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カノーバー ロード CAR-014-DC NERO
ディスクブレーキとは?
近年、ディスクブレーキを載せた自転車が増えています。しかし、ディスクブレーキってどんなものなのか分からない方も多いですよね。ディスクブレーキとは自転車のみならず、航空機やバイク、鉄道にまで使用されている円盤が特徴的なブレーキのことです。今回はそんなディスクブレーキの仕組みやメリットなどをまとめていきます。
ディスクブレーキ搭載ロードバイクが増えた背景
ロードバイクを自転車通勤に使う人が増えた
元々、ロードバイクにはあまりディスクブレーキが付いていませんでした。というのも、ロードバイクは高速走行を目的に作られた自転車だからです。
ディスクブレーキは制動性が高い為、高速走行中に力強くブレーキをかけてしまう場合に危険性があり、あまり使用されてきませんでした。しかし、近年では通勤用にロードバイクを使うなど気軽な使い方が増えて、ディスクブレーキを載せた自転車が増えたのです。
シクロクロス競技にディスクブレーキの使用が認められて
ディスクブレーキが多く使われ出した背景には、レースで使用可能になってきたからという背景もあります。
オフロードでの自転車競技をシクロクロス競技と言いますが、このシクロクロス競技では2010年からディスクブレーキを載せた自転車でも出られることが増えました。そういった近年の流れから、どんどんディスクブレーキが使用されるようになっているのです。
ロードバイクの2つのブレーキ
キャリパーブレーキ
ロードバイクには主に二つのブレーキあり、元々よく使われていたのがキャリパーブレーキです。キャリパーブレーキは速度重視のブレーキですので、制動性は低いのが特徴。高速走行を目的としたロードバイクに向いています。
MTBによく実装されているディスクブレーキ
キャリパーブレーキに対して制動性が高いのがディスクブレーキです。ディスクブレーキは元々マウンテンバイクによく使われていました。マウンテンバイクでは制動性が高い方がメリットがあったからですね。
ディスクブレーキを必要としていなくても、ディスクブレーキがついたホイールの見た目の良さから、ディスクブレーキを載せた自転車を選ぶ方も多くなっています。
2つの違いは制動方法
キャリパーブレーキとディスクブレーキの大きな違いは制動方法にあります。キャリパーブレーキはブレーキシューという部分で挟むことによりブレーキをかけます。
対して、ディスクブレーキは真ん中についている円盤(ローター)を、ブレーキキャリパーと呼ばれる部分で挟み込むことでブレーキをかけます。この方がより強くブレーキがかかることになります。
ホイールの中心で見分けられる
ディスクブレーキかキャリパーブレーキかを見分けるのは簡単で、ホイールの真ん中に円盤のローターがついていればディスクブレーキを載せた自転車です。とても構造的な見た目をしていますので、一目でわかりますね。
Vブレーキは?
Vブレーキとはシマノというメーカーが開発したブレーキで、それまで採用されていたカンティレバーブレーキのデメリットを改善するブレーキでした。Vブレーキはクロスバイクでよく採用されており、太いタイヤでも使えるのがメリット。また、Vブレーキは制動力も高めで軽量です。
Vブレーキはロードバイクに使われない?
Vブレーキは主にクロスバイクで使われていますが、Vブレーキがロードバイクにあまり使われていないのは、制動力がキャリパーブレーキと比べて高いことが理由です。Vブレーキはコストも安くてメンテナンスしやすいのですが、あまりロードバイクには向いていなかったのです。
「クロスバイクで調子に乗ってスピードだしてたら、交差点でぶつかりそうになってブレーキかけたら、前輪Vブレーキが利きすぎて前のめりに」…!ワー!!見えない聞こえない見えない聞こえないアァーッ!!!
