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釣りでも人気な魚「フッコ」とは?その釣り方と美味しい食べ方をご紹介!

港や河口で簡単に狙える釣りの定番「フッコ」は、身近過ぎて案外どんな魚なのか知られていない魚の一種です。そもそもフッコはどんな生態をしており、どんな場所で釣れるのでしょうか?意外と知らないフッコの魅力に迫っていきましょう!
更新: 2021年10月13日
咲良09
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フッコってどんな魚?

釣り方も簡単で、簡単に釣れる事から釣り人には定番の魚として親しまれ調理されているフッコ、ですがフッコとはどんな魚?と言う方もいるでしょう。まずフッコとはどんな魚なのか説明していきましょう。

フッコはスズキのこと!

「フッコ」と聞くとピンとこないと言う方でも「シーバス」や「スズキ」と言い換えたらピンとくるのではないでしょうか。フッコはスズキ目・スズキ亜目・スズキ科に属する魚で、見た目も生態もスズキそっくり。スズキと言えば食卓にもよく上がる、魚料理の定番として有名ですよね。

フッコとスズキの違い

「フッコ」とスズキを分ける最大の違いは、その年齢。スズキは所謂出世魚で、コハダやブリのように成長に合わせ名称が変化していく魚です。その中で4歳程度で、40~60㎝位ものを「フッコ」と呼ぶのです。関西ではフッコ以外にも「ハネ」と呼び、さらに東海地方ではフッコまでの大きさのものをまとめて「セイゴ」と呼び、それ以上の者は「マダカ」と呼び区別します。さらに宮城では小振りなものを「セッパ」あるいは「ハクラ」と呼ぶそうです。

フッコは出世魚!それ以外の呼び名

フッコのほかにもスズキは大きさや成長具合に合わせ、様々な名称を持ち、関東では1年物と2年物の、20~30センチ程度のものを「セイゴ」と呼び、40~60㎝位ものが「フッコ」と呼ばれ、料理レシピなどでよく知られるスズキは産まれてから4~5年ほど経ったものを指します。フッコは言ってしまえばスズキの子供と言ってもよいでしょう。そのため釣りで狙う場合もスズキ釣りと同じタックルやルアーで、十分対応することが出来ます。

フッコの特徴と、スズキとの違い

しゃくれ口のスマートな海魚

フッコ、もといスズキは如何にも海魚と言うようなスマートな姿をした魚で、全長は最大で1メートルを超え、身体は細長く、全体的に平べったいのが特徴です。口は大きく、下あごが上あごより出っ張った「しゃくれ口」をしており、体色は背中側が黒っぽく、お腹側が銀色になっています。やや大きめの細長い魚がスズキだと思うようにしましょう。

見分けるコツは大きさ、フッコは小振り

フッコとスズキを見分けるポイントは、なんといっても大きさを見る事です。やや小ぶりなスズキが釣れたらフッコだと思って間違いありません。他にも、若いスズキは背側や背ビレにゴマのような黒い点が散在する個体もあり、フッコを釣ったら背中に注目してみるのもいいかもしれません。これは「成長途中」を表す目印のようなもののため、味に支障はなく、旬ともあまり関係ないので、確認する程度でよいでしょう。

フッコの生態、どんな場所に生息するか

基本はスズキと同じ、釣り方や使用タックルも

フッコはスズキと旬もおすすめの食べ方も、調理方や適した仕掛けも全く同じ、よってこの項ではスズキの生態や分布情報を紹介していきます。フッコは北海道南部から九州沿岸までと全国の幅広い区域に分布し、日本のみでなく朝鮮半島でもその姿が見られます。季節によって分布が微妙に変化し、冬になると湾口部や河口などの外洋水の影響を受けやすい場所に移動し、産卵や越冬を行います。

