検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

スペアリブとは?部位の説明&プロ顔負けの本格レシピ6選をご紹介!

スペアリブと聞くと甘めなタレに漬け込んだ骨付き肉レシピを思い出します。骨の回りの肉が美味しい部位ですね。スペアリブとはどの部位の肉なのでしょうか。今日はプロ顔負けの本格的なスパイスや味付けのレシピ・作り方をご紹介します。バーベキューにご活用ください。
更新: 2021年2月5日
佐藤3
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

スペアリブとは

スパイスやフルーツを使った甘辛いタレに漬け込んでから煮込んだり焼いたりするスペアリブ。ワイルドに骨つきでかぶりついて食べる美味しい肉の部位のひとつです。

キャンプやバーベキューなどでよく登場する、みんなが大好きなスペアリブについてと、その本格的なタレのレシピなどををご紹介していきます。ぜひ、楽しいバーベキューのお供に本格的スペアリブのタレレシピをご活用ください。

スペアリブとは/部位

スペアリブと名前が似ているリブロース。この肉の名前も聞いたことがある人もいるでしょう。同じリブとついている二つの肉には果たして関係があるのか無いのか?そもそもリブとはどういう意味があるのでしょうか。

リブロースとは別の部位

リブという単語は「ろっ骨」という意味があります。スペアリブとは、このろっ骨まわりの骨がついた肉のこと。しかし、牛の場合リブロースという部位もあります。

このリブはろっ骨周りの肉の部位ではなく、牛の背中や肩のあたりの肉をいいます。リブロースとスペアリブとは違い、別の部位の肉のことを差します。

スペアリブとは/カルビとの違い

バーベキューで人気のスペアリブと焼き肉の人気部位であるカルビが同じ部位であるというのは聞いたことがある人も多いでしょう。しかし、この二つには大きな違いがありました。

スペアリブという肉の名前には、部位名の他に肉をとる動物も限定される肉の名前となっています。スペアリブとはいったいどんな動物のどこの肉なのでしょうか。

部位は同じ?

実はスペアリブとカルビは部位的には同じ場所を差す肉の名前です。呼び方は違いますがスペアリブでもカルビでもどちらも同じ場所から取れる肉ということ。

スペアリブというとバーベキュー、カルビというと焼き肉というイメージがありますね。タレの味でもスペアリブはジャムなど使った甘い味付け、カルビは醤油など使ったどちらかというと塩辛い味をイメージする人も多いでしょう。

骨付きカルビとの違いとは

スペアリブといえば骨付き肉。カルビにも骨付きカルビというものがありますね。この二つの違いはどこにあるのでしょうか。実は一般的にはカルビというと牛肉、スペアリブといえば豚肉を差すことば。

牛のリブのことはショートリブと呼ばれて区別されたりもします。このことからスペアリブとカルビの違いは、肉をとる動物の違いが名前の違いとなっているのです。

スペアリブとは/その他の名前

スペアリブには「カルビ」「ショートリブ」と動物の違いなどにより違った呼び方がありました。まだまだスペアリブの呼び名は他にもあります。それは日本人には馴染みの深い肉の部位名でした。

三枚肉とは

実はスペアリブにはカルビという呼び名の他「三枚肉」と呼ばれることもあります。これはどちらかというと和食や中華料理のレシピに登場する肉の部位の名前です。脂肪と赤みが三枚の層になっていることからこの名前で呼ばれています。

豚の三枚肉を煮込んだ「角煮」などが有名な調理法です。長時間煮込んだ脂の部分がとろっととろける美味しさです。


バラ肉とは

バラ肉はもっと細かく部位分けされた肉のことをいいます。単純にバラ肉と呼ばれる時は三枚肉やカルビ、スペアリブとほとんど同じような場所ですが、ともバラ(三枚肉、一般的なカルビ)と肩バラ(特上カルビやサンカク)に分けて呼ばれる場合もあります。

バラ肉の中でも特に希少な部位であるのが肩バラです。スペアリブはともバラの方に当たります。

スペアリブとは/どんなレシピ向き?

