ダイワ ロッド ゴウイン ブル STD HH-175
美味しい高級魚「あら」とは?
美味しい高級魚「あら」を知っている方はあまり多くありません。というのも、本当に高級魚ですので、一匹数万円することも珍しくないからですね。そんな「あら」の味はとても美味しく、一度食べたことがある方であれば、また食べたくなることは間違いありません。今回はそんな美味しい高級魚「あら」について、特徴や食べ方、釣り方までまとめていきます。
高級魚「あら」の特徴
体長1m前後になる大きな美味しい魚
高級魚「あら」はスズキ目のハタ科アラ属にあたる魚です。ハタ科にも様々ありますが、「あら」はとても大きな魚で、最大で1mほどになります。しかし、漁で1m級のあらが毎回必ず獲れる訳ではなく、大きなあらは本当に貴重な存在。大きいほど価値が上がりますので、釣りで大きなあらが釣れた際にはとても喜ばれます。一度は大きなあらを釣ってみたいですね。
様々な地方名を持つ「あら」
あらは様々な地方名を持っているため、ちょっと話しがかみ合わなくなることもある魚です。三重県ではアラマスということがあり、石川県ではホタ、他にもイカケやカンナ、キツネなどなど、本来の名前の原型が残っていない呼び方が沢山ありますね。中にはクエと呼んだりタラと呼ぶ方もいて、他の魚と混同してしまうこともしばしばある魚です。
高級魚「あら」の旬
高級魚「あら」は秋から冬が旬!
高級魚である「あら」の旬は秋から冬にかけてです。旬のあらは特にあぶらが乗ってきますので、とても美味しいと言われていますね。ただし、旬の時期のあらを食べようと思っても、そもそもの流通量が少ないため中々食べられません。もちろんお値段を出せば食べられる場所はありますが、気軽には食べにくいと言えますね。
美味しい「あら」の選び方
小型のあらであれば普通に見かけることもあります。その際の選び方も知っておきましょう!美味しいあらは色を保っており白く変色していません。鮮度の良いあらはベージュ、または茶色っぽい色をしています。それが、時間が経つにつれ白っぽくなっていくのです。また、鰓(えら)がしっかりと赤いものの方が鮮度が良くて美味しいですね。
高級魚「あら」はなぜ高級なのか?
入荷量が少ないため高級魚になる
あらは旬の時期に関わらず高級魚として知られています。あらは北海道から九州まで生息しており、太平洋・日本海問わず泳いでいるのですが、実は漁獲量が少ないため高級なのです。ただ漁獲量が少ないだけであれば値段も上がらないのですが、とても味が良いために跳ね上がってしまうのですね。漁獲されるときは底曵網か釣りのどちらかです。
小さな「あら」なら沢山とれるが味は大きい方が
大きなあらは超高級魚として知られていますが、中々大きなあらは漁獲されません。その代わり小さなあら(コアラとも呼ばれます)はまとまって日本海で漁獲されています。たまに見かける小さなあらはそういったものですね。あらは大きいほど味が良くなるので高価になり、小さなあらであれば手に入れやすい価格帯になってきます。大きなあらを食べてみたいところですが、中々機会が無い魚ですね。
高級魚「あら」の食べ方・捌き方
食べ方・捌き方①ウロコ取り
あらを料理するときは、まずはウロコを剥いでいきましょう。あらはウロコ掻きなどで普通の魚のようなウロコ取りをするのではなく、皮ごとウロコを剥いでしまうイメージです。ですので、尾のところに包丁をあてて、滑らせるようにはぎ取ってしまいましょう。胸鰭のあたりまで一気に包丁を滑らせていき、全体的に皮をとってしまいます。
食べ方・捌き方②内蔵取り
全体のウロコを剥ぎ落とし、綺麗な白身が現れた状態に出来たら、次はお腹に包丁を入れて内蔵を出していきましょう。ここは普通のお魚と同じやり方で大丈夫です。取り出した内蔵も美味しく食べられますので、内蔵料理が好きな方は捨てずに使います。また、骨も美味しいダシが出ますので、汁物に是非使いたいですね。えらも食べられますので、興味がある方は綺麗に洗っていただきましょう。
食べ方・捌き方③身を捌く
内蔵を一通り出して綺麗な状態になったら、包丁で捌いていきましょう。旬の時期のあらだとあぶらが乗っていますので、包丁が若干絡むかもしれません。小さなあらであれば容易にさばけるかと思いますが、大きなあらを綺麗に捌くのには多少の経験値が必要。捌くのに自信が無い方で大きなあらを手に入れてしまった時は、経験がある方に手伝ってもらいたいですね。
食べ方・捌き方④冊取り
三枚おろしにしたあとは、どんどん切り離して冊取りしていきましょう。使用用途に応じたサイズに切り分けていき、骨なども綺麗に切り離していきます。余分な水分がついている場合はペーパーなどに水分を吸わせると良いですね。いざ冊取りが終われば、刺身にするなり調理するなり、楽しく調理して食べるだけです!