フッコに仕掛けるなら春から秋!夜の方が釣れやすい

フッコの活動が活発になるのは春から秋までで、越冬あるいは産卵を終えると内湾や河川内に移動し、比較的規則的な回遊を行いながら、小魚や甲殻類を捕食します。昼間はあまり動かず、夜になると活発に活動するタイプですが、釣り方やルアーによっては昼間でも十分狙えるため、釣り方にこだわる必要はそんなにありません。フッコは産卵を行うのは大体秋から冬までとされ、夏になると5センチほどの稚魚が現れるようになります。


川でも仕掛けられる、色んなタックルを試そう

基本的な生態は冬に散乱し、春から秋に活動する、と覚えておけば十分ですが、水温が高い時期になると河川の樹竜にまで現れることがあり、基本は海魚の釣り方やルアーで挑む魚ですが、時期によっては淡水用タックルやルアーによる釣り方で狙える魚です。狙えるのが海だけではない、と言うのは更にお得ですね。

フッコ釣りに挑戦!ルアーでチャレンジ

フッコだけを狙うのは大変、スズキと同じ釣り方で挑む

フッコの釣り方や使用する仕掛け、組むべきタックルやおすすめルアーもスズキの釣り方とほぼ同じ。あえてフッコだけを狙う、と言う釣り方は難しいので、スズキの釣り方と同じ要領でチャレンジしてみましょう。フッコは言ってしまえば「スズキの子供」のため、仕掛けが感じる手ごたえも、対応できるタックルもほぼ同じです。

フッコを狙うならシーバスと同じ釣り方で!

スズキは「シーバス」の別名を持ち、使用するタックルやルアーもシーバス専用の者が存在するなど、どう調理しても美味しい、食卓の定番の身でなく、釣り人からは手ごたえのある魚として親しまれています。まずはスズキが良そうな、港湾部やサーフや河川にある「シャロー」と呼ばれる浅くなっている場所に、探知感覚でルアーや仕掛けを投げ入れ、フッコの気配を探ってみましょう。

仕掛けを扇状に動かし、フッコを探知

シャローにいるフッコは食欲旺盛で、エサにも敏感な為、ルアーや時間帯によっては一発で狙うことが出来ます。さらにシャローは目立ちにくく混雑しにくいと言う特徴もあるため、ライバルに邪魔される心配もなく、じっくり確実にフッコを狙うことが出来ます。フッコを探知するときは仕掛けやルアーを扇状にキャストし、くまなく探ったら再びキャスト、と繰り返すと効率的です。ただし、隣に釣り人が居る場合に行うと、マナー違反となる事に気を付けましょう。

フッコ釣りにおすすめのルアー紹介

おすすめルアー①・メタルジグで攻める場合に

メタルジグ ジグパラ ショート

出典:Amazon

メタルジグでフッコを狙う場合は、こちらのルアーがおすすめです。メタルジグの特性を持つほかにもあ、あらゆる局面において性能を発揮してくれるポテンシャルを秘めており、安定した飛距離をもって「アタリ」をより確実なものとしてくれます。万能性の他にも、飛距離やフックにも拘っており、抜群のフッキング率でフッコをガッチリつかんでくれます。

おすすめルアー②・イワシを模したボディでフッコを誘う

ハーフソリッドバイブ

出典:楽天
出典:Amazon
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出典:Amazon
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釣り具メーカーの定番「TAKAMIYA(タカミヤ) 」製のこのルアーは、何といってもイワシそっくりなボディが特徴。安定した飛行姿勢により抜群の遠投性を誇り、一度投げ込めばくまなく探ることが出来ます。何よりイワシそっくりなボディ目当てに、食い気のあるフッコが寄ってくることでしょう。また、暗闇で光るため、夜釣り用タックルに組むこともおすすめします。

おすすめルアー③・定番のミノータイプ

シーバス釣りのみでなく、バズ釣りでもお馴染みのミノータイプで釣りたい場合はこちらがおすすめ。重心移動固定のウェイトの、スタンダード且つ高性能なルアーで、飛び、泳ぎ、釣れるとルアーに必要なあらゆる要素を兼ね備えており、タックルに組み込みたくなるような性能を誇ります。フローティングタイプなので底を攻めるには細工が必要ですが、浅い場所を攻める分にはこれで十分です。

