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簡単手作り楽器「ストロー笛」の作り方!音階のつけ方や吹き方のコツまで解説!

手作りの楽器「ストロー笛」は吹き方に少しコツが必要です。ストロー笛にもその作り方に種類があって音の出方が違うものもあります。うまくストロー笛が鳴らすには笛の種類を変えるのも手です。手作りの楽器「ストロー笛」の簡単な作り方、音階のつけかたを動画でご紹介します。
2020年8月27日
佐藤3
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ストロー楽器「手作り笛」の作り方教えます

ストロー笛を鳴らすのは難しい

ストロー笛のことをテレビや動画などで知り作ってみたけれど鳴らなかったという人はけっこういるようです。草笛が鳴らせる人なら、ちょっとしたコツがわかれば簡単に鳴らせるのですが、このような楽器にはじめて触れる人は最初からそう上手にはできませんね。

色んなストロー笛を作って鳴らしてみよう

幸いなことにストロー笛はノーマルの簡単な形から音階をつけたもの、ストローオーボエやトロンボーンなど作り方、吹き方の違う種類もあります。その中には、人によっては鳴らしやすい楽器の形もあるでしょう。5種類のストロー笛の作り方と、その音階の原理、付け方をご紹介します。楽しい自作の楽器で遊んでみましょう。

ストロー楽器「手作り笛」の作り方/音階無し

ストロー笛と聞いてどんな形をイメージするでしょうか。ストロー笛にも種類がありますがその中でも一番小型で、加工するところが少なくて、シンプルな形がこの音階なしのストロー笛です。鳴らすのにはコツがいりますが、作るのは一番簡単な手作り笛です。

簡単ストロー笛の作り方

まずは、一番シンプルな吹き口だけの形のストロー笛の作り方です。草笛を鳴らしたことがある人なら、そんなイメージで口に加えて息を吹き込んでみると鳴ることもあるでしょう。適当な長さにカットして先を斜めにカットするだけです。まずは、この簡単なストロー笛から作ってみてください。

ストロー楽器「手作り笛」音階の作り方

ストロー笛はピーピーとしか鳴らすことができないと思っている人もいるでしょうが、作り方や吹き方で驚くほど綺麗な音が出る笛になります。太いストローや細いストローではどのような音の差があるのでしょうか。ストロー笛に音階を付けるにはどうしたらいいのでしょうか。ストロー笛でドレミ・・・を吹いている動画をまず見てみましょう。とてもハッキリ綺麗に音階になっているので驚きますよ。

音階付きの笛の簡単な作り方

笛を作ったらある程度音階を作れれば曲が吹けて楽しいなと誰もが感じるでしょう。ストロー笛でもドレミ・・・の音階を作ることが可能です。ストローの長さを変えることで音の高さが変わります。それを利用して狙った音の高さを順にならべれば、ドレミファソラシドと鳴るストロー笛を作ることができます。


音階を付けるにはどうしたらいい?

低いド:1として、レ:0.89、ミ:0.79、ファ:0.75、ソ:0.67、ラ:0.59、シ:0.53となります。1オクターブ高いドは元のドの0.5、つまり半分の長さにすることで1オクターブ上の音を出ることになっています。基本とするドの音の高さはストローの太さにもよりますので、まずは自分が使うストローだとドの音は何センチなのか見つければ音階を作ることは意外と簡単にできます。

ストロー楽器「手作り笛」の作り方/音階有り

上の動画は細かい作り方がなかったので、別の動画で作り方をみていきましょう。このタイプは「空き瓶の口に横から息を吹きかけると音が出る」という気柱共鳴という原理を利用したストロー笛です。簡単な音階なしの笛と比べて、音を出しやすいのが特徴です。

ストロー笛(音階あり)の作り方

鳴らしやすいそうな「弁」のないストロー笛の作り方です。ストローの長さを固定して音の高さを作っているので、誰がいつ吹いてもきちんとした音階となります。ストローの本数は必要となってきますが、音階ありで吹き方によってきちんとした曲が吹ける手作り楽器です。

ストロー楽器「手作り笛」の作り方/トロンボーン

ストロートロンボーンを作るにはシングルリードという他では見ないリードの作り方をしています。このリードの形もシンプルなストロー笛とはまた違っているので、こちらの方が鳴らしやすいという人もいるかも知れません。

ストロー笛トロンボーンの作り方

ストロー笛で音階を作ろうとするならストローの長さを変えればよいというのはここまででわかりましたね。ひとつのストロー笛に少し細いストローを差し上下させて長さを変えることで音の高低をつけるタイプのストロー笛をストロートロンボーンといいます。動画では音の拡張器も取り付けています。ストロー笛でもっと大きな音を出したい人は真似してみてはいかがでしょう。さらにトロンボーンっぽくなります。

ストロー楽器「手作り笛」の作り方/オーボエ

ストローオーボエは鳴らすリード部分は先端を三角に切ったリードの作り方でシンプルな形と同じです。音階をソプラノリコーダーと組み合わせることによって作っています。鳴らし方にはコツが必要です。

ストロー笛オーボエの作り方

リコーダーのような形をしたストローオーボエ。このストロー笛でも音階を出すことができます。ソプラノリコーダーの吹き口を外してストロー笛と付け替えています。牛乳パックなど家庭にあるもので吹き口を作っているので、ソプラノリコーダーがあれば簡単に作ることができます。

