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スズキの生態や基本情報まとめ【魚図鑑】

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スズキの生態や基本情報まとめ【魚図鑑】

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”スズキ”と言えば日本国では3種類生息し、 それぞれルアーフィッシングでの大変な人気で愛されてやまない魚種です。 今回はスズキの中でも古来より親しまれ、江戸前で人気魚として取扱われる、 マルスズキ他2種をそれぞれ生態、釣り方、その他詳しくご紹介します。



スズキの分類

スズキは学術分類:魚類→スズキ目→スズキ亜目→スズキ科→名称スズキ

スズキ目は10000種類いると言われスズキ亜目は3176種おり、非常に多い属主です。 その中にはアジやサバや鯛も含まれます。その中でアジ科は50種類いますが、そして主役の3種となっています。 分類が逆の様に感じますが、主役のスズキ科の3種はスズキ、タイリクスズキ、ヒラスズキの3種です。

スズキの学名

学名はLateolabrax Japonicus

学名はLateolabrax Japonicusです。読みは「ラテオラブラクス ジャポニクス」 意味は日本のハタ科の魚です。 下の写真はハタですが、似てるような全然違うような…シルエットは似てますね。



スズキの英国名

こちらは有名なJapanese sea bassです

英国名Japanese sea bass ジャパニーズシーバス。シーバスですね。フィッシング業界ではこちらの方が有名ですね。因みにタイリクスズキは英国名Spotted sea bassスポッテッドシーバス、ヒラスズキはBlackfin seabassブラックフィンシーバスと言います。 上の写真がタイリクスズキ、確かにスポット(点)があります。下はヒラスズキで、ブラックフィンですね!



スズキの名前の由来

諸説あり、信憑性は…

名前の由来は諸説あり、スズキは中国から平安時代、遣唐使によって中国読みでシシギョからスズキとなったのではという有力説があります。 また、凄まじく口が大きい→スズキ、さらには煤けた(ススケ)鱗の色の→スズキ、ススミ→出世魚で名前が変わる事ススミ(進み)など諸説様々です。 はっきりとこれです!と断言出来る説はない様です。下の写真を見るとスサマジイ説も説得力がある気がします。

出世魚で大きさで名前が変わります

スズキは出世魚として有名です。成長の大きさによって名前が変わります。10㎝~30㎝(セイゴ)30㎝~65㎝(フッコ)65㎝~(スズキ)と大きくなると出世をする様に立派な名前になる訳です。 またこの名前は地方では違う様で、西日本ではハネ、フッコ、マダカ(小、・中・大)また、中国地方ではハネ、チュウハン、チコウハン、アンザシというそうです。まだまだ、地方では様々あるといいます。

スズキの生息地域・分布

出典: https://i.gyazo.com/999cb0435cb1df16a9b02b1087b6d083.png

スズキの分布を世界で見てみます。

スズキ(マルスズキ)は日本の東北から九州の沿岸と韓国沿岸の一部です。ヒラスズキは茨城以南の本州沿岸だけです。タイリクスズキは本州、韓国、中国の広大な沿岸に分布しています。 タイリクスズキは昭和の時代にに西日本で養殖され始め、台風で逃げ、各地で繁殖し増えて行きました。 西の方から増え続けて今では東京湾でも数を増やしているといいます。ヨーロッパにも近縁種のスズキが生息しております。それにしてもヒラスズキの分布は狭く、貴重です!

ヒラスズキはタイリクスズキと比較して、ごく狭い限られた海域に生息しています。それは上記のとおり茨城県から屋久島までの海域で、日本海では新潟以南だそうです。 しかし、沖縄県でもごくまれに捕獲されるようです。なんとも、不思議なスズキです。

スズキの生態・生育環境

日本の様々な河川に生息しています。

スズキはマルスズキ、タイリクスズキ共に淡水に耐性があり非常に強く、日本の利根川水系では100㎞遡上する事が確認されています。タイリクスズキも同様に、100㎞以上遡上が確認されています。中国では400㎞ともいいます。 これに対し、ヒラスズキは海水傾向が強く、河川では幼魚が見られる程度のようです。離島では河川に入るようですが、基本的には磯やサーフを回遊しているようです。 生態は夜行性の傾向が強く、3種とも群れで回遊をしながら捕食を繰り返しているようです、捕食のターゲットは小魚、エビなどの甲殻類を中心に捕食しています。

季節によって生息域が変わります。

春から初夏までは河川や沿岸域で活動をしています。水温が30℃近くになると沖の冷たい水域に移って生息していて、水温が下がる秋口に再び沿岸に現れ、積極的に捕食活動を行います。 産卵期は12月~2月と言われ、港湾部や河口の穏便な海域で行います。産卵後の3月は再び沿岸域で活発に活動し始めます。