— チキンハート 秋山澪 (@mio_chicken_bot) April 26, 2018
上記ツイートにあるように、高速走行でVブレーキをしっかりかけてしまうと危険なことがあります。ロードバイクは高速走行をすることが多いのでVブレーキは危険だということが分かりますね。
しかし、Vブレーキ以上に制動力が高いのがディスクブレーキ。ディスクブレーキを載せたロードバイクで走行する際は気を付けてブレーキをかける必要があります。
ディスクブレーキのメリット
雨でもブレーキがしっかり効く
ディスクブレーキのメリットとして、雨の日でもしっかりとブレーキをかけられることにあります。通勤でロードバイクを使う人が増えていますが、通勤時に雨が降ることもありますよね。そんな時はホイールを挟んでブレーキをかけられるディスクブレーキが活きます。自転車通勤をする人にとって大きなメリットですね。
ブレーキが軽いのがメリット
ディスクブレーキは制動力がとても高いので、ブレーキを軽くかけられることもメリットです。強くブレーキをすることが何回も重なると疲れますので、これも大きなメリットですね。ただし、高速走行中に強いブレーキをかけると危険なこともありますので注意です。
ディスクブレーキのデメリット
ロードバイクでは特に火傷の危険性がある
ディスクブレーキのデメリットとして、火傷の危険性があります。ディスクブレーキはローター部分が強く摩擦しますので、高い熱を持つことがあります。その温度はなんと300度になることも。
ですので、走行中や走行し終わったあとしばらくは絶対にローターに触ってはいけません。高速走行をするほどホイールとの摩擦が激しくなり熱くなりますので危険です。
ディスクブレーキは重い
ディスクブレーキはとても構造的な仕組みになっており、その分重量も重いのがデメリットです。元々使われていたキャリパーブレーキと比べると合計で200グラムほど重くなります。ただし、そこまで重量にシビアになる方も普段使いでは少ないかと思いますので、大きなデメリットではないかもしれませんね。
ディスクブレーキ搭載化のレースしか出られない
ディスクブレーキを載せた自転車でも出られるレースが増えてきていますが、やはり危険性がありますので出られないレースもあります。この際、ディスクブレーキからキャリパーブレーキに交換するということが出来ませんので、別でキャリパーブレーキの自転車も持っておかなくてはいけなくなります。
ディスクブレーキの仕組みと構造
仕組みと構造①機械式ディスクブレーキ
ディスクブレーキには種類があり、一つ目は機械式ディスクブレーキです。機械式ディスクブレーキはワイヤーを介してパッドを押し、ローターを動かしてブレーキをかける仕組みです。もう一つのディスクブレーキと比べて構造がシンプルになっており、分かりやすい仕組みですね。
仕組みと構造②油圧式ディスクブレーキ
油圧式ディスクブレーキはワイヤーではなく油圧の力でローターを動かす仕組みです。軽い力でブレーキをかけられる構造になっていますので、ブレーキを多くかける場合にメリットがありますね。また、構造が機械式と比べて複雑なのがデメリットで、メンテナンス時は専門店に依頼することも多くなります。
ディスクブレーキに交換することは出来ない?
少し先述しましたが、ディスクブレーキからキャリパーブレーキへ交換するということは出来ません。これは仕組み・構造が全く違うからです。ディスクブレーキはディスクブレーキが使えるホイールでないとつけられないのです。ディスクブレーキに憧れて交換を検討する方も多いのですが、その際は全体的に交換することになります。
ディスクブレーキを搭載したロードバイク
ディスクブレーキ搭載ロードバイクは沢山出ている
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元々は少なかったディスクブレーキロードバイクですが、現在では沢山のメーカーから販売されています。結構お手頃なものもありますのんで、気軽にチャレンジ出来ますね!こちらのディスクブレーキを載せたロードバイクは5万円を切っています。
ディスクブレーキロードバイクの価格はピンキリ
ディスクブレーキを載せたロードバイクもピンキリがあり、安いものから高いものまで様々です。高いものだと30万以上するものもあり、初心者が購入するにはとてもハードルが高いですね。
しかし価格が上がるほどブレーキやホイールなどは良くなりますので、予算に合わせて選びましょう。
ディスクブレーキはどちらを選ぶべき?
