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インドネシアの物価は?食事や生活費など日本比較でわかる物価事情を解説!

インドネシアは沖縄よりも南、東南アジアの赤道付近に位置している温暖な気候の島国です。この国の物価は日本と比較して安いとされています。インドネシアの物価事情について、通貨や食事、宿泊費や賃貸代などの生活費を日本と比較しながら解説します!
2020年8月27日
石倉
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インドネシアの物価事情を日本と比較しながらご紹介!

風土豊かなパラダイス

沖縄よりも南、赤道に近い場所に位置するインドネシアは豊かな風土に囲まれた現代のパラダイスです。南国由来の美しい花が咲き誇り、透き通った海はレジャーにも最適!観光地として大変人気の場所ですね。

物価事情をご紹介!

最近では、観光だけでなく本格的に移住を検討する方まで出てくるほどの豊かな国。観光目的にせよ、移住目的にせよ気なるのは物価事情ですよね。インドネシアの物価は日本と比較して安いというのはぼんやりと伝わってきますが、具体的にどのくらい安いのか。 食事や生活費、給料水準などについてご紹介していきますので、現地で買い物をする際には是非参考にしてください。(※2018/4/14現在の情報です)

インドネシアの物価事情と日本との比較①:インドネシアとは?

インドネシアってどんな国?

インドネシアは正式には「インドネシア共和国」と呼称されます。この国は東南アジアに位置している日本と同じ島国です。ただ、日本と比較して圧倒的に多い数の島から構成されており、その数は約13000島。この島数の多さは世界の国のなかでもトップです。

多民族多言語国家

圧倒的な数の島で構成されているインドネシアは国土にして190万平方キロメートル。この面積は日本の国土のおよそ5倍で海を隔てた各島はさまざまな民族、文化、言語が根付いてしました。 今では共通語としてインドネシア語を一般に使用しているインドネシア国民の方たちは、他国の言語を覚えることにほとんど抵抗がなく、英語をはじめ日本語や中国語を習得している方の数も多いインターナショナルな国です。

地方によって物価は違う

広大な国土を有するインドネシアは地方によって物価が違うことで知られています。例えば、ある島では日本とそこまで大差がないほど物価の高いところもあり、またある場所ではずっと安いところもあります。お土産などの買い物をする際にはなるべく物価の安い場所で購入したいところです。

主都ジャカルタの物価水準を基本として

今回はインドネシアで最も栄えている主都、ジャカルタの物価水準を基本として、日本と比較しながらご紹介していきます。

インドネシアの物価事情と日本との比較②:通貨

インドネシアルピア

日本の通貨は「円」ですが、インドネシアの通貨は「ルピア」です。インドネシアルピアと呼ばれ「IDR」と表記されます。円やドルなどと同じく為替レートも毎日変動していますが、おおむね100ルピアで1円前後の為替レートが相場と言えましょう。

紙幣を見てみよう

上記画像にあるのが実際のルピア紙幣です。10万ルピア紙幣は最も額の大きな紙幣ですが、日本で言うところの1000円札と同じ程度の価値なので、インドネシア旅行の際には一番見る機会が多い紙幣でしょうね。 描かれているのはスカルノ大統領です。紙幣の右下を見てみると、日本の紙幣と同じく偽造防止用の加工が施されているのが分かりますね。

100ルピアで1円と覚えておこう

他に紙幣では1000、2000、5000、10000、20000、50000と6種類の紙幣が流通しています。さらに少額の硬貨もあるのですが、インフレの影響からあまり使われることもなくほとんど流通していないので、インドネシアに訪れても見る機会はないかもしれませんね。 ひとまず、100ルピアで約1円と覚えておきましょう!


少額のお釣りは基本的に出ない

「少額の硬貨は流通していない」ということは、すなわち少額のお釣りは基本的に出ないということです。日本のように買い物をした際に1円単位でお釣りを返却してくれるという常識は、インドネシアでは通用しません。

買い物の際には注意しよう!