ストロー楽器「手作り笛」音階の原理


どうでしょうか。5つのストロー笛の作り方をご紹介してきました。うまく鳴らせるストロー笛はできましたか?音が鳴ったら次は音階をつけることに挑戦です。音階の作り方も見てきましたが、なぜ長さが変わると音が変わるのか、その原理をご説明します。

どうして音の高さが変わるの

ストロー笛で「弁」を振動させて音を出すリード式のストロー笛は実はストローの長さ以外でも吹き込む息の強さで音の高さが変わってきます。同じストロー笛を吹いても人によって音が違ってくるのはこのためです。それと比較してリードではなく横から息を吹きかける「気柱共鳴」という原理を利用したストロー笛は音の高さがストローの長さだけに依存するので安定した音階を作ることができます。「ストロー笛の音の高さの仕組みは笛の種類によって微妙に違う」のです。

気柱共鳴の原理・仕組み

ちょっと名前が難しいですが、気柱共鳴の原理はストローの中に送り込まれた空気の振動が音になります。このストロー増えで音を出すのは「密封されていること」が必要です。密封されているので空気が振動し、ストローの長さによってこの振動の幅がかわり音程ができるという仕組みなのです。

ストロー楽器「手作り笛」が鳴らないときは

ストロー笛が鳴らない原因

オーボエタイプでもトロンボーンタイプでも、気柱共鳴のストロー笛でも音を出すことができないという人もいるようです。特に小さなお子さんは力任せに強く吹けば良いと思ってしまって、ストロー笛を吹くのにクタクタになってしまう人もいるようです。ストロー笛が鳴らない原因はどこにあるのでしょうか。2つの面から鳴らない理由にアプローチしてみましょう。

吹き方に問題がある

オーボエでもトロンボーンでもストロー笛はちゃんとできているけれど、吹き方に問題があれば鳴らすことはできません。ある程度急激な空気の移動は必要ですが、そんなに疲れるほど強く吹けば鳴るというわけではありません。リードによってその鳴る強さに違いがあるので、その強さを見つけてあげることです。

気柱共鳴の方が鳴りやすい

潰し方と吹き方の両方気をつけなくてはいけない、オーボエやトロンボーンなどのリードタイプのストロー笛よりも空き瓶の口に横から息を吹き込む「気柱共鳴」の方が音の出し方が楽だという人が多いです。どうしてもリード式のストロー笛で音が出せない人は、気柱共鳴のストロー笛を試してみてはいかがでしょうか。

ストロー笛に問題がある

ストロー笛を鳴らすコツがわかっても、どうしても音が鳴らないのはストロー笛の作り方に問題がある場合もあります。シンプルなストロー笛の作り方のコツで「左右を対称に」「比較的鋭い形に」リード部分ほ切るという注意がありました。この2つはしっかりクリアできているでしょうか。ストロー笛が鳴る原理にはトロンボーンやオーボエのようなリード式と気柱共鳴では原理に違いがあります。リード式は弁の調整によっていくらがんばっても鳴らないものも出来てしまいます。

ストロー楽器「手作り笛」鳴らし方のコツ

やみくもに吹いても音は出ない

ストロー笛の吹き方で強く吹くと音が出ると説明しているサイトやブログを見かけます。あくまでも個人的な感想ですが、強さよりもストローの潰し加減を調整した方が鳴りにくいストロー笛を鳴らすことができる印象です。中には強く吹くのがちょうど振動するストロー笛もあるでしょうが、全てがそうとは限りません。やみくもに吹いても疲れるだけなので吹く工夫をして乗り切りましょう。


吹き方のコツ1

ストロー笛が鳴らない時は「①吹き込む息の強さを強くしたり弱くしたりしてみる」。これを試してみることをおすすめします。吹く息の強弱をつけることで、どこかにストローのリードが「ブブッ」と振動するところを見つけることができます。リードを振動させることで音が出ますので、振動する場所を見つけることが大切です。

吹き方のコツ2

ストロー笛が鳴らない時は「②浅く咥えて気持ち潰すようにして吹いてみる」と音が出ることがよくあります。これもストロー笛のリードを振動させるポイントを見つける方法です。何もしていないストローをただ吹いても音が出ないように、潰し方が甘いストローはスースーと息の音しかしません。潰しすぎると息が通らず音がしても「ッブッ」と短い音で面白くありません。気持ちよくリードが振動しつづける潰し加減を探しましょう。

吹き方のコツ3

ストロー笛が鳴らない時は「③少し深く咥えてみる」と案外うまくストローが潰せてリードが振動します。この原理はよくわからないのですが、リード部分から少し離れたところを咥えることで、微妙な潰し加減ができるのではないかと想像できます。鳴るストロー笛を作るのは意外とデリケートな調整が必要となってくるのですね。

まとめ

オーボエやトロンボーン、鳴らしやすい気柱共鳴を利用したストロー笛などいくつかの違った作り方をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。また、どうしてストロー笛に音階をつけられるのか、その付け方もご理解いただけたかと思います。ストロー笛を鳴らすのはコツがあり、誰でも最初から簡単に鳴らすことは難しいです。でも、練習していれば子供でも鳴らすことができるようになります。ぜひストロー笛で楽しく遊べるようがんばってみてください。

手作りおもちゃが気になる人はこちらをチェック!

ストロー笛の他にも、折り紙やスーパーボールなど子供と一緒に遊べる手作りおもちゃの記事があります。もっと手作りおもちゃのことを知りたいというひとは、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。きっとお子さんとの楽しい時間が過ごせるでしょう。