高級魚「あら」の料理レシピ
料理レシピ①刺身
高級魚である「あら」はどんな料理レシピにしても美味しいのですが、まずは旬の美味しさをそのまま味わえる刺身にするのがおすすめ!刺身で直に美味しさを堪能しましょう。あらの身はプリプリとしており、しっかりとした歯ごたえと甘さが絶品。特に大型のあらになるほど味が良くなりますので、一度は大型のあらのお刺身を食べてみたいですね。
料理レシピ②荒炊き
幻の高級魚と言われるアラの荒炊き。身がプリップリのプリップリでバリうまか!!!そしてアラの出汁が染み渡った煮汁でねこまんま最高すぎた.... pic.twitter.com/DEG6cAvRcN
— 割烹はるこま (@rebahopi) May 6, 2018
あらのアラを荒炊きにして食べるのもおすすめの料理レシピです。あらはどこも美味しく食べられるのが良いですね。因みに、荒炊きとは魚のアラや野菜類を一緒に、甘辛く煮つけたものを指します。お酒やみりん、砂糖、醬油、しょうがを使って美味しい荒炊きを作りましょう!魚を調理するとなるとアラを捨ててしまう方が多いのですが、「あら」を手に入れた際には全て使い切りたいですね!
料理レシピ③汁物
お刺身と並んで愛されているのが汁物です。お味噌汁にしても良いですし、鍋に入れても絶品ですので、お刺身と合わせて楽しみましょう!どんなお鍋にも合いますので、是非色々な鍋で試してみて下さい。食べ方を選ばない「あら」は本当に食べやすくて便利な存在ですね。骨からも旨味の強い出汁が出ますので、是非全て使い切ってください。
高級魚「あら」の釣り方
釣り方①アラ釣りのシーズン
高級なん、キタ:sparkles:
— こうらら (@kourara1680) December 25, 2016
アラです:laughing: pic.twitter.com/vAIBl4F4Kn
あらの旬は秋から冬にかけてですので、アラ釣りのシーズンも冬時期がおすすめです。アラ釣りを行う方はよく1~4月に釣りに出ますね。この寒い時期はやはりあぶらが乗っていますので狙い目です。年中釣ることも出来ますので、シーズンオフでも楽しむことは出来ます。
釣り方②使用するもの
ダイワ ロッド ゴウイン ブル STD HH-175
あら釣りをする際はかなり強いタックルを用意しましょう。それくらいあらのパワーは凄いので、弱いタックルだと負けてしまう可能性があります。エサにはイカやサンマやサバをつけ、着底させては引き上げるのを繰り返します。あらは基本的に落ちてくるものに反応しますので、落とすことを意識しましょう。特に大型のあらは海底付近を泳いでいます。
高級魚「あら」はよく間違えられる?
クエも「あら」と呼ばれる
アラ〈ハタ科〉
— 日本の海水魚bot (@nihon_osakana) May 7, 2018
レア度
自:★★☆☆☆
水:★★★☆☆
やや深みにすむ魚。非常に味がよく、超高級魚になっているが、クエの九州での地方名もアラであり、しばしば混同される。スズキに体型が似ており、かつてはスズキ科に属していた。 pic.twitter.com/l3UdTzWWAL
少し豆知識になりますが、あらはよくクエと間違われます。クエもハタ科の魚であり、大きさも似たサイズまで成長しますね。顔つきがクエとあらでは全然違うのですが、パッと見た目はかなり似ているので間違ってしまうことが多々あります。そんなクエは九州地方では「アラ」と呼ばれており、よく混同される存在です。アラと検索してもクエばかりが出てきてしまうこともしばしばですね。
価格なども似ている
アラって魚知ってる?スズキに似た白身の超高級魚で、刺身は最上級の味わいって言われてるよ。ちなみに九州で言うアラ(=クエ)とは別物だよ!
— 魚を楽しもうね! (@enjoyfishjp) May 2, 2018
あらは高級魚でクエは安いのであれば分かりやすいのですが、クエも超高級魚でとても美味しい魚ですよね。ですので、本当に色々と似ている魚だと言えます。また、あらも人・地域によってはクエと呼ばれていますので、本当にごちゃごちゃになっているのです。あらの説明をする時は「クエじゃない方のアラ」と説明することも少なくありません。
高級魚「あら」に関してのTwitter
大きなアラもちゃんと釣れる!
