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木材の塗料と塗装DIY方法
木材をペイントする
木材は加工のしやすい材料です。テーブルや棚などの家具をはじめとして、さまざまなアイテムの材料になっています。その木材をペイントすることで、いろいろな見た目に変えることが可能です。
インテリアのテイストにマッチする雰囲気にしたり、風合いに深みを加えて高級感を出したりなど、自由に変化させられます。身のまわりにある木材アイテムが好みの見た目になれば、日々の生活がもっと楽しくなることでしょう。
日曜大工でもペイントは必要
日曜大工で何かを制作するというDIYが当たり前になってきました。そこで使用する材料は、素人でも扱いやすい木材が多いです。日曜大工で自作したものだから、機能性だけがあればよいという考えには同調できません。
見た目にもこだわってこそ愛着がわき、長く使いたくなるのです。製品にはないおしゃれさを表現できることも、日曜大工のよさになります。そういった見た目をよくする作業がペイントで、DIYの大切な工程の1つです。
ペイントは補修にも役立つ
日曜大工でDIYした制作物や購入した製品に関わらず、木材は年月とともに劣化していきます。置き場所が室内や屋外によって、劣化具合は大きく異なってくることでしょう。
ヴィンテージ感やシャビーな雰囲気をあえて演出したい場合を除き、劣化した木材は補修しないと見た目に問題があります。こうした気になる部分をきれいにできるのがペイントで、補修代わりになるのです。また、塗装は木材保護の目的もありメンテナンスになります。
気分転換になるペイント
木材が特に劣化していなくても、ペイントをほどこせば色や雰囲気といった見た目が変わり、気分転換になります。見慣れたインテリアなどいつもの光景に飽きてしまった場合は、新しくペイントをしてみましょう。塗装は夢中になれる作業です。
黙々とペイントする作業自体も楽しめます。生まれ変わった木材によって気分一新でき、生活に新たな意欲が芽生えるはずです。時間に余裕があるなら、ペイントできる木材を探してみてください。
木材の塗料と塗装DIY方法/塗料の選び方
塗料にはさまざまな種類がある
ペイントをおこなうには塗料が必要です。塗料といっても一般的なペンキ以外にさまざまな種類があり、初心者は迷ってしまうことでしょう。
木材へただ色をつけたいだけという場合には、安いペンキや100均ショップに100円で販売されている塗料でも大丈夫です。でもせっかくペイントをほどこすなら、塗料の種類とその特性を知った上で、最適なものを選んだ方がおしゃれな満足のいく仕上がりになります。
水性と油性に分けられる塗料
塗料は水性と油性に分けられます。何が水性または油性なのかというと、顔料などを塗料として使用するための溶剤です。溶剤が水であれば水性で、シンナーなら油性になります。水性の塗料はペイントした後に、ハケや容器などを水で洗い流すことが可能です。
でも油性の塗料は水では落とせず、専用のうすめ液などを使用しないといけません。水性塗料の方が、シンナー臭はなく乾きやすいなどのメリットがあり、初心者におすすめです。
材料や目的にあわせて塗料を選ぶ
扱いやすく初心者向きなのは水性塗料ということが分かりました。水性と油性の違い以外にも、塗料の種類は多くあります。防水または非防水のペンキ、ワックスやオイル、ウレタンニス、後項で詳しく解説していくステインなどです。
注意しないといけないのが、塗料の容器に記載されている用途になります。木材にペイントしても問題がないのか確認してください。適していないと、塗料が木材へ定着せずきれいに仕上がりません。
屋外に置く木材なら防水タイプのペンキ
アサヒペン 防水塗料 1L
木材を使ってDIYしたものを屋外に置く場合が多々あります。屋外は雨が降ったり湿気を直接浴びたりしますので、木材はすぐに劣化してしまいます。なので防水タイプのペンキで保護してあげるとよいでしょう。ペンキ以外に防水できる塗料も選択肢に入れてください。
ただし防水タイプのペンキなどはクリアではなく木材の表面を覆うため、木目など木の風合いを活かせません。それでも屋外使用の場合、防水は大きなポイントです。
木材の塗料と塗装DIY方法/ステイン
