配線コネクター DC12V40W以下/DC24V80W以下
エーモン 配線コネクター E673
エーモン 配線コネクター E674
エーモン 電源ソケット DC12V/24V80W
エレクトロタップ配線コネクター使い方を知りたい
車などの電源の配線を分岐させるときには、エレクトロタップという配線コネクターの存在はとても便利で素晴らしいものとなっています。しかし、中にはこのエレクトロタップ(配線コネクター)を使うのは危険である。避けた方がよい。という人も少なくありません。どうしてこんなに便利なエレクトロタップ(配線コネクター)が危険なのでしょうか。
エレクトロタップ配線コネクターの利点欠点
エレクトロタップ配線コネクターをまず簡単に説明すると、エーモンというメーカーが有名ですが、プラスチックの小さな配線コネクターで元の電源コードと分岐させたい電源コードを差し込んでパチパチと2回留めるだけで電源の分岐ができてしまいます。
とても簡単で車などの電装品いじりをはじめたばかりは多用しがちです。しかし、この便利なエレクトロタップ配線コネクターには、良くないといわれる落とし穴があります。
分岐の手間
エレクトロタップ配線コネクターと同じように電源を分岐させるコネクターとしてギボシ端子というものがあります。
これはパチンと2回留めるだけのエレクトロタップと比較して、コードを切って、チューブを差し、1本につき2回かしめて、さらにもう片方も同じような作業をしなくてはならない・・・と非常に作業の手間がかかります。それと比較してもエレクトロタップの電源分岐作業の簡単さは大きな利点となります。
間違った使い方
まだ車いじりをはじめたばかりの初心者の方は、配線についても知らないという人も少なくないでしょう。電源コードを見ると色分けされているのがすぐわかると思います。
当然、エレクトロタップ配線コネクターにも種類があって色分けされています。この種類をきちんと把握していないと断線などの大きな電気系統の問題につながってきます。まずは正しい使い方を覚えることが重要です。
接触不良
エレクトロタップ配線コネクターを使った電源分岐で問題が起こりやすいといわれているのが、配線コードの接触不良による問題です。エーモンのような大手メーカーのエレクトロタップ配線コネクターならばそれほど問題も起こりにくいのですが、最近では100均でもエレクトロタップが売られています。
エーモン(メーカー品)
このようなどこが作ったのかわからないエレクトロタップ配線コネクターの場合、サイズや種類を合わせても微妙に接触が悪くて通電しないということがおこります。この他、車などの場合は振動で接触が悪くなる場合もありますのでエレクトロタップ配線コネクター選びは安心できるエーモンなどのメーカー品を選ぶことをおすすめします。
エレクトロタップ配線コネクターの使い方:種類
まずは、エレクトロタップ配線コネクターの種類から覚えていきましょう。DIYで断線などの電源の問題を起こさないために、基本にしてとても大切なところとなります。
エーモン 配線コネクター白
配線コネクター DC12V40W以下/DC24V80W以下
パッと見ていただいてもわかるとおり、エーモンの配線コネクターは種類によって別の色がつけられています。他のメーカーでもそうでしょう。色分けにより種類がわかるようになっていて、その種類というのが使用できるコードの太さ(スケア、sqと表示されている部分)によって変わってくるからです。
エーモン 配線コネクター赤
エーモン 配線コネクター E673
白のエレクトロタップは見えにくかったと思いますが、こちらの赤のエレクトロタップだとコネクターにきちんと適応コードが表記されているのがわかります。エレクトロタップの種類を選ぶときは、コネクターの色だけでなく、この表記もしっかり確かめて作業するようにしましょう。
エーモン 配線コネクター青
エーモン 配線コネクター E674
エーモン製のエレクトロタップ配線コネクターは、ここでご紹介した3つ種類になります。スケアというもので表されるコードの太さの種類ごとにエレクトロタップは存在します。
しかし、一般的によく使われる配線コードの太さというのはだいたい決まっているものです。カー用品店やDIYセンターに置かれているエレクトロタップの種類もこのよく使われるサイズが揃っていることになります。
断線
DIYをおこなうとき、エレクトロタップに取り付けたことによる断線を防ぐためには、きちんとコードの太さとエレクトロタップ配線コネクターのサイズを合わせることが大切です。
エレクトロタップ配線コネクターの使い方:取付け
自分の電源をとりたいコードの太さを確認して、適合するエレクトロタップ配線コネクターも買った!いよいよエレクトロタップの取付けにはいります。まずは、エレクトロタップをよく見るとくぼみが両端を貫通しているものと、1ヶ所だけ止まっているところがあるのが見えるでしょうか。
電源が必要な先
このコネクターの止まっているところに差し込むのが新たに電源を欲しい先に伸びるコードです。コードの先をこの止まっている部分につくように置いて、エレクトロタップをパチンと閉じます。指ではきちんと閉じるのは難しいのでペンチなどでかしめてください。パチンと音がしてロックできたら電源が必要な先へ続くコードの取付けが完了です。
