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蔵王山とは?気になる火山観測状況や噴火可能性についても解説!

蔵王山をご存知でしょうか?蔵王山とは宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰の通称です。蔵王山は活火山ですので、山頂付近の火口に行くと火口湖が見られます。今回いはそんな蔵王山の概要と、気になる気になる火山観測状況や噴火可能性についてもまとめます!
2020年8月27日
T・S
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蔵王山とは?

蔵王山とは、宮城県と山形県にまたがった連山を指します。蔵王山は日本百名山の一つとして数えられており、全国の登山家には知られた山ですね。最近では火山噴火の可能性があるとして規制がなされ話題になりましたが、蔵王山がどんな山なのか知らない方も沢山いた様子。今回はそんな蔵王山についてまとめましたので、是非登山に行ってみましょう!

蔵王山の特徴と標高

蔵王山の読み方

蔵王山と書くと「くらおうやま」と呼びたくなる方も多いかもしれませんが、これは「ざおうざん」と呼びます。また、蔵王山がある地元の歌では「ざおうさん」と呼ばれることもありますね。後述しますが、実は「蔵王山」という名称の山が日本には他にもあり、その山によって多少呼び方が違います。蔵王連峰を指したい場合は「ざおうざん」と呼ぶのがおすすめです。

蔵王山の昔の呼び方

蔵王山には古くからの読み方もあり、「刈田嶺(かったみね、かったね、かりだのみね)」という呼び方と、「不忘山(わすれずのやま)」という呼び方があります。現在この呼び方をする方はあまり多くはありませんが、覚えておくことで地元住民との会話がスムーズになるかもしれません。蔵王連峰で三番目に高い山は刈田岳と言いますので、それに因んでいるのかもしれませんね。

蔵王山は蔵王連峰

今では多くの方が蔵王山と呼んでいますが、実は蔵王山という山は存在しません。正しくは蔵王連峰と言います。しかし、蔵王連峰という呼び方よりも、まとめて蔵王山という呼び方が定着した為、現在では蔵王山と呼ぶことが多くなりました。実際に蔵王山に行った際には14もの山々がありますので、蔵王山の一言では表せないということを覚えておきましょう。

主峰熊野岳の標高

蔵王山は低い山も高い山もあるのですが、一番大きな主峰が熊野岳と言い、標高は1841mとなっています。1841mと言えばかなりの高さですので、山頂から見る光景も絶景です。また、二番目に大きいのは屛風岳で、標高は1825m。どちらもかなりの標高ですね。因みに屛風岳の標高1825mは宮城県最高峰となっています。その他の山は標高1000mいかないものがいくつかと、標高1700m付近の山が並びます。

蔵王山は活火山

蔵王山を語る上で外せないのが「活火山」であることです。蔵王山は遥か昔「海底火山」であったと考えられており、約10万年ほど前に熊野岳などを形成したと言われています。そんな蔵王山は今も火山活動が起きる可能性があり、最近では登山規制も行われましたね。気象庁がしっかりと観測していますが、気象庁の観測にだけ頼るのではなく、しっかりと備えをして登山をしましょう。

温泉とスキー場も併設

蔵王山はとても有名な観光スポット。活火山があるということで、周辺には温泉施設も多いのです。また、スキー場も設けられていますので、沢山の方が集まります。周辺に沢山の施設があると、遠出で登山に来た時も休める場所が沢山あってありがたいですよね。是非、蔵王山付近も楽しみましょう。


蔵王山の山頂の様子

雪が積もる蔵王山

こちらの写真は冬時期に見られる雪の積もった蔵王山です。蔵王山は冬時期になると雪がしっかり積もりますので、とても美しい光景を見せてくれます。氷点下の環境で見られる樹氷も見ることが出来ますので、冬の蔵王山も気になるところですね。しかし11月初旬から春まで、蔵王ハイラインという道は交通規制され車で通れなくなりますのでご注意下さい。

蔵王山の絶景

こちらの写真では蔵王山山頂の様子が撮影されています。蔵王山の山頂は1800mにもなりますので、空も近くなり、絶景ですよね。蔵王山の山頂まで行くと岩だらけになり、かなりゴツゴツとした大地が広がります。この光景を見るために多くの方が登山されていますね。

蔵王山の御釜

こちらの写真では蔵王山の「御釜」と呼ばれる「噴火口」を撮影されています。活火山の噴火口はこうして湖となることが多く、火口湖と呼ばれていますね。また、この噴火口は「五色沼」と呼ばれており、美しいグリーンがとても印象的です。

山頂は岩だらけ

こちらは蔵王山の山頂がいかにゴツゴツとした岩だらけの大地なのかが分かる写真です。蔵王山の山頂はこのようになっており、緑豊かな大地などでは無いのです。標高も1800mまで行ってますので、視界は地面と空だけになってしまいます。また、山頂ともなれば空気は冷たくなっていますので、とても清々しい気持ちになりますね。

蔵王山の規制

気象台から出された火口周辺規制

蔵王山が規制されていることに少し触れてきましたが、蔵王山が本格的に規制され始めたのは平成30年1月30日。気象台から発表された火口周辺警報により規制されたのです。これは噴火警戒レベル2と呼ばれる段階で、入山は問題なく出来るのですが、火口付近には近寄ってはいけないという警報です。レベルは5段階あり、一番上のレベル5まで行くと即避難となります。

