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オーストラリアの物価が高い?その理由と旅行で準備すべき旅費を解説!

オーストラリアの物価について、高物価の理由を考察し、旅費にかかる概算費用を項目ごとにまとめ、例としてモデルケースも紹介しています。オーストラリア旅行には一般的にどのくらいの費用が必要かの参考になると思うので、是非ご覧下さい。
2020年8月27日
五味英司
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日本人観光客に大人気のオーストラリア

日本人に人気の観光スポットといえば、、、

人気のスポットは?

突然ですが、海外旅行に行くとしたら、皆さんはどこへ行きたいですか。趣向は人それぞれと言いますが、定番の観光地といえば、ハワイやグアムといった自然豊かで温暖なビーチですよね。ですが、十か国以上観光してきた筆者が最もおススメしているのは、ズバリ、オーストラリアです。

オーストラリアは人気上昇中

出典: https://cdn.pixabay.com/photo/2018/01/27/15/02/globe-3111395_1280.jpg

自然が豊かな国ですね。

オーストラリアを旅行先に選ぶ方は以前から多かったのですが、近年、さらに人気が増しているようです。オーストラリア政府観光局によると、日本人観光客は増加傾向にあり、一昨年度の2016年には、月によっては前年度比三割以上という増加率を記録しており、急激に人気が高まっているのです。

オーストラリア観光 人気の理由

人気の理由 その1 自然環境 

オーストラリアは星も綺麗です。

オーストラリアの魅力といえば、やはり豊かな自然ですよね。文章にすると何気なく感じるかもしれませんが、よくよく調べてみると、オーストラリアの自然環境は、驚くほどに日本人観光客にとって都合がいいんです。まず、気候は温暖で過ごしやすいです。また、日本と同じく島国であり、綺麗なビーチも広がっています。。さらに、日本からの距離も近く、直通便も充実しています。時差も一時間程しかありません。いうまでもなく、エアーズロックやグレート・バリア・リーフ等、世界遺産の中でも日本人観光客に人気の観光スポットも数多く有しています。

人気の理由 その2文化背景

多様な文化に触れられます。

自然環境だけでなく、文化的な背景からオーストラリアを選ぶ方も多いです。まず、オーストラリアは世界でも有数の親日国です。また、公用語が英語なため、英会話が得意な方や練習したい方にはうってつけです。その上、治安も良く、海外旅行が初めてという方にも多く選ばれているようです。また、アボリジニに代表される先住民の文化を尊重している面もみられる多民族国家なため、多様な価値観や民族感に触れられることも人気の要因です。

オーストラリア観光 おすすめの時期

基本的には、年中観光可能

夏がおススメです。

オーストラリアの気候は、一年を通して温暖なため、観光不可能なほどに厳しい気候にはなりません。実際、オーストラリアを訪れる外国人観光客の数は一年を通して安定して多いです。とはいえ、日本と同様に四季は存在しているので、季節に応じて防寒対策・猛暑対策は必要になります。また、気候に関しては、日本の真逆といえます。具体的には、日本が冬ならオーストラリアは夏、日本が夏ならオーストラリアは冬なります。

訪れる地域によって、ベストシーズンは異なる

美しいですね。

オーストラリア旅行に関しては、ベストシーズンと呼べる時期がありません。日本と異なり国土が広く、都市によって気候に大きな差が生じます。そのため、パースなら春、シドニーなら春か夏、ゴールドコーストなら秋、といった具合に、都市によってそれぞれのベストシーズンがあるので、具体的な行き先によって旅行の時期を決めましょう。

オーストラリア観光 準備すべきもの

オーストラリア旅行ならではのおススメの道具

変換プラグは必須です。

海外旅行となると、パスポートに航空券、現金に衣服など必要なものが多く、なるだけ荷物を減らしたいですよね。とはいえ、オーストラリア旅行の際、是非持っていって頂きたいモノが二点あります。まず一点は折り畳み傘です。オーストラリアには通り雨があります。さらに、オーストラリアの方はあまり傘をささないので、すぐに入手できるかも分からないので、一つ持っていくと便利です。そして、もう一つはコンセント変換プラグです。日本とはコンセントの形も電圧も違うので必須といえるアイテムですね。