骨つき肉であるスペアリブ。いったいどんな料理に向いているのでしょうか。元々スペアリブは精肉でほとんど肉を剥ぎ取られたろっ骨部分のこと。

市販のスペアリブにはそれなりに肉が残るようにカットされますが、最初は肉をとった余りの骨を煮込みの出汁とりに使い、ついている肉をこそげ落とすように食べたものです。煮込み料理にはもちろんぴったりの肉。そのほかにもおすすめレシピがあります。

煮込み料理に

スペアリブはどちらかというと煮込み料理に向いている肉です。スペアリブ自体がレシピの名前になっているくらいです。これもタレにつけて焼くだけでなく圧力鍋を使って柔らかく仕上げるレシピもあります。ビーフシチューなどにも向いています。

焼き肉にも

スペアリブと同じ部位のカルビは、何といっても焼き肉の人気部位のひとつです。カルビといえば焼き肉、焼き肉といえばカルビですね。甘辛い味付けのタレやたくさんのスパイスやフルーツで漬け込んでから焼くレシピなどが美味しいと人気です。

この他、フルーツには肉を柔らかくする効果のあるものもありますので、よく焼き肉のタレ・味付けとして使用されます。

スペアリブのレシピ①本格マーマレードたれ

まずはスペアリブの王道ともいえる、甘みが強くフルーティーな本格スペアリブのたれの作り方からご紹介します。スペアリブにはジャムやマーマレードが使われるレシピが基本です。ここではマーマレードを使って漬け込みたれを作っています。

材料 (5切れ分) スペアリブ5切れ マーマレード大さじ3 醤油大さじ2 みりん 大さじ3

作り方

①フライパンを熱してスペアリブに焼き色をつけます。 ②1を圧力鍋に移します。 ③調味料をすべていれ、圧力鍋で5分煮て、火を止めて30分放置します。 簡単だけど、甘みと塩分のバランスがよいスペアリブによく合うたれの作り方です。

スペアリブのレシピ②本格スパイスたれ

スパイスとにんにくが効いた、少しパンチのある大人向けのスペアリブの味付けです。フライパンでも丸こげにならずに中までしっかり火が通る作り方です。

材料 豚スペアリブ350g ★にんにく(おろし) 10g ★粗びきコショウ適宜 ★日本酒小さじ2 ★みりん 小さじ2 ★しょうゆ麹小さじ2 ★ハチミツ 小さじ2 ★アマニ油小さじ1

作り方


①★マークの調味料を合わせます。 ②密封容器にスペアリブと1を入れてしばらく冷蔵庫で寝かせます。 ③フライパンにアルミホイルを敷いて2を並べます。 ④ホイルでくるんで両面8分ほどづつ蓋をして蒸し焼きにします。

アルミホイルと蓋の蒸し焼き効果で中までしっかり火が通ります。粗挽き胡椒のスパイスが効いたスペアリブの味付けです。

スペアリブのレシピ③ワインとバジルたれ

スペアリブの味付けは人やレシピによって色々ですが、ハーブと赤ワイン、スパイスを使った本格的なスペアリブのたれの作り方です。半日ほど漬け込んでから焼くと美味しくいただけます。

材料 (スペアリブ1.7kg分) スペアリブ1.7kg 玉ねぎ2個 ニンニク 小1個 しょうが ひとかけ ■ 調味料A 赤ワイン 300ml 醤油100ml バジルペースト市販70gぐらい トマトケチャップ100ml はちみつ 100ml ■ 肉にふりかける分 塩全体にふりかけられる量 コショウ適量 砂糖適量 ナツメグ 適量 シナモン適量 ■ 敷くハーブ類 バジル、オレガノ、パセリ適量

作り方

①スペアリブに味が染み込みやすいようにフォークで穴を開けておきます。 ②塩やコショウ、ナツメグやシナモンなどのスパイスはお好みで適量1にこすりつけます。 ③玉ねぎ、にくにくはスライスします。

④バットや密封容器にハーブ、玉ねぎ、2の肉、調味料Aをできるだけ均等になるようにかけ、玉ねぎ、ハーブとサンドします。 冷蔵庫でそのまま保存します。食べごろは半日たった頃からで、そのまま2日くらいは冷蔵保存が効きます。

スペアリブのレシピ④バターチキン風たれ

バターのコクのある風味とヨーグルトの酸味がマッチしたスペアリブのたれの作り方です。ヨーグルトがお肉を柔らかくしてくれるので、硬いスペアリブも美味しくいただけるレシピとなっています。