特徴・形態

3種ともよく似ていますが

上の写真はマルスズキです。上述通り、国内に一般的に呼ばれる「スズキ」です。形態は体長は1mを超えます。最大で110㎝を超える個体も捕えられています。スズキは細長く、扁平な体型で、3種とも共通していますが、本種は一番その傾向が強いようです。口が大きく、下顎が突出しています。 体色は背側は若干黒褐色で、全体的にはシルバー色です。尾は大きく、ひれの中心は若干えぐれてハート形です。

上の写真はヒラスズキです。全長はマルスズキ同様1mを超えます。名前の通り側面からみると体高が高いので、マルスズキに比べると平たく感じますが、実際はマルスズキよりに肉付が良いようです。 また下顎もマルスズキより突出しており、尾びれが黒色でえぐれていないところで、マルスズキと見分けがつきます。さらには、側線下方鱗や背鰭軟条数などで区別することができます。体色はひれ以外は明るいシルバー色です。

上の写真はタイリクスズキです。全長はやはり1mを超え、最大は120㎝を超える個体が捕えられているようです。マルスズキに比べ、体色は緑色がかっていて、吻は短いです。 また、幼体は背面に黒斑点がちりばめられる為、ホシスズキとも呼ばれます。こちらは成長と共に薄くなっていく傾向があります。マルスズキより肉付が良く、大型は10kg超える個体も多い、マルスズキで表現すると超大型魚が稀でないという所も特徴です。上の写真も1m超えに見えますが、大きいですね。 因みに最大の記録は134㎝・19kgだそうです!凄まじい記録です!

磯のヒラスズキの動画です。

対馬の磯での釣行の様です。波が高く、テレビでは苦情が来てしまうようなコンディションでの釣行です。が、ヒラスズキはこんなコンディションの方がいいのでしょうね。 獲物は103㎝、10kgオーバーの巨体でした。アングラーも興奮して「デカい!」の連呼でした。こんなのがルアーで釣れてしまうのだからたまりません!

スズキの釣りの情報

上の写真の様にスズキを釣る為の専用のルアーが数々あります。スズキは水面から50㎝以内で良く釣れるのですが、直下20㎝でそれ以上潜らないルアーが設計されて、製造販売されている事からでも、とても人気がある釣りと言えます。

タイリクスズキのトップゲームの動画です。竿のアクションと、トップに出てきたタイリクスズキが見れます。50㎝位の元気なタイリクスズキでした。やはり少し緑色っぽいです。

どうすれば釣れるのか

スズキの釣りは何といってもルアーフィッシングが一番楽しいです。前後述での動画の通り、フィールドは河川、港湾、磯と様々で逆に言えば何処にでもいそうです。釣り方は、スズキの活発な春から初夏、また、秋から初冬に上記のフィールドでルアーで釣ります。 現在専門の竿、ルアーが数多く販売していますので専門の物で釣ります。リールはシマノでしたら3000番、ダイワでしたら2500番位が適当です。 スズキは水面で暴れ、また河川などでは根に潜っていきますので、ラインの先端に、ナイロンの5~6号の強力なラインを結び取り込みに備えます。ルアーは弱った魚を演出します。 水面から、水深5m位で使える物、ルアーの長さは5㎝~20㎝弱の物を選びます。詳しい釣り方の詳細は下記リンクを参考にして下さい。

写真は東京の隅田川ですが、こんな街中の河川でもスズキは元気に遡上しています。それどころか、神田川の様な人工的な水路にも活発に遡上しているようです。 東京の河川内は昔はマルスズキの独壇場でしたが、昨今はタイリクスズキが多く混じってきている様です。 西日本から沿岸伝いに来ています。これはいい事なのか悪い事なのか判断が難しいです。

上の動画は沼津市の狩野川です。筆者の故郷の川です。ここで幾度となく釣行し、何匹も釣りあげました。 じつはスズキが良く釣れる、東日本では有名な川で、過去にはシーバースダービーも行われていました。ここは中流域で有名な支流の柿田川(富士山の雪解け水の湧水群の川)が流れ込んでいて、その為か下流域は魚影がとても濃いです。 さらに観光地で有名な伊豆の天城や修善寺の美味しい鮎を食べにスズキが続々と遡上していきます。

釣り具のメーカーさんは

数多くの道具を開発販売しています

釣り具メーカーは沢山のスズキ用のルアーやロッドやリールを販売しています。専門性もかなり高く、上の写真のロッドは、シーバス専用です。 また、下の写真のルアーもスズキ専用のルアーで(シーバスハンター)と言います。 大きな釣具屋さん(全国展開店)に行くとシーバスコーナーというスズキのルアーフィッシング専門のコーナーがあり、人気の高さが伺えます。 店舗によって差があるものの、スズキのルアーフィッシングの専門の釣り具で、多い所ではルアー500個、ロッド50本、適合リール50個位のボリュームで、コーナーを展開しています。

スズキの味・選び方

美味しい魚です!