オーストラリアの物価

オーストラリアの物価は非常に高い


オーストラリアは高いことで有名です。

オーストラリア旅行における唯一の問題は、物価であるといえるでしょう。オーストラリアの物価の高さは世界有数であり、我々日本人の感覚からすると驚愕です。通貨はオーストラリアドルで、AUドルと表記されることが多いです。1AUドルは、現在の為替でだいたい85円ほどです。問題の物価は、日本と比較すると約二倍から三倍になりますのである程度の出費は覚悟する必要があるでしょう。とはいえ、事前にしっかりとした計画を立てることで、無駄な出費を抑えられます。以下にざっくりとした目安をまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。

オーストラリアの物価が高い理由

オーストラリアの物価が高い理由 その1 人件費

日本のおよそ二倍です。

オーストラリアの物価高の理由として、一番は人件費があげられます。オーストラリアは広大な国土に対して、人口はおよそ二千四百万人と日本のおよそ五分の一。それゆえに、労働力は希少なので、比較的高い給与水準となっています。そのため、どうしても物価が高くなってしまうのです。さらに、給料平均が高いため、現地の人は物価高にもそれほど堪えておらず、物価を下げる理由もなく、高い物価に落ち着いているのです。

オーストラリアの物価が高い理由 その2 輸入が多い

輸入の多さも理由の一つです。

理由の二つ目として輸入の多さがあげられます。オーストラリアには自然資源が豊富なため原料の輸出と観光業で経済を支えることができます。ゆえに国内産業はあまり発展せず、加工品の多くは輸入に頼っています。そのため、関税と中間利益が上乗せされた価格で商品が店頭にならぶ結果になり、物価高に拍車をかけています。

物価の目安 その1 移動費

航空費はオーストラリアの物価の影響を受けないのでそれほど高くない

比較的安いといわれています。

オーストラリアは、比較的日本列島から近いので直通便も多いです。時間は十時間程が目安です。料金は航空会社や時期によって大きく変わりますが、だいたい東京・シドニー間の直通便が往復で十万円前後です。とはいえ、格安の航空会社や乗り継ぎ有りの便、早めの予約等の条件を満たせば、半額の五万円以下に抑えることもそれほど難しくありません。現地の物価が高いので、なるべく航空券は安く抑えた方がいいでしょう。

LCCを使えば国内移動は比較的安い

オーストラリアでも広く普及しています。

オーストラリアは国土が広く、また観光客が多いことから、素早く国内を移動できるLCCが充実しています。日本でも有名なジェットスターなどが頻繁に空を行き来しています。LCCを選ぶと場合によっては、国内線の十分の一ほどの費用で移動ができます。また、鉄道よりも安く移動できることもあります。ただし、鉄道と違って事前に予約して座席を抑える必要があるので旅行の日程を組んだら、早めに席を抑えましょう。可能であれば、最初にLCCの空き状況を調べて、それに合わせて現地でのスケジュールを組んでいくと、移動費を最大限節約できるでしょう。

物価の目安 その2 宿泊費

宿泊費への物価の影響は?

日本の水準よりも高いです。

宿泊費に関していうと、感覚的には国内旅行に近く、比較的オーストラリアの高物価の影響が小さいと言われています。もちろん、日本よりかは高いことが多いですが、普通に快適な部屋をとろうと思えば、100から150AUドル、日本円にして一万円ほどです。また、最近注目されているB&Bもオーストラリアにも点在しています。B&Bとは、Bed & Breakfastの略で、朝食付きの寝床を意味します。日本でいうと民宿のイメージに近く、一般家庭の部屋を提供している所もあり、アットホームな雰囲気を楽しめます。値段は通常のホテルとあまり変わらないことが多いので、節約の目的では選ばない方がよいでしょう。安く抑えたい場合は、ビジネスホテルやバジェットホテルを選べば、一人あたりの宿泊費を一日五千円ほどに抑えられます。

ドミトリーやユースホステルならより安い

非常に安価です。

さらに宿泊費を抑えたい方は、ドミトリーやユースホステルの利用をおススメします。個室なら日本円にして五千円前後、大部屋なら三千円ほどに抑えられます。自分の友人は、一度大部屋のドミトリーで財布を取られたらしく、貴重品の管理には十分気を使いましょう。