材料 (4人分) スペアリブ600g(約6本) 塩、コショウ少々 バター40g ■ A たまねぎ(うす切り)1/2個(100g) おろししょうが小さじ1 おろしにんにく 小さじ1 ■ B プレーンヨーグルト50g 水50cc ケチャップ大さじ1 はちみつ 小さじ1 市販のカレールー15g 塩小さじ1/3 バター(仕上げ)お好みで

作り方

①スペアリブに塩コショウで下味をつけます。 ②1をサラダ油を温めたフライパンで焼き色をつけ皿にあげておきます。

③フライパンにバターとAの材料を入れてきつね色になるまで炒めたらBの材料を入れる。

④カレールゥが溶けたのを見計らって2の肉を戻して弱火で30分煮込みます。 ⑤蓋を取って汁気を飛ばします。仕上げにバター(分量外)を足すとコクが増します。

バターチキンが好きな人なら、ぜひこのレシピもお気に召すはずです。

鶏肉がスペアリブになっただけ。ヨーグルトの酸味とバターのまろやかさとコクがカレーのスパイスとマッチしてインドっぽい味付けです。

スペアリブのレシピ⑤粒マスタード煮込み

バーベキューで余ったスペアリブなどがあったら、家で圧力鍋でアンチョビや白ワイン、粒マスタードなどを加えて柔らかいフレンチ風のおかずに変身させちゃいましょう。あらかじめ下味がついていれば最初の塩コショウは不要です。

材料 (2人分) 豚スペアリブ(骨付)200g 塩、こしょう適量 キャベツ2枚 アンチョビ缶詰1缶35g(固形量18g) ☆水100cc ☆白ワイン 80cc ☆粒マスタード大さじ2

作り方


①スペアリブに塩コショウで下味をつけておきます。 ②キャベツを太めの千切りに刻み、アンチョビを大きめにほぐします。

③フライパンで1のスペアリブに焼き目をつけ、圧力鍋に2と☆の調味料と一緒に入れ15分煮込みます。 (このときアンチョビの缶詰の汁も入れてしまいます。油っぽいと感じたら全部入れずに半分程度にします)

④弁が下がったら味見をして薄いようなら塩コショウで味を整えます。

アンチョビの汁も入っているのでけっこう塩味が付きます。最後は味見をしてから足りないようなら塩コショウをしましょう。

スペアリブのレシピ⑥あっさりスペアリブ

スペアリブをあっさり味の角煮のように仕立てた煮物です。一番のポイントは炊飯器で作れるというところ。

材料 (二人分) スペアリブ400g 好みのお野菜好きなだけ 塩,胡椒少々(お肉にまぶす用) ☆お水400ml ☆酒50ml ☆コンソメキューブ 1個 からしorマスタード

作り方

①スペアリブは塩コショウで下味をつけて、フライパンでサッと焼き目をつけておきます。 ②キャベツや玉ねぎ、人参などお好みの野菜をカットしたものと一緒に炊飯器に入れます。 ③そのとき☆の調味料も一緒に加えます。

④炊飯のスイッチを押せばあとは出来上がりを待つだけです。

煮えたあとに長時間保温にしておくと野菜がドロドロに溶けてしまいます。野菜の形を残したいとき、すぐに食べない場合は保温を切って食べる前に温めなおしましょう。

まとめ

スペアリブというのは牛ではなく豚の肉を呼ぶ呼び名でした。焼き肉やバーベキューといえば牛肉というイメージも強かっただけに意外だった人も多いのではないでしょうか。

そんなスペアリブを美味しくいただくための本格的なたれレシピも、ぜひあなたのスペアリブのたれの作り方レシピのひとつとしてレパートリーに加えていただければ幸いです。

和風洋風エスニックと、どんな味付けが好きな人にも対応できるようなバーベキューになるでしょう。

レシピが気になる人はこちらをチェック!

スペアリブの他、キャンプやバーベキューに役立つ美味しいレシピをご紹介しています。他のレシピが気になる方はぜひこちらもチェックしてみてくださいね。あなたのお役にたつレシピが見つかるかもしれません。レシピ以外でもバーベキューの持ち物なども参考にしてみてはいかがでしょうか。