■4月30日(月)のおもな釣果
— 新潟県柏崎マリーナ (@KZmarine) April 30, 2018
真鯛の乗っ込み始まったようです。良型交じりで数も釣れています。
その他、ヒラメやマゴチ、沖ではホッケやアラなど高級魚のオンパレードです!#柏崎マリーナ #新潟釣り #真鯛乗っ込み pic.twitter.com/D4qKA864K4
こちらのツイートでは、高級魚・美味しい魚が沢山釣れている様子が書かれています。あらは大きいものほど高級であり、中々釣れないと書きましたが、画像のあらは70㎝オーバーの大きなあらですね!こういった大きなあらが釣れたという報告は沢山ありますので、是非チャレンジしてみましょう。釣り方はエサ釣りが一般的ですが、ジギングで釣る釣り方もよく行われています。
ラーメンにあら!?
ラーメン巌哲:早稲田。創作塩つけ麺は長崎県対馬産『本アラ』入荷量が少なく高級魚としても知られていて食べた事はあるけど、まさかラーメン屋で提供されるとは思いませんでした:astonished:つけ汁は上品だけど出汁感がハンパなく、引き締まってコリコリした食感の刺身は美味しいなぁ:yum:節目の限定に大満足です:smile: pic.twitter.com/mnjOh5iBZB
— トシ丸 (@toshimarun) February 17, 2017
こちらのツイートでは、あらがなんとラーメンに使われている様子が書かれています。本アラとはあらのことですね。超高級魚をラーメンに使うという贅沢っぷり。食べてみたくなった方は是非、紹介されているお店に行ってみましょう!ツイートにあるように、あらはとても引き締まっていてプリプリしています。そんなあらをラーメンに使っているということで話題になっていますね。
クエではない
おすし続報です。超高級魚、アラ(notクエ)を握りで。 pic.twitter.com/ot9b4liCZS
— K (@sobayalization) October 9, 2014
こちらのツイートでは、あらをお寿司にした画像が載せられていると共に、クエではないことが書かれています。例えばTwitterやインスタグラムといったSNSなどで「アラ」と調べると、ほぼクエが出てくることに驚く方もいるかもしれません。それくらい、クエはアラと呼ばれているということですね。アラとクエの顔つきは全然違いますので、顔で覚えてしまいましょう!
小さいあらなら安く買えることがある
ということで正解は『アラ』でしたー!でっかいやつだと10万円ぐらいする高級魚ですが、いつもの鮮魚スーパーで500円!とりあえず買ってみました!
— 冨木賢吾 (@to__mickey) April 29, 2018
別名でクエって言ったり、クエをアラって言ったりよくわからないお魚です! pic.twitter.com/BNUbDnrMHG
こちらのツイートでは、小さめのあらが安く手に入ったことが書かれています。クエについても言及がありますが、こちらの魚は本当の「あら」ですね。これくらい小さなあらであれば捌き方も難しくないので、捌き方に不安がある方も安心。お刺身を楽しむにはちょっと小さいかもしれませんが、汁物系の料理レシピで、あらの全てを使ってしまうのが良さそうですね!
まとめ~高級魚「あら」とは?~
今回の「美味しい高級魚「アラ」とは?上手に捌いて食べる方法や釣り方を解説!」はいかがでしたでしょうか? とても味が美味しく食べ方を選ばない「あら」ですが、お値段が高級なのが難しいところ。もし釣りの趣味がある方であれば、釣り方を覚えてチャレンジしてみましょう!捌き方も難しくは無いのですが、大きなあらだと捌くのがちょっと大変かもしれません。釣れた際の料理レシピはまずはお刺身、次に荒炊きなどがおすすめです!是非試してみて下さい。
アラが気になる方はこちらもチェック!
今回は魚のアラについてまとめさせて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」では他にも様々な魚・釣りに関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。
ヤマメ釣りの始め方!揃える道具から仕掛け、釣り方のコツまで徹底解説!
ヤマメは日本全国の河川に生息し、簡単な道具とタックルで釣りを初めてみることができます。初心者がヤマメ釣りを始める前に抑えておきたい、ちょっと...
うなぎリグって何だ!?話題のデカバス攻略仕掛けを解説!
うなぎリグは、エバーグリーンの小林知寛プロ考案、デカバスに効くロングワームを使ったバス釣り仕掛けです。2018年春の専用製品発売で、準備も簡...
釣りでの被害も続出?危険な魚「ダツ」とは?その生態と美味しい食べ方を解説!
槍のような形状をした危険な魚「ダツ」をご存知でしょうか。サメやエイなどに負けず劣らず危険な魚として知られる「ダツ」は、釣りや漁をしている方に...