丈の高い品種は切り花としても利用することができます。花もちが良いことから仏壇におそなえする花としてもよく使われます。
センニチコウが有名な観光地
センニチコウをメインの花として育てているのは宮崎県にあるフローランテ宮崎。サマーガーデンとしてセンニチコウやカンナ、ヒマワリなどを育てています。 住所:宮崎県宮崎市山崎町浜山414-16
千日紅が咲く時期・季節
5月に植える花は開花時期が長いものが多いですが、千日紅もそんな開花時期の長い植物です。名前に千日も紅いとついているくらいです。暖地では7月から11月まで、季節でいうと夏から秋まで5ヶ月も咲き続けます。寒冷地であっても4ヶ月ほどの開花時期があります。
花言葉「色あせぬ愛」
千日紅といえば名前に千日とついているくらい開花時期が長い植物です。花言葉の「色褪せぬ愛」も長い時期花が咲く千日紅のその姿からきています。このほか、花言葉には「不朽」という言葉もありますが、これも同じく長く咲く植物からきている花言葉です。
5月に植える花5:ニチニチソウ
ニチニチソウの育て方は風通しに気をつけるのが一番のポイントです。土は比較的どんな土でも問題なく育ちますが、こちらも水はけのよい土が望ましいでしょう。
その2点を気をつければ他はそれほど神経質になる必要がない、育て方が簡単な植物です。よく夏のガーデニングで目にするポピュラーな花です。
ニチニチソウも夏のガーデニングのメインとしている人も多いポピュラーな花です。ひとつの株に多くの数の花をつけること、次々と花があがってきて株が非常に大きく立派になることがその理由でしょう。花壇やフラワーバスケットなどによく利用されます。
ニチニチソウが有名な観光地
ニチニチソウが見られる都内の植物園は「東京都薬用植物園」。薬草を中心に植物の栽培をしている植物園です。ニチニチソウは抗がん剤の原料として使われています。 住所:東京都小平市中島町21-1
ニチニチソウが咲く時期・季節
ニチニチソウといえば、夏の花壇の代表的な花です。花の季節は初夏から秋にかけて。花色も白、ピンク、赤、紫から青っぽいものまでカラフルでパッと明るい雰囲気を持った植物です。
花言葉「楽しい思い出」
ニチニチソウは色鮮やかな花です。ひとつの株にたくさんの花を次々と咲かせるにぎやかな植物です。その様子が、子供のころの新鮮な驚きにあふれた毎日のようだということで、この楽しい思い出という花言葉がつけられました。
5月に植える花6:ヒマワリ
子供でも水をあげていれば簡単に花を咲かせることができる育て方がやさしいのがヒマワリです。小学校の理科の教材としても使われています。
花が咲いたあとにできる種をとっておいて、翌年また5月頃に種まきで増やします。数十センチの矮性品種のものから家の2階まで届く大きなヒマワリまで色々な種類が存在します。切り花や鉢植えで家の中で楽しむなら花粉がない品種のものが周りを汚さずに良いでしょう。
ヒマワリも景観用、夏の庭を華やかにするガーデニング用、切り花にして生花の素材としても使われます。また育て方でもあげましたが、小学生の植物の育ち方の教材としても利用されています。
ヒマワリが有名な観光地
広大なヒマワリ畑で有名なのが福島県の三ノ倉高原花畑です。冬はスキー場になるというその場所は傾斜を利用して植えられた一面のヒマワリを見ることができます。斜面に植えられているのでどんな位置からでも綺麗に見えます。 住所:福島県喜多方市熱塩加納町相田北権現森甲857-6
ヒマワリが咲く時期・季節
ヒマワリはいわずと知れた「夏の花」の代名詞ともなる花のひとつです。花の季節は夏。月でいうなら7月から9月ころまでです。ヒマワリでもうひとつ有名なのが、画家ゴッホが描いたヒマワリという絵ですね。
ヒマワリの中にはそのまま「ゴッホのヒマワリ」という品種が存在します。花粉がない八重咲きのヒマワリです。切り花に向いています。
花言葉「私はあなただけを見つめる」
ヒマワリといえば、太陽が動く方向に向けて花を動かしていくというのが有名な植物ですね。花言葉の「私はあなただけを見つめる」というのも、ヒマワリがこの太陽を追いかけていく様子をとってつけられた意味です。夏の日差しのようなまっすぐな思いが伝わってきます。
5月に植える花7:アサガオ
アサガオといえば、ヒマワリと並んで小学校で育てたという思い出がある人も多い植物でしょう。日当たりと水やりに気をつければどんな土でも花を咲かせることができる育て方が簡単な植物です。
しかし、立派な花を咲かせようとするなら、肥沃でよく耕した柔らかい土を選び、ある程度大きくなったら間引いてあげるなど少しの手間が必要となってきます。先終わったアサガオからよく種が採取できるので増やし方も簡単です。
アサガオが咲くと「夏だなー」と感じる人も多いでしょう。そのくらい夏のガーデニングを代表する花です。朝顔市などで見かける鉢植えの他、露地植えでも楽しむことができます。
アサガオで有名な観光地
アサガオといえば東京の朝顔市ですね。色んなところで開催されますが、特に有名なのが入谷の言問通りに60軒の朝顔業者と80軒の縁日の露店が並ぶ「入谷朝顔市」でしょう。これだけあれば珍しい原種朝顔も見つかるかも。 住所:東京都台東区下谷1-12-16(住所は中心となる入谷鬼子母神のもの)
アサガオが咲く時期・季節
アサガオも夏の風物詩のような植物ですね。入道雲とアサガオ、蝉の声。誰もが頭の中に簡単にイメージしやすい夏の風景ではないでしょうか。夏休みのワクワクした朝の気分を思い出させてくれます。咲く季節は夏~秋、開花時期は意外と長くて7月から11月頃まで咲きます。
花言葉「固い絆」
アサガオの花言葉である「固い絆」は支柱にツルをまきつけてしっかりと自分を支えているアサガオの様子からつけられた花言葉の意味です。この他、アサガオの花言葉には「はかない恋」という意味もあります。この花言葉は朝咲いて昼にはもうしぼんでしまうアサガオの開花時間に由来します。
まとめ
5月に植える花の代表的なものをご紹介しました。どの花も夏の日差しに強く、花持ちがよく育てやすいのが特徴でした。5月といえば夏に向けてガーデニングの準備をする季節。夏を代表する植物を植える時期となっていました。
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