例えば皆さんがインドネシアで995円(99500ルピア)のお土産を買うのに1000円(10万ルピア)分の紙幣を出したなら差額の5円(500ルピア)は返ってきません。 現地では当たり前の慣習ですが、日本人にとっては少しモヤっとするかもしれませんね。現地で買い物をする際には注意が必要です。

インドネシアの物価事情と日本との比較③:食事

日本と同じく観光地は高い

日本でも観光客向けのリゾート施設などで食事をすると、大衆食堂などと同じメニューを食べても数倍の値段を請求されることも珍しくはありませんよね。インドネシアでもジャカルタやバリ島の観光スポットで店を開いているところは値段が高いことで知られています。

観光客向け店舗などで食事する場合には

観光客向け店舗でお腹一杯食事をしようと考えるなら一人当たり約25000ルピア(250円)ほどは予算として見ておきたいところです。もちろん、観光客向けの店舗のなかでも特級の料理店で食事をしようと考えるならその倍の金額は必要でしょう。

大衆食堂などで食事する場合には

インドネシアはいわゆる下町が街のほとんどを占めていることでも有名です。バザーや屋台が軒を連ね、簡易的な店舗で開かれた大衆食堂は現地の方や、通の観光客らによって利用され賑わっています。 ここで食事をした場合には、観光客向けの店舗よりもずっと安い料金で満腹になれるでしょう。予算としては、大人一人で約10000ルピア(100円)も用意すれば十分です。現地の方が愛食している料理を食べられるので、観光の際には是非お立ち寄りください。

インドネシアは水にお金がかかる!

現地で食事をする場合には、料理だけでなく水にもお金を求められる場合があります。日本では飲食店で水やお茶はサービスとして無料で提供されるのが一般的ですので戸惑われる方も多いのですが、上水設備が日本ほど発展していないので飲料として利用できる水は料理と同じく有価値の商品です。 もちろん、水についても店舗によって扱いや価格に差がありますが、大体2000ルピア(20円)ほどは支払う必要があるでしょう。

インドネシアの物価事情と日本との比較④:酒

インドネシアは飲酒に厳しい?

インドネシアは飲酒の制限が日本よりも少しだけ厳しく21歳以上でなければ、アルコールの摂取は認められません。また、この国は多くの国民がイスラム教を崇拝していることで知られています。

宗教とアルコール事情

イスラム教ではアルコールの摂取は基本的に禁忌とされており、法制度も酒類に重い税金をかけるなど他の嗜好品と比較して扱いが悪いのが特徴です。そのため、他の嗜好品などと比較して少しだけ高い価格が付けられています。 ただ、そうは言うものの例えばビールが1本あたり約13000ルピア(130円)程度と、日本と比較すればずっと安い価格帯で販売されています。

インドネシアの物価事情と日本との比較⑤:たばこ

たばこは安い


インドネシアのたばこと言えば「ガラム」が有名ですね。このたばこは日本からでも輸入業者などから購入できます。さて、インドネシアのたばこの価格ですが大体一箱1万ルピアから2万ルピア程度となっています。 すなわち日本円では100円から200円程度、すこし上質なものでもそこから少しだけ高いくらいの価格帯で販売されています。ただし、日本のたばこは一箱20本入りですが、現地のたばこは16本入りと4本少ないので注意が必要ですね。

たばこの価格は自由

日本の場合はたばこの価格は販売店などが自由に決められませんよね。インドネシアの場合は店舗ごとに自由に価格を設定しています。マーケットにある雑貨店などで広く販売されているたばこですが、お土産として免税専門の店舗を探すよりもそれらの雑貨店などで普通に購入した方がずっと価格が安いケースが多いです。 観光客でも何の身分証明も年齢制限もなく購入できますので愛煙家の方にとってはこの国はまさに天国なのかもしれませんね。

現地の人にとっては

ジュースやたばこは確かに日本人にしてみれば安いのですが、インドネシアで生活を営む方にしてみれば気軽に購入できる価格ではありません。ただ、インドネシアの下町を見ると多くの方が紫煙を漂わせていますので、もしかしたらより安い金額のたばこもあるのかもしれませんね。

日本人が驚くインドネシアのたばこ事情

ちなみにこの国では飲酒には年齢制限が存在しますが、たばこは年齢フリー、すなわち子供でも嗜むことが可能です。まだ幼さが残る子供が当たり前のように煙を吹かせている光景は日本と比較すればありえない、インドネシアならではの光景と言えますね。