木材の風合いを活かすステイン塗料
アサヒペン 水性ステイン ウォルナット 1L
木材の塗料として代表的なのがステイン塗料です。木材の表面へ膜を張らずに、内部へ染み込むことが特徴になります。そのおかげで木材の表面はクリアな状態を保てることから、木目など木の風合いを消しません。
木の風合いがクリアに残る利点として、木材ならではの雰囲気を演出できる、自然の木そのままに深みや高級感を加えられるといったことが挙げられます。木の風合いがただクリアになるだけでなく、際立たせてくれるのです。
カラーバリエーションがあるステイン塗料
カラーの種類が多いカラフルなペンキなどに比べると少ないですが、ステイン塗料もカラーバリエーションがあります。ポップなカラーではなく、どれも木材の風合いを活かしてくれる色合いです。
アンティーク調にしたり重厚な高級感をだしたりと、安価なツーバイフォー材であっても、ステイン塗料のカラーによっていろいろな表現ができます。カラーで印象が変わるため、仕上げたい状態をはっきりさせてから使う色を選びましょう。
ステイン塗料は保護剤の効果が弱い
木材の表面をクリアに残しつつ、雰囲気のよい着色が可能になるステイン塗料ですが弱点もあります。それは木材を保護する性質が弱いことです。木材の表面を膜で覆わずに内部へ染み込むため、バリアの効果がありません。
先項でペイントは木材保護の目的もあると説明したものの、ステイン塗料はこの保護剤として期待しないでください。ですが他の仕上げ剤と組み合わせて使うことで、木材を保護できないという弱点を補えます。
木材の塗料と塗装DIY方法/ステインの水性と油性の違い
水性と油性があるステイン塗料
ステイン塗料は一種類だけでなく水性と油性があります。水性と油性の違いについては先項で説明した通りです。ではどちらを使用するべきか、日曜大工の初心者は特に気になることでしょう。
ステイン塗料の水性と油性の違いは、ペンキなどと同様に溶剤の違いですが、扱いやすさと仕上がりの状態に関わってきます。取り扱いについてはペイントの慣れでカバー可能です。なので仕上がりの目的にあわせて選ぶのがおすすめです。
ステイン塗料の水性と油性の各特徴
ステイン塗料における水性と油性の違いを理解した上で、どちらを使うか考えてみてください。ステイン塗料を薄めたり洗ったりする場合、水性は水で大丈夫ですが、油性は専用のうすめ液を使う必要があります。
塗料特有の臭いは、水性はあまり臭くなく、油性は強い臭いです。仕上がりの状態を除いた大きなチェックポイントは、この2点になります。これだけで判断すると、初心者向きのステイン塗料は扱いやすい水性です。
水性ステインのメリット
カンペハピオ 水性ステイン+ 新ウォルナット 300ML
水性ステインは上記2点に加えて、ムラなく塗れることもポイントです。塗り残ったステイン塗料は拭き取れるので、均一に仕上げられます。これは初心者であっても上手なペイントが可能ということです。
さらに水性ステインのメリットは扱いやすさの他にもあります。水性の方が油性よりもカラーの数が多い上に、違うカラーを混ぜ合わせて使うことが可能です。なので細かな色合いによる表現の幅が広がります。
オイルステインのメリット
カンペハピオ オイルステインA チーク 100ML
日曜大工の初心者は、ステイン塗料のペイントに慣れるまで水性を使うのがよいでしょう。油性はオイルステインと呼ばれていて、水性にはないメリットを持ちます。それは仕上がりの美しさで、水性にツヤは出ませんが、油性はきれいなツヤが生まれるのです。
扱いづらさを上回るほどの仕上がりになることから、オイルステインは高い人気があります。初心者も水性ペイントにトライした後は、油性に挑戦してみてください。
水性オイルステインという種類
アサヒペン 水性ステイン ウォルナット 2L
ステイン塗料には水性に加え、オイルステインと呼ばれる油性の種類があることと、それぞれの大きな特徴について分かったと思います。ところがややこしいことに、水性オイルステインという種類も存在します。
これは水性と油性が混ざっているような印象を受けるかもしれません。ですがそれは間違いで、水性オイルステインは水性です。水性のステイン塗料ながらも油性ならではの美しい仕上がりになるといった種類になります。