物価の目安 その3 食事の費用

食事に関する物価はどうしても高くなる

物価の影響を感じることが多いと思います。

食事にかかる費用に関しては、抑えるのが難しいです。前述したように、オーストラリアは人件費が高いので、人をほぼ必ず雇う外食産業においては、価格を高く設定せざるをえないのです。少なくとも日本の二倍、場合によっては日本の五倍程は覚悟しましょう。ふつうに定食が二千円とか三千円。ハンバーガー一個が千円くらいします。食事に関しては節約を諦め、他で費用を節約することをおススメします。


安い食事で抑えたい場合

工夫によっては抑えられます。

とはいえ、食事代を抑えたい場合もあるでしょう。そういうときは、自炊が一番です。オーストラリアにもマクドナルド等はありますが、日本ほど安いお店ではありません。ユースホステルにもキッチンがついていたり、簡単な調理ができる宿もあるので、料理が苦にならない方はスーパーで食材を買ってきて食事をしてもいいでしょう。カンガルーの肉等オーストラリア特有のモノも簡単に手に入るので、料理好きの人は楽しめると思います。

物価の目安 その4 お土産代

高物価の影響はお土産にも

いいものを手に入れたいですよね。

旅費を考慮する際、食事代や宿泊費以外にも外せないのがお土産代ですね。高物価の影響を最も感じるのは、お土産を買うときかもしれません。例えば、日本でも売られているティムタムというチョコレート菓子。実はオーストラリアの名物お菓子なのですが、現地で買うと日本の輸入食料雑貨店で買うより二倍近い値段を払う必要があります。そのため、お土産代の目安としては国内旅行の二倍ほどです。

比較的安いお店

お土産も買えます。

オーストラリアのお土産屋さんはどこも高いです。物価が高いので仕方ありませんが、少しでも安く抑えたいですよね。その場合は、空港やお土産専門点よりもスーパーマーケットを利用しましょう。オーストラリアでもスーパーマーケットは庶民の味方。安いモノを探すならスーパーが一番です。スーパーを利用することで、食事代だけでなくお土産代の節約にもなります。また、雑貨や名物のティムタム等、品揃えが豊富なため、スーパーでもお土産にしても恥ずかしくない良質なモノが売られています。オーストラリアではALDIやCOLESという大型スーパーが有名です。安い良質なモノを求めるなら、この二店の名前は要チェックです。

物価の目安 その5 その他滞在費等

トイレは無料。観光費用は比較的高い。

日本のように無料の公衆トイレが点在しています。

海外では珍しく、オーストラリアには無料の公共トイレが多く設置されています。日本とほとんど同じ感覚でトイレが点在しているので、あまり困ることはないと思います。しかし、観光に関する費用は比較的高いです。国立の博物館でも入場料だけで数千円かかることも多いです。旅費の計算においては、あまり考慮されない方が多いようですが、思いの外お金がかかるので注意が必要です。訪れる場所や旅行の日数によって大きく変わりますし、性格な料金が事前に分からないことも多いと思うので、少し高めに準備しておくと良いでしょう。

旅費の目安 モデルケース

節約を意識した場合

コツコツと安く抑えていきましょう。

オーストラリアの物価を考慮して、旅費のモデルをご紹介します。まずは、節約を意識した場合の旅費の目安を紹介します。あくまで一例ですが、バックパックを背負って、ドミトリーやユースホステルで滞在した場合を考えてみます。訪れる都市を一つ、二泊三日の旅行とした場合、およそ十万円から二十万円ほど必要になります。最も安い料金で見積もった場合の詳細としては、航空券が六万円、宿費が一万円、食事代が一万円、お土産代が五千円、観光に必要な費用が一万円。といった感じになります。ただし、以上の例は可能な限り安いサービスを利用した場合の目安なので、十五万円ほどあると、単身の短期旅行であれば安心です。

一般的にかかる旅費

あくまでも目安です。

次に、一般的な旅費の目安をご紹介します。オーストラリアに訪れる方の多くが二つの都市を訪れるようです。旅行日数は2泊から4泊が一般的なようです。ここでは、二つの都市を三泊の旅行日程で訪れた場合の旅費の概算を出してみます。一般的に、一人あたり三十万円から五十万円ほどが必要になるようです。詳細としては、移動費が十五万円、宿費が五万円。食事代が五万円、お土産代が一万円、観光に要する費用が五万ほどです。もちろん、訪れる場所等によって大きく変動しますので、あくまで目安として考えて下さい。