現在の火口周辺規制

1月30日に発表されたレベル2の警報は平成30年3月6日にレベル1に引き下げられました。レベル1は「活火山であることに留意」するレベル。つまり注意して、装備も整えて登山しましょうといレベルだといえますね。また、レベル1の段階でも火山灰が飛ぶ可能性がありますので、火口周辺にはうかつには近寄れません。

観測は続いている

現在はレベル1まで引き下げられた活火山レベルですが、いつ噴火警戒レベルに達するかは分かりませんので、今も危険性を感じながら観測されています。観測によると火山活動により山の一部が盛り上がったとされていますので、レベル1とはいえ怖く感じますよね。下記で活火山登山に必要なものもまとめましたので、是非参考にして登山して下さい。


蔵王山の登山方法

登山の際は装備を万全に

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活火山の登山に行く際には、服装と装備をしっかり整えましょう。必須のものとされているのは「リュックサック、登山靴、ヘルメット、軍手、雨具、水、非常食、ラジオ、携帯電話、地図、ヘッドランプ、電池、防寒具、タオル、非常用の薬、ゴミ袋」です。また、あると良いものとしては「登山用ステッキ、日焼け止めクリーム、サングラス、バンドエイド、着替え、保険証のコピー、携帯電話のバッテリー」などがあります。

登山前に火山防災マップもチェック

上記画像は山形県のホームページで表示されている蔵王山火山防災マップです。ハザードマップには危険性のある場所が円で囲まれていますね。別ページには火山噴火が起きた際に避難する場所なども書かれています。ご自分が行かれた際に噴火する確率は高くないかもしれませんが、もしもを考えるのが大切ですので、事前に火山防災マップを見てから登山しましょう。

蔵王山からの避難

蔵王山に行った際に噴火してしまったら、どうすれば良いのでしょうか?噴火口に一番近い登山道が「馬の背登山道」という場所なのですが、ここを通行中に警報がもし鳴ったなら、馬の背登山道には誘導看板が立てられていますので、誘導看板に従って、経路図通りに避難しましょう。こういったことも、覚えておくだけでいざという時に使えます。

蔵王山へのアクセス

蔵王山へ遠方から電車でのアクセスは、まずは山形駅まで行きましょう!そこから山形交通のバスに乗り、蔵王温泉に行きます。山頂まで一気に行かれる際はロープウェイで山麓線、山頂線を乗り継ぎましょう。車でのアクセスは、山形自動車道の蔵王インターチェンジで降りて、蔵王有料道路に乗ればあとは直通となっています。アクセスもシンプルなので行きやすいですね!

蔵王山だけじゃ勘違いが起きる?

福井県の蔵王山

先述しましたが、実は全国にはいくつかの蔵王山が存在します。もちろん蔵王連峰に何か関係がある訳ではないのですが、そういった名前の山たちが存在するのです。一つ目は福井県永平寺町にある蔵王山。これは「ざおうさん」と呼ばれており、あの有名な永平寺もありますのでよく知られていますね。アクセスも容易で、福井駅からバスで10分ほどで着きます。

愛知県の蔵王山

次は愛知県にある蔵王山です。愛知県にある蔵王山も読み方は「ざおうさん」。こちらの蔵王山は展望台がとても有名で、夜の展望台はライトアップされとても美しくなります。幻想的な空間が広がりますので、デートスポットに良いですね。登山とは趣旨が違いますが、気になった方はチェックしてみて下さい。アクセスは車で行くのがおすすめです。

新潟県の蔵王山


もう一つ、新潟県にも蔵王山があります。こちらの蔵王山の読み方は「ざおうやま」で、本来は高坪山と言います。高坪山の標高は570mととても低いので、蔵王連峰とは大きな違いがありますね。登山口にはちゃんとトイレもあり、駐車場もちゃんと整備されていますのでとても行きやすい山です。車でのアクセスは荒川胎内ICより14分。電車でのアクセスは坂町駅で降り、そこからタクシーで10分です。

蔵王山に関するTwitter

蔵王山は100万年前から

こちらのツイートでは蔵王山の歴史について書かれています。蔵王山は昔海底火山であったことを先述しましたが、それが100万年前の話しだと言われています。そこから何十万年も経って山らしくなりました。文献に残っている噴火記録は西暦773年の噴火で、刈田岳で噴火したのではないかと言われています。そこから数十年から100年ほどのペースで噴火しており、最後の噴火は1940年となっています。

登山の際は防寒を

こちらのツイートでは蔵王山に行って寒い思いをした様子が書かれています。ツイートは5月11日ですので、暖かくなってきた時期。ですが、蔵王山は標高1800mもありますので、御釜付近まで行かれるとかなり寒いはずです。蔵王山の山頂まで行くのであれば、気温差を考慮した装備をしていきましょう。

まとめ~蔵王山登山~

今回の「蔵王山とは?気になる火山観測状況や噴火可能性についても解説!」はいかがでしたでしょうか? 蔵王山の歴史・概要から、現在の観測状況・規制状況まで様々なことに触れさせて頂きましたが、少し怖くなる内容も多かったかもしれません。しかし、現在はレベル1まで引き下げられていますので、登山は問題なく行えます。しっかり装備を整えてチャレンジしてみましょう!山頂はとても美しいので、きっと良い思い出になりますよ!

蔵王山が気になる方はこちらもチェック!

今回は蔵王山についてまとめさせて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」では他にも様々な登山に関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。