木材の塗料と塗装DIY方法/ペンキ
ペンキは木材の表面に膜を覆う塗料
アサヒペン 水性多用途カラー 1.6L ツヤ消し白
ステイン塗料は木材の内部に染み込みますが、その反対に木材の表面へ膜を覆う塗料があります。該当するのはペンキやワックス、ウレタンニスなどです。木の表面にとどまることから、木目など木の風合いが薄れてしまうことがデメリットになります。
でも保護剤としての効果は高く、これらの塗料だけで木材を長く使うことが可能です。屋外に置く木材であれば、防水タイプのペンキが最適になります。
カラーが豊富なペンキ
ペンキはクリアさがないもののカラーが豊富です。なので木の風合いにこだわらないなら、さまざまな色に仕上げられます。防水タイプであってもカラーはたくさんあるため、屋外にカラフルな木材を置くことが可能です。
屋外または水に濡れる場所では、なるべく防水タイプを使いましょう。防水だと安心感もあります。
木材の塗料と塗装DIY方法/ワックス
ワックスは膜を張っても木の風合いを活かす
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ペンキをペイントする際には、木の風合いに関してあきらめた方がよいでしょう。木の風合いをクリアに残しつつ、木材の表面へ膜を張るかたちでペイントする場合はワックスが適しています。
ブライワックスやアンティークワックスが有名で、ステイン塗料と同じく木材に深みと高級感を与えてくれる塗料です。塗り方によっては、この上ない雰囲気に仕上げられます。
ステイン塗料とワックスを組み合わせる
ワックスによるペイントの美しさを最大限に引き出すためには、ステイン塗料の組み合わせと磨き上げ、重ね塗りが重要になります。先にステイン塗料をペイントし、十分に乾かしてからワックスを塗り込み、しっかりと磨いてください。
そしてまた上からワックスを塗ってよく磨くことを繰り返せば、重厚さが増していきます。保護剤としての効果もあるため、理想の状態に仕上げたその木材を長く使い続けることが可能です。
木材の塗料と塗装DIY方法/ウレタンニス
クリアなウレタンニスを仕上げ剤に使う
パジコ ニス 水性防水材 ツヤあり 100ml
ステイン塗料はクリアに木の風合いを残せますが、保護する効果は期待できません。なので劣化防止の保護剤として仕上げ剤を組み合わせます。その仕上げ剤に最適なのがウレタンニスです。ウレタンニスは着色目的ではなく保護剤として使用します。
木材を保護しながらも、クリアなために木目などを消さないのがメリットです。また、ウレタンニスを塗ることで、水性ステイン塗料では表現できない鏡面のような艶出しも可能になります。
ウレタンニスのデメリット
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ウレタンニスにはデメリットもあります。これを理解した上で使用してください。ウレタンニスは硬く固まり、木材をしっかりと保護してくれます。ですが傷がつきやすく、クリアなこともあって汚く見えてしまいがちです。
そうなるとウレタンニスの塗り直しとなりますが、その際には先に塗っていたウレタンニスを剥がさないといけません。重ね塗りしてもきれいにはならないので、注意が必要です。そのため心配な方は、スプレータイプがおすすめです。
木材の塗料と塗装DIY方法/初心者向け
水性ステインとニスが初心者におすすめ
日曜大工に慣れていない初心者におすすめの塗料は、水性ステインとウレタンニスの組み合わせです。日曜大工で制作した物もステイン塗料によって、木の風合いが残る味わい深い状態に仕上げられます。
それにウレタンニスで仕上げれば、美しいツヤが出る上に木材を保護することが可能です。基本的にこれだけの塗装でも十分な見た目になることでしょう。ペイントする手順もペンキなどに比べて簡単です。
初心者は水性ステインを使うのがポイント
先項でも何度か説明してきましたが、初心者に適しているのは水性の塗料です。ステイン塗料に関しても同様で、水性なら油性に比べて、強い臭いがなく乾きが早いことに加え、水で薄めたり道具を洗ったりできる楽さがあります。
慣れないうちは、なるべく簡単に作業をすませられるようにして、日曜大工に対する苦手意識を生まないようにしましょう。数をこなしていけば、難しい作業も無理なくこなせるようになります。