インドネシアの物価事情と日本との比較⑥:宿泊・賃貸

宿泊費は日本よりも安い

日本と同じく宿泊費用はホテルなどの施設により違います。安いところでは10万ルピア(1000円)程度の価格で宿泊できますが、当然設備は簡素で最低限のものしかありません。 日本で言うところのビジネスホテルに該当するような、設備が一通り揃っているホテルですと100万ルピア(1万円)前後の価格帯から宿泊できます。主に観光客によって利用されているのはこの価格帯の施設ですね。

インドネシアで最上級のホテルでは

インドネシアが世界に誇る観光地バリ島にあるホテル「アナンタラスミニャック」の最も価格の高いお部屋ですと一泊約2900万ルピア(29万円)から宿泊できます。施設によって高い安いがありますので観光の際には事前にチェックしておきましょう。 価格が安いホテルはそれだけ安全管理なども杜撰なことが多いので、やはり100万ルピア(1万円)程度は宿泊予算として準備しておいた方が無難です。

サービス、コンディション共に最高のホテルでした。スパもそんなに高くないしラグジュアリー感が味わえるのでお勧めです。朝食も色々と選べるし盛り付けの感じもお洒落なのでぜひ。 滞在を楽しめる、また泊まりたいホテルです。

インドネシアに住む場合

インドネシアに本格的に移住したい場合や、ある程度長い期間滞在する場合にはアパートなどの賃貸物件を利用することになるでしょう。この国の賃貸は基本的に年単位の契約でマンスリーはありません。物件にかかる家賃はその物件の設備や広さにより違います。

家賃の水準は日本よりもずっと安い

日本で賃貸物件を検索したことがある方ならイメージがしやすいでしょう。具体的には、それなりの広さと設備がある一軒家の場合、家賃は月100万ルピア(1万円)から。そして、管理人が常駐している風呂付きで共同トイレのアパートですと月70万ルピア(7000円)から借りられる物件が多いようです。

インドネシアの物価事情と日本との比較⑦:給料

インドネシアの一般的な給料水準

例えば日本の場合には大学生の初任給で月に約20万円程度の給料が支払われます。ここから社会人一年目の若者は生活費などを支払い自活していくわけです。対して、現地に住む同世代の若者の平均的な給料は月に400万ルピア(4万円)程度とされています。

エリート層の給料水準は

日本と比較してずいぶん安い給料水準のようにも思えますが、物価が安いのでこれでも十分に生活費を賄えます。また、いわゆるエリート階級の方になるともう少しだけ給料水準が上がり、月の給料は700万ルピア(7万円)程度まで増えます。 これでも日本と比べるとまだまだ安いですね。日本の一般的な給料はインドネシアの方にしてみれば考えられないほど高給であると言えるでしょう。


インドネシアの物価事情と日本との比較⑧:税金

税金についても知っておこう

生活費に密接に関わってくるのが税金です。日本に消費税があるように、インドネシアにも生活費に課せられる可能性がある税金が存在します。日本の消費税は将来的に20%にまでなるという話もありますが、対してインドネシアはどのような税金のシステムになっているのかを簡単にご紹介しましょう。

付加価値税

この国で生活費に関わる税金というと「付加価値税」が挙げられます。基本的に、インドネシアで何か買い物をしようとすると商品価格の1割、すなわち10%の料金が税金として徴収されます。 これが「付加価値税」です。日本の消費税と比較しても少しだけ高い割合なので、ここだけ見ると「あれ?」と思われる方も多いことでしょう。

付加価値税は贅沢品にのみ課せられる

この国の付加価値税は生活費には課せられません。例えば、お米などの食品やフルーツ、野菜などを一般のマーケットで購入した場合には税金は徴収されません。付加価値税が顔を出すのは具体的には29インチ以上のテレビや大型の冷蔵庫など、高額の品を購入する場合のみです。

大きな買い物の際には事前に確認を!

この付加価値税はインドネシア政府が詳細に基準設定をしていますので、もしも現地に移住しようと考えた場合には電化製品などを購入する前に、その品にどの程度の税金が課せられているのかを確認してから買い物へ行きましょう。

まとめ

インドネシアは物価の安い国

インドネシアは日本と比較すればずっと物価が安い国だと言えます。食事をするにも買い物をするにも日本よりもずっとお得に楽しめることでしょう。 ただ、観光の際にはあまり派手に豪遊しすぎるのは禁物です。インドネシアは物価水準と同じく治安の水準も日本と比較してあまり高いものではありません。最低限の節度は保って楽しむようにしましょう!

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