エレクトロタップ配線コネクターの使い方:分岐
電源を分岐させるには、元となる電気が来ている部分の電源コードからの分岐が必要になってきます。さきほど新しく電気を通したい先へのびるコードをつけたエレクトロタップ配線コネクターの残りの片方のタップに電源元のコードを取付けていきましょう。
コードのカットは必要なし
ギボシ端子など別の方法で電源を分岐させるDIYだと、コードをカットして金具を付けて、場合によっては熱収縮チューブなどでの保護も必要となってきます。しかし、エレクトロタップ配線コネクターを使用した電源の分岐は挟み込んでタップをかしめるだけ。大切なのはコードのサイズとタップのサイズが合っているかということだけです。
エレクトロタップ配線コネクターの使い方:変更
電源を取り出したい元のコードの太さと、取り出す先の新しく電気を流したい先のコードの太さが違う場合というのがあります。たとえばイルミ電源など0.5の太さが必要なく、もっと細線が使われていることが多いです。同じ細線からの電源の取り出しが出来ない場合はエレクトロタップ配線コネクターでは分岐DIYができないのでしょうか。
異線径配線コネクター
もし、元線が0.5で分岐させる方が0.2の場合、赤いエレクトロタップを使ったらいいのか白いエレクトロタップを使ったらいいのか悩みますね。実際どちらもNGです。
無理やり太さが合わないエレクトロタップ配線コネクターを使用すると線のスっぽぬけや断線による問題が起きてきますので、必ず「異線径配線コネクター」という商品を使いましょう。これもエーモンから販売されています。
エレクトロタップ配線コネクターの使い方例
エレクトロタップ配線コネクターの使い方のポイントは以上です。難しいことではありませんので、ポイントを抑えれば誰でもすぐに使えるでしょう。ここで、早速覚えたエレクトロタップ配線コネクターの使い方例をご紹介します。
シガーソケット電源から
最近取り付ける人も多いドライブレコーダー。電源が必要で簡単ということでシガーソケット電源になっているものも少なくないでしょう。でも、シガーソケットに他の電源を必要とする機器が刺さっているということも大いにありえます。
筆者の場合は、スマホの充電器の電気をシガーソケットから取っています。そんな場合、ドライブレコーダーなど電源を常時必要とするものはシガーソケットではなく車の電源コードからとった方がスマートで見た目もスッキリします。
エレクトロタップ配線コネクターの使い方:DIY
エレクトロタップを使ったDIYはやはり車のアクセサリー関係が多くなってくるでしょう。車でもスマホのナビを使ったり動画を見たりすることもあるので充電器の電源を取ったり、先ほども軽くお話したドライブレコーダーを取付けたり・・・と。エレクトロタップを使って電源を増やしてあげると役に立つDIYをご紹介します。
ドライブレコーダーの配線をスッキリ
ドライブレコーダーなど常時電気を必要とするものを車で使用するときは、他にも使う場合がでてくるシガーソケットよりもエレクトロタップ配線コネクターを使用して直接車の電源を分岐させ配線を隠して取付けた方がスマートです。
シガーソケットの増設
車の中でもナビや動画を流したり、ドライブの時間を利用してスマホの充電をしたりとする人も増えています。スマホの電池切れを忘れてでかけてしまった時など車で充電できるのは便利です。
しかし、すでにシガーソケットに刺さっている他のアクセサリーを抜いて充電するのはちょっと・・・ということがあるなら、シガーソケット自体を増設してしまいましょう。
電源ソケット
エーモン 電源ソケット DC12V/24V80W
一度つけたら外さないようなものをシガーソケットに入れるのはためらう人は、このような電源ソケットを増設してあげるのもよいでしょう。車のシガーソケットを電源にするアクセサリーが増える中、エーモンのこの電源ソケットは役にたってくれるでしょう。
エレクトロタップ配線コネクターの使い方注意
皮膜
エレクトロタップは電源を簡単に分岐させることができる便利なアイテムです。しかし、その分岐方法は元々の主電源の配線皮膜を破ってしまうことになり、そこから皮膜の劣化や銅線の切断が起こる可能性が全く無いとはいいにくいものです。
DIYはすべて自己責任で行うことになりますので、そういった心配も考慮した上で使っていくとよいでしょう。
主電源
エレクトロタップを使って電源を分岐させるということは、必ず主電源の配線をいじることになります。もし断線してしまったときは、その先のすべての電気系統に大きな問題となります。特に注意したいのは、エリクトロタップのサイズとコードの太さです。これが合っていないと断線してしまいますので、ここは必ず守るようにしましょう。
まとめ
使い方のポイントさえ抑えておけば、とても便利に電源を分岐させることができるエレクトロタップ配線コネクターの使い方のご紹介でした。簡単な道具を利用して、あなたのDIYライフを楽しくしましょう。
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