人気の観光都市

人気都市 沿岸部

沿岸部の街並みは綺麗ですね。

オーストラリア最大の都市です。

オーストラリアの人気都市の多くは、比較的沿岸部に多いです。その中でも人気の都市として、シドニー、パース、メルボルンがあげられます。特にシドニーはいわずとしれたオーストラリア最大都市であり、オペラハウスやハーバーブリッジという有名な建物が多くあります。

人気の都市 内陸部


内陸部には人口建築物の観光スポットが多いです。

内陸部においては、キャンベラを訪れる方が多いようです。キャンベラはオーストラリアの首都であり、国会や研究所、大学などの教育機関、国立の博物館や美術館が集中しているため、人気の都市です。沿岸部の都市と比較すると自然は多くはありませんが、人口の観光名所は豊富です。傾向としては、文化や芸術関係の観光をしたい方に選ばれることが多いようです。

人気の観光スポット

世界遺産

壮大です。

オーストラリア観光の定番は、なんといっても世界遺産のエアーズ・ロックとグレート・バリア・リーフです。ハイキングや登山が好きな方はエアーズ・ロックは憧れですよね。様々なツアーが組まれており、三千円から二万円ほどのプランが多いです。自然の中で食事をしたり、寝袋で寝たり、ウルル国立公園を散策するなど、内容はツアーによって異なります。また、ケアンズやグリーン島周辺のグレート・バリア・リーフも必見のスポットです。クルージングやヘリコプターでの遊覧飛行、ダイビングやマリンスポーツなど、こちらも様々なプログラムが組まれています。エアーズ・ロックと比較すると、観光に要する費用は高額で、半日で十万円以上することも多いです。

オペラハウス

夜は一層綺麗ですね。

オーストラリアの観光といえば、オペラハウスを思い浮かべる方も多いでしょう。白とクリーム色のタイルで外観が造られており、美しい造形美から世界的な人気を博しています。ユネスコの世界文化遺産にも登録されており、十四年もの長い歳月をかけて造られた建築物としても知られています。また、同じ都市にはシドニー湾にまたがるハーバーブリッジもあり、オペラハウスと並んでシドニーの象徴となっています。

人気のお土産

お土産に人気のモノ 雑貨関連

オーストラリアの定番の石です。

鮮やかな装飾が施されています。

オーストラリアのお土産として、アボリジナル雑貨を選ぶ方が非常に多いです。アボリジナル雑貨とは、オーストラリアの先住民であるアボリジニの文化を色濃く反映した雑貨のことを指し、鮮やかな色が特徴的です。アボリジナル雑貨の多くは布製品であり、タオルや衣服、コースターなどの人気が高いです。手作りのモノも多く、比較的お値段は高いことが多いです。また、オパールもオーストラリアの名物としてお土産の定番です。格式高い感じがしますが、安いモノも多く、値段はピンキリだと言われています。もちろん、宝石の一種なので、安いとはいっても旅費の節約を意識するなら違うモノを選んだ方が得策でしょう。

お土産に人気のモノ 食料品

様々な種類があります。

お土産に食料品を選ぶ方も多いと思います。オーストラリアにもお土産にうってつけのモノがたくさんあります。また、比較的安いモノが多いので、旅費の節約にはおススメのお土産です。前述したように、一番の定番はチョコレート菓子のティムタムです。現地では様々な種類の味が売られており、日本人にも大人気のお菓子ですね。ただ、筆者の一番のおススメは様々なジャーキーです。定番のビーフジャーキーはもちろん、オーストラリアではスーパーでもワニやカンガルーのジャーキーが売られています。人気の理由としては、珍しさもありますが、味も美味しいです。ただ、人によってはクセを感じるようで、苦手な方は一定数いらっしゃいます。万人受けする食品としては、紅茶かコーヒーがおススメです。オーストラリア限定の商品も多く、上品なお土産としてよく選ばれています。

オーストラリアの治安 旅行中の注意事項

オーストラリアの治安は良い

比較的安全です

旅行においては、旅費だけでなく治安も気になると思います。ただ、オーストラリアに関してはあまり心配はいりません。物価と違い、治安の面は大変観光客にありがたい国だといえます。冒頭にも書きましたが、オーストラリアは世界有数の親日国なので、日本人である我々にとっては安心できる国です。