おすすめルアー④・まとめて購入したい場合に

Nuguri ルアーセット

出典:楽天
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一気にまとめて購入したい人には、このルアーセットがおすすめです。シーバスのみでなくヒラメやマゴチ、タチウオにサゴシ、ハマチにアカメ、さらに淡水魚のブラックバスやライギョ、ナマズまで狙うことが出来てしまいます。これだけ多彩だとタックルを組むのが楽しくなりそうですね。塗装も剥げにくく長期間使用できるものとなっており、シーバス以外も攻めたいと言う方におすすめのルアーセットです。

おすすめルアー⑤・たくさん購入したい場合に


イーサン恵 釣り具福袋 ルアー福袋

出典:楽天
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おすすめ④よりもっと多彩な、あらゆる種類のルアーが一度に欲しい方にはこのルアーセットがおすすめです。性能も多彩な大人気ルアーがなんと56個セットになった福袋で、人気ルアー56個分だと思うと驚くほどの低価格です。フックが鋭いため、引っかかった魚は逃がさず、水中に投げ込めば本物の魚の様に動いてくれます。とってもお得なこのセットですが、数量限定なので購入する場合は早めに購入するようにしましょう。

フッコをルアーなしで釣る、その釣り方紹介

フッコはルアーで狙うほかにも、ルアーを使用しないタックルや仕掛けでも簡単に狙えます。初心者でも簡単に行え、余り物の餌を使用するだけとお得な「ちょい釣り」の他、習得にはちょっとコツが要るもの、フッコのみでなく様々な魚種が狙える「泳がせ釣り」と言った仕掛けも効果的です。

他仕掛けが気になる方はこちらもチェック

手軽に行える「ちょい釣り」に、ちょっと本格的な「泳がせ釣り」はルアーにはない魅力があるため、これらの仕掛けやタックルも魅力的ですが、この記事では「ルアーで釣る場合のタックル」を紹介していきます。泳がせ釣りで狙うと言う場合は、こちらの記事も参考にどうぞ。

フッコは美味しい!色んな食べ方が出来る

レシピ次第で高級魚顔負けのウマさに!フッコの食べ方

食卓の定番としておなじみのフッコですが、旬のフッコは高級魚にも引けを取らぬ美味しい魚と変わります。身近過ぎてフッコ、もといスズキは美味しさに気付かれていない魚と言えるでしょう。スズキは和風レシピは勿論、洋風レシピとも相性がいいため、釣り上げたら色んなレシピや食べ方を試したくなる魚となっています。結構簡単に釣れるため、じゃんじゃん釣って色んなレシピで調理し、色んな食べ方を試しましょう。

フッコのさばき方、下処理の方法

①・まずはフッコの鱗をとり、残った鱗も包丁で引いていく ②・エラを開き包丁を入れ、エラ先を取ったら裏返し、頭を切り落とす ③・尻から包丁を入れ、内臓を取り除く ④・血合いに包丁を入れ、流水で血や残った内臓を洗い流す ⑤・胸ビレと腹ビレを切り落とし、尾を左にし、お腹から包丁を入れる ⑥・半回転させ斧て前に包丁を入れたら、背から中骨に沿って包丁を入れる ⑦・尾の付け根を包丁でおさえ形見をはがしたら、裏返し包丁を入れる、反対側も同じ動作を。 ⑧・裏身に包丁を入れ、腹骨をすいたら、3枚に切り分ける。