メンテナンス重視なら機械式ディスクブレーキ
ディスクブレーキを載せたロードバイクを購入する際に、2つのディスクブレーキの違いを理解しておく必要があります。仕組みや構造は先述しましたが、大事なのは購入後のメンテナンス。メンテナンスを考えれば、構造がシンプルな機械式ディスクブレーキの方が圧倒的におすすめです。
制動力なら油圧式ディスクブレーキ
メンテナンスの知識があったり、制動力を優先させたい方は油圧式を選びましょう。油圧式の方がお金がかかることが多くなるかと思いますので注意して下さい。油圧式の方がかっこいい、こだわっていると思われやすいので、そういった面も含めて検討したいですね。
ディスクブレーキのローター交換時期
強く引かなければいけなくなったら交換
機械式ディスクブレーキの場合、目視で交換時期が分かります。交換の目安として、パッドの厚みが0.5㎜以下、またはローターの厚みが1.5㎜以下になったら交換時期と言われています。目視だけではなく、ブレーキを強くひかないとかからなくなった時も交換時期です。
油圧式は目視で交換時期を見定める
油圧式は強くひかなくてもしっかりとブレーキがかかるため、見て交換時期を判断します。最初は中々判断出来ないことも多いと思いますので、油圧式を購入した際はしばらくお店に通って状態を確認してもらうのも良いですね。段々と感覚が分かってくれば、油圧式の良さにハマっていくでしょう。
ディスクブレーキのメンテナンス
乾いたウエスでディスクブレーキを拭く
晴れた日の走行であれば問題ありませんが、雨の日に走ったあとは少しメンテナンスをしてあげましょう。ディスクブレーキは汚れや雨がついたままになると性能が下がる可能性があります。とはいえ、メンテナンスはとても簡単で、ウエスで全体を拭くだけで大丈夫です。
汚れがひどい場合はホースの水で流す
もしも乾いたウエスで汚れがとりきれない場合は水をかけて洗い流しましょう。その後は濡れっぱなしで放置せず、ウエスで水分をとってあげます。洗剤類もありますが、ほとんどの場合は水だ大丈夫です。
ディスクブレーキの注意点
エア抜きやキャリパー交換は専門店に依頼する
パッドの交換程度であれば自分でも出来ますが、もう少し細かい交換になってくるとお店にお任せした方がいいですね。自分で交換して具合が変わってしまうと乗り心地がとても悪くなるかもしれません。お店で注意点なども含めて教えてもらい、自信がついてきてから交換をしましょう。
ディスクローターの扱いに注意
交換を自分でする際には、ローターの取り扱いに注意して下さい。とても大切な部分ですので、曲がったり汚したりすると性能の響いてしまいます。また、ローターは刃物並に尖っていますので手が切れることもあります。直接触れないようにしましょう。
ディスクブレーキロードバイクの輪行の際の注意点
オイルに触れないよう注意する
輪行とは公共交通機関で自転車を運ぶことを指します。この輪行の際にもいくつか注意点があるのですが、ディスクブレーキがオイルに触れないようにすることが大切です。また、ローターが輪行用の袋に触れてしまうと輪行袋が破れる可能性がありますので注意しましょう。
ディスクブレーキローターカバーを使用する
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輪行の際にローターが触れることで起きるトラブルを防止するアイテムもあります。画像のようなローターカバーを使うことで、輪行中に袋が破れたりオイルがついたりすることを防いでくれます。輪行を頻繫に行う方におすすめです。
ディスクブレーキに関してのTwitter
ディスクブレーキのメンテナンスに注意
こちらのツイートではディスクブレーキを搭載したロードバイクの所有者が増えることによる現象をツイートしています。
ディスクロード、そろそろ自己流整備でオイルこぼしてパットを湿らし、「ディスクブレーキは音鳴りが酷いからクソ」といい始める人が出てくるに千ペリカ。
— Miagi (@Miagi1552) April 23, 2018
ディスクブレーキはとにかくオイルがつくことを避けなければいけないのですが、知らないままにメンテナンスをしていたらオイルがつくかもしれませんよね。ツイートで書かれているように、オイルがパットにつくと音鳴りする可能性があります。