スズキはさすがにスーパーで1匹では売っていないと思いますが、半身などでは見かけると思います。 鱗の損傷が無く、色は薄黒からシルバー色で艶のある単色のもので、上記の写真の様にボリューム感が感じられるものを選びます。 時期的には産卵後の2~3月は脂が落ちますので避けた方が良いと思います。最盛期は夏から秋、スズキの洗いの時期です。

スズキの栄養・調理方法

スズキは白身で淡白な魚ですが、脂ののった時期の刺身はとても上品でほんのり甘みがあり、肉質も弾力があってとにかく美味しいです。 脂ののった旬の時期の天然スズキでは、1kgで2000円から5000円で取引される、実は高級魚なのです。 調理法は刺身、夏場は身崩れしやすいので冷水にくぐらせた、有名な洗い、切り身のムニエル、煮つけなどが代表的な調理法でしょうか。 ヨーロッパではムニエルはもちろんワイン蒸、カルパッチョなどで古くから親しまれています。さらに中落や頭は、みそ汁や潮汁でも美味しくいただけますよ。

釣ったスズキの3枚卸しの動画ですね。それにしても大きく見事な個体です。おそらく10年近く生きた個体ではないでしょうか? それだけに美味しく調理してあげたいものですね。3枚卸しは決して難しくないのでリリースが出来なかったら、この動画を参考に覚えて実践をお勧めします。

スズキのその他の情報

大会が各地で行われているようです。

最近ではボートでスズキを釣る事が各所で盛んに行われているようです。昔は(20~30年前)はブラックバスの釣り大会が盛んで、外国産の魚なので少しだけ寂しい気持ちでしたが、国産魚でルアーでこれだけ盛んになってきたのは喜ばしい事です。 動画は去年の浜名湖のようですね。純国産のルアーフィッシングの大会が出来る魚はスズキだけでしょうか?貴重です!

上の動画もスズキのルアーフィッシングの大会の動画です。横浜の大黒ふ頭付近のようですね。 この様に都会の身近な場所で工場排水などにも負けず、必死に生きているスズキに敬意を表する気持ちになります。スズキが私達のそばにいるという見本のようですね。 また、小さな手漕ぎボートの様な参加者もいました。お金を沢山掛けなくても参加できるのは嬉しいです。

海なし県でスズキ?

埼玉県の河川です

埼玉県は皆さんご存知の様に海無し県です。驚きの事実です。遡上する事は予測できましたが、私も実際知らなかったのですが、スズキのルアーフィッシングを盛んに行っていて、釣果があがっているようですね。荒川水系ではかなり上流の方でも楽しまれているみたいです。 大ナマズと共に釣り上げられている様で、スズキの生命力を感じさせられます。

こちらは静岡県の富士川ですが、景色を見ると山梨県でしょうか?富士川は日本三大急流の一つで至る所に、動画の様なラフティングが出来るようなの瀬があります。 いったいどこまで遡上しているのか調べてみたいものです。こんな所でも貪欲に遡上するスズキに凄まじいエネルギーを感じ得ずにはおりません。

こちらは都会でのスズキの釣行です。場所は江東区、隅田川水系でしょうか。皆さんは、ご存知でしたでしょうか? 東京駅や銀座なども近い大都会です。こんな所でもスズキは生息し、釣りによってそれを楽しむ人達がいる事に? スズキが活発に生息できる環境と、スズキを愛してこんなところまで追いかけていく愛好者に感動すらしますね。 どんな場所でも元気に生きている、スズキに皆さんも少し触れてみたらいかがですか?と恐縮ですが、お伝えします。

まとめ

スズキは古来から日本人に親しまれ、夏のスズキの洗いは江戸前の風物詩として江戸庶民に愛されてきました。 平成の現在、その差はいかがでしょうか。食文化は西洋化し、肉食傾向が強くなり、白身魚はアフリカや、東南アジアのスズキの近縁種、ナイルパーチやバラムンディに変わりました。 しかし、スズキを釣るて楽しむ文化が平成以降盛んになっています。私たちは過去の日本人と同じように、(食べる為に漁をすることは無く、感謝して”常”に食べる事は無くても)、スズキを愛する文化を現在も盛んに育んでおり、同時にスズキを愛しているようです。

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