フッコのおすすめ料理①・刺身

スズキの刺身を聞かないワケ、レシピを試す前に色をチェック

新鮮な魚や旬の魚が手に入ったときの定番レシピとしておなじみの「刺身」ですが、スズキの刺身ってあんまり耳にしませんよね。レシピが中々見つからないという事は美味しくないのでは?と不安になってしまいますが、スズキの刺身は大変美味しいものです、ただレシピを試す前に体色をチェックしましょう。黄色っぽいものは水質が悪い場所に生息していた証で、生で食べると「あたる」場合があります。銀色に光っているものを刺身にしましょう。

レシピに適したのはフッコ、死後硬直の前に調理を

色の他にも、大きさにも注意が必要。大きくなりすぎたスズキは汚染されている影響があるため、60センチほどのスズキ。ちょうどフッコ位の大きさが最もレシピに適しているとされています。旬のフッコが釣れたら、死後硬直しないうちに3枚おろしにし、皮を引き、薄く切ったら流水で洗い、氷水でしめましょう。アニサキス等の寄生虫が気になると言う場合は、冷蔵庫で一日冷やしてから頂きましょう。

旬は夏、旬を意識し調理すればさらにおいしい


フッコの刺身は清涼感のあるサッパリとした味わいで、ほのかな甘みがある上品な味わいです。フッコの刺身は旬を問わず、どの時期に調理しても美味しく頂けますが、特に産卵を控えた夏頃がもっとも美味しいとされています。ッ旬を意識し調理すれば、なお美味しく頂けます。元が上品な味わいなので、醤油のみでなくワサビ醤油もよく合いますよ。

フッコのおすすめ料理②・ムニエル

旬を問わず美味しい食べ方、洋風料理で目にも鮮やか

フッコは和風レシピは勿論洋風料理も美味しく、特に洋風の食べ方ではムニエルがおすすめ。旬のフッコはムニエルにすると、刺身とはまた違う美味しさを味わえます。調理方は基本的に和風の食べ方としておなじみの焼き魚とほぼ同じですが、ムニエルはバターを使用するため、旬を過ぎたフッコでも美味しく調理できると言う特徴があります。勿論、旬のものを調理するのが一番なので、刺身はちょっと…と言う方におすすめの食べ方です。

和風アレンジで更に美味しい食べ方を!

そのままバター焼きにしても美味しく調理できるムニエルですが、バターに醤油を加えれば「バター醤油味」となり、ご飯が進む、和洋折衷の美味しい魚料理が出来上がります。いつものムニエルにひと手間加ええたいと言う場合や魚料理はやっぱり醤油が欠かせない、と言う方におすすめです。付け合わせにミニトマトやいんげんと言った野菜を加えると、彩も鮮やかな、オシャレな魚料理が出来あがりますよ。

フッコのおすすめ料理③・カルパッチョ

フッコは和風料理のみでなくフランス料理、いわゆるフレンチの食材としても有名であり、いわゆる「西洋版刺身」事、カルパッチョにしても美味しく頂けます。作り方も食べ方も基本的に刺身とほぼ同じですが、カルパッチョのミソはオリーブオイルと塩コショウとレモン。この3つが合わさる事で刺身とはまた違う美味しさが口に広がります。カルパッチョ用のソースは他にも使い回せるため、ついでに少し多めに作ってしまいましょう。

フッコは釣って楽しく、食べて美味しい!

フッコはしっかりとタックルを組み、シーバス用のルアーで釣る以外にも、ちょい投げで釣れると言う手軽さがウリ。さらに簡単に釣れる上色んなレシピが試す、どう料理しても美味しいと言う、釣り目線で見ても食材目線で見ても大変「美味しい」魚です。シーバス釣りのついでに釣る魚と言うイメージが強いフッコですが、フッコにはフッコの魅力がありますよ。

他情報が気になる方はこちらもチェック

フッコのみでなく「スズキ」の事が気になると言う方のため、そもそもスズキとはどんな魚なのか記した記事や、スズキの仲間の1種「ヒラスズキ」の釣り方を紹介していきます。どれも基本は同じ為、これらの記事も参考に、もっとフッコ釣りを楽しみましょう。