木材の塗料と塗装DIY方法/基本手順①研磨
木材の表面を磨いてきれいにする
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ペイントをほどこす場合、最初の手順としてその材料の表面をきれいにします。汚れなどが付いていると仕上がりが美しくないためです。さらに木材への塗装は、表面の凸凹やザラつきをなくす必要があります。
サンドペーパーによる研磨でフラットな状態にすることが可能です。ペイントする表面の全面を磨き上げてください。
サンドペーパーの使い方
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研磨する木材の表面が狭い場合には、サンドペーパーを手に持って磨けば大丈夫です。でもある程度の広さだと大変なので、小さな木材などにサンドペーパーを巻いて磨きましょう。もっと広い面積を研磨する際には、サンダーなどの道具を使います。
100均ショップで販売されている簡易的なものから、ホームセンターにある本格的なものまでさまざまです。プロが使うような電動タイプのサンダーもあるので、用途にあわせて選びます。
木材の塗料と塗装DIY方法/基本手順②場所の準備
まわりが汚れないように保護をする
ペイント作業をすると、どうしても塗料が垂れたりはねたりして、まわりが汚れてしまいます。塗料が付いても問題がないように、新聞紙やシートなどを敷いてその上で塗装をおこないましょう。
木材の全面へ塗装しない場合には、塗料を付けたくない部分をマスキングテープで保護すれば安心です。また、裏面など塗装面を変える際、先にペイントした面が新聞紙などに付着してしまいそうな時には、他の木材などで浮かしてください。
木材の塗料と塗装DIY方法/基本手順③道具の準備
新品のハケは下処理をほどこす
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新品のハケは、必ず何本かの毛が抜けます。ペイント中に毛が抜けて塗料に混じり、塗装面へ付着してそれが固まると、どれだけ丁寧にペイントしても見た目が悪くなってしまうことでしょう。そういった事態を防ぐために、新しく使うハケは基本的に下処理をほどこします。
ハケをまわしたり手で軽くさばいたりして、抜ける毛をすべて取り除いてください。
木材の塗料と塗装DIY方法/基本手順④塗料の準備
使う分の塗料を用意する
ショーワグローブ 8072
ここからの手順では、手が汚れないようにビニール手袋を着用するのがおすすめです。塗料は中身が分離しますので、使う直前によくかき混ぜます。そして使用する分だけを他の容器に移し、その塗料をハケにとってペイントしてください。
薄める必要がある場合には、その塗料に適したうすめ液を使わないといけません。
木材の塗料と塗装DIY方法/基本手順⑤塗装
ペイントのコツ
ハケにとった塗料をペイントする際に、端から塗ると角にハケが当たって塗料が落ちてしまいます。なので内側から外側に向かって塗っていきましょう。木目にしたがって塗るのが基本です。なるべく均一になるよう薄く広く塗るようにします。力は入れないようにするのがコツです。
木材の塗料と塗装DIY方法/基本手順⑥二度塗り
二度塗りでムラをなくして深みを出す
塗料を一回ペイントしただけでは、ムラが出たり薄かったりします。そこで十分に乾燥させた後で二度塗り、または何度かの重ね塗りをほどこしましょう。サンドペーパーで研磨をした後に重ね塗りをした方が、美しく仕上がる塗料も多くあります。
木材の塗料と塗装DIY方法/まとめ
DIYで役立つ木材の塗装方法と塗料の選び方を解説してきました。塗料には水性と油性があり、初心者には水性がおすすめです。他の種類として、木材の内部に染み込むステイン塗料、木材の表面に膜を張るペンキやワックスなどがあります。
ステイン塗料の場合は、仕上げ剤としてウレタンニスも併用しましょう。基本的な塗装手順が分かれば、木材のペイントは簡単です。塗装をマスターし日曜大工でおしゃれな制作物を手作りしてください。
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