油圧式ディスクブレーキの音鳴り
こちらのツイートでは、油圧式ディスクブレーキが音鳴りするようになってしまった様子の動画が紹介されています。動画を再生すると分かりますが、本当にバイオリンのような音が鳴っていますね。
MTBの油圧式ディスクブレーキがバイオリンになりました:violin: pic.twitter.com/Amji4mT9uB
— :bicyclist: ひ っ か さ ん :bicyclist: (@Defy4_105_hkr18) April 21, 2018
こうならないように、メンテナンスは正しいやり方をしなければいけません。油圧式は難しいので、お店で教えてもらってから自分でやるようにしましょう。
下りが楽になるディスクブレーキ
こちらのツイートでは、ディスクブレーキの制動力メリットに関して書かれています。ディスクブレーキの良さが発揮されるのはブレーキを多用する時。ツイートでは下りのストレス軽減について書かれていますね。
今回お借りしたバイクはTREK Domane SLR6 Disc
— 日向涼子 Ryoko Hinata (@ohinachama) April 19, 2018
もともとドマーネは乗り心地いいモデルですが、ディスクブレーキと太めのタイヤ(32c)にしたことで、下りのストレスがかなり軽減。
下りに苦手意識があって自転車から遠ざかっている人はタイヤを太くするだけで気持ちよく走れると思います。 pic.twitter.com/Y83ghi43E2
また、太めのホイールを選ぶことで更に快適に下り走行が出来ます。自転車に不慣れな方は太めのホイールから始めてみてはいかがでしょうか。
全てのロードバイクがディスクブレーキ化するかもしれない
こちらのツイートでは、自転車ブランドの会社社長による言葉に驚いた様子が書かれています。スペシャライズドの社長曰く、今後はどんどんロードバイクにディスクブレーキがついていくとのこと。
何だこの記事はたまげたなぁ…https://t.co/Xp5YcgA8WX
— Thompson (@JqoPj) April 26, 2018
そして、ディスクブレーキはまだ危険性があるが、今後発展していき、最終的には全てのロードバイクがディスクブレーキにつくと予想しています。いつかキャリパーブレーキのロードバイクを見ることは無くなるのかもしれませんね。
ホイールの組み合わせ
こちらのツイートでは、前後でホイール・ブレーキを変えて使い分けていることが書かれています。
フラットバーでリアがディスクホイールでフロントがVブレーキでリアが
— なのん(貧脚) (@araburuVITA) April 22, 2018
ディスクブレーキ
ディスクブレーキが危険なのは主にフロントですので、フロントをVブレーキに、リアをディスクホイール&ディスクブレーキにすることでメリットを生かしていますね。こういったこともお店に相談すれば対応してもらえたりします。
まとめ
今回の「ディスクブレーキとは?その仕組みやロードバイクでのメリット・注意点を解説!」はいかがでしたでしょうか? ディスクブレーキのも種類があり、種類によってメリットデメリットがあります。
仕組み・構造が複雑であればメンテナンス作業が複雑になりますので、そういった点も踏まえて選びましょう。また、輪行の際にトラブルが起きてしまうことも多いですので、ディスクブレーキを載せたロードバイクで輪行する時は輪行袋を破らないよう、オイルがつかないよう注意しましょう!
ロードバイクが気になる方はこちらもチェック!
今回はディスクブレーキについてまとめさせて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」では他にも自転車に関する記事が沢山あります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。
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出典:https://m.media-amazon.com/images/I/81Hi6i-pusL._AC